不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
昨夜のFOMCをきっかけに・・・。
こんばんは。

本日も富士通、NEC、エプソンが低調な決算を発表しており(三菱電もかな)、
昨日も書いた通り、東芝会計(チャレンジ会計)なニオイもプ~ンと漂いつつ・・・

ただし・・・昨日分を含むこれらの香ばしい企業の監査法人が、
全て共通しているというわけではないので、真相はわからないですけど、
東芝チャレンジをきっかけに、中国と新興国への懸念にも便乗して、
今回の1Q決算で膿出しをしてしまい、バレなければいいとは言えますけど、
特に電機業界には別の意味での香ばしさも漂っているような気もします・・・

御存知の通り、何年にも渡り日本の電機業界には再編が必要だと言われ続け、
今回の東芝のチャレンジ会計だけでなく、
昨今ではシャープ、パナ、ソニーも窮地に立されたりもしていたので、
再編は避けられない機運が高まりそうですが・・・

そういう意味では、今回の東芝チャレンジ事件は、内部告発だと言うことですけど、
外資がよくやりがちなデッチ上げだろうが何だろうが、
買収前に悪材料をタレ流してプライスダウン・・・
という手口のような気がしなくもないので、上場廃止にさえならなければ、
東芝はいずれチャンスが訪れそうですけど・・・(笑)
あくまで個人的な推測に過ぎず、そして上場廃止はともかくとしても、
温情処分となることには不本意極まらない思いですけどね・・・

そんな東芝チャレンジなニオイ漂う企業はあるものの、
本日の決算発表をトータルで見れば、昨日と同様、堅調だとは言えます。

つまり図体のデカイ外需の一部で、香ばしい決算を発表したものがあることで、
インパクトとしてネガティブには感じますが、
内需や中小型を始め全体としては概ね堅調だということです。

しかしながら市場がどちらを材料視するかと言えば、
直近の日本株は堅調でもあるだけに、悪材料の方に目が向くのが常とも言えます

図体もデカイ上に、東芝チャレンジなニオイは疑惑に過ぎなくとも、
少なくとも中国、新興国への懸念は裏付けられつつありますので、
明日以降も発表される外需銘柄の決算において(明日は1発目の決算ピーク)、
香ばしい決算が増えるようであれば、日本株のEPS上昇期待の剥落と共に、
中国・新興国への懸念がさらに拡大することになり、
明日は月末(満月)でもありますから、売りの口実には十分になり得ます・・・。

そうなると堅調な決算を発表している内需銘柄は、
インバウンド消費にも支えられており、その中心が爆買いの中国人でもあるだけに
足元はともかくとしても、今後のインバウンド消費への期待も剥落しかねないです。

さらに審議中の安保法制だけでなく、8月早々に発表予定の70年談話を受けて
中国政府が株安不満のガス抜きを兼ねて反日姿勢に転じるようだと、
我が国独自の中国懸念も高まるという悪循環に陥る可能性もあります。
 (安保法制に対する世論を変えるには、中国との緊張は追い風ですけど)

今のところは、反日云々でのインバウンド懸念は無く、
中国・新興国への懸念は限定的なものに留まっておりますが、
明日以降の外需(中国・新興国関連)の決算だけでなく、来週からは8月入りとなり
ファストリを始めとする小売業の7月の月次も発表されるので、
政治の動きも含め、これらの決算や月次は国内の主役材料でおます。

そして海の向こうの材料としては、
中国・新興国への懸念の根本原因でもある米金融政策の行方が主役材料です。

昨夜はそんな米金融政策のサジ加減を決めるFOMCが開催され、
大方の予想通り、内容(見通し)自体に大した変更はなかったものの、
きっかけイベントにはなりました。

米国市場は先週初からの商いの伴った株安、債券高(米金利低下)、ドル安から
商いの伴った株高、債券安(米金利上昇)、ドル高へと転じております。

つまりFOMCに対する専門家の解釈とかは関係なく、
米国市場は利上げ観測な動き(米債券安(米金利上昇)・ドル高)であり、
これまで利上げにアレルギー反応を示していた米株は商いの伴った株高となり、
利上げアレルギーを払拭する理想的な動きとなっております。

同時に金融緩和真っ只中の日本とユーロ圏にとっては、
債券安リスクが和らぎ(金利差の拡大で)、通貨安圧力となるので、
米国の動きは理想的な動きと言えます。

ただし新興国にとっては、米国の利上げモード(ドル高モード)は資金流出を招き
本日は株高となりましたが、通貨安は継続しており、
ブラジル、インドネシア、タイ、トルコ等の国ではトリプル安基調も継続中です
いつも書いている通り、新興国はチャンスでもありますから、
9月とも言われる米利上げのタイミングなのか、
それとも早ければ今夜のGDPなのか、来週の雇用統計なのかわかりまへんけど、
いずれ訪れるドル安をきっかけに、新興国の資金流出も出尽くしとなりそうです。

一方、新興国と同様、米利上げモード(ドル高モード)が重石となる、
原油を始めとする商品ですが、昨夜のFOMCをきっかけに、
ドル高にも関わらず反発となっておりますので、
いよいよ為替要因では無く、需給要因主導への移行の兆しも窺えますが・・・
とりあえず原油については、イランの核合意や需要期の夏だけでなく、
サウジが秋以降に減産という「報道」もありますので、
ドル高ながらも本格反発への第一歩を歩みだしたと言えそうですが・・・

それにしてもサウジの動き・・・
報道が真実ならば利上げに合わせた動きと言わんばかりですから、
米国の利上げは9月ということがほぼ確定とも言えますが・・・(笑)

その他の商品については、新興国と同様の見方をすると共に、
何より中国の動向がハッキリしてからでしょう。

そんな中国については、アホらしい・・・とは言いませんが、
いつも書いている通りです。
今日も笑いを提供してくれておりましたが、依然として債券と人民元を落ち着ており
SHIBORも落ち着いており、CDSは上昇しているものの、
年初来の水準を越えている訳でもないので、まだ気にする必要はないです。

とりあえず今週末からのIOC総会にて北京冬季五輪が決まることや、
来週からの取引手数料の引き下げによって、
懸念が払拭されればいいのですが・・・(一時的に和らぐかなという程度です)

ユーロ圏については、ギリシャプロレスが落ち着いているので
(南欧各国の債券もCDSも落ち着いております)、
4月までの株高・債券高・ユーロ安というリスクオンモードが続くかどうかです。

昨夜のFOMCをきっかけに、米国が株高・債券安・ドル高となったことで、
ユーロ圏もリスクオンな動きになりつつありますが、
米国市場の動きと中国経済次第と言えます。

そして我が国ですが、冒頭で書いた懸念はありますが、
昨夜のFOMCをきっかけに、米国が株高・債券安・ドル高となったことで、
米株と共に商いの伴った株高となり(ユーロ圏はやや膨らんだ程度、中国は減少)
黒ちゃんの睨みによる債券高の維持もあり、ドル高円安も進行しております。

とりあえずFOMCをきっかけに株高・債券安・ドル高となった米国が、
昨夜だけでなく、今夜のGDPを受けても維持できるのか・・・
明日までの石油関連企業を含む米企業決算を受けても維持できるのか・・・
同時に満月であり月末(化粧落ち)でもある週末を越えても維持できるのか・・・
それとも来週の雇用統計を受けても維持できるのか・・・
というのが目先の市場の「動き」に対する注目点であります。

材料としては冒頭で書いた件も含む国内企業決算と中国・新興国への懸念であり、
好材料としては足元の良好な需給面環境と言えます。

イベント的には、今夜の米GDPと米企業決算、米7年債入札経て、
明日の朝にはCPI等の国内経済指標、企業決算は1発目のピークを迎え、
明晩には米雇用コスト指数、石油関連企業を含む米企業決算、
TPP閣僚級会合は最終日を迎えます。

そして明日は満月&月末&週末でもありますから、
今夜のGDPで波乱が無ければ、昨夜のFOMCからの流れが続きそうであり、
次の目先の焦点は来週の雇用統計になりそうですが・・・

ちなみに以前にも書いた通り9月の利上げまでは、
出口は見えないと思っているので、昨夜からのリスクオンモードは、
一時的なものと見ているからこそ、今夜のGDPなのか来週の雇用統計云々・・・
なんてことを言っているということです。

ということで明日のスタンスとしては、
基本的に変更は無いですけど、明日は週末なので改めて書きますと・・・

持ち越し短期勝負の方については、
昨夜のFOMCから始まった米国のリスクオンモードが、
今夜の米GDPを経ても変わらずに継続しているのであれば、
次の焦点は来週末の雇用統計になりそうですから、
上記にも書いた引け後にピークを迎える国内決算や明晩のイベント、
月末のお化粧の剥げ落ち等、リスクを覚悟で流れに乗るのはアリでおます。

リスクオンモードが今夜の米GDPなり、中国・新興国懸念ネタ、
明日の国内材料等で終わっているならば、
当然ながら持ち越し勝負は控え、その日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて長期で構えている方については、目先の騒ぎには惑わされず、
これまで通りシンプルに考えて、商いを伴って9日安値でも割らない限り、
王者の風格で構えておけばいいですし、9日安値辺りまでの下値は覚悟の上で、
新たに勝負を挑むのもいいでしょう。
 
新興市場については、本日の資金ヌケヌケな動きも含め、
残念ながら下げゴリモードが継続しているので、決算に絡む銘柄以外は、
シンプルに商いの伴った反発となるまではその日限りの勝負に留めておきましょう

小型の長期狙いの方は、御自由に勝負して下さい。

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