不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
名もなき爆下げ、爆上げ・・・
こんばんはです。

日経平均株価の上げ幅は21世紀最大、そして21年7ヶ月ぶり大根だそうで(笑)
ついでに上昇率はリーマンショック時の08年10月29日に次ぐ歴代9位・・・
当時とは株価水準自体が違うので、比率も大きく異なりますけど、
アドレナリンの吹き出る壮絶な動きの一日ではありました。

しかしながら売買代金は3兆1483億円・・・
8月31日以降の佐野ショックよりも膨らんだとは言え、
4兆円を超えていた8月25日までの堀北ショックには及ばないので、
まずは佐野ショック直前の8月28日高値まで、
本日と同水準以上の商いを伴って奪還できないことには、
堀北バンジージャンプで伸びたゴムの伸縮が継続しているということであり、
まだまだリバウンドに過ぎないと見ておいた方がいいでしょう。

結果的に今日が反発の初動であったとしても、
まずは継続は力なりですから、今日1日だけの反発ではさすがに底打ちとは言えず
見ての通り危険すぎるボラボラ相場ですから、腰を据える覚悟でも無い限り、
中途半端な持ち越し勝負は避けておくに越したことはないです。

そして・・・堀北ショックとか佐野ショックと言っている通り、
未だに何ショックだったのか、ネーミングがはっきりしないままであり、
それこそ、これから何ちゃらショックになってもおかしくないですからね。

本日の爆上げについても、商いを見ればわかる通り、
買い戻し以外は思い付かないですから、高水準が続いていた空売り比率を燃料に
記録的な低水準な裁定買い残、今年最低水準に近いシカゴIMMの円売りポジ
というMSQを前にした都合のいい需給環境と相まったとしか言えまへん。

そりゃあ買い戻しのきっかけは何だったのかと言えば、
海の向こうでは中国が景気対策を打つとの報道もあったり、
米利上げ先送り観測やECBの追加金融緩和観測もあったり、
国内では安倍ちゃんが自民党総裁選で再選を決めたとか、
黒ちゃんバズーカ期待がきっかけだったとコジ付けることもできますけど、
そもそも何ちゃらショックなのかが明確になっていない現状ですからね・・・

従って何ちゃらショックの原因の一つであろうと推測される中国が、
小手先が入りまくって歪んだ中国市場(上海市場)の落ち着きよりも、
懸念渦巻く中国の実体経済が、せめてインチキ経済指標でもいいから、
報じられた景気対策によって懸念が払拭される兆しでも見えないとねぇ・・・
ちなみに明日は中国の消費者物価と生産者物価、新車販売、
週末の13日には経済統計が発表されます。

そしてショックの原因の本丸であろう利上げを窺う米金融政策の行方についても、
来週のFOMCまでは明確にならないですからねぇ・・・
しかも現在のマーケットは、利上げ先送り観測な動きとなっておりますので、
このまま利上げ先送りモードのままでFOMCへと突入し、
もし利上げを強行することになれば、相応のショックは起きるでしょうし、
かたや利上げを先送りにしたとしても、中途半端に年内の利上げを匂わせると、
またしても先週までのように、利上げできない程に環境が悪いと解釈され、
ただのリスクオフモードへと舞い戻り兼ねず、リスクオフモードにならずとも、
年内の利上げに向けたアレルギー反応が重石となる展開が続きますので、
かつてのように利上げ先送り(低金利継続)万歳という御都合モードになるには、
いっそのこと来年後半にでも先送りにして頂かないと・・・

とにかく下手に利上げ先送り観測モードのままでFOMCへと突入すると、
利上げの大幅な先送りにでもしない限り、リスクは高いと言わざるを得ないので
できればどちらに転んでもリスクの低い利上げ観測モードのままで、
FOMCへと突入することが理想的ではあるのですが・・・
ついでに今回は小幅に利上げをさせてもらう代わりに、
次は来年後半までやりまへんで~というトッピングまでしてくれるようだと、
さらに理想的ではあるのですが・・・

っつうか、そんな理想を望んでいても仕方ないので、改めて現状を見つめると・・・
世界的に反発の動きとはなっているものの、
FOMCに向けては、ややリスクの高い楽観的な動きだと見ておくべきでしょう。

ちなみに利上げアレルギー軍団の原油を始めとする商品、
新興国・資源国にとっても同様でおます。

我が国についても、以上の様な海の向こうに加え、国内の懸念材料としては、
7-9月期以降のマクロ・ミクロ両面での国内景気への懸念ですから、
先に述べた通りのコジ付けな期待材料もありますが、
昨日発表されたGDPの設備投資と8月景気ウォッチャー調査の低調な結果に続き
本日引け後に発表された8月工作機械受注も低調だったので、
7-9月期以降への懸念は払拭出来たとまでは言えない状況でおます。
明日は7月機械受注と8月オフィス空室率の発表もあり、
明後日は7-9月期法人企業景気予測調査がありますので、
7-9月期以降への懸念がぶり返してもおかしくはないです。

以上の通り、名もなき爆下げ(ショック安)と爆上げとも言える状況が続いており、
かといって原因とされる国内外の懸念が払拭されるような明確な材料は見当たらず
あやふやな期待をきっかけにした買い戻しによるリバウンドに過ぎないと言えます。

特に国内では需給イベントであるMSQが週末に控えており、
需給を含む大人の事情によって、あやふやな期待であろうともコジ付けて、
それをきっかけに動いているだけのリバウンドに過ぎないと言えますから、
明日も都合で続伸しようとも、結果的に本日が本格反発への初動になったとしても、
縁が無かったと割り切った方がいいでしょう。
ちなみに今夜は米JOLT労働調査と米10年債入札がリスクイベントという位なので
アップルイベントが追い風となり(ダボス会議もあります)、
明日の機械受注と中国でこじらせなければ、続伸するかも知れませんけどね。

ということなので、明日のスタンスについては、特に変更はありまへんけど、

持ち越しの短期勝負をする方については、
以上の通りなので目先の動きには惑わされずシンプルに捉え、
バンジージャンプのように伸びたゴムの伸縮(揺れ)が収まるか、
本日と同水準以上の商いを伴った上昇が継続して8月28日高値を超えない限り、
ただのリバウンドに過ぎないと見て、その日限りの勝負に留めておきましょう。

昨日書いたMSQ以降の都合のいい展開もあり得ますけど
(今日から前倒しで始まった説もありますが・・・(笑))、
基本的には来週のFOMCまでは無難に動いた方がいいです。
その日限りの勝負だけでも十分に賄えるだけの揺れ(値幅)もありますからね。

腰を据えて勝負をしている方については、アベノミクス当初から構えている人は、
現時点の揺れは大した事では無く、リーマンショック級の悪夢が再来し、
1月安値でも割り込まない限り、王者の風格で構えておけばいいですが、
新規で腰を据えて参戦する方については、先に述べた懸念材料が明確になり、
それを払拭できる材料が出ない限り、FOMC以降の方向感を見極めるなり、
シンプルに本日と同水準以上の商いを伴った上昇が継続し、
8月28日高値を超えてから参戦しても遅くは無いです。
1月安値を割るようであれば総員出撃でもいいです。

ちなみに前倒しで始まった説もある昨日書いたMSQ以降の都合のいい展開と共に
FOMC以降をポジティブに見据えている方は、
1月安値までのリスクは覚悟の上で参戦するのは自由でおます。

新興市場についてもシンプルに捉え、
バンジージャンプのようにゴムの伸縮(揺れ)が収まるか、
本日と同水準以上の商いを伴った上昇が継続して8月末の高値を超えない限り、
ただのリバウンドに過ぎないと見て、その日限りの勝負に留めておきましょう。
こちらもその日限りの勝負だけで十分に賄えるだけの値幅がありますからね。

割安中小型銘柄については、腰を据えるのが大前提ならば、
参戦してもいいとは思います。

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コメント

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空売り比率
どらきち | URL | 2015-09-10-Thu 08:00 [編集]
ゴリ殿、はじめまして。
貴ブログを拝見するようになってから、チャートだけでなく空売り比率、債券価格、裁定買い残等にも気を配るようになりました。
以前より、ゴリ殿は、空売り比率に基づく値動きに関しては歴史も浅く、値動きにどのような影響を及ぼすのか未だ不確定要素が多い旨の事を仰っていた事と思いますが、中国人にも劣らない今回の爆買いは、いいサンプルになったのではと思うのですが、いかがでしょうか?
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
どらきちさんへ
マーケット番長 | URL | 2015-09-10-Thu 08:43 [編集]
> ゴリ殿、はじめまして。

はじめましてゴリw

> 貴ブログを拝見するようになってから、
> チャートだけでなく空売り比率、債券価格、裁定買い残等にも気を配るようになりました。
> 以前より、ゴリ殿は、空売り比率に基づく値動きに関しては歴史も浅く、
> 値動きにどのような影響を及ぼすのか未だ不確定要素が多い旨の事を仰っていた事と思いますが、
> 中国人にも劣らない今回の爆買いは、いいサンプルになったのではと思うのですが、いかがでしょうか?
> それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

今のところ空売り比率が30%を割る場面が無いので、何とも言いようがないというのが正直なところです。
しかも以前からSQ日にはやや規則性がずれていたりもしたので、
今週はMSQを控えていることから考えると、あまり参考にならないかもしれないです。
しかしながら明日のSQ日に空売り比率がもし・・・大きく減少するようだと、
理屈とかは関係なく、インパクトはあるかもしれないですね。

こちらこそ今後共宜しくお願い致します。

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