不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
真打ちは抜かれぬまま週末へ。
こんばんは。

昨夜は真打ちである米金融政策の方向感を占う米雇用統計が発表され、
5日に国民投票を控えるギリシャプロレスは未だ継続中であり、
本日は致死量を超える信用取引をいう毒物を飲んでしまった為に、
当局が処方薬を大量に飲ませたり、栄養剤を大量に注入してみるものの
効果も空しく、止まらない下痢の様な急落を続ける上海株・・・

といった海の向こうの騒ぎが続いているのをよそに、
我が国は薄商いでの小幅高ながらも4連騰です(笑)

いつも書いている通り、バリュー面、政策面、マクロ・ミクロ両面のファンダメンタル
といった長い目での良好な国内環境だけでなく、
需給面といった足元の良好な国内環境にも変わりは無く、
需給面の一部である裁定買い残は、1日現在で17.8億株まで減少、
空売り比率については本日も34%と高水準を維持しておりますので、
長い目で腰を据えている方だけではなく、目先の勝負を挑んでいる方についても、
海の向こうからの騒音などは無視をして、国内環境だけを見つめ、
素直に波に乗るのが正解という動きになっております(笑)

しかしながら腰を据えている方のスタンスについては何ら変わりは無いものの、
目先の勝負をする方のスタンスについては、現状の海の向こうの騒ぎを考えると、
これまでの動きはあくまで結果論に過ぎないですから、不正解であろうとも、
国内環境が良好であろうとも、持ち越し等のリスクは高いと言わざるを得ないです

そんなリスクが高いと言わざるを得ない海の向こうの騒ぎの一つである上海株・・・

当局が利下げに動き(預金準備率も)、週に2度の資金供給オペも続け、
中国版クジラがETF買いで支えていたり、空売り規制は緩めたばかりのくせに、
舌の根が渇かぬうちに規制を強化してみたり
信用規制も強化する一方で、信用取引の担保に不動産を認めたりと、
もはや何がしたいのやら訳がわかりません・・・

そんななりふり構わない処方薬と栄養剤を大量に乱れ打ちするものの、
信用残が44兆円という致死量の様な需給環境下にあった中国株には通用せず
残念ながら本日も上海株、深セン株共に下痢(急落)の症状は収まらず・・・

まぁ債券、人民元、SHIBOR、CDSといったお薬効果の通じる市場は、
落ち着いているので、トリプル安等の味噌もクソも売られる展開ではないけど、
あまりにも株式市場だけが需給環境を含めて過熱しているだけに、
果たして来週こそは下痢(急落)が止まるのかどうかはわからない状態です。
商いは若干ながら細りつつありますけど・・・

とにかく先に述べたような信用取引が横行しているだけに、
上海株の逆流によって被る損失の規模すらもわからないので、
規模の判明しているギリシャ、プエルトリコ、ウクライナとは違い、
かつて規模すらも見えなかったサブライムに最も近い恐ろしさは感じます。

ちなみに私がギリシャをプロレス、
プエルトリコとウクライナを再放送だと揶揄しているのは、
これまでの信用不安を招いた事例を見る限り、
規模や実態がわからないからこその信用不安だったからです。

つまりギリシャ等の規模が判明している騒ぎについては、
何とでも対処のしようがあるということですから、
やはり得体の知れない中国は恐ろしいと言わざるを得ないです。

そしてユーロ圏離脱となると影響が計り知れない部分はあれど、
双方の利害からも有り得ないので、現状ではプロレスであるギリシャ騒動ですが、
いよいよ5日に国民投票が実施されます。

相変わらずチプラス政権が支離滅裂なゴネ方をしておりますが、
いくら債権団側がギリシャがどうなろうと知るかと言って要求を突き返そうとも、
騒げば騒ぐほど、マーケットや世論が過剰反応をしてくれるので、
債権団側としても無視が出来なくはなりますからね・・・

だけに、結果が「NO(緊縮財政受け入れ反対)」となっても、
結局は騒ぎを収める為に、手を差し伸べることにはなりそうですけどね。

まぁでも今のところ世論調査では「YES(緊縮財政受け入れ)」が優勢の様です。
しかも何やら「YES(緊縮財政受け入れ)」となっても、
ヒモ男(チプラス政権)は辞めないとか言い出しているので、
そうなると総選挙が無いということになり、一旦は落ち着く方向となりそうです。

つまりギリシャプロレスは、世論を背負っていることで、
立場上、双方の政治家が後に引けなかったことがプロレスの原因ですから、
YES(緊縮財政の受け入れ)という結果となれば、
チプラス政権にとっては、国民の意思ならば公約破りも止む無しということになり、
債権団側の各国政治家にとっては、緊縮財政を受け入れるのであれば、
支援も止む無しということで、各国の国民世論への顔が立つことになりますからね

いやはや・・・改めてつまらん騒ぎやなと思うばかりですが、
今のところは「YES(緊縮財政の受け入れ)」という結果となり、
落ち着くとは思いますが、結果は蓋を開けてみないことにはわからず、
「NO」という結果となれば、一時的であろうとも騒ぎにはなりますから、
目先については楽観できる状況とまでは言えまへん。

そして現時点のユーロ圏市場についても、ギリシャがプロレスであろうと、
それを口実とした4月以来の逆流(株安・債券安・ユーロ高)が、
再燃する可能性もありますからね・・・

ただし需給的には逆流余地は限定的であり、
むしろ4月までの株高・債券高・ユーロ安が復活する余地の方が大きいですから、
5日の国民投票が「YES」となることがきっかけになるといいのですが・・・

そういう意味では、真打ちでもある米金融政策の行方が、
利上げ観測(米債券安(米金利上昇)・ドル高)となれば、
ユーロ圏の株高・債券高・ユーロ安の復活を後押しすることになります。
(我が国にとっては円安)

そんな米金融政策の行方を占うことになる昨夜の雇用統計については、
定番の非農業部門雇用者数と失業率は堅調な結果となったものの、
イエレンおばさん率いるFRBが大好物である(重視する)賃金、労働参加率等、
雇用の質面においては低調な結果となり、昨夜の米国市場は、
米債券高(米金利低下)・ドル安という利上げ先送り観測な動きとなりました。

それを受けて、これまで利上げアレルギーを示してきた米株が好感するかも・・・
という平時の御都合解釈期待もありましたが、薄商いでの株安となりました。

かと言って、ギリシャや中国の騒ぎを警戒したリスクオフほどの動きでも無く、
三連休前にした様子見&手仕舞いの範疇だったと言えます。

とりあえず昨夜の雇用統計を受けて、ユーロ圏と日本を後押しすることにもなる、
利上げ観測(米債券安(米金利上昇)・ドル高)及び、
利上げアレルギーを克服した米株高というベストシナリオにはならなかったので、
このまま利上げ先送り観測が続くのか、利上げ前倒し観測となるのかは、
来週から本格化する米企業決算、今後の米経済指標次第であり、
長い目でのユーロ圏と我が国にとっても、結局は米金融政策次第でおます。

以上の通り、真打ちの米金融政策の行方が、ベストシナリオにならなかったので
目先のギリシャプロレスと上海の逆流懸念を抱えたまま、
週末を迎えることになったということです。

ということなので、来週の展望については、改めて週末に書きます。

良い週末をお過ごし下さい。

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