不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
出口だけに、9月まで出口は・・・というニオイがプンプンですが・・・
おはようございます・・・ではなく、こんばんはですね。
ふと思いついて記事を書き始めたら止まらなかったので、
最近の早寝、早起き、早グソという生活習慣を破り、夜中更新となりました。

さて、まずは週末の状況ですが・・・
米国、欧州、日本、新興国、商品などなど、別々に書くと解り辛いので、
先週の一週間を通しての時間軸と大局的な目線で見た方が、
現状把握が出来やすい状況と言えます。

ということなので、週末だけの動きではなく、週を通しての状況を振り返ります。

日米欧の先進国では、
週初からの株安、債券高(金利低下)、ドル安、ユーロ高が継続中ですが、
日欧とは違って、米国市場だけが商いの伴った株安(日欧は薄商いの株安)、
短期債安(短期金利上昇)、中期債は揉み合いという動きからも、
震源地というか週初からのマーケットの変調を牽引しているのは、
米国であることは間違いないです。

となるとやはり・・・
利上げ(ドル高)が重石となる米企業の決算が低調だったこともあるので、
米金融政策の利上げに対するアレルギー反応だったとも言えますが、
週を通して株価(米企業業績も)と資源にとっやさしいドル安にも関わらず、
商いの伴った株安、資源安となっているということは、
利上げアレルギーというよりは、
単なるリスクオフでの株安・債券高・ドル安・資源安と言えます。
つまり最も無難な債券が買われているということです。
(ギリシャ騒動が落ち着いた事でのソブリンリスクの和らぎも追い風と言えます)

しかしながら原油を始めとする資源及びその他商品が売られていることだけでなく、
ドル麻薬中毒でもある資源国・新興国においても通貨安の進行を始めとして、
株安・債券安も加わったトリプル安が色濃くなっていることからも、
根っこの部分では米国の利上げモードが原因なのでしょう。

さらに付け加えるならば、真実は誰にもわからない状況ながらも、
徐々に景気の失速観測が拡がりつつある中国も重石の一つと言えます。

ちなみにそんな中国は、GDPの水増し等を始めとする隠蔽工作だけでなく、
世界の金融市場のルールもヘッタレも無視した株価対策を打っているので、
上海株の反発基調は継続しており、債券と人民元は堅調、
SHIBORも落ち着いており、CDSはやや上昇しているものの低水準なので、
皮肉なことに中国市場の動きとしては平穏でおます・・・(笑)
何やら週末になって、またしても人民元の一日変動幅の拡大を表明しております。


以上の通り、週初から始まった、
日米欧の先進国での株安・債券高・ドル安・ユーロ高・・・、
原油を始めとする商品安・・・、
資源国と新興国での通貨安を始めとするトリプル安(資金流出・・・、
これらの動きの根っこの部分は、上記にも書いた米国の動きからも、
米金融政策の利上げモードが根底の原因だとは言えますが、
得体の知れない中国の景気失速懸念の拡大も加わったことで、
週初からの動きとしては、米利上げに対するアレルギーな動きというよりも、
世界的に債券が買われていることから、単なるリスクオフな動きと言えます。

ただし金やVIXの動きを見てもわかる通り、
顕著なリスクオフにはなっておらず、あちこちからジワジワと資金が抜けながら、
ジワジワとリスクオフが進行しているという感じです。

そしてジワジワだからこそ、我が国は異次元な金融政策だけでなく、
足元の良好な需給環境がまだまだ効いているとも言えますので、
米国の様に商いの伴った株安となるのかが国内目線での焦点と言えます。
(金融政策と商いという点ではユーロ圏も同じです)

従って今週は、ここまでのジワジワリスクオフを牽引してきた米国が、
根っこの原因である利上げアレルギーを払拭できる動きとなるのか・・・
根っこは払拭できずとも、週初からのドル安がさらに進行することで、
利上げ先送り観測の定着となって米株安が収まり、原油を始めとする資源安、
新興国からの資金流出(トリプル安)も収まり(間接的に中国の景気失速懸念も)
直近のリスクオフな動きが収まることになるのか・・・というのが焦点と言えます。

ただ・・・週末に何やら、FRBスタッフの内部資料がHPに誤掲載という騒動があり
しかも年内1回の利上げ見通しという内容ですから、
なんともわざとらしい誤掲載であり、利上げへの地均しには、
手段を選ばない巧妙さも感じるばかり・・・(笑)
だけに上記の利上げ先送り観測の定着というのは難しいとも言えますが・・・

そうなると結局は・・・ということも含めて、来週の展望を占って参りますので、
まずはいつも通り、今週のスケジュールからご覧下さい。
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国内海外
27(月)6月企業向けサービス価格指数(8:50)中国6月工業利益(10:30)
独7月IFO企業景況感指数(17:00)
TPP12カ国首席交渉官会合(24-27日)ユーロ圏6月マネーサプライM3(17:00)
日中経済パートナーシップ協議米6月耐久財受注(21:30)
参院特別委にて安保法制の審議入り米7月ダラス連銀製造業活動(23:30)
与野党幹事長・書記局長会談(11:00)
川内原発で重大事故想定訓練(27-30日)イスラエル中銀政策金利発表(22:30)
産経新聞前ソウル支局長の公判モゲリーニEU外相がサウジ訪問
中曽日銀副総裁挨拶(10:30)オバマ大統領がケニア・エチオピア訪問(24-28日)
中曽日銀副総裁会見(14:00) ※エチオピア大統領と首脳会談
台風12号が西日本へ接近(26-27日頃)ギリシャとトロイカ債権団が第3次支援協議
 ※24日-8月20日までの予定
(決算)約42社ギリシャ市場の再開予定日を協議
キヤノン、スタンレ電、エクセディ
JSR、小林製薬、コエテク、エスティック(決算)百度
松井証、アパマン、ニフティ、さくら
28(火)6月自動車8社生産販売輸出実績(11:00)英4-6月期GDP・速報値(17:30)
6月建設機械出荷(12:00)米5月ケース・シラー米住宅価格指数(22:00)
2市場信用取引残高(16:00)米7月マークイットサービス業PMI速報値(22:45)
米7月CB消費者信頼感指数(23:00)
閣議、閣議後会見(9:00)米7月リッチモンド連銀製造業指数(23:00)
参院特別委にて安保法制について
 安倍首相が出席しての質疑(28-29日)FOMC 1日目
衆院で合区法案成立見通しモゲリーニEU外相がイラン訪問
TPP12カ国閣僚級会合(28-31日)オバマ大統領がケニア・エチオピア訪問(24-28日)
文化審議会特別委員会 ※アフリカ連合(AU)本部訪問
 17年世界文化遺産登録候補を選考
 ※宗像・沖ノ島と関連遺産群米2年債入札(26:00)
 ※北海道・北東北を中心とした
   縄文遺跡群人民銀の短期金融市場での公開市場操作
 ※金を中心とする佐渡鉱山の遺産群
 ※百舌鳥・古市古墳群(決算)
全国知事会議フォード、コーニング、デュポン、メルク
ファイザー、ギリアド、UPS、D.R.ホートン
2年債入札(12:45)ツイッター、イェルプ、アフラック、UBS
7月期決算 権利付最終売買日
(決算)約62社
ファナック、日立建、日立工、小糸製
東エレク、アドバンテ、クラリオン、シマノ
神戸鋼、日立金、大特鋼、邦チタ
花王、ヤクルト、北陸電、NSSOL
コメリ、ALサービス、JPX、日立キャピ
ヒューリック、パナホーム
29(水)6月商業販売統計(8:50)独8月GFK消費者信頼感調査(15:00)
プログラム売買状況(15:30)仏7月消費者信頼感指数(15:45)
米MBA住宅ローン申請指数(20:00)
参院特別委にて安保法制について米6月住宅販売保留指数(23:00)
 安倍首相が出席しての質疑(28-29日)米週間原油在庫(23:30)
TPP12カ国閣僚級会合(28-31日)
全国財務局長会議FOMC 2日目 ※金融政策発表(27:00)
第12回日本カンボジア官民合同会議ブラジル中銀政策金利発表(31日8:15)
全国財務局長会議(9:00)
金融グループをめぐる制度の米2年物変動利付債入札(24:30)
 在り方に関するWG(10:00)米5年債入札(26:00)
村山元首相会見(15:00)
(決算)
7月期決算 権利落ち日フェイスブック、マスターカード、マリオット
ウェスタンデジタル、VW、バークレイズ
(IPO)LG電子
デクセリアルズ
ジャパン・シニアリビング投資法人
(株主総会)gumi
(決算)約122社
日産自、日野自、任天堂、HOYA
日立、パナソニック、カシオ、日精工
コマツ、アルプス、日立国際、日立化成
新日鉄住、大和工、フジクラ、宝HD
大日住薬、ファンケル、中国電、ANA
JR東日本、JR東海、小田急、日立物
野村HD、大和証G、アコム、スパークス
NTTドコモ、スカパーJ
ガンホー、コロプラ、Fアウト、GMOPG
タカラバイオ、MonotaRO
30(木)6月鉱工業生産・速報値(8:50)豪6月住宅建設許可件数(10:30)
対外対内証券売買契約等の状況(8:50)スペイン4-6月期GDP・速報値(16:00)
7月上旬分貿易統計(8:50)独7月失業率(16:55)
6月自動車生産(13:00)ECB月報(17:00)
投資主体別売買動向(15:00)ユーロ圏7月消費者信頼感・確報値(18:00)
独7月消費者物価指数・速報値(21:00)
参院特別委にて安保法制の審議米新規失業保険申請件数(21:30)
TPP12カ国閣僚級会合(28-31日)米4-6月期GDP・速報値(21:30)
6カ国協議のテイラー米特使訪日(-1日)米4-6月期個人消費・速報値(21:30)
石田日銀審議委員挨拶(10:30)米4-6月期GDPデフレータ・速報値(21:30)
石田日銀審議委員会見(14:30)米4-6月期コアPCEデフレータ・速報値(21:30)
(IPO)イトクロスティーブンスRBA総裁講演(9:30)
エジプト中銀政策金利発表(24:30)
(決算)約280社ロシア・エネルギー相とOPECの事務局長が
ソニー、三菱電、富士通、NEC、富士電 石油市場とイラン情勢について協議
京セラ、オムロン、ヒロセ電、GSユアサアフガニスタンとタリバンの和平協議
冨士フイルム、ヤマハ、エプソン、OKI
マツダ、三菱自、ダイハツ、東海理化米7年債入札(26:00)
JFE、住友電、ガイシ、日電硝、タダノ
住友重、積水化、ダイセル、ニフコ人民銀の短期金融市場での公開市場操作
住友商、日清粉、グリコ、ニチレイ
武田、大正薬、ポーラオル、ALSOK(決算)
東ガス、大ガス、関西電、東北電、四電P&G、アムジェン、スプリント、TモバイルUS
JR西、JAL、ヤマトHD、東武、新生銀リンクトイン、WWE、ドイツ銀行、RBS
オリックス、三住トラスト、SBI、オリコルフトハンザ、シーメンス、NAVER
大東建、野村不、大京、日テレ、フジHD
NTTデータ、CTC、OLC、H2Oリテ(休場)タイ
一休、UNITED、J・TEC、ニューフレア
ヤフー、カプコン、ネットワン、日本通信
Aiming、ドリコム、enish、セプテーニ
31(金)6月全国消費者物価(8:30)仏6月生産者物価(15:45)
7月東京都区部消費者物価(8:30)仏6月消費支出(15:45)
6月全世帯家計調査・消費支出(8:30)スペイン5月経常収支(17:00)
6月失業率(8:30)ユーロ圏6月失業率(18:00)
6月有効求人倍率(8:30)ユーロ圏7月消費者物価・速報値(18:00)
6月新設住宅着工戸数(14:00)イタリア7月消費者物価・速報値(18:00)
5月建設工事受注(14:00)米4-6月期雇用コスト指数(21:30)
米7月シカゴ購買部協会景気指数(22:45)
閣議、閣議後会見米7月ミシガン大消費者態度指数確報値(23:00)
TPP12カ国閣僚級会合(28-31日)米石油掘削リグ稼働数
シカゴIMM通貨先物ポジション(7/21時点分)
満月
コロンビア中銀政策金利発表(15:00)
(決算)約490社 ※一発目のピークロシア中銀政策金利発表(18:30)
三菱UFJ、三井住友、みずほ、菱地所IOC総会(31日-8月3日)
ホンダ、富士重、三菱重、デンソー、 ※遠藤五輪相が新国立競技場を含む
村田製、キーエンス、日東電、TDK  見直しの方向性を報告予定。
シャープ、マキタ、旭硝子、TOTO ※2022年冬季五輪開催地決定
住友化、帝人、JX、海運三社、日通、
資生堂、アステラス、エーザイ(決算)
味の素、キッコーマン、サンリオ、エクソン・モービル、シェブロン
阪急阪神、三越伊勢丹、ワークマンテスラモーターズ、シーゲイト・テクノロジー
トリドール、スタートトゥ、インフォマートBNPパリバ、ロイズ・バンキング・グループ
アドウェイズ、UMNファーマ、夢真
1(土)宮内庁がHPを通じて、中国7月製造業PMI(10:30)
 玉音放送の原盤(音声)を公開中国7月非製造業PMI(10:30)
サッカー東アジア杯女子IOC総会(31日-8月3日)
 日本×北朝鮮上海取引所と深セン証券取引所が
 証券取引手数料を3割引下げ(実質3日から
ASEAN関連外相会合(1-6日)
プエルトリコ債償還日 ※約6億3500万ドル
2(日)レンツィ伊首相が訪日(2-4日)IOC総会(28日-8月3日)
仙台市議選投開票ASEAN関連外相会合(1-6日)

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冒頭で書いた週末時点の状況と焦点を踏まえつつ、
今週の重要イベントをさらにピックアップすると以下の通りです。

 27日 (日本)企業決算、TPP主席交渉官会合最終日、参院で安保法制審議
      (中国)6月工業利益
      (欧州)ギリシャとトロイカ債権団の第3次支援協議(開始時期不明)
      (米国)企業決算、耐久財受注

 28日 (日本)企業決算、TPP閣僚会合(31日まで)、2年債入札、
          安倍首相が出席しての安保法制質疑
      (欧州)英4-6月期GDP ※利上げ観測が高まっているので
      (米国)企業決算、ケースシラー住宅価格、CB消費者信頼感、2年債入札

 29日 (日本)企業決算、TPP閣僚会合(31日まで)、6月商業販売統計、
          安倍首相が出席しての安保法制質疑
      (米国)FOMC結果発表、企業決算、住宅指標、原油在庫、5年債入札
      (新興国)ブラジル中銀が政策金利発表

 30日 (日本)企業決算、TPP閣僚会合(31日まで)、6月鉱工業生産、
          6月自動車生産、安倍首相が出席しての安保法制質疑
      (欧州)独7月消費者物価&失業率、スペイン4-6月期GDP
      (米国)4-6月期GDP、企業決算、新規失業保険、7年債入札

 31日 (日本)企業決算一発目のピーク、TPP閣僚会合最終日、IOC総会
 満月      6月全国消費者物価、7月東京都区部消費者物価、7月消費支出
      (欧州)ユーロ圏7月消費者物価&失業率、スペイン5月経常収支
      (米国)企業決算、4-6月期雇用コスト指数、米石油掘削リグ稼働数
      (新興国)ロシア中銀が政策金利発表

  1日 (中国)7月製造業&非製造業PMI
          上海と深セン市場が証券取引手数料を3割引下げ(実質3日から
      (プエルトリコ)プエルトリコ債償還日 ※約6億3500万ドル


ということなので、改めて今週の焦点としては以下の通りです。

★本丸の米国

 ダウとSP500の転換線が基準線を下回ると三役逆転となるだけでなく、
 心理的な節目の7月安値まで商いを伴って下抜けてしまうと、
 チャート的にも長引くことになってしまうので、まずは現状の商いの伴った株安、
 長期債高(短期債安、中期債もみ合い)、ドル安というリスクオフな動きが、
 止まることが最優先です。

 しかしながら、株価だけが商いの伴った反発となり、
 長期債高(短期債安、中期債もみ合い)とドル安が継続すれば、
 利上げ先送り観測の定着という空気にもなりそうですが、
 誤掲載騒動からもわかる通り、FRBの頑固な利上げ姿勢は払拭されておらず、
 今週はFOMCも控えているだけに、少なくとも結果が発表される29日までは、
 利上げ先送り観測の定着と言う都合のいい展開は厳しいと言わざるを得ないです

 かといって理想的な動きでもある、商いの伴った株高、債券安(金利上昇)ドル高
 という利上げアレルギーを払拭する動きというのは、
 一方で原油安を含む資源安、資源国&新興国の資金流出を悪化させるので、
 現状では厳しいと言わざるを得ないです。

 従って、29日のFOMCまでは、
 現状の株安・長期債高(短期債安、中期債もみ合い)・ドル安
 というリスクオフな動きが続きそうなので、せいぜい自律反発となるか、
 もしくは先週よりも利上げ(ドル高)アレルギー企業が少ない企業決算に期待・・・
 するしかない状況ですが・・・とは言っても、
 28日は利上げ(ドル高)アレルギー企業の決算発表が多く、
 FOMCの結果発表と同日である29日以降くらいしか期待できないです・・・
 週末にはエネルギー企業の決算もありますし・・・
 そしてマクロ指標が堅調だったとしても、利上げ(ドル高)モードが高まるし、
 何より企業業績が追い付いてこないとね・・・

 なんだか・・・米国市場の出口がイマイチ見えて来ないので、
 結局は利上げが決断される9月迄・・・というオイ二ーがプンプンしたりもしますが
 とにかく29日のFOMCまでは(イエレンおばさんの会見もないけど・・・)、
 先週までの急落からの自律反発くらいしか期待できないという感じです。

 明日については債券とドルの動きよりもシンプルに考え、
 商いの伴った株価の反発にでもならない限り、
 米国市場はアテにならんと見ておきましょう。

★原油を始めとする資源、その他商品

 冒頭と米国の項でも書いた通り、米金融政策次第なのですが、
 先週からドル安にも関わらず資源安となっているということは、
 ポジティブに見れば、為替要因での動きが薄らいでいるとも言えるので
 最終局面なのかなと思うと同時に、チャンスは近いのかなとも思ったり・・・

 しかしながら現状はリスクオフな動き(債券買い)の最中なので、
 ドル高にも屈しない動きとなるか、需給要因での動きが強くなるまでは、
 静観しておくに越したことはないでしょう。

 そういう意味では、需給要因の一つである中国の動き、
 FOMCの結果発表と同日である原油在庫の発表が目先の注目イベントなので
 少なくともこれらに対する反応を見極めてから動いても遅くはないということです

★資源国・新興国

 冒頭と米国の項でも書いた通り、米金融政策次第なのですが、
 自衛手段という意味では、今週はFOMCの結果発表と同日である、
 ブラジル中銀の金融政策決定会合が注目イベントでおます。

 密かな注目イベントとしては、1日に期限を迎えるプエルトリコ債の償還日も・・・

 米国の腐ったミカンに過ぎないプエルトリコはともかく、
 原油を始めとする商品と同様、新興国はチャンスが近いと言えますけどね。
 特にインドネシア、タイ、トルコ、ブラジル、マレーシア、フィリピンあたりは・・・
 とは言え、米国の動きを見極めてから動いても遅くは無いので、
 目からビームを放ちながら、虎視眈眈とチャンスを窺っておきましょう。

 ちなみに私が勝手に景気の先行指標としている格闘技界の動きから見ると、
 ブラジルは総合格闘技の最大手であるUFCが手を引きつつあるので、
 個人的には危ないのかなとは思ってます(笑)
 一方で韓国に上陸を決めたのはちと気になったりもしますが・・・
 そういえば本日、韓国の総合格闘技団体が日本で大会を開催していたり・・・

★中国

 この国は危ないのかと言えば、間違いなく危ないでしょうし、
 世界的なリスクオフの動きを招いている一因であることも間違いないのですが、
 いかんせん冒頭で書いた通り、もはや誰にも予想が出来ない国なので、
 事が起きてから動くしかないのというのが現実です・・・

 しかも週末には迷惑も顧みず、人民元の変動幅の拡大を打ち出しており、
 来週からは証券取引手数料を3割引下げたりもするので、
 これまでと同様、シンプルに商いの伴った株安が連続するなり、
 人民元の変動幅拡大による新興国通貨への影響、資源安等が拡大しない限り、
 過剰に気にしても仕方ないのですが、一応、今週としては、
 それらの動きと共に、明日の6月工業利益、1日のPMIが注目イベントと言えます

★欧州

 ユーロ圏の現状は株安・債券高・ユーロ高ながらも薄商いでの株安であり、
 CDSと銀行間金利も落ち着いているので、日本と同様、リスクオフ色は薄いです

 昨日発表の21日時点のシカゴIMMのユーロショートは僅かに増加したものの
 4月のピークから比べれば半分程度の水準ではあるので、
 現在の株と債券の水準を加味すると、リスクオフになったとしても、
 日本と同様、需給的には下値が限られているとは言えますが・・・

 とにかくリスクオンモードである株安・債券高・ユーロ安となることが重要ですが、
 現在はギリシャ騒動も落ち着いており、FOMCのある29日までは、
 これといったイベントも無いので、それまでは米国次第と言えます。
 (経済的に密接な中国の景気失速懸念もかな)
 30日以降は独とユーロ圏の消費者物価が重要イベントでおます。
 足元では、原油安、資源安、商品安も進んでいるだけに、
 結果次第ではECBの追加金融緩和観測も高まります。

 なにやらトロイカ債権団が、身の安全が保障されないということで、
 ギリシャへ入国できず協議が始まらないという報道もありますが、
 期限は8月20日までなので、まだ気にする必要もないでしょう。
 ほんまに切羽詰まったら、かつてのようにヘルメットを被ってでも入国するでしょう

 ひそかに気掛かりなイベントとしては、28日の英国GDPです。
 先日も書いた通り、米国と共にちゃっかりと出口(利上げ)を窺っており、
 市場にも観測が拡がりつつあるので、GDPが堅調な結果になると、
 利上げ観測が高まり、債券と為替が動く要因にはなりますのでね。

★日本

 以上の通り、米国は出口(利上げ)を窺っているだけに、
 リスクオフからの出口までがイマイチ見えない状況であり、
 そんな米国が震源地とも言えるジワジワな世界的なリスクオフモードが、
 ゴリゴリリスクオフモードへと拡大し、我が国も商いの伴った株安となるのか・・・
 という心配を抱えての週明けとなります

 ジワジワなリスクオフモードに留まり、薄商いが続くようであれば、
 冒頭でも書いた通り、空売り比率を始め足元の良好な需給環境に変わりはなく、
  (ちなみに昨日発表の21日時点のシカゴIMMの円売りポジは、
   増加したとはいえ、7日時点と同水準という程度です)
 発表ラッシュ真っ只中の国内企業決算についても、上方修正は無いものの、
 堅調な結果が続いており、いつも書いているアベクロの政策面についても、
 支持率の低下を嫌気する動きまでは今のところ現れておらず、
 政策期待も継続しているので、長い目での良好な国内環境も継続中と言えます。

 従って、ユーロ圏と同様に下値は堅いと思いますが、
 企業決算が堅調だけでなく、EPSを押し上げる上方修正が増加するなり、
 TPP交渉が合意するなりしないことには、海の向こうのリスクを背負ったまま、
 上値を追ってまで日本株を買う理由も見当たらず、
 せいぜい自律反発する程度というのが現状です・・・

 今週としては、海の向こうのヤマ場と言えるFOMCのある29日が、
 我が国にとってもヤマ場と言えますが、それまでは企業決算とTPP交渉、
 先に述べた足元の需給面を含めた国内環境が期待材料と言えそうです。

  (満月の週末には企業決算の一発目のピークを迎え、足元の原油安による、
   追加金融緩和観測が高まる可能性もある消費者物価もあります)

 一方、今週の国内の悪材料としては、明日から参院で審議入りとなり、
 明後日から安倍ちゃん出席での質疑となる安保法制を巡る議論を控え、
 さらなる支持率の低下を招くことにならないかという懸念です。

 野党はお寒いプラカード芸での自分達の支持率低下だけでなく、
 ギャランドゥ・・・じゃなくて、得意のブーメランすらも厭わずに、
 安倍ちゃんの支持率を下げることに必死のパッチですから、
 またしてもあの騒ぎが起きるようだと、多少なりとも支持率には影響しますからね

 以上の通り、今週のヤマ場は29日であり、
 それまでは上記の国内外のイベントと市場の動きを見ながらとなりますが、
 まずは週明けとなる明日は、米国のように商いの伴った株安となり、
 ゴリゴリリスクオフモードへと突入するのかどうかが焦点でおます。

 ということなので、明日のスタンスとしては・・・

 持ち越し短期勝負の方については、ゴリゴリリスクオフモードへと突入すれば、
 素直にその日限りの勝負に留めておくべきであり、
 29日まではゴリゴリもジワジワも関係なく、その日限りの勝負が無難ですが・・・

 薄商いでのジワジワリスクオフモードが継続しているのであれば、
 明晩の米国を始めとする海の向こうのリスクを覚悟の上で、
 良好な国内環境だけを信じて勝負するのは・・・御自由にどうぞ。
 現状ではせいぜい好需給によるリバウンド程度しか望めませんけどね・・・、

 腰を据えて長期で構えている方については、
 良好な国内環境に変わりはないので、ゴリゴリリスクオフ云々というよりも、
 これまで通りシンプルに考えて、商いを伴って9日安値でも割らない限り、
 王者の風格で構えておけばいいですし
 9日安値あたりまでの下値は覚悟の上で、新たに勝負を挑んでもいいでしょう。
 
 新興市場については、商いを伴った下げが連続しているので、
 明日が商いの伴った反発とならなければ、
 決算に絡む銘柄以外、一旦は撤退をした方が無難でおます。
 小型の長期狙いの方は、御自由に勝負して下さい。

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コメント

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筋肉 | URL | 2015-07-26-Sun 09:42 [編集]
いつもいつも読み応えのある記事ありがとうございます。
参考にさせて頂いています。
筋肉さんへ
マーケット番長 | URL | 2015-07-26-Sun 11:03 [編集]
> いつもいつも読み応えのある記事ありがとうございます。
> 参考にさせて頂いています。

思い付いたことを一気に書いているので、
ダラダラと長くなりがちですが、
そう言って頂けると嬉しく思います。

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