不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
今週は足元&目先のリスクを含め、とにかくFOMC次第
おはようございます・・・というか、まだ深夜ですけどね。

何だかコーヒーの飲み過ぎなのか、
眠気が襲って来なかったので、真夜中の更新となります。


さて、イエレンのおばさんの出口ラリズム(利上げチラ見せ)で惑わされ、
ユーロ圏では腐ったみかん(ギリシャ)の方程式騒動を口実とする騒ぎが起き、
これらを理由に我が国を含む世界的な金利上昇(債券安)に見舞われております

そんな中、今週はいよいよ債券のサジ加減を決めるとも言えるFOMCを控え、
他にもTPA法案の採決、臭ったみかんの処理を協議するユーロ圏財務相会合、
株主総会シーズン突入、黒だるま親方(黒田日銀総裁)率いる金玉政策決定会合
支持率回復に必死のパッチな安倍ちゃん政権による産業競争力会議等々・・・
今週はかなりのメガ盛つゆだく状態でおます。
(16日の欧州司法裁のOMTに対する違憲か否かの判断も不気味ではあります)

前置きはこれくらいにして、まずはいつも通り、今週のスケジュールからどうぞ。
今週の展望については、以下のスケジュールに週末の状況も加味しながら、
書き進めて参ります。
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国内海外
15(月)6月月例経済報告(17:40)トルコ5月財政収支(17:00)
ユーロ圏4月貿易収支(18:00)
国会正常化へ与野党国対委員長会談米6月NY連銀製造業景気指数(21:30)
原発高経年化技術評価審査会合(10:00)米5月鉱工業生産(22:15)
財政審国有財産分科会(14:00)米6月NAHB住宅市場指数(22:15)
東京圏国家戦略特区会議(17:20)米4月対米証券投資(29:00)
甘利経済財政相会見(18:45)ロシア1-3期GDP・速報値(15or16日)
衆院憲法審査会・地方公聴会(高知)
関空・伊丹運営権2次入札オーストリア中銀ノボトニー総裁講演(16:00)
 ※3ヶ月延長ともダイセルブルーム・ユーロG議長講演(16:00)
独連銀ワイトマン総裁講演(16:00)
(決算)ヴェスタエアー欧州委員講演(16:00)
菊池製作所、ウィンテスト、オーエスケント豪中銀総裁補佐講演(16:30)
インベスコO、積水ハウスR、トップリートロシア中銀政策金利発表(18:30)
プラートECB理事講演(18:45)
ドラギECB総裁、欧州議会で証言(22:00)
クーレECB理事講演(25:00)
米下院でTPA法案審議(16日再採決)
EU・キューバ国交正常化交渉(15-16日)
国連仲介のイエメン和平協議
第25回アフリカ連合総会(14-15日)
サブサハラアフリカ国際金融フォーラム
韓国と北朝鮮の南北共同宣言から15年
国際パリ航空ショー(15-21日)
 ※国産初のジェット旅客機
  「MRJ」の走行試験映像を公開
共和党ジェブ・ブッシュが大統領選出馬表明
コロンビア大統領選
中国の国営4大銀を含む9行がCD発行
サウジが海外投資家に株式市場を開放
16(火)5月首都圏新規マンション発売(13:00)豪準備銀金融政策会合議事録(10:30)
2市場信用取引残高(16:00)豪5月新車販売台数(10:30)
独5月消費者物価・改定値(15:00)
閣議、閣議後会見英5月消費者物価(17:30)
自民党政調審議会・総務会独6月ZEW景況感調査(18:00)
 ※財政再建特命委員会がユーロ圏6月ZEW景況感調査(18:00)
  財政再建計画を提言予定米5月住宅着工件数(21:30)
医薬分業見直し答申案正式決定見通し米5月建設許可件数(21:30)
経産省が次世代火力の開発後押しするAPI米週間原油在庫
 産学官の協議会の初会合ロシア1-3期GDP・速報値(15or16日)
クロアチア首相来日(16-19日)
原子力委員会(9:30)欧州司法裁がECBのOMT(国債無制限購入)
国の債務管理の在り方に関する懇談会 について違憲か否かの判断(16:30)
原発新規制基準適合性審査会合(13:30)債権団とギリシャの実務者レベル間での
金融グループをめぐる制度の 合意見通し
 あり方に関するワーキングG(16:00)米下院でTPA法案再採決
光エレクトロニクスに関する ※18日にずれ込む可能性も・・・
 シンポジウム(NEDO 17:30-16:55)FOMC 1日目
浜岡原発3号機の安全審査を米ゲーム見本市E3(16-18日)
 原子力規制委に申請国際パリ航空ショー(15-21日)
W杯アジア2次予選日本×シンガポールEU・キューバ国交正常化交渉(15-16日)
モルシ元エジプト大統領脱獄事件最終判決
5年債入札(12:45)デベル豪中銀総裁補佐講演(6:55)
モスコビシ欧州委員講演(17:15)
新月(23:05)メルシュECB理事、欧州議会で証言(20:00)
オーストリア中銀ノボトニー総裁講演(24:00)
(IPO)ヘリオス、スマートバリュー
(株主総会)トヨタ等、24社米30年インフレ連動国債入札(26:00)
(決算)ギリシャ債務返済日
ツルハHD、アークランドサカモト ※IMF 5.7億ユーロ(月末一括返済へ)
いちごリート
(決算)アドビシステムズ
17(水)5月貿易収支(8:50)南ア5月消費者物価(17:00)
5月訪日外国人数(14:00)英5月失業率(17:30)
5月工作機械受注・確報値(15:00)英中銀金融政策委員会議事録(17:30)
プログラム売買状況(15:30)ユーロ圏4月建設支出(18:00)
5月半導体製造装置BBレシオ(16:00)ユーロ圏5月消費者物価・改定値(18:00)
米MBA住宅ローン申請指数(20:00)
党首討論(参院)米週間原油在庫(23:30)
18歳選挙権の公職選挙法改正案が
 参院本会議で可決、成立見通しFOMC 2日目
衆院厚生労働委員会 ※政策金利&経済見通し発表(27:00)
 ※労働者派遣法改正案の質疑(予定) ※イエレンFRB議長会見(27:30)
原子力規制委(10:30)ECB政策理事会(金融政策発表なし)
薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会カーニー英中銀総裁講演
フジTVとネットフリックス合同会見ドムブロフスキス欧州副委員長講演(17:00)
NTTとパナソニック業務提携会見ドムブロフスキス欧州副委員長講演(22:15)
北朝鮮産マツタケ不正輸入事件初公判米ゲーム見本市E3(16-18日)
サッカー女子W杯(6/6-7/5:カナダ)国際パリ航空ショー(15-21日)
 ※日本vsエクアドル(5:45)香港行政長官の選挙制度改革案審議開始
 ※票決は18-19日見通し
(IPO)マーケットエンタープライズ台湾国民党が総統選公認候補決定
(株主総会)ホンダ等、38社独10年債入札(18:30)
(決算)星野Rリート(決算)フェデックス、オラクル
18(木)対外対内証券売買契約等の状況(8:50)NZ1-3月期GDP(7:45)
投資主体別売買動向(15:00)中国5月住宅価格(10:30)
ECB月報(17:00)
日銀金融政策決定会合(18-19日)ユーロ圏1-3月期労働コスト(18:00)
カジノ議連総会(予定)米1-3月期経常収支(21:30)
ソフトバンクが「ペッパー」の一般発売に米5月消費者物価(21:30)
 関する記者発表会(13:30)米新規失業保険申請件数(21:30)
米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(23:00)
40年債入札(12:45)米5月景気先行指標総合指数(23:00)
5月北米半導体製造装置BBレシオ(31:00)
(IPO)デジタル・インフォメーション・テクノロジー
ユーロ圏財務相会合
(株主総会)55社 ※ラガルドIMF専務理事も出席
 ※ユーログループ議長選も
(決算)プレミアECB一般理事会(金融政策発表なし)
米ゲーム見本市E3(16-18日)
国際パリ航空ショー(15-21日)
サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム(18-20日)
黒海経済協力機構外相会合
デンマーク議会選
香港行政長官の選挙制度改革案票決
 ※票決は18-19日見通し
 ※民主化グループが議会を包囲予定
インドネシア中銀政策金利発表(15:00)
スイス中銀政策金利発表(16:30)
ヴェスタエアー欧州委員講演(16:30)
ノルウェー中銀政策金利発表(17:00)
ノルウェー中銀オルセン・総裁会見(17:30)
ラマダン入り(18日-7月18日まで)
スペイン10年債入札(17:30)
米30年インフレ連動国債入札(26:00)
19(金)4月全産業活動指数(13:30)独)5月生産者物価(15:00)
4月景気動向指数・改定値(14:00)ユーロ圏4月経常収支(17:00)
5月粗鋼生産速報(14:00)加5月消費者物価(21:30)
5月全国百貨店売上高(14:30)米石油掘削リグ稼働数
シカゴIMM通貨先物ポジション
閣議、閣議後会見
産業競争力会議EU財務相理事会
 ※成長戦略(日本再興戦略)の素案をWTO紛争処理機関会合
  議論し、月末に閣議決定を目指すサンクトペテルブルグ国際経済フォーラム(18-20日)
派遣法改正案の強行採決見通し国際パリ航空ショー(15-21日)
日銀金融政策決定会合(18-19日)香港行政長官の選挙制度改革案票決
 ※金融政策発表(昼前後) ※票決は18-19日見通し
 ※黒田日銀総裁会見(15:30) ※民主化グループが議会を包囲予定
中曽日銀副総裁挨拶(15:36)ノルウェー中銀オルセン・総裁会見(18:30)
翁長沖縄知事とケネディ駐日大使会談SF連銀ウイリアムズ総裁講演(23:55)
 ※中間派、投票権有
(株主総会)173社クリーブランド連銀メスター総裁講演(25:00)
 ※タカ派、投票権なし
(決算)
西松屋、サンオータス米メジャーSQ(クアドラブルウィッチング)
日ヘルスケア、トーセイRギリシャ債務返済日
 ※IMF 3.4億ユーロ、短期債 16億ユーロ
 ※IMF分は月末一括返済へ
(休場)台湾、フィンランド、スウェーデン
20(土)(株主総会)16社中国端午節休暇(20-22日)
オーストラリア・クイーンズランド州総選挙
サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム(18-20日)
国際パリ航空ショー(15-21日)
21(日)中国端午節休暇(20-22日)
国際パリ航空ショー(15-21日)

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★崩壊するする詐欺と共に爆買いの続いている中国

失速も窺える経済指標や蔓延するバブル崩壊論をよそに、
信用残が44兆円というスリリングな爆買いの続く株式市場を抱える中国は、
債券安(金利上昇)がやや再燃しているものの、人民元は堅調を維持しており、
依然としてトリプル高基調を維持しており、CDSも落ちついており、
SHIBORは一カ月物がやや上昇しているだけで、概ね落ち着いております。

この国は金融政策を打つ手が残っている上に、
政府が景気対策と国民の人命と財産、人権を無視したバブル潰しも可能であり、
今週末には端午節休暇の三連休を控えていることからも、
得意の休日中に金融もしくは景気対策をぶちかますという期待もあるのでしょう。
そしてバリュー面においても、意外と割高感が無いのも事実です。

とりあえず以上に書いたように、ある意味で自由自在な独裁国家であり、
真実がわからないので、過剰に気にしてもキリがなく、
事が起きてから動くしかないというのが現実です・・・
強いて事前に動くのであれば、トリプル高が崩れるか、
SHIBOR、CDSが上昇することが危険予知のシグナルと言えます。

そんなシグナルを発するかも知れない今週のイベントとしては、
18日の中国5月住宅価格、20-23日の端午節休暇を前にした手仕舞い、
といったところです。

一応、香港での民主化デモの原因となった、
香港行政長官選挙制度の改革案の審議が17日から始まり、
18日か19日に票決が行われます。
それに合わせて、民主化グループが議場を取り囲む予定ですから、
票決結果次第ではまた混乱が起きるかもしれないという程度です。
前回の様にピクニック程度に終わるかも知れませんけど・・・(笑)


★FOMC次第ではありますが、原油及び中東情勢

原油については、ドル(米金融政策)の行方が見えて来るFOMC次第ですが、
今週は15日にラーメン、つけ麺、僕イケメンでもイエレンでもなく、
イエメンの和平協議が行われ、16日にはエジプト元大統領の判決もあります。

16-17日のFOMC以外は、気にする必要もないのですが、
もしFOMCを前に、原油がドルの動きや需給要因を無視して動いた場合、
地政学リスクとして上記のイベントが原因なのかなぁ・・・
という察知を早くする為に頭に入れておけばいいという程度でおます。
そういう意味ではISの動向についても同様ですけどね。


★トリプル安が深刻化しつつある新興国及び資源国

ついつい先進国の債券安祭やジェットコースターが上がっている様な中国、
ギリシャプロレス、そして米国の金融政策の方向性に目を奪われがちですが、
アジアを中心とする新興国、産油国以外の資源国において、
利下げをしようとも焼け石に水なトリプル安が着々と進行しております。

そもそもの始まりは米国がドルウィルスを撒き散らしたことなので、
結局は米国の金融政策次第(今週のFOMC)なのですが、
今のところはあまり話題になっていないのも現実であり、
新たな動かすネタとして悪用される恐れがあるということです。

一方で、FOMC以降に先進国がセルインジューンにでもなることがあれば、
新興国はチャンス到来とも言えますけどね。


★ギリシャプロレスを口実に揺れるユーロ圏

週末時点のユーロ圏全体の状況としては、薄商いでの株安、ユーロ高、
注目の債券は、独仏等の高格付け国は債券高(金利低下)、
南欧重債務国は債券安(金利上昇)、ギリシャはやや債券安(金利上昇)であり、
CDSに至っては、ギリシャは大幅に低下している一方、
南欧重債務国は上昇しているので、ギリシャ騒動が南欧にも飛び火する・・・
という懸念もあるのでしょうけど、
何気に全くノーマークであるECBのOMT(国債買取策)に対する、
欧州司法裁での合憲か否かの判断(16日)への警戒感なのかという気も・・・

まぁでもノーマークになっている理由としては、
すでに1月に合憲との見解を示しているというのもありますから、
まさか手の平を返すことはないだろうとの見方からなのでしょうけどね・・・

ただ・・・最近はドラギが紐パン姉さんに襲われたり、
ECB理事会を開く度に金融政策に抗議するデモが行われているのも事実なので、
そんな世論に押されての手の平返し判断(違憲)なんてことになれば、
ギリシャよりもOMTの対象国でもある南欧重債務国の債券安が加速し、
週末に戻していた高格付け国でも債券安(金利上昇)が再燃します。

とりあえず16日は、上記の欧州司法裁の判断だけでなく、ZEW祭もあり、
ギリシャプロレスの大一番だと騒がれている18日のユーロ圏財務相会合に向けた
トロイカ債権団とギリシャ側の実務者レベルでの合意見通しとも言われているので
意外と注目の日ではあります・・・

そして18日が大一番だと騒いでいるギリシャプロレスについては、
繰り返し書いているので詳細は割愛しますが、
先に述べた週末の動きを見てもわかる通り、口実に過ぎないということです。
かつてのギリシャ危機に比べても、ギリシャの金利は3分の1程度の水準であり、
CDSは10分の1ですからね・・・
しかも週末には18日の大一番とやらに向けて、
デフォルトを前提としたプランBの検討に入ったと言いながら、
金利とCDSは低下しているのもおかしな話であり、
百歩譲ってネガティブに考えるとするならば、
ユーロ圏離脱というプランCが検討されるか
もしくは支援プログラムの期限とIMFへの返済期限である月末になってから、
金利とCDSが上昇すると考えても遅くはなさそうです。

つまり現時点では、ユーロ圏の株と債券が逆流する口実(きっかけ)として、
ギリシャプロレスが悪用されているということです。
そしてユーロ圏とギリシャ双方の世論が、譲歩止む無しという空気になるまでは、
双方の政治家たちは譲歩する訳にもいかず、
後に引けないので、プロレスは続くということです。

何やらドイツの世論調査では譲歩止む無しという意見も増えており、
ギリシャの世論調査も同様ですから、意外と譲歩は近いのかもしれませんが・・・

とりあえず口実であろうとも今週は18日のユーロ圏財務相会合、
19日のEU財務相会合が注目のイベントであり、
それまでにある経済指標等のイベントは短期的な材料となり、
ギリシャプロレスでの過剰パフォーマンスばかりのゆる~いチョップ合戦に、
右往左往させられそうです。

その他のイベントとしては、米FOMCが何より重要ですが、先にも述べた通り、
ダークホースなイベントである16日の欧州司法裁でのOMTに対する判断、
明晩のドラギえもんの議会証言といったところです。
ドラギが沈静化する証言でもすれば、18日迄は落ち着くかも知れませんけどね。

あ、南欧重債務国の債券(金利)とCDSには目を配っておきましょう。


★とにかく今週はFOMC次第の米国

週末時点の状況としては、鬼の様な薄商いでの米株安、
米債券安(金利上昇)にも関わらずドル安、ドル安にも関わらず原油安(金も)・・・

FOMCを控える週末であり、ギリシャプロレスも賑わっていたので、
仕方ないのかなとは思いますが、チグハグで方向感のハッキリしない動きであり
なんら参考にならない動きの週末だったと言えます。

そして今週としては、16-17日のFOMC一本勝負ですから、
明晩と16日にも重要な経済指標はありますが、短期的な変動要因に過ぎず、
米国市場がどのような形でFOMCを迎え、FOMCがどのような結果になるのか・・
(週末には米MSQ(クアドラブルウィッチングもありますけどね)

現在の米債券市場を見る限り、9月利上げを織り込みつつありますが、
米株はそんな9月利上げの動き(米債券安(米金利上昇)ドル高)に対しても、
未だアレルギー反応を示しているので、
今週のFOMCでまさかの利上げに動かなくとも、利上げを示唆する結果となったり
イエレンおばさんが会見で利上げを強く示唆するようなことになると、
残念ながら米株のアレルギー反応は避けられそうにないです・・・
世界的な債券安(金利上昇)祭については、若干軽減されるかも知れませんが・・・

当然ながら理想としては米株がアレルギー反応を示さず、
商いの伴った米株高、米債券安(米金利上昇)、ドル高となることですけど、
さすがにそれは期待できないので、
利上げ先送り観測(米債券高(金利低下)ドル安)となって、
米株が利上げアレルギーから解放されることが、
目先においては理想ではなく、ベターな結果と言えます。
世界的な債券安(金利上昇)祭も収束するでしょうからね。
(個人的にはいっそのこと利上げしろ!なんて思っていますけどね)

最近のイエレンおばさんを見ていると、
サプライズ利上げをするつもりはさすがにないでしょうけど、
割高発言をしてみたりと、利上げへの地均しに躍起ではありますから、
ベターな結果にはならないのかなぁとも思いますが・・・

とりあえずFOMCに向けた備えについては、改めて明後日にでも書きますので、
FOMCまでの米国市場については、一時的な動きとして見ておきましょう。


★日本及び今週のまとめ

欧米の株式市場が薄商い続きな一方、中国と共に賑わいを見せている日本株・・

週末の状況としては、MSQは幻のSQを残したものの、
大きな波乱も無く通過し、シカゴ日経平均先物も20325円で帰って来ており、
賑わいを見せている日本買いとも言えるしぶとさを発揮しております。

実際にバリュー面においても、現状の割安感はもちろんのこと、
企業想定為替レートから乖離した現在の円安水準だけでなく
株主総会シーズン突入を控えての株主還元策期待もあるので、
中長期的な割安感もありますし、
日銀やGPIF等の神の手(お上の手)による需給のタイト化は継続しており
信用買い残、空売り比率といった需給環境も良好です。

そしてこれらの環境を招いている一因である日銀の異次元な金融緩和政策、
陣頭指揮を執っている安倍政権の政策期待も継続しており、
6月末には新成長戦略の発表も控えております。

しかも直近では支持率が僅かに下がっていることもあり、以前にも書きましたが、
皮肉なことに安倍ちゃんは真の目的が支持率ありきの憲法改正ですから、
支持率が下がると株価対策に動くという傾向があり、
最近の安保法制、年金問題を巡っての混乱による支持率低下をごまかす為に、
株価対策にもなる6月末の成長戦略への期待が更に高まるとも言えるだけに、
日本株が賑わい(商い)と共にしぶとさを見せるのも頷けると共に、
長い目での日本株の明るい見通しにも変わりは無いと言えます。

しかしながら、足元と目先においては、株価とドル円の動きを見ればわかる通り、
5月中旬以降は、裁定買い残の急増と円売りポジの急増を伴いながら、
これまでなりを潜めていた円売り・先物買いモードで駆け上がっており、
しかも金融緩和真っ只中であり、黒ちゃん自身も物価はマイナスに転じるという
デフレ脱却とは言えない状況下での債券安(金利上昇)は、
金融政策にそぐわないどころか、重石以外の何者でもないですからね・・・

そんな中での駆け上がりだったので、
債券安(金利上昇)という重石が軽くならないことには、
円売り・先物買いモードの逆流が再燃(継続)してもおかしくない状況です。

(週末の晩には10年債利回りが、一時的ながらも謎の急騰を見せており、
 単なる誤表示とは思うのですが、引け間際のありがちな誤表示でもないだけに、
 もし誤発注であれば、一応傷は残りますのでね・・・)

10日時点で3.8兆円あった裁定買い残については、MSQを通過したことで、
一昨年5月の様に債券安を無視した新たなステージへと突入する可能性も、
否定できないですが、昨日発表された9日時点のシカゴIMMの円売りポジは、
三週連続での急増となり、19日時点の22000枚から一気に5倍へと膨らみ、
昨年末以来の水準に達しておりますので、債券安という重石が軽減されない限り
円売り・先物買いモードの逆流が再燃(継続)してもおかしくない状況です。

だからこそ、今週はまずFOMCにて、
米国が利上げ観測(米債券安(米金利上昇)ドル高)に対して、
アレルギー反応を吹き飛ばす商いの伴った米株高というベストシナリオになって、
世界的な金利水準そのものを上げるか、もしくは・・・
利上げ先送り観測(米債券高(米金低下)ドル安というベターシナリオなって、
世界的な債券安(金利上昇)祭を収束させることで、
我が国の債券安(金利上昇)の重石を軽くしてくれないことにはね・・・

当然ながら米国がアレルギー反応を示せば、ベストやベターではなく、
下手をすればセルインジューンになってもおかしくないです。
上記にも書いた通り、ユーロ圏でも18日にユーロ圏財務相会合もありますからね

ただし、セルインジューンはともかくとしても、
5月中旬以降の円売り・先物買いモードが始まったのは、
米利上げ観測と欧州の株安・債券安モードが原因での日本買いとも言えるので、
FOMCがベターな利上げ先送り観測となり、世界的な債券安祭が収まっても、
円高となって、米欧買いの日中売りなんてパターンも無きにしもあらずですから、
今週のFOMCについては、意外に米国と欧州よりも、
我が国の方がリスクは高いとも言えます。

あくまでFOMC直後という目先のリスクに過ぎないですけどね。
というのも、18-19日には日銀金融政策決定会合が控えており、
19日には月末発表予定の新成長戦略の素案が決まる産業競争力会議を控え、
安倍ちゃんが支持率回復の為にも株価対策に動いてもおかしくないですから、
FOMC後のリスクに対して、「後の先(カウンター)」で迎え撃つ態勢は、
一応整っていると言えます。

FOMC前としても15日には東京圏限定ではあるものの、
五輪ネタも兼ねた国家戦略特区会議があり、
16日(新月)には米下院でTPA法案の再採決を控えており、
株主総会シーズンにも突入するので、FOMC後のリスクは軽減されそうですが・・

以上の通り、国内環境としては、
目先の円売り先物買いの逆流懸念とFOMC後のリスクがあり、
海の向こうも上記に書いた通りのリスクはあるものの、
国内外共に今週は、まずは何よりFOMC次第でおます。

ということなので、明日のスタンスとしては、
結果的に先週から変わりは無いのですが、改めて書きますと・・・

持ち越し短期勝負の方は、17日に結果が判明するFOMCまでは、
その日限りの勝負に留めるのが無難ですが、
上記にも書いた通り、債券安が落ち着いているのであれば、
持ち越しリスクを覚悟の上で、勝負を挑むのは御自由にどうぞ。

腰を据えて長期で構えている方は、
上記にも書いた通り、長い目での国内の好環境に変わりはないので、
ひとまず王者の風格で構えておきましょう。

もしFOMC以降、セルインジューンの様な騒ぎになった場合でも、
現時点での下値メドとしては、円売り先物買いの逆流目線では、
上記にも書いた通り、5月中旬の水準であり、
それを突破して下げたとしても、長い目での国内の好環境を加味すると、
せいぜい一度ガス抜きをした3月安値水準までと見ておりますので、
シンプルに3月安値割れにでもならない限り、王者の風格で構えておきましょう。
やや直近では株価も駆け上がったので、メドを4月安値にしてもいいですけどね。

新興市場は主力大型株がFOMCを控えていることでの資金流入期待に加え、
IPOも再開されるので、今週は堅調な展開を見込めそうですが
シンプルに下げ局面では薄商いという上げゴリモードが続いているので、
商いの伴った下げが連続するまでは、
上げゴリモードが継続中と見ておけばいいでしょう。

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コメント

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God Hand  | URL | 2015-06-14-Sun 16:37 [編集]
こんにちわ です。

>>何だかコーヒーの飲み過ぎなのか
同じくです。(笑)
最近はコーヒーメーカーでも
Kカップなるもので、簡単に美味なコーヒーが自宅で
のめるので、つい飲みすぎてしまいますね。

Kカップ対応のコーヒーメーカーでしたら
夏限定の「バリブレンド」お勧めです。

今週の相場は上にも下にも台風がきますね。
大変参考になりました。
有難うございます。

God Handさんへ
マーケット番長 | URL | 2015-06-14-Sun 21:56 [編集]
> こんにちわ です。

こんばんはです。

> >>何だかコーヒーの飲み過ぎなのか
> 同じくです。(笑)
> 最近はコーヒーメーカーでも
> Kカップなるもので、簡単に美味なコーヒーが自宅で
> のめるので、つい飲みすぎてしまいますね。
> Kカップ対応のコーヒーメーカーでしたら
> 夏限定の「バリブレンド」お勧めです。

最近は早寝、早起き、早グソをしているのですが、
休日に出掛けず家に居ると、趣味で生豆から我流で焙煎しているので、
ほんとに飲み過ぎてしまい、ついつい夜更かししてしまいます。
バリブレンドですね。
なるほどです。

> 今週の相場は上にも下にも台風がきますね。
> 大変参考になりました。
> 有難うございます。

いえいえありがとうございます。
今週は上でも下でもヤマ場になった方が
戦い易くはなりますね。

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