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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
先週からの流れに変わりはなし・・・
こんばんは。

昨日は市場調査(ただの思い付き)で京都へと殴り込み、
運動も兼ねて清水寺、八坂神社、石塀小掘、祇園、先斗町、木屋町、
河原町周辺の百貨店、錦市場というベタなスポットをブラゴリラしてきたのですが、
思ってたほどに中国人が少なかったように思えるのですが・・・

まぁあくまでも感覚的なものなので、アテにはなりませんけど、
昨日は鬼の様に暑かったこともあり(特に京都は)、
意外と日本の暑さは訪日外国人にとっては大敵なのかもと思ったり・・・

先週末には3ヶ月予報が発表されましたが、
エルニーニョによる冷夏懸念のような予報では無く、
例年通りの降水量と気温となり、晴れの日も多いということですから、
通常の国内消費と気候の相関性から見れば、小売業にとっては追い風ですが、
やはり訪日外国人にとって、暑さはどこまで影響するものなのか・・・というのが、
昨日、思い付きで京都をブラゴリラしていて思ったことです・・・

とか呑気なことを言っていたら、

本日は上海市場が嵐に見舞われ、年初来最大の下落率となる8.5%安です(笑)
これまでの世界の金融市場での常識とはかけ離れた株価対策だけでなく、
人民元の変動幅拡大や来週から取引手数料の引下げといった、
新たな対策を発表したものの、株安の嵐が再燃しております・・・

今日の所は債券がやや買われてはいるものの、
人民元は落ち着いており、CDSもSHIBORにも大きな動きはないので、
いつもながらの株式市場だけの嵐ですから、
明日にでも新たな破天荒な株価対策を発表すれば収束しそうですが・・・(笑)

それともいよいよ人民銀でも人民元でもなく、人民軍が投入され、
上海市場を砲撃で破壊し、中国4000年の秘儀である、
地中埋めにしてしまうことになるかも・・・まさに鉄火場ならぬ砲火場です。

人民軍は冗談としても、何らかの株価対策は、
いくらIMFからケチを付けられていようとも打ってくるでしょう。
全銘柄の売買を停止したりして・・・それはギリシャと同じただの休場ですけどね。

とにかく現在の商品安を含めた世界的なリスクオフの要因は、
米国の利上げへの警戒感だけでなく、中国経済の不透明さへの懸念もあるので
爆買いの訪日中国人が減少するなんて話の再燃も含めて、
中国市場が落ち着いて頂かないことにはね・・・

明日にどんな破天荒な株価対策が発表されるのか楽しみ・・・
というか期待するしかないですね。


さて、以上のような中国の大嵐は、我が国の引け後に起きた事ではありますが、
本日の日本株は、引け前にやや戻したものの、終始売りパワー優勢の展開となり、
薄商いでの株安、債券高という先週からの流れが継続しております・・・

海の向こうについても、先週初から始まった日米欧の先進国における、
株安、債券高(金利低下)、ドル安、ユーロ高の流れが継続中であり、
原油を始めとする商品安、新興国の資金流出の流れも継続中だと言えます。
(多少は反発の動きもありますが、せいぜいリバウンドしている程度です)

これらの動きの要因は、根っこの部分では米国の利上げモードが原因なのですが、
ドルの動き(ドル安)、金、債券の動きを見ればわかる通り(VIXも)、
中国への懸念、新興国の資金流出、商品安が拡大していることで、
動きとしては米利上げアレルギーではなく、単なるリスクオフと化しております。

従って昨日も書いた通り、結局は利上げ観測の高い9月までは、
出口(利上げ)だけに、リスクオフの出口も見えないのか・・・という気もしますが、
一応、今週はイエレンおばさんの会見は無いながらもFOMCが29日にあるので、
せめてリスクオフモードが和らぐきっかけになると言う意味では、
今週のヤマ場と言えますけどね(詳細は昨日の記事を参照してください)。

そして我が国としても、現状では直近高値を抜くほどの材料は見当たらず、
企業決算についても相変わらず上方修正が発表されることもなく、
本日もホシザキとフォスター電くらいであり(キヤノンも売上は上方修正)、
明日からは参院にて安倍ちゃん出席での安保法制の質疑も始まるので、
現状では高水準な空売り比率(本日は36.9%)を始めとする良好な需給環境、
明日以降の決算への期待、明日から31日までのTPP閣僚級会合への期待が、
日本株を支える材料と言えます。

ということなので、海の向こうは商品安が収まり、中国と新興国が落ち着き、
今夜以降の米企業決算が堅調な結果となり、
国内としては明日のファナックを始めとする企業決算において、
上方修正のオンパレードにでもなるか、TPP交渉の進展報道・・・
といった好材料や事態の好転でもない限り、
国内外共に29日がヤマ場という状況に変わりは無く、
せいぜい良好な需給環境によるリバウンドくらいしか見込めないということです。

明日のスタンスとしては、ほぼ昨日書いた通りでおますが、改めて書きますと・・・

持ち越し短期勝負の方については、29日まではその日限りの勝負が無難ですが、
良好な需給環境からのリバウンドを狙うのは、
海の向こうのリスクを覚悟の上でならば御自由にどうぞ。

腰を据えて長期で構えている方については、
これまで通りシンプルに考えて、商いを伴って9日安値でも割らない限り、
王者の風格で構えておけばいいですし
9日安値あたりまでの下値は覚悟の上で、新たに勝負を挑んでもいいでしょう。
 
新興市場については、商いを伴った下げが連続しており、
本日も商いの伴った下げとなっているので、
決算に絡む銘柄以外、一旦は撤退をした方が無難であり、
商いの伴った反発となるまでは、その日限りの勝負に留めておきましょう。
小型の長期狙いの方は、御自由に勝負して下さい。

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