不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
大トリの「女心と秋の空」に向けて、国内外共に大一番ウィーク。
こんばんは。

屁をこきながら記事を書いていたら、コーヒーを飲んだせいなのか眠くならず
すっかり書き終えてしまったので、深夜の更新となります。

さて、いよいよ今週は大一番を迎えます。

かつてリーマンショック等の危機を引き起こした強欲の秋となるのか、
それともほしのあき・・・ではなく、天(株)高く馬肥ゆる秋もしくは実りの秋となるのか
それもこれもイエレン・オブ・ジョイトイ(FRB議長)のサジ加減次第・・・
まさに「女心と秋の空」とも言える週でおます。

未だに8月半ばからのリスクオフの原因が何なのか明確になってまへんけど、
何だかんだ言っても米株安だけでなく、中国の景気失速懸念、
新興国・資源国の資金流出、原油を始めとする商品安は、
利上げに向かう米金融政策が原因ですから、
今週のFOMCにて米金融政策の方向性がハッキリすることで、
リスクオフが収束するのか、加速するのか・・・
ついでにリスクオフの原因が米金融政策(利上げ)だったのか、
それとも中国への懸念だったのかも切り分けられるでしょう。
(習近平国家主席の訪米も中旬以降に予定)
実は日本売りだけが残ったというオチになっても困りますけどね(笑)

そんな国内目線でも今週は、
黒ダヌキとゆかいな仲間達会合(金融政策決定会合)を控えており
最近はすっかり「安保ちゃんマン」と化している「安倍ちゃんマン」が、
やっとこさ元に戻ってくれる(経済に目を向けてくれる)だろうと、
期待出来る安保法制の採決が予定されており、
さらに最近では最注目の国内経済指標と化している訪日外国人客数も発表され、
週明けには四季報も発売(CDーROM版は発売済)されたりと盛り沢山でおます。

以上の様なテンコ盛りの大一番となる今週を控えた週末時点の状況に加え、
今週のスケジュール等も加味しながら、展望を占って参りますので、
まずはいつも通り、今週のスケジュールからご覧下さい。
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国内海外
14(月)8月首都圏マンション発売(13:00)ユーロ圏7月鉱工業生産(18:00)
7月第三次産業活動指数(13:30)ポーランド7月経常収支(21:00)
7月鉱工業生産・改定値(13:30)OPEC月報
参院安保法案特別委で集中審議(9:00)EU各国の中東移民担当閣僚会合
 ※安倍首相出席国際原子力機関(IAEA)理事会(7-18日)
安保法制が60日ルールで再可決可能に国連強制失踪委員会第9回会期(7-18日)
 ただし与党は使わず参院での成立をノワイエ仏中銀総裁講演(16:00)
 目指す方針。
 ※16-18日に採決予定。17日が濃厚習近平・中国国家主席が訪米予定(下旬?)
日銀金融政策決定会合1日目
日・EU、EPA交渉(13-18日)人民元基準値発表(10:16)
日・米中西部会日米合同会議(13-15日)
翁長沖縄県知事が辺野古埋立ての(休場)イスラエル(ユダヤ新年休(13-15日)
 承認を取り消す方針を表明予定 ※イスラム圏は15日前後から巡礼月入り
川内原発への核燃料搬入終了予定
福島第1原発で浄化地下水の放出開始
箱根山の警戒区域縮小や通行規制の
 一部を解除、温泉供給保守再開予定
財務省国債投資家懇談会(10:00)
東芝が2015年4-6月期決算を発表
四季報発売日
(IPO)ピクスタ
(決算)
東芝、アスクル、神戸物産、クロガネヤ
正栄食、OS映、太洋基礎、山王
エニグモ、プラネット、ジャストプラ
サンバイオ、アルデプロ、コンフォリア
15(火)2市場信用取引残高(16:00)豪中銀金融政策会合議事要旨(10:30)
豪8月新車販売台数(10:30)
閣議、閣議後会見仏8月消費者物価(15:45)
与党と維新が安保法案の修正協議(8:30)トルコ7月財政収支(17:00)
参院安保法案特別委中央公聴会(13:00)英8月消費者物価(17:30)
金融審決済業務高度化に関する独9月ZEW景況感調査期待指数(18:00)
 ワーキンググループ会合(13:00)ユーロ圏9月ZEW景況感調査(18:00)
地方創生RESASフォーラム2015(13:00)ユーロ圏7月貿易収支(18:00)
 ※石破地方創生担当相基調講演(13:10)米8月小売売上高(21:30)
LIXILグループが中期戦略発表(14:30)米9月NY連銀製造業景気指数(21:30)
ベトナム共産党書記長訪日(15-18日)米8月鉱工業生産(22:15)
日中韓準備会合(ソウル)米7月企業在庫(23:00)
日銀金融政策決定会合2日目第70回国連総会開会(15-10月6日)
 ※金融政策発表(昼前後)米議会でIMF改革案採決見通し
 ※黒田日銀総裁会見(15:30) 否決ならば月末までに暫定案の採決予定
ハンガリーが移民らの大量流入を受け
(IPO)アイビーシー 非常事態を宣言する可能性
フランクフルト国際自動車ショー(15-27日)
(決算)ビスコ伊中銀総裁講演(16:00)
アークランドサカモト、銚子丸パドアン伊財務相講演(16:00)
ウインテスト、HCMチリ中銀政策金利発表(30:00)
人民元基準値発表(10:16)
人民銀の公開市場操作(10:16)
(休場)イスラエル
16(水)8月訪日外国人客数(14:00)NZ4-6月期経常収支(7:45)
9月日銀金融経済月報(14:00)英8月失業率(17:30)
 ※7月日銀版コアコアCPIユーロ圏8月消費者物価・改定値(18:00)
8月工作機械受注・確報値(15:00)米MBA住宅ローン申請指数(20:00)
プログラム売買状況(15:30)米8月消費者物価(21:30)
基準地価公表米9月NAHB住宅市場指数(23:00)
米週間原油在庫(23:30)
参院安保法案特別委地方公聴会(13:00)
参院安保法案特別委で採決予定(16日-)デベル豪中銀総裁補佐講演(8:30)
 ※遅くとも18日までに採決見通しタイ中銀政策金利発表(16:30)
 ※17日が濃厚コテ加中銀副総裁講演(26:05)
ベトナム共産党書記長訪日(15-18日)FOMC1日目
 ※安倍首相と首脳会談(午後)第70回国連総会(15-28日)
新国立競技場整備計画経緯検証委(15:30)米共和党大統領候補者テレビ討論会
20年債入札(12:45)人民元基準値発表(10:16)
(市場変更)ガンホー(JQ→東1)独30年債入札
(決算)ツルハHD(決算)フェデックス、オラクル
(休場)マレーシア、メキシコ
17(木)8月貿易統計(8:50)NZ4-6月期GDP(7:45)
対外対内証券売買契約等の状況(8:50)ECB月報(17:00)
8月民生用電子機器国内出荷(14:00)ユーロ圏7月建設支出(18:00)
投資主体別売買動向(15:00)米新規失業保険申請件数(21:30)
8月半導体製造装置BBレシオ(16:00)米4-6月期経常収支(21:30)
米8月住宅着工件数(21:30)
参院安保法案特別委で採決予定(16日-)米8月建設許可件数(21:30)
 ※遅くとも18日までに採決見通し米9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(23:00)
 ※17日が濃厚8月北米半導体製造装置BBレシオ(31:00)
全国証券大会(15:00)
 ※黒田日銀総裁挨拶(15:35)インドネシア中銀政策金利発表(15:00)
ベトナム共産党書記長訪日(15-18日)スイス中銀政策金利発表(16:30)
東京ゲームショウ(17-20日)FOMC2日目
 ※政策金利、経済見通し発表(27:00)
(IPO)ブランジスタ ※イエレンFRB議長会見(27:30)
第70回国連総会(15-28日)
(決算)クスリのアオキ
米議会のイラン核合意承認期限
 ※承認見通し
(決算)
アドビシステムズ、ゼネラルミルズ
(休場)インド
18(金)日銀金融政策決定会合議事要旨(8:50)中国8月住宅価格(10:30)
 ※8月6-7日分ユーロ圏7月経常収支(17:00)
8月粗鋼生産(14:00)イタリア7月経常収支(17:30)
8月全国百貨店売上高(14:30)加8月消費者物価(21:30)
米8月CB景気先行総合指数(23:00)
閣議、閣議後会見米石油掘削リグ稼働数
参院安保法案特別委で採決予定(16日-)シカゴIMM通貨先物ポジション(9/1時点分)
 ※遅くとも18日までに採決見通し
 ※17日が濃厚スティーブンス豪中銀総裁議会証言(8:30)
地方創生RESAS地域セミナー(12:30)SF連銀ウイリアムズ総裁講演(26:30)
 ※北陸 ※中間派、投票権有
金融グループを巡る制度のあり方にセントルイス連銀ブラード総裁講演(28:30)
 関するワーキンググループ会合(15:30) ※タカ派、投票権なし
電気料金審査専門会合(17:00)第70回国連総会(15-28日)
ベトナム共産党書記長訪日(15-18日)
新型インフルエンザ対策に関する小委米メジャーSQ
 感染症部会
東京ゲームショウ(17-20日)米10年インフレ連動国債入札(26:00)
ラオックス8月月次売上高発表予定?(休場)チリ
 ※5連休明けの24日になる可能性も
19(土)5連休入り(シルバーウィーク入り)第70回国連総会(15-28日)
東京ゲームショウ(17-20日)
20(日)東京ゲームショウ(17-20日)ギリシャ総選挙
第70回国連総会(15-28日)

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以上の通りテンコ盛りなので、さらに重要なイベントを抽出すると以下の通りです
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13日 中国 経済統計
         新月

14日 国内 安保法制「60日ルール」適用日 ※採決は17日が濃厚
         参院安保法案特別委で集中審議(安倍首相出席)
         日銀金融政策決定会合1日目、四季報発売、東芝決算
     欧州 EU各国の中東移民担当閣僚会合
     原油 OPEC月報

15日 国内 日銀金融政策決定会合2日目、黒田日銀総裁会見
         参院安保法案特別委中央公聴会
     欧州 独&ユーロ圏9月ZEW景況感調査
     米国 米8月小売売上高
     世界 国連総会開幕(15-28日)

16日 国内 8月訪日外国人客数、参院安保法案特別委地方公聴会
         安保法制採決見通し ※18日までに採決見通し、17日が濃厚
     米国 米8月消費者物価、フェデックス決算、FOMC 1日目
     原油 米週間原油在庫

17日 国内 安保法制採決見通し ※18日までに採決見通し、17日が濃厚
     米国 FOMC 2日目、イエレンFRB議長会見
     原油 米議会のイラン核合意承認期限 ※承認見通し

18日 国内 安保法制採決見通し ※18日までに採決見通し、17日が濃厚
         8月全国百貨店売上高
     中国 中国8月住宅価格
     米国 メジャーSQ(クアドラブルウィッチング)
     原油 米石油掘削リグ稼働数

19日 国内 5連休入り ※23日(水:彼岸)まで

未定 習近平国家主席が訪米(中旬~下旬頃の予定)
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以上のスケジュールと週末時点の状況も加味しつつ、展望を占って参ります。

★米国及び原油を始めとする商品

週末時点の状況としては、米債券高(米金利低下)・ドル安・米株高となったので、
市場の動きとしては、米金利水準を始め利上げ先送り観測が強くなっておりますが
米株はかなり薄商いであり、VIXも低下したとはいえ23.2ですから、
まだまだ気迷いの窺える状況ではあります。

とりあえず週末時点の利上げ先送り観測のままでFOMCへ突入し、
しかも利上げに踏み込まれてしまうと、さすがに反動が出るでしょうし、
かといって観測通りの先送りは、市場関係者の意見では好感されるとのことですが、
果たしてそうなんでしょうか・・・

思い切って来年まで先送りならば好感されるでしょうけど
中途半端に年内となると、ただでさえ週末時点で中途半端に先食いしているだけに
再び利上げできない経済環境だと解釈されてリスクオフが再発したり、
もしくは近々には利上げという解釈でウダウダが続くことに・・・
(12月説については、クリスマスを前に波乱起こすのかという疑問もあります)

つまり今のままでは、FOMCがどちらの結果になろうともリスクがあるというです。

せっかく株価だけは時間を掛けて調整してきたのですから、
債券とドルにはFOMCがどちらに転ぼうともリスクの低い、
利上げ観測な動き(債券安・ドル高)のままでFOMCを迎えて頂きたいものです。

まぁただの希望なので、とにかく現時点では、
米株はまだしも、米債とドルは中途半端にリスクが高くなっていると言えます。

ちなみに原油を始めとする商品についても、やや底打ちの動きとも言えますが、
悪く言えば米債とドルと同様、中途半端にリスクが高くなっていると言えます。

ということなので、今週は16-17日のFOMCを前に、14日にOPEC月報
15日には小売売上高、16日には消費者物価、フェデックス決算、週間原油在庫
17日には米議会のイラン核合意承認期限(承認見通し、織り込み済?)
といった盛り沢山なイベントもありますが、
今週の大トリは米MSQの前日でもあるFOMCで間違いないので、
これらのイベントは一過性の反応に留まり、
米金融政策と共に市場の方向感が決まるのはFOMCの結果次第でしょう。


★中国

もはや実体経済とどこまで乖離しているのかさえわからない中国市場は、
金融政策や株価対策効果なのか、上海株は踏ん張っているものの、
商いはすっかり細り気味であり、本格反発の動きまでは見えまへん・・・
CDSも再び上昇しています(SHIBORは金融政策効果?で一服中です)。

ただし中国四千年級に積み上がっていた信用買い残はかなり整理されており、
バリュー面においても数値の正確性や将来性はともかく、
先進国・新興国と比べても遜色のない水準にまでは下がっております。

最も不透明で懸念されている実体経済の失速については、
当局が景気対策を打つと表明するものの、今のところは具体策は見えず、
自ら正直に認めたバブル崩壊と今後5年間は苦難の道という懸念も含め、
払拭できたとは言えない状況です・・・

従って具体策の出て来るであろう10月の5中全会、
もしくは中国の失速懸念に火に油を注いだのは利上げを窺う米金融政策ですから
今週のFOMCで利上げの方向性が決まること、さらにその後の習近平の訪米、
いずれかによって中国の懸念が払拭される可能性はあります。

しかしながら繰り返し書いている通り、強欲の秋となったリーマンショックの様に、
信用不安を招く必須条件である規模や実態のわからない悪材料という面は、
この国には満載であり、しかも自ら認めたバブル崩壊と今後5年間の苦難の道、
さらにGDPの透明性を高めると表明したことからも、
メンツをかなぐり捨てて、恥をかくのも厭わない姿勢に転じるようだと、
本日発表される経済統計を含め、ドエライ膿み出しが始まる恐れはあります。

そうなると習政権が危ないとも言えますが、習近平が中旬以降に訪米した際に、
景気失速は米金融政策(利上げ)のせいだと言い掛かりを付ければ、
国内向けの言い訳にはなりますし、習政権が敷いて来た腐敗根絶、倹約についても
景気失速の槍玉に上げることが出来るだけに、
いつ恥も外聞も迷惑も顧みず、膿み出しをしてくるのかという怖さはあります。

だけに・・・本日の経済統計が怖い気もしますが、
先週発表された貿易収支を見る限りでは、まだメンツ優先感が感じられるので、
それなりに水増ししてきそうですが・・・
とりあえず本日の経済統計が膿み出しの様なドイヒーな数値となれば、
週明けは御用心ですが、少々悪い程度では出尽くしとなる可能性があると共に、
政策期待も高まるでしょうし、かと言って良い結果になろうとも、
水増しだとかFOMC待ちという解釈になり兼ねないので、
結局は週明けの反応を見て判断するしかないでしょう。


★新興国・資源国

週末時点の状況としては、依然として通貨安を始めとする資金流出は続いており、
CDSも上昇しており、結局は利上げを窺う米金融政策が原因なので
FOMCの結果待ちと言えます。

ただし、見ての通り利上げは織り込んだとも言えるくらいに症状が進行しているので
先日のG20にて新興国各国の財務相や中銀総裁も言っていた通り、
FOMCで利上げに動いたとしても、織り込み済みとなりそうではありますし、
利上げ先送りとなれば、素直に好材料となる可能性もありますが、
中途半端に年内の利上げとかになれば、近々利上げだということで、
結局は症状が継続しそうではあります。


★ユーロ圏

利上げを窺う米国とは違い、我が国と同様、金融緩和真っ只中のユーロ圏は、
先週末時点では、これまた我が国の山本議員による追加緩和示唆と同様、
ドラギECB総裁による追加緩和の示唆によって、債券高は維持されているものの
株安・ユーロ高というプチリスクオフモードとなっております。

もしかして米国が利上げを視野に入れていることで、
日欧のドーピング効果が・・・という嫌な予感がしなくも無いですけど、
今週のユーロ圏はこれといったイベントもないので、
経済的に密接な中国の動向と大トリの米FOMC次第と言えるでしょう。

ユーロ圏独自の中期的な気掛かりとしては、
シリア難民の流入問題からの中東&テロリスク
そして月末に控えるスペインのカタルーニャ州選挙が、
これまでのギリシャの顛末を見て、緊縮に反対する動きが過熱するだけでなく、
スペイン特有の(財政における)自治州制度もあり、
独立機運が過熱するようだと、週末のギリシャ総選挙に影響するだけでなく、
同じく緊縮を受け入れているポルトガルにも飛び火して、
懲りないユーロ圏のソブリンリスクが再燃する可能性も無きにしもあらず・・・
10月4日にポルトガル総選挙、年末にスペインの総選挙も控えているだけに・・・


★日本

我が国の週末時点の状況としては、金融緩和真っ只中チームの欧州と同様、
追加緩和の示唆による債券高は維持されているだけでなく、
直近では円安が進んでいるものの、シカゴ日経平均先物の清算値は18090円・・
依然として本格反発とは言えない状況でおます。
ユーロ圏の項でも書きましたが、米国が利上げを視野に入れていることで、
日欧のドーピング効果が・・・という嫌な予感がしなくも無いですけどね。

嫌な予感はともかく、昨日発表された8日時点のシカゴIMMの円売りポジを見ると、
6552枚というほぼ今年最低&アベノミクス開始以来の低水準であり、
9日以降に円安が進んだとは言え、円安余地がかなり拡大していると言えます。
裁定買い残についても、9日時点で約2兆円(14.8億株)という超低水準ですから
先週末のMSQ通過も相まって、いつ円売り・先物買いが加速してもおかしく無いです
さらに高水準な空売り比率の買い戻し期待もあり、日銀やクジラの買い支え観測、
記録的な売りだった外人さんのとんぼ返り期待もあるので、
需給環境としてはきっかけさえあれば、いつ本格反発となってもおかしくないです。

バリュー面においては、数値的には十分に割安だとは言えますが、
中国・新興国を始めとする海の向こうのマクロ環境への懸念だけでなく、
国内の足元のマクロ環境は、GDP等を見ればわかる通り失速しており、
7-9月期以降についても、設備投資、マインド系等の経済指標から、
悪化している可能性も残っており、先行きの懸念が払拭されたとは言えないせいで
足元が好調なミクロ面(企業業績)でも先行きの懸念が台頭しつつあり、
数値的な割安感がアテにならなくなっております・・・

しかしながら最新版の四季報で前号からの通期業績見通しの修正を見ると、
減額修正されているのが約15%、増額修正は22%、変更無しが63%ですから、
ミクロ面(企業業績)での好調は維持されてると言えます。
ただし8月の堀北ショック以降が加味されたデータなのかはわかりませんので、
額面通りには受け取れませんが、今はきっかけ待ちではありますから、
マクロは怪しいけどミクロはしっかりだと都合良く解釈されてもおかしくはないです。

そして黒光り銀行(日銀)の金融政策面においては、
先日の山本議員の軽口も追い風に追加金融緩和期待が高まっており、
FOMC前である今週の可能性は低いものの、次回の会合(10月)であったり、
FOMCが利上げに動いた後という観測が蔓延しつつあります。
黒ダヌキさん自身は7-9月期のGDPは持ち直すと言っているのも事実なので、
かなり怪しい部分はありますけどね。

財政政策については、冒頭でも書いた通り、安保法制に熱が入り過ぎ、
「安倍ちゃんマン」が「安保ちゃんマン」となり、経済は置き去りがちでしたが、
今週はいよいよ安保法制の採決となるので、同時に「安倍ちゃんマン」へと戻り
改めて経済重視の姿勢に戻ったと受け止められれば、
新たな景気対策への期待も高まると同時に、渾身の郵政上場も控えていることで
クジラをムチ打って株価を下支えするとの期待も高まります。

以上の通り、国内はマクロ面での足元の失速懸念だけが払拭されておりませんが、
海の向こうで中国が爆発せずにFOMCで落ち着き、
さらに安倍ちゃん黒ちゃんへの期待が高まれば懸念は和らぎますので、
きっかけさえあればいつでも反発してもおかしくない状況でおます。

そんなきっかけがどれなのかといえば、上記に書いた海の向こうの状況通り、
大トリであるFOMC次第で、米金融政策と共に市場の方向感も決まるでしょうけど、
まずはもう一つの海の向こうの主役でもある中国が本日発表する、
経済統計を受けての週明けの反応が、一発目のヤマ場でおます。
その後はFOMCまで、米小売売上高を始めとする米経済指標を受けて
一喜一憂する相場が続きそうではあります。

国内でのFOMCまでのイベントとしては、
先に述べた明日の四季報発売(東芝決算も)、
15日には日銀金融政策決定会合&黒ちゃん会見、
16日にはすっかり最近の国内の最重要経済指標と化している訪日外国人客数、
16-18日にかけての安保法制採決(FOMCと同日の17日採決が濃厚)
17日の黒ちゃん講演、といったところなので、
FOMCまでという目線では、週明けの中国が落ち着いていれば、
先日も書きましたが国内目線での都合のいい堅調な展開もあり得ると言えます。
もちろん黒ちゃんがまさかのバズーカをぶっ放せば、都合のいいどころではなく、
FOMCを前に日本株が噴火するでしょうけど、さすがに今回はぶっ放さないでしょう

ちなみにFOMCを前にというのは、
私はFOMC以降は落ち着くと見ているということです。
当然ながら私の観測とは逆に、もしFOMCを通過しても落ち着かなければ、
中国が原因、もしくはまさかの単なる日本売りと言う可能性が高まるので
その時は1月安値も視野に入れなければなりませんけどね・・・。

ということなので、明日のスタンスとしては・・・

持ち越しの短期勝負をする方については、以上の状況を頭に描きつつも、
シンプルに捉え、バンジージャンプのように伸びたゴムの伸縮(揺れ)が収まるか、
これまでのリスクオフ局面以上の商いを伴った上昇が継続しない限り、
ただのリバウンドに過ぎないと判断して、その日限りの勝負に留めておきましょう。
その日限りの勝負だけでも十分に賄えるだけの揺れ(値幅)もありますから、
基本的にはFOMCまでは無難に日当稼ぎに勤しんだ方がいいです。

ただし本日の中国の経済統計を受けて、明日が落ち着いているのであれば
先に述べた国内目線での都合のいい展開もあり得ますので、
FOMCまでという目線で勝負したい方は御自由にどうぞ。

腰を据えて勝負をしている方については、アベノミクス当初から構えている人は、
現時点の揺れは大した事では無く、週明けの中国もしくはFOMC以降に、
リーマンショック級の悪夢が再来して1月安値でも割り込まない限り、
王者の風格で構えておけばいいですが・・・
新規で腰を据えて参戦する方については、
シンプルに捉え、バンジージャンプのように伸びたゴムの伸縮(揺れ)が収まるか、
これまでのリスクオフ局面以上の商いを伴った上昇が継続しない限り、
基本的には来週のFOMC以降の方向感を見極めてから動けばいいでしょう。
もし1月安値を割るようであれば総員出撃でもいいです。

ちなみに私と同様、FOMC以降をポジティブに見据えている方は、
1月安値までのリスクは覚悟の上でならば、参戦するのは自由でおます。

新興市場については、やや資金流入の動きもありますが、
シンプルに捉え、バンジージャンプのように伸びたゴムの伸縮(揺れ)が収まるか、
これまでのリスクオフ局面以上の商いを伴った上昇が継続しない限り、
ただのリバウンドに過ぎないと見て、その日限りの勝負に留めておきましょう。
こちらもその日限りの勝負だけで十分に賄えるだけの値幅がありますからね。

割安中小型銘柄については、腰を据えるのが大前提ならば、
大いに参戦していけばいいでしょう。

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コメント

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金融政策ウィーク
つかさ | URL | 2015-09-13-Sun 20:40 [編集]
こんばんはです。

重要週間になりますね。
金融緩和するとすれば日米リレー可能な、昨年同様の10月かなと以前から思っていましたが、
某議員の軽口が引っかかります。
もしかして今回の9月15日にも・・・と昨日あたりから少し頭によぎってきました。
今回の豪雨被害はかなりなものだと思いますし、
景気マインドをマイナスに戻さぬよう黒だぬきさんなら間髪入れず、裏を返した行動をしそうにも見えます。
今回予想通り現状維持だろうとも、会合時間を長引かせ思惑を市場に印象付ける事くらいはしそうです。
(先日の壮大な踏み上げがあっただけに売り方は動きにくい?)
まあ日本目線だけの半分妄想ですが・・・・。

FOMCが本丸でしょうが、どちらに転んでも一端の売り疲れはありそうです。

久々の床屋親父も相変わらずのキャラ全開で楽しく読ませていただきました。
では
つかささんへ
マーケット番長 | URL | 2015-09-14-Mon 00:12 [編集]
> こんばんはです。

こんばんはです。

> 重要週間になりますね。
> 金融緩和するとすれば日米リレー可能な、昨年同様の10月かなと以前から思っていましたが、
> 某議員の軽口が引っかかります。
> もしかして今回の9月15日にも・・・と昨日あたりから少し頭によぎってきました。
> 今回の豪雨被害はかなりなものだと思いますし、
> 景気マインドをマイナスに戻さぬよう黒だぬきさんなら間髪入れず、裏を返した行動をしそうにも見えます。
> 今回予想通り現状維持だろうとも、会合時間を長引かせ思惑を市場に印象付ける事くらいはしそうです。
> (先日の壮大な踏み上げがあっただけに売り方は動きにくい?)
> まあ日本目線だけの半分妄想ですが・・・・。

市場への効果はサプライズですから、恐らく黒ダヌキは期待通りに動かないでしょうから
今回は期待だけを膨らませて、FOMC通過でリーマンショック級のことがなければ、
10月まではツンデレのツンモードで期待を削ぐだけ削いでぶっ放すのかな・・・とか、
色々考えてしまいますけど(笑)

> FOMCが本丸でしょうが、どちらに転んでも一端の売り疲れはありそうです。

とにかく落ち着いて頂きたいものです。

> 久々の床屋親父も相変わらずのキャラ全開で楽しく読ませていただきました。
> では

ありがとうございます。

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