不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
キナ臭い米国を前に、三戦の構えで引けた日本株。継続してこそですが・・・
こんばんは。

本日は先物がペラ商いながら、現物は商いを伴った上昇となり、
債券も戻しており、そして話題沸騰の円安でもありますので、
株高、債券高、円安という三戦(サンチン)の構え・・・
つまりデフレ脱却を目指す我が国にとっては必須の構えを維持したまま、
尚且つ買いのパワーも優勢のまま引けており、
結果的に日経平均株価は9連騰となりました!

小ぶりな日足を重ねてのジリ上げは、
腰の据わった資金が入っている典型的なチャート形成ではありますので、
いつも書いている日本株を取り巻く好環境(バリュー、需給、政策等)の継続が、
海の向こうの騒ぎをよそに、ムテキングな日本買いを促しているとも言えるので
かつての様なバブルに程遠いのはもちろんのこと、
セル・イン・メイやセル・イン・田中邦衛(じゅ~んby北の国から)、
一昨年5月のドビン・チャビン・ハゲチャビン・バーナンキショックのようなことは、
起きるとも思えないですけど・・・

とりあえず昨日までは薄商いでの株高・債券安(円安)であり、
商いの伴った株高・債券高・円安という三戦の構えは、
まだまだ本日の一日だけですから、継続は力なりという通り、
続かないことには、まだムテキングな日本買いとまでは言い切れないです。

目先としても裁定買い残は3.5兆円を超えており、
空売り比率は以下の通り、久々にムムムッな領域に少し足を突っ込んでおります

 1/16 36.7 安値
 3/23 28.6 高値
 4/1  36.2 安値
 4/23 27.6 高値
 5/7  34.9 安値
 ・・・
 5/25 29.1
 5/26 29.4
 本日 28.7

そして、いくらムテキングな日本買いの様な動きとは言え、
親分米国を始めとする海の向こうの不穏な状況も続いております。

昨夜のユーロ圏市場は、
スットコドイツ等の欧州高格付け国は債券高、株安(やや商い増)
南欧ゴロツキ国は債券安、株安(やや商い増)、CDS上昇
ギリギリシャは債券が横ばい、株高、CDSは小幅上昇、
そしてユーロ安です。

以上の通り、高格付け国の債券高は逆流からの回復と言える動きであり、
全体としても容赦のないパニックな動きでは無く、意外と真っ当な動きではあります
(ギリシャよりもスペインネタの方が旬になっているというのもあるでしょうけどね)

しかしながら債券の戻りはまだまだであり、逆流からの反発とまでは言えず、
やや商いが膨らんでの株安でもあるので、株価の逆流も収まったとは言えず・・・

今夜は独10年債入札、明日はイタリア10年債入札が控えており、
スペインネタによる南欧重債務国の動きも含め(一応、ギリシャも)、
まだ危うい状況が続いていると言えます。

せめて高格付け国だけでも、株と債券の逆流が収まれば、
同じ金融緩和真っ只中の我が国にとっても追い風になるのですが・・・

そして昨夜はユーロ圏よりも親分米国でおます・・・
米債券高(金利低下)となったものの、小幅な反発に留まっていることもあり、
ドル高の歯止めにはならず、米株は久々に商いの伴った大幅安となりました・・・

いわゆる米株は利上げに対するアレルギー反応と言える下げですから、
米債が少し戻ったとは言え、2年債を始めとする短中期債の戻りは弱く、
ゴリゴリのドル高も収まらないことには、米株のアレルギー反応は続きますからね

今夜も米5年債入札を控え、明日は米7年債入札を控えており、
その他の経済指標等のイベントについても、
今夜はティファニーとコストコの決算、明日は新規失業保険等がありますので、
これらを受けて、利上げ先送り観測(米債高(金利低下)・ドル安)となり、
米株の利上げに対するアレルギー反応が収まればいいのですが・・・

とりあえず日本株目線では、明日の我が国の2年債入札も重要ですが、
昨夜も書いた通り、米国が利上げ観測(米債券安(米金利上昇)・ドル高)となると、
円安という恩恵はあれど、米株が商いの伴った下げが続く可能性が高く、
そうなればさすがに日本株の重石になりますからね・・・

だけに、米利上げ先送り観測(米債券高(米金低下)・ドル安)となれば、
円高圧力が掛かり、直近の日本独歩高分くらいは削られるかも知れませんが、
シカゴIMMの円売りポジからも円高余地は限定的であり、
企業想定為替レートの115-120円を割ることはないでしょうから、
利上げアレルギーから解放された米株と共に、日本株も落ち着くでしょう。

ただ・・・先にも述べた通り、昨夜は久々に商いの伴った米株安だっただけに、
米国が利上げ観測、利上げ先送り観測のどちらに転ぼうとも、
有無を言わせない商いの伴った米株安が続くようであれば、
利上げ云々もヘッタクレも無いセルインメイの様な大逆流となりますが・・・
現時点では可能性は低いですし、万が一、そうなったにしても・・・
昨日も書いた通り、イベント盛り沢山な6月だとは思いますけどね。
だからこそ早めにガス抜きをするくらいがちょうどいいとは思うのですが・・・

あ、忘れておりましたが中国市場については、
鬼の様な信用買い残と共に上昇を続ける上海株は、
狂乱の鉄火場状態ではありますが、本日も債券と人民元、
CDSとSHIBORは落ち着いております・・・としか言えまへん(笑)
ちなみに明日は、珠海中富実業という企業が社債の償還期限を迎え、
デフォルトする予定です・・・どうせ無視されるとは思いますけど一応・・・(笑)

というこで、明日のスタンスは特に変更は無いのですが、改めて書きますと・・・

持ち越し短期勝負の方については、
変化の兆しは商いの低下、重石としては債券安(金利上昇)ですが、
直近の急な円安も加味すると、円高転換も重石にはなりますので、
本日の様にこれらの悪条件が揃わなければ、
海の向こうがセルインメイの様な大荒れにでもならない限り、
日本買いだと割り切って勝負するのもいいでしょう。
これらの悪条件が一つでも満たされているならば、
海の向こうが堅調であろうとも、持ち越し勝負は控えた方が無難です。

ちなみにその日限りの勝負の方は、長い目での日本株の好環境に変わりなく、
どこかしらが賑わっておりますので、御自由にゴリゴリとどうぞ。

腰を据えて長期で構えている方は、上記にも書いた通り、
長い目での明るい見通しに何ら変わりはなく、王者の風格で構えておきましょう。
もし逆流(株安・債券安)の再燃やセルインメイの様な騒ぎになっても、
健全なガス抜きであり、現時点での日本株の下値メドについても、
最悪パターンならば、債券と為替の置き去りが始まった1月安値水準ですが、
(もしここまで下げれば、少々底値がズレようと爆買いでいいですけどね(笑))
直近では為替と債券も動き始めており、需給面、バリュー面等の環境から見ても、
ひとまず下値メドはとしては、ガス抜きをした3月安値水準までと見ております。
従ってシンプルに3月安値割れにでもならない限り、
王者の風格で構えておけばいいでしょう。

新興市場は下げの薄商い、上げの大商いという買いゴリモード継続中なので
シンプルに商いの伴った下げが連続するまでは、
買いゴリモード継続と見ておきましょう。

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コメント

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為替感応度
つかさ | URL | 2015-05-28-Thu 13:30 [編集]
こんにちはです。
とうとうドル円124円来ましたね。
ユーロ円も反発してきましたが、
為替の日経指数への感応度がかなり鈍いようにも見えます。

密かに爆買場(1月安値というより黒田2の窓埋め)を狙っていたのですが、強すぎですw
手が出せないです。

GW前後の急落時 現物19200円近辺、CME先物19000円近辺からの切返し1500円高の今現在。
急落からまだ日が浅いのである程度安心感があっての上昇なんでしょうね。
とんだセルインメイでした。
つかささんへ
マーケット番長 | URL | 2015-05-28-Thu 19:13 [編集]
> こんにちはです。

こんばんはです。

> とうとうドル円124円来ましたね。
> ユーロ円も反発してきましたが、
> 為替の日経指数への感応度がかなり鈍いようにも見えます。

そもそもが鈍くなっていただけに、
インパクトは薄くなるかもしれないですね。

> 密かに爆買場(1月安値というより黒田2の窓埋め)を狙っていたのですが、強すぎですw
> 手が出せないです。

途中参戦はアホになるしかないでしょうねw

> GW前後の急落時 現物19200円近辺、CME先物19000円近辺からの切返し1500円高の今現在。
> 急落からまだ日が浅いのである程度安心感があっての上昇なんでしょうね。
> とんだセルインメイでした。

まだセルインメイ、セルインジューンの可能性は残ってる動きではあります。
日本は大したことにはならないでしょうけどねw

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