不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
まだら模様
こんばんはです。

寄り前に発表された8月機械受注統計は前月比5.7%減となり、
市場予想を下回るだけでなく、3カ月連続でのマイナス・・・
9月末に発表された8月鉱工業生産も2カ月連続でのマイナス・・・
4-6月期GDPもマイナス成長・・・
しかしながら9月調査の日銀短観は足元&先行きDIともに悪化はしたものの、
設備投資計画は堅調・・・企業業績見通しも前回調査を上回る・・・

8月消費支出は3カ月ぶりのプラス・・・
8月実質賃金は2カ月連続のプラス・・・
(8月消費者物価は2年4か月ぶりのマイナス(コアコア以外)
小売の9月までの月次は好調持続・・・
8月訪日外国人客数も好調持続・・・
しかしながら本日発表されたセブン&アイの決算は下方修正、
ファストりの決算は市場予想を下回る・・・

本日発表された9月景気ウォッチャー調査の現状判断DIは2カ月連続の悪化・・
しかしながら先行き判断DIは50割れながら4カ月ぶりに改善・・・

何だか我が国のマクロ指標はチグハグな結果となっておりますが、
先行きについては意外と明るさも窺えると言えますし、
国内の個人消費についても足元は堅調であり、
街角(国内)の先行きの景気マインドもやや改善傾向ではありますが、
足元の街角の景気マインドだけは未だ低調ということです。

そして企業業績については、外需は足元も今期見通しも強気ですが、
内需・インバウンド関連企業は、頭打ちとまでは言わなくとも、
期待を上回ることが打ち止めの兆しを感じるものがチラホラ・・・
という感じでおます。

そんなまだら模様な国内状況であろうとも、
強気見通しに変わりのない黒ちゃん、気合いで拳を振り上げる安倍ちゃんマン、
一方、本日の決算会見で、日本の消費は決して良くない、むしろ停滞・縮小・・・
と言っているファストリの柳井はん・・・

なんでしょう・・・イマイチ真の姿が分かり辛い状況ですが、
先行きも含めてスッキリと堅調だとは言えないことは確かでおます。

だからこそ、日本の景気が失速する・・・ヤバいぞ・・・とも言えるのですが、
黒ちゃんの追加金玉緩和への期待、強気な企業業績への期待さえ続くのであれば
需給環境も良好なので、国内目線での下値は限られていると思えますが・・・

そういう意味では、本日は債券が軟調だったので(金利上昇)、
動きとしては追加金融緩和期待が薄れていたとも言えますし
SQ前、機械受注等の低調なマクロ指標、6連騰明けでもあっただけに、
日本株が低調だったのも仕方ないとは言えますけどね。

昨夜の米国についても、結果的に米株高で帰って来たものの、
米債券安(米金利上昇)・ドル高となれば、
米株安、原油安(商品安)等の利上げアレルギーを発症する場面があり、
やはり現在の米国は、市場とFRBの金融政策(利上げ)の方向性が一致しないと、
市場だけの利上げ先送り万歳相場は、
いつ崩れてもおかしくないという敏感な状況に変わりは無いと言えます。

そして日本についても、黒銀(日銀)&市場と実体経済に乖離が見られるので、
米国と同様、追加金融緩和期待万歳相場は、いつ崩れてもおかしくないと言えます

以上の通り、日米共に金融政策スタンスに対する受け止め方が、
チグハグな状況が続いており、市場も敏感な状況が続いておりますので、
とにかくチグハグが解消されない限り、
何かきっかけ(口実)となるイベント等があれば、
上にも下にも敏感に振れることになるだけに、シンプルに見るならば・・・
日米共に債券の動きを見ておけばいいでしょうけど、
きっかけ(口実)となるイベントとしては、
今夜は低調だった雇用等統計に対してどうなのかという米新規失業保険、
債券市場が米金融政策の方向性をどう受け止めているのかという意味での米債入札
雇用統計以前分なので、大して重要ではないともいえるFOMC議事要旨、
そんな過去のFOMC議事要旨よりも、雇用統計を受けたFOMCメンバーが、
年内利上げ見通しから掌返しをするのか注目とも言える3連銀総裁の講演、
減益予想の米企業決算ラッシュの皮切りとなるアルコア決算、
そして余計?なことを決めそうなG20(課税逃れ対策等)、
明日の我が国ではSQを迎え、本日イマイチな決算を発表し、
指数寄与度の最も高いファストリと良からぬコラボをするのかが注目です・・・

基本的にファストりは月次も業績もへったくれも無く指数ありきな動きですが、
7&Iも下方修正しただけに、ファストりを悪用してもおかしくないです。
しかも今週末は3連休ですから、今夜の米国が荒れ模様で帰ってくるようだと、
過剰な悪乗りに見舞われてもおかしくはないです。
明晩は石油掘削リグ稼働数だけでなく、またしても2連銀総裁講演、
余計なお世話な事を言うIMFと世銀絡みの会合もあり、
我が国が休場の週明けにも3連銀総裁の講演もあります。
ついでに言えば北のカリアゲクソ野郎国家は11日が労働党創建70周年であり、
一応、カリアゲミサイル(長距離ロケット)を撃つとも言ってます。

ということなので、明日のスタンスとしては、特に変更はないですけど、

三連休跨ぎでの持ち越し短期勝負の方については、
以上の通り、日米の金融政策に対するチグハグな受け止めが解消されない限り、
引き続き、その日限りの勝負に留めるのが無難ではありますが、
シンプルに米債券高・ドル安という利上げ先送り観測な動きと共に
我が国も米国以上の債券高(:追加金融緩和期待)金利低下)によって、
円安が維持されていれば、実態経済と乖離した金融政策だけの期待だけであろうと
薄商いであろうとも、リスク覚悟で今の流れに乗るのはありですけどね・・・
(需給環境は依然として良好ですからね)

腰を据えて勝負をする方については、
アベノミクス当初から構えている人にとって、現在の揺れは大した事では無いので、
どこかの火種が爆発して、リーマンショック級の悪夢が再来し、
1月安値でもゴリゴリと割らない限り、王者の風格で構えておけばいいです。

新規で腰を据えて参戦する方については、
日米の金融政策に対するチグハグな受け止めが解消されてから
参戦しても遅くはないと思いますが、
1月安値までの下振れリスクを覚悟の上でならば参戦すればいいでしょう。
再び雇用統計以前の状態へと戻り、
単なるリスクオフ(米株安・債券高・ドル安)での1月安値まで・・・
という可能性はまだ十分に有り得ますからね。
ただし1月安値を割れば、腰を据える覚悟での総員出撃でいいと思います。

新興市場については、資金流入の動きもありますが(今日は流出の動きでしたが)、
シンプルに考え、バンジージャンプの様に伸びたゴムの伸縮(揺れ)が収まるか、
ゴムを引っ張り上げるようなこれまでのリスクオフ局面以上の商いを伴った上昇が
「継続」しない限りは、その日限りの勝負に留めておきましょう。
現在は一日の値幅は大きく、局地的な賑わいも多いので、
日当稼ぎでも十分でしょうからね。

割安中小型銘柄については、腰を据えるのが大前提ならば、
1月安値までの下振れリスクを覚悟の上で大いに参戦していけばいいでしょうけど、
10月後半から中間決算も控えており、来期目線に移りつつありますから、
来期も考慮しての銘柄選別は必要ですけどね。

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コメント

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かつち | URL | 2015-10-09-Fri 05:34 [編集]
おはようございます。
なかなか、相場が読めない状態と言うことですが、文面にあった『日米共に債券の動きを見ておけばいいでしょう』の部分について、御指南いただけないでしょうか?

どのように数字が変化したら、どのような影響が考えられるのか小生にお教えしていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
かっちさんへ
マーケット番長 | URL | 2015-10-09-Fri 07:54 [編集]
> おはようございます。

おはようございます。

> なかなか、相場が読めない状態と言うことですが、文面にあった『日米共に債券の動きを見ておけばいいでしょう』の部分について、御指南いただけないでしょうか?
>
> どのように数字が変化したら、どのような影響が考えられるのか小生にお教えしていただければと思います。
> よろしくお願いいたします。

確かにザックリ書きすぎでしたね。
数字的にどのあたりの水準とは明確ではないですが、
今は海の向こうが米国の利上げ先送り好感モードであり
我が国は追加金融緩和期待モードですから
米国が債券安・ドル高、我が国は債券安・円高、
新興国は通貨安、原油安(商品安)、これらが進行するようだと、
再び利上げアレルギーが再燃したり、利上げの方向感が不透明だという理由で、
不安定な状況に陥るということです。
従って上記の状態とならない限りは、心配することないと言えます。
ちなみに昨夜は米債券安以外は落ち着いていたので、
今のところは落ち着いていると言えます。
SQ通過とユニクロで維持できればいいのですが。

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