不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
王者の風格が試される・・・ほどでもないか・・・な今週
こんばんは。

猫ひろしが東京マラソンで2時間27分って・・・マジかいな。

さて我が国の株価が猫まっしぐらな中、週末はギリシャプロレスにおいて、
猫パンチ程度の応酬(欧州だけに)に過剰リアクションを繰り返し・・・
ジョー樋口レフェリーばりのカウント2.9の攻防が続くことに・・・
おまけにまだ3カウントの決着は付いていないのですから、うんざりの塩試合です。
多少なりとも決着には近付いたので、良かったと言えるのか・・・

結局のところ、誰が得して、誰が損するのか・・・
金融はほぼ一元化している一方、財政はバラバラなままのユーロ圏・・・
支援に手を差し伸べる姿勢を見せているのはユーロ圏外のIMFを含むトロイカ・・・
同じく圏外ながら真偽不明のロシアと中国・・・
交渉しているのは自国の世論を背負った政治家たち・・・
(だからこそ期限ギリギリまで妥協しない姿勢を見せざるを得ないということであり
 かつての騒動と同様、ほんまの期限までに設ける期限なんてアテになりまへん)
そして万が一、ギリシャがデフォルトしたところで、
焦げ付く規模がほぼ明確なのですから、信用不安が起きるとは思えず・・・。

てなことを考えれば・・・どうでもいいというか、
どう転んでも大したことではないですしギリシャが自爆テロをする勇気がなければ、
ユーロ圏離脱の可能性も極めて低いと言えます。
いっそのこと出て行って貰った方が、長期的には好ましいのですが・・・。

まぁとりあえず今週のギリシャプロレスのマッチメイク(予定)は後述しますが、
多少なりとも決着に近付いたことで、週末のユーロ圏市場は、
ヒールのギリシャの株価は小幅安、債券高(金利低下)、CDSは低下、
ヒール予備軍の南欧重債務国は、株がマチマチ、債券高(金利低下)、CDS低下、
善玉の独仏等の高格付け国の株は小幅高、やや債券安(金利上昇)、CDS低下、
そしてユーロ高となり、銀行間金利も落ち着いておりますので、
依然として他国への飛び火は見られず、ギリシャ単独の炎上に留まっており、
ギリシャすらもやや息を吹き返しております。
ただ・・・相変わらずギリシャ以外の株式市場は薄商いというのが、ちと気になる・・・

週末のロシア・ウクライナ市場は、
ロシア市場は株高、やや債券安、通貨高、CDS上昇となりましたが、
まだトリプル安から脱してはおりまへん。

ウクライナは株高、債券は横ばいですが・・・通貨安は止まっておらず、
なによりCDSがギリシャどころではない水準にまで急騰しており、
何気にマズイ状態ではあります・・・シカトされてますけどね。

そして停戦合意は実質破られ、プーチンが腕っ節で好き勝手やっていることに対し
オバマも御立腹ではあるのですが、これまた両国以外への飛び火は見られまへん。

これらの騒ぎの陰に隠れて、トリプル安に邁進中のブラジル・・・CDSも上昇中です
ダークホースなリスクとしての地位は揺らいでおりまへん(笑)

週末の米国市場は株高、債券安(金利上昇)、ドルはマチマチとなり、
VIXは低下し、動きとしては利上げ観測に対する耐性を見せたとも言えるのですが、
SQだったにもかかわらず、依然として薄商い・・・(かれこれ2週間でおます)

薄商いの一因でもあり、マネーの潤滑油でもある原油は、
週末の米石油掘削リグ稼働数が更に減少したものの、
減少幅が小さくなったと言う解釈なのか、3日続落となっており、
依然として中東情勢の緊張は感じられない動きでおます。
銅を始めとする他の商品も反発が一服となっており、特にプラチナが・・・
金も一服しております。

そして我が国は、シカゴ日経平均先物が18525円で帰って来ており、
債券についても、何だかんだ言っても黒光り銀行会合&黒ダヌキ会見を経て、
落ち着きを見せており(債券安に歯止めが掛かっており)、
週末は米債安となる一方で、我が国は債券高ですから、
先週のジュリアナ東証の熱気を維持していると言えます。
しかもシカゴIMMの円売りポジは・・・これも含めて後述します。

以上の通り、週末の動きを見る限り、ギリシャプロレスについては、
騒ぎの割には相変わらずギリシャ以外の市場はシカトしており、ロシアも同様です。

ただ・・・日本以外の先進国を中心に株式市場の薄商いが続いており、
我が国も先物の薄商いは続いているだけに、
海の向こうでのハッキリしない燻ぶりも感じたり・・・といったところです。

その原因がシカトされているギリシャとロシアなのか・・・
中国の得体の知れないリスクが迫ってるのか・・・
ダークホースのブラジルなのか・・・
それとも中東でのドンパチなのか・・・良からぬテロでも起きるのか・・・
それとも結局は米金融政策の方向性がハッキリしないからなのか・・・

今週は以上のどれが燻ぶりの原因なのか、徐々に明確にはなっていくでしょう。
少なくとも我が国の現物市場においては、別世界の動きとなっておりますけどね。

ということでいつも通り、今週のスケジュールも加味しながら、
今週の展望を占って参ります。
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国内海外
23(月)2月上旬分貿易統計(8:50)スイス1月マネーサプライM3(17:00)
日銀金融政策決定会合議事要旨(8:50)独2月Ifo景況感指数(18:00)
 ※1月20-21日開催分ポルトガル12月経常収支(20:40)
1月白物家電国内出荷(10:00)米1月シカゴ連銀全米活動指数(22:30)
1月パソコン国内出荷(14:00)米1月中古住宅販売件数(24:00)
1月全国スーパー売上高(14:00)米2月ダラス連銀製造業活動指数(24:30)
日EUのEPA交渉(23-27日)トロイカ支援の4ヶ月延長と引換えとなる
国内外の航空会社からスカイマークへの ギリシャ側からの第1次改革案の提出期限
 支援計画提出期限(支援があれば)欧州議会委員会会議(23-24日)
日韓通貨スワップ協定期限(延長せず)メルシュECB理事講演(22:45)
産経前支局長の第4回公判(ソウル)イスラエル中銀政策金利発表(23:00)
(IPO)シリコンスタジオ中国春節休暇(18-24日)
(決算)HSBC
(休場)ギリシャ、露、中国、台、ベトナム
24(火)1月企業向けサービス価格指数(8:50)独10-12月期GDP・改定値(16:00)
南ア10-12月期GDP(16:00)
閣議、閣議後会見仏2月企業景況感指数(16:45)
国会同意人事採決(衆院)(12:10)ユーロ圏1月消費者物価・改定値(19:00)
 ※日銀審議委員に原田泰・早大教授イタリア12月経常収支(19:00)
米12月S&Pケース・シラー住宅価格(23:00)
権利付き最終売買日米2月マークイットサービス業PMI・速報値(23:45)
米2月消費者信頼感指数(24:00)
2市場信用取引残高(16:00)米2月リッチモンド連銀製造業指数(24:00)
40年債入札(12:45)トルコ中銀政策金利発表(21:00)
ハンガリー中銀政策金利発表(22:00)
(決算)アインファーマシーズドラギECB総裁講演(23:00)
イエレンFRB議長、上院銀行委で証言(24:00)
ポロズBOC総裁講演(27:45)
23日にギリシャが提出予定の改革案に
 対し、トロイカ側からの意見表明予定
 ※ユーロ圏財務相電話協議
 ※支持を得られれば支援が決まるが、
  詳細については4月まで協議継続
独仏露ウクライナ外相会談(パリ)
JPモルガンが投資家向けイベント開催
 ※コスト削減策発表
米2年債入札(27:00)
イタリア、英10年債入札
中国春節休暇(18-24日)
(決算)
HP、ホームデポ、メーシーズ
トール・ブラザーズ
(休場)中国
25(水)1月外食売上高(14:00)シンガポール10-12月期GDP(9:00)
気象庁3カ月予報(14:00)中国2月HSBC製造業PMI・速報値(10:45)
香港10-12月期GDP(12:00)
資エネ調電気料金審査専門小委(10:00)仏2月消費者信頼感指数(16:45)
国会同意人事採決(参院)(10:00)米MBA住宅ローン申請指数(21:00)
 ※日銀審議委員に原田泰・早大教授米1月新築住宅販売件数(24:00)
戦後70年談話の有識者会議初会合米週間原油在庫(24:30)
中国・重慶爆撃訴訟判決(東京地裁)
国際水素・燃料電池展(FC EXPO2015)イエレンFRB議長、下院金融委で証言(24:00)
 ※25-27日ドラギECB総裁、議会証言(25:30)
欧州議会本会議
プログラム売買状況(15:30)欧州委員会、エネルギー連合戦略発表
キプロス大統領がロシア訪問
権利落ち日仏風刺画紙シャルリエブドが第2号発売
(決算)米5年債入札(27:00)
プラネット、ラクーン、産業ファ、INV
(決算)
ターゲット、ロウズ、ダラーツリー
セールスフォース、T-モバイルUS、TJX
26(木)1月建設機械出荷(12:00)独3月GFK消費者信頼感調査(16:00)
スペイン10-12月期GDP・確報値(17:00)
石田日銀審議委員講演(10:30)独2月失業率(17:55)
石田日銀審議委員会見(14:30)ユーロ圏マネーサプライ(18:00)
衆院で情報監視審査会設置質疑(11:30)英10-12月期GDP・確報値(18:30)
地方行財政調査会(17:00)ユーロ圏2月経済信頼感(19:00)
国際水素・燃料電池展(FC EXPO2015)ブラジル1月失業率(21:00)
 ※25-27日加1月消費者物価指数(22:30)
英ウイリアム王子が訪日(26-1日)米新規失業保険申請件数(22:30)
米1月消費者物価指数(22:30)
対外対内証券売買契約等の状況(8:50)米1月耐久財受注(22:30)
投資主体別売買動向(15:00)米12月FHFA住宅価格指数(23:00)
カンザスシティ連銀製造業活動指数(25:00)
2年債入札(12:45)
EU貿易担当相会合(26-27日)
(決算)日駐、パーク24、ウチダエスコ国際オリンピック委員会理事会(26-28日)
ケニア中銀政策金利発表(22:10)
アトランタ連銀ロックハート総裁講演(27:00)
スペイン中銀リンデ総裁講演(27:30)
米7年債入札(27:00)
(決算)
JCペニー、ギャップ、アバクロ、コールズ
RBS
27(金)1月失業率(8:30)タイ1月経常収支(16:30)
1月有効求人倍率(8:30)仏1月生産者物価(16:45)
1月家計調査消費支出(8:30)仏1月消費支出(16:45)
1月全国消費者物価指数(8:30)スペイン12月経常収支(18:00)
1月東京都区部消費者物価指数(8:30)イタリア1月失業率(18:00)
1月鉱工業生産(8:50)英10-12月期GDP・改定値(18:30)
1月小売業販売額(8:50)イタリア2月消費者物価(19:00)
1月自動車生産台数(13:00)ギリシャ10-12月期GDP・改定値(19:00)
1月住宅着工件数(14:00)ポルトガル10-12月期GDP・改定値(20:00)
1月建設工事受注(14:00)独2月消費者物価・速報値(22:00)
米10-12月期GDP・改定値(22:30)
閣議、閣議後会見米10-12月期コアPCEデフレータ・改定値(22:30)
国際水素・燃料電池展(FC EXPO2015)米2月シカゴ購買部協会景気指数(23:45)
 ※25-27日米1月中古住宅販売仮契約(24:00)
英ウイリアム王子が訪日(26-1日)米2月ミシガン大消費者信頼感改定値(24:00)
米石油掘削リグ稼働数
(決算)
土屋HD、DyDo、東和フード、内田洋ギリシャに対するトロイカ支援の
HIS 独議会での延長採決期限
米・国土安保省予算案失効期限(上院)
EU貿易担当相会合(26-27日)
欧州委員会が仏の財政赤字について、
 追加削減策が必要か判断を下す
国際オリンピック委員会理事会(26-28日)
 ※東京五輪の大会開催基本計画提出
第2回米キューバ国交正常化交渉高官協議
クリーブランド連銀メスター総裁講演
コンスタンシオECB副総裁講演(27:30)
フィッシャーFRB副議長講演(27:30)
シカゴIMM通貨先物ポジション
(決算)フレディマック
28(土)英ウイリアム王子が訪日(26-1日)ギリシャに対するトロイカ支援の期限
篠原IMF副専務理事退任インド2015年度国家予算案発表
国際オリンピック委員会理事会(26-28日)
1(日)英ウイリアム王子が訪日(26-1日)中国2月製造業・PMI(10:00)
民主党大会中国2月非製造業・PMI(10:00)
スカイマーク上場廃止
常磐自動車道が全線開通ECBがギリシャ国債を適格担保から除外
韓国で「三・一独立運動」の記念式典米国最大の親イスラエル・ロビー団体である
 「米・イスラエル公共問題委員会」の
 年次ポリシー・コンファレンス開催(1-3日)
フィラデルフィア連銀プロッサー総裁退任
エストニア議会選挙

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以上の通り今週は、週末まで国内材料が乏しいので、
どうでもいい過剰リアクションなギリシャプロレスとドラ銀(ECB)の金融政策、
そしてイエレンおばさんのサジ加減(米金融政策の行方)が主役でおます。
影の脇役としては米財政プロレスもありますけどね。

★ギリシャプロレスを含むユーロ圏

何だかんだ言ってもユーロ圏では、今週の主役はギリシャプロレスでおます。
ギリシャ以外のユーロ圏各国は、ギリシャプロレスのニュースに対して、
反応も短かく薄くなっておりますが、これまでシカトして堅調だった上に、
プロレスが終わっていないにも関わらず、週末は楽観に傾いたこともあり、
今週は一服のきっかけになる可能性は高くなっております。

そんな中、今週のギリシャプロレスのマッチメイクを見ると、
23日には週末に歩み寄ったトロイカ支援の4ヶ月延長案との交換条件でもある、
第一次財政改革案をギリシャ側が提出する期限であり、
24日にはその改革案を検討する為にユーロ圏の財務相が電話会議を開き、
トロイカも含めて見解を発表します(あくまで予定です)。
ここで合格を貰えると、4ヶ月延長分の内の一部が承認されるのですが・・・
独を始めとする一部の国の議会での承認も必要であり、
24日に決着するというわけではありまへん。
ちなみに独議会での承認は28日予定・・・何度も言いますが、
いい加減な期限ばかりと言わざるを得ないです。

ということなので、週末に合意と言いながら、実は全く決着が付いておりまへん。
しかも全ての支援については4月まで協議を続けますので、
市場全体がギリシャはどうでもいいと受け止めない限り、
今週も限定的ながら、ギリシャプロレスのニュースに一喜一憂することとなり、
一服のきっかけとして悪ノリされる可能性も十分に残っております。

そして今週はイエレンおばさんの議会証言と同日(24日と25日)に、
ドラギえもん(ドラギECB総裁)の議会証言も控えており、
素直にゴリゴリ金融緩和を続けまっせ~とアピールしてくれるといいのですが、
ギリシャに対して厳しい姿勢アピールをするようだと火に油となり、
継続中のギリシャプロレスがファイヤーデスマッチに・・・まではならんでしょうけど、
ECBがユーロ圏の銀行監督権を含め金融の総元締めとなったことで、
支援せざるを得ない事情があるということを、市場もわかりつつありますからね。

本気で支援を拒否するようだと、財政だけでなく、金融もバラバラなのかと見られ、
ECBを含むみんなでケツを拭く体制への信認が失われ、
ギリシャ以外の国にまで尻に火が点きかねないですから、
さすがに余計なことは言わないと思いますが・・・

ということなので今週のユーロ圏市場は、ドラギえもんが余計な事を言わなくとも、
ギリシャプロレスが一服のきっかけになり得るだけに、
ゴリゴリな続伸という訳にもいかないでしょう。
だけに米国で金融政策の方向性が見えるといいのですが・・・

まぁ、他国への飛び火が無く、ギリシャ単独(市場の動き)の騒ぎである限り、
大して心配する必要もないですから、あくまで一服程度と見ておきましょう。

★ロシア・ウクライナ情勢

冒頭で書いた通りであり、経済制裁合戦の景気への影響についても、
少なくとも欧州に関しては、最近の経済指標を見る限り、影響は軽微でおます。

そして今週は24日に独仏露ウクライナによる外相会談を懲りもせず開催しますが、
表面的には歩み寄った姿勢を見せるでしょうし、歩み寄りがなかったとしても、
ロシア・ウクライナの両市場が単独で炎上している限り、ほっときましょう。

★ISILを含む中東情勢

個人的には火薬臭さが増しているとしか思えないのですが、冒頭でも書いた通り、
原油及び中東各国の市も含め、市場はほぼシカトした動きというのも事実なので、
過度に気にしなくていいのですが、リスクとしては突発性が増していると言えます。

そう言えばモスル奪還作戦を4月にも着手と米当局者が明言と報じてますけど・・・
国家間の戦争での宣戦布告ならばわからんでもないけど、
ISIL相手にわざわざ時期を明言する軍事作戦って・・・んなアホな。
百歩譲って考えると、脅しとしての効果はあるのでしょうけど・・・

まぁとにかく、原油にも影響する話ですから、横睨みはしておいた方がいいでしょう。

★中国

25日から春節明けとなります。
最近は弱めの経済指標が続き、不動産開発会社のデフォルトへのカウントダウン、
相変わらず時期を特定しない崩壊論も蔓延しており、得体の知れなさ満載ですが、
現時点では株が一服しているものの、債券、人民元、CDSに不穏な動きはなし。

従って市場の動きとしては、いつも通り春節前に急ピッチで上昇したSHIBORが、
春節明けと共に低下するのか・・・が最も注目と言えます。
他のイベントとしては、春節明け25日のHSBC版製造業PMI速報値、
1日の政府版PMIといったところですが、3月5日から全人代を控えているので、
悪けりゃ政策期待が高まるという御都合解釈も機能するでしょう。

★ブラジル

冒頭でも書いた通り、影は薄いですけど、トリプル安が絶賛継続中なので、
市場が材料視しなくとも、動向は横睨みしておいた方がいいでしょう。

★米国

冒頭でも書いた通り、米国市場の動きとしては、
利上げ観測に対する耐性も見えるのですが、如何せん薄商いだけに、
おっかなビックリ感が残っていると言わざるを得ないです。

つまり米国については、金融政策の方向感が明確になることが焦点でおます。
先週公表されたFOMC議事録では、利上げ観測が後退するハト的な内容でしたが
堅調だった雇用統計発表前の議事録でもあるだけに、
額面通りには受け取れない部分もあります・・・
一方でFRBが最も重視する遅行指標でもある雇用統計以外は、
先行指標を始め米GDPの7割を占める消費関連指標、FRBが大好物な住宅指標
これらの指標は、ほとんどが直近ではやや低調な結果となっているだけに、
金融政策(米債、ドル)の方向性がイマイチはっきりしておりまへん。

だけに、今週は住宅指標やCPI、小売を始めとする米企業決算も重要ですが、
イエレンおばさん(FRB議長)の半期に一度の議会証言が最も重要でおます。

最近の低調な経済指標は、現時点では一時的なものとも言えますし、
数字自体も低調過ぎる訳では無く、ほとんどが市場予想を下回っただけなので、
FOMC議事録に反する利上げを示唆する議会証言になりそうですが・・・

そうなると、米経済は素直に堅調だということであり、
市場は耐性を見せている動きもあるのですが・・・、
現在は高値圏に留まっており、おっかなビックリ感もありますから、
底抜け脱線ゲームにはならないものの、一服の口実になる可能性はあります。
当然ながら米債券安(金利上昇、ドル高)となりますので、
我が国にとっては円安という恩恵もありますが、
我が国の債券も米債券安に引っ張られると、米株安と共に重石となるかも・・・

一方、FOMC議事録通りに利上げ観測の後退するハト派的な証言となれば、
市場にとってはやさしい政策という御都合解釈も出来ます。

従って日米にとってベストなのは、利上げの示唆に耐性を示し、
商いの伴った米株高・米債券安(米金利上昇)・ドル高となることです。
ベターなのは利上げ観測の遠のくハト的な発言となり、
米株高・米債券高(金利低下)・ドル安といったところです。
そしてどっちの発言になろうとも、
とにかく議会証言をきっかけに一服させるんだという動きになったとしても、
大きく崩れることはないでしょう。

ということなので、いきなりベストな動き・・・にはならず、
一旦は議会証言を経て一服してから(今週一杯)、ベストな動きになると見てます。
そういう意味でも、議会証言前の米2年債入札、
議会証言以降の米5年債入札&7年債入札の動きは、
市場の議会証言に対する解釈を判断する上でも重要です(当然、米債の動きも)。

ちなみに週末の27日には、棚上げになっている米国土安全保障省予算案が、
上院で失効期限を迎えます。
御存知の通り、上下両院ともに共和党が過半数を牛耳ってますからね。
しかも3月15日には恒例の議会での財政プロレスのドル箱カードである
債務上限引き上げの期限を迎えますので、前哨戦になる可能性もありますが・・・
現状のテロ懸念が迫る中で共和党が強硬策に出るのかと言えばやや疑問ですし
前回の財政プロレスでは、共和党側が評判を落としただけにねぇ。
しかも昨年は中間選挙前なのにプロレスも無く、すんなりと通っただけに、
3月も含めて、大して心配はしておりまへんが、やや注目イベントでおます。

あっ、待てよ・・・もしかすると米軍は、27日の予算案通過を待っているのか・・・
そうなると原油も・・・まぁまたの機会に書きます。

★日本

我が国については冒頭でも書いた通り、シカゴ日経平均先物も含め、
ジュリアナ東証の営業は継続しておりますが、
今週はこれと言った新たな国内材料が、
週末の消費者物価等の経済指標以外は見当たらないので、
継続している国内材料が、ジュリアナ東証を継続できるのかが焦点でおます。

先週の黒い会合&会見以降の債券の動きからも金融緩和効果は持続しており
(週末の消費者物価の結果は、雲行きが怪しい物価目標という意味では重要)
足元の企業業績は上方修正がなかったものの堅調であり、
もはや来期目線ですから、来期増収増益観測である限り、
現在のPERも含めて心配する必要はないです。

テクニカル面についても、騰落レシオ、短期的なものにはやや過熱感はあれど、
商いを伴ってのレンジを上抜けでの三役好転ですから、
パワー(商い)が持続する限り、薄商いで織り成されたテクニカルは、
新規マネーの流入という分母拡大で効果は薄れ、
「技は力の中にあり」相場となりますから、過熱感は大して意識する必要はなく、
せいぜい一服のきっかけになる程度でしょう。

需給面については、腰を据えているであろう神の手(日銀、GPIF等)が、
塵も積もればとばかりに、需給のタイト化は進む一方であり、
外国人の大好物銘柄の堅調ぶりによる日本買いの動き、3月の配当物色、
月末のお化粧買いもあり、高水準だった空売り比率による買い戻し、
今年初めて三兆円を割った信用買い残、
そして昨日発表された17日時点のシカゴIMMの円売りポジションは、
なんとクリビツの49091枚まで減少し、ついに第2次安倍内閣の発足以降では
最低水準となっており(12年11月13日以来(30447枚)の低水準)、
円高余地も極めて少ないと言えます。

一方、裁定買い残は、18日時点で19.7億株と節目の20億株に近いのですが、
それでも昨年来では低水準であり、これからバブルへと突入するならば、
一昨年を含めたかつての熱狂相場に比べると足元にも及ばない水準です。

さらにNT倍率は昨年10月以来の低水準となっており、
円売りポジの低水準も加味すると、円売り先物買いのスイッチは、
いつ入ってもおかしくない状況と言えます。

但し、現物が商いを伴った上昇を見せる一方で、
先物は米国を始めとする先進国株と同様、薄商いが続いており、
足腰は脆いですから、商いを伴った崩しには弱いとも言えます。
円売りポジも含めた他の需給面から見ても、下値はかなり限定的でしょうけどね。

そして今週の海の向こうについては上記の通り、
ユーロ圏でのギリシャプロレス、ドラギえもんの議会証言、
米国ではイエレンおばさんの議会証言があり(プチ米財政プロレスもある)、
米国がベスト&ベターシナリオとならなければ、ギリシャプロレスも相まって、
欧米市場は週半ばから週末までという程度ながら、一服局面となりそうですから、
我が国も先物が商いを伴った下げを見せるようだと、
欧米市場と共に週半ば以降は一服となりそうです。

以上の通り、今週のスタンスとしては、王者の風格が試される・・・でもないか(笑)
とりあえず長期勝負の方は、腰を据えて勝負していればいいので、
週半ば以降に一服となったとしても動じず、王者の風格で構えておきましょう。

短期勝負の方については、米国がベスト&ベターシナリオにならない限り、
週半ば以降の持ち越しは御注意下さい。
(同時に週末が押し目チャンスとも言えますけどね。)

新興市場については、局地的な賑わいはありますけど、
主力大型株の見通しが明るいこともあり、依然として薄商いが続いております・・・
週半ば以降に主力大型株が一服すれば、イナゴが新興へも循環しそうですが、
とにかく商いの伴った反発を確認してから参戦しても遅くはないです。

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コメント

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| | 2015-02-22-Sun 17:06 [編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
マルマさんへ
マーケット番長 | URL | 2015-02-22-Sun 18:17 [編集]
こちらこそ、はじめまして。
ありがとうございます。

リンク設定の件は承知致しました。
こちらでも早速リンク設定をしておきます。

今後共宜しくお願致します。
猫マラソン
usa | URL | 2015-02-23-Mon 10:22 [編集]
昨日、浅草橋付近で東京マラソンを見ていましたら、外国人選手の中、今井さんががんばっていたので、思わず「今井さーん!」と声かけてしまいました。
次にしばらくして気づいたのは、猫ひろしさんが他の招待選手より、颯爽と駆け抜けていく姿でした。「猫さんて本当に速いんだ!!」とみんなで感心しきりの瞬間でした。
藤原新さんはかなり遅れて、顔色さえないまま、走っていきました。
生で見るとなんか精彩ありなしまでわかるので面白かったです。
usaさんへ
マーケット番長 | URL | 2015-02-23-Mon 13:23 [編集]
> 昨日、浅草橋付近で東京マラソンを見ていましたら、
> 外国人選手の中、今井さんががんばっていたので、思わず「今井さーん!」と声かけてしまいました。

私も駅伝、マラソンは好きなので、高校駅伝や箱根駅伝出身の選手を見ると
ついつい応援してしまいます。

> 次にしばらくして気づいたのは、猫ひろしさんが他の招待選手より、颯爽と駆け抜けていく姿でした。
> 「猫さんて本当に速いんだ!!」とみんなで感心しきりの瞬間でした。

あの身体と年齢で未だにタイムを伸ばしていることに驚かされます。
あれだけ叩かれたりもしたので、意地もあるのでしょうね。
そして話題性もあるのですから、招待選手にしてもいいと思うばかりです。

> 藤原新さんはかなり遅れて、顔色さえないまま、走っていきました。

最近は不振というか安定しないですね。

> 生で見るとなんか精彩ありなしまでわかるので面白かったです。

私も昔は職場がコースに近かったこともあり、
大阪国際女子マラソンはよく生で見てました。

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