不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
各国政府、中銀、市場の不一致相場は継続・・・
こんばんは。

米国とスペインで二次感染を引き起こしているエボラ出血熱・・・
二次感染した米国の看護師は、公共交通機関を利用しないなどの
行動制限を求められていたにもかかわらず、ダラス行きの航空機に搭乗・・・
しかも搭乗前に測った体温は37.5度だったとか・・・
なんでここまで管理がずさんなのかというのはもちろんのこと、
米国を始め各国の研究機関では、
エボラウィルスを扱いながらも二次感染が起きていないのに、
治療に当たる医療関係者に二次感染が起きることもよくわからない・・・
手順ミス等も言われておりますけど、これまたずさんとしか言いようがないです。

オバマッチョは広範囲な感染拡大はない、空気感染もしないと叫ぶ一方、
WHOは感染拡大が続くと言い、CDCも感染拡大の恐れがあると言うだけでなく、
感染拡大が長期化するとウィルスが変異する可能性もあるとか・・・
一体、何が真実なのでしょうか・・・

少なくともアフリカ方面への旅行はもちろんのこと、
米国、欧州ですら航空機を使っての旅行は躊躇してしまうでしょうから、
経済への打撃も大きいと言わざるを得ないです。
しかもイスラム国というこれまでにない過激派組織との戦いも泥沼化しているだけに
テロへの悪用懸念もありますからね。

いやはや、ウィルスそのものの正体もハッキリしないし、
感染者数すらも把握できておらず、経済への影響がどれほどなのかもわからない・・
御存知の通り、サブプライムローン騒動や欧州ソブリンリスクの初期の頃と同様、
輪郭の明確でない得体の知れないものこそ、市場で疑心暗鬼を生み、
連想ゲームが働き、好き勝手に解釈されてサジ加減に材料視され、
最終的には信用不安の連鎖を招くことになるだけに、
得体の知れない材料というのは、市場にとって最も厄介な材料でおます・・・

とにかく感染拡大のが収束することが最優先ですけど、まずは実態把握することと、
各国政府やWHO、医療機関の見解を一致して頂きたいものです。

さて米国では、エボラに対する見解の不一致だけでなく、
ドル高の影響に対する見解も一致しておりまへん・・・
今朝の記事でも書きましたが、
米政府とFRBが「ドル高は大丈夫だぞキャンペーン」を繰り広げている一方、
企業側の決算には、昨夜のウォルーマートの下方修正もあり、
ドル高の影響懸念は払拭されておらず、米経済指標にも低調なものが出てきており
米国は政府とFRBの見解とは裏腹に、マクロ、ミクロ両面において、
ドル高の悪影響懸念は払拭されておりまへん。

そんな米国市場の反応においても、
政府とFRBによる「ドル高は大丈夫だぞキャンペーン」
という金融政策でのQE終了と出口(利上げ)を探っているにも関わらず、
米債はゴリゴリに買われており(ゴリゴリに米金利低下)、QE終了はともかくとしても
出口(利上げ)は完全否定とも言える米債高(米金利低下)であり、
米政府とFRBの思惑とは一致していない市場の反応と言えます。
一部には4本目のドーピング(QE4)なんて声も囁かれているようですけど・・・(笑)
そうなってくると薬から逃れられない薬漬けの廃人になるでしょうね(日欧も)

とにかくまずは、政府とFRBが進もうとしている出口(利上げ)によるドル高路線が、
マクロ、ミクロ両面での悪影響懸念が払拭されないことには、
昨夜がセリングクライマックスとは言い切れない状況です・・・
米企業決算のラッシュは始まったばかりですからね・・・
もちろん米経済指標、エボラの感染拡大懸念、10月28-29日にはFOMC、
11月には究極のネジレ懸念がある中間選挙、12月には財政の崖等も控えてます

ユーロ圏市場においても、これまではドラギECBのドーピング(金融緩和)通り、
債券高・ユーロ安が続いていたものの、屋台骨の独経済の失速を機に、
株安が深刻化しており、ドーピング効果が否定されている状況と言わざるを得ず・・・

しかも南欧ゴロツキ重債務国については、ついに債券が売られ始めており、
何やらこれまで債券高だったこと自体がおかしかったということで、
売られたこと自体を健全だと言う声もありますが、
ギリシャの10年債利回りは、かつて危機の境界線と意識された7%を超えており、
これまたかつての光景の様にCDSも上昇しており、
健全だのとは言ってられないと思うのですが・・・
いわゆるジャンク債の値動きだけで言っているのでしょうけど・・・

他の重債務国については、ギリシャを追随するかの如く、
債券が売られている(金利上昇)とはいっても、
10年債利回りはまだ低水準であり、今は独の失速ネタが旬なので、
ギリシャのギリギリシャな状況も後回しにされておりますけど・・・
独の後ろでネタにされるのを順番待ちしている状態です。

そもそも独の失速は、ウクライナを巡るロシアとの経済制裁合戦も要因であり、
火に油を注いだのは独政府の財政出動はしまへん宣言、
ECBによる追加ドーピング(金融緩和)への反対論、ドラギの空振り会見ですから、
まずは独自身が良好な経済指標を発表するなり、良好な企業業績を発表しないと、
独に対する懸念は払拭されず、結果的にはユーロ圏の懸念も払拭されず、
ドラギECBの思惑とは一致しない市場の反応が続くことになりそうです。

そして我が国についても、政府と黒い銀行による、
「円安は日本にプラスフだぞフェア」「消費税引き上げないと財政がヤバイぞフェア」
「景気は順調に回復しているフェア」が開催される一方、
マスコミ等からは「円安は悪影響キャンペーン」、
「消費税の引き上げで日本が沈没するぞキャンペーン」、
「景気なんて回復しておらず、アベノミクス失敗キャンペーン」が繰り広げれており、
政府と日銀の見解・思惑とは一致しない声や動きが目立ちつつあります。

市場においても、ここまで足元の景気が大きく失速していることからも、
消費税の引き上げについては、否定的な意見が多くなっており、
国外からも否定的な意見が増えつつあり、
昨日発表された米財務省のサジ加減な半期為替報告においても、
日本は消費税の引き上げで不透明感が増しており、
財政再建のペースを慎重に進めるようにとの指摘までされております。

こうなってくると、安倍ちゃんも振り上げた拳を降ろす口実にもなりますし、
海の向こうの意見が否定的なものとなれば、
格付け機関による財政再建の頓挫懸念による格下げリスクも軽減し、
黒ちゃんが言うところの「対処のしようがない財政リスク」も回避できそうですが・・・

そうなると安倍ちゃんが消費税引き上げを先送りもしくは撤回すると、
結果的には最高の景気対策扱いとなり、日本の市場にとってはポジティブです。
安倍ちゃんにとっても支持率アップに繋がると言うメリットもありますので、
アマリンの言う通り、7-9月期GDPの二次速報の発表(12月8日)を待たず、
前倒しで消費税引上げの判断を下す可能性はあります。

沖縄県知事選が11月16日であり、国内企業決算の一巡も11月15日ですから、
もしかするとその前に消費税の見送りを発表するかも・・・
そういえば明日には支持率調査も出てくるので、
昨今のネガティブキャンペーンと市場の混乱によって支持率が大きく下がっていると
まさかの福島県知事選(10月26日)の前に動いてくるかも・・・(笑)

そして当然ながら、消費税引き上げを先送り・撤回することになると、
黒い銀行による追加ドーピング(金融緩和)期待が削がれるという弊害もあります。

とにかく消費税の引上げの決断はともかくとして、
目先では政府、日銀の見解・思惑と一致しない市場の反応を払拭しないとね。
従って安倍ちゃんの政策と黒いおじさんの追加金融緩和への期待が高まるなり、
国内企業業績への上方修正期待が高まらないことには、
テクニカル的なリバウンドはあれど、商いの伴った反発にはならず、
当然ながらセリングクライマックスとも言えないです。

ちなみに本日の日本株ですが、結果的に売買代金は2兆7647億円となり、
5月以降ではメジャーSQの9月12日以来の大商いとなりましたが、
本日の空売り比率は34.1%とコツン感は無く、
以前にも書いた事のある、個人的に見ている累計の売買代金で見ても、
5月安値~9月高値の上昇局面はもちろんのこと、
8月以降の上昇局面と9月高値~本日までの下げ局面を比べても、
吐き出しはまだまだ済んでいないとも言えます・・・
ポジティブに解釈すれば、長期上昇トレンドが継続している中での一服・・・
とも言えますけど・・・直近での吐き出しとしては不十分と言えます。

そして海の向こうは依然として世界債券高選手権が開催されたままであり、
米国と欧州も政府・中銀の見解と思惑に対し、市場の反応は一致しておらず、
以上にも書いた通り、今後のイベントで一致しないことには、
セリングクライマックスとは言い切れない状況ですから、
せいぜい自律反発がある程度でしょう。我が国も同様です。

ちなみにこれらの懸念が払拭できるかも知れない目先のイベンとしては、
今朝も書いた通り、今夜はユーロ圏8月貿易収支、ユーロ圏消費者物価・確報値、
独連銀バイトマン総裁の講演、米鉱工業生産、フィリー指数、住宅指標、
新規失業保険、昨日のベージュブックを受けての連銀総裁達の講演、
グーグルとGSの決算、インテルの好決算に続くのか注目される半導体軍団の決算

明日は黒ちゃんの講演、東京製鐵の決算、5年債入札、
明晩はEU新算出基準によるGDP見通し、コンスタンシオECB副総裁の講演、
米住宅着工&建設許可件数、ミシガン大指数、米企業決算、米SQ、
そしてイエレンおばさんの講演、

週明けの我が国は全国百貨店売上高、コンビニ売上高、さくらレポート、
半導体BBレシオ、安川電機決算、黒ちゃん講演・・・と盛り沢山です。

つまりこれらの結果次第ではまだまだ危うい要素は残っているということです。
ほんまにブラックマンデーならぬ、ブラックマン(黒田総裁)やで~になったりしてね

おっと、またしても現在、嵐が吹き荒れており、先物は14500円割れです。

ということで、明日のスタンスについては、特に変更はありまへんけど、
主力大型株での週跨ぎの持越し短期勝負については、以上にも書いた通り、
米欧の嵐が収まるなり、せめてアベクロ&上方修正期待の高まりと共に、
商いの伴った反発とならない限り、その日限りの勝負に留めておきましょう。
リバウンドの波乗りを狙うのは御自由にどうぞ。

新興市場、2部での持ち越し短期勝負については、依然として薄商いが継続しており
追証売り懸念も残っているので、国内外の嵐云々という小難しいことではなく、
シンプルに商いの伴った反発とならない限り、その日限りの波乗りに留めましょう。
ただし新興市場はネタが豊富ではありますので、商いの旺盛な個別に関しては、
イナゴの大群物色に合わせて波乗りするのは御自由にどうぞ。

バイオ、不動産、REITでの中長期勝負の方は、
見ての通り、マザーズの8月安値割れを始め、リスクオフモードなので、
一旦は撤退も視野に入れた方がいいです。
っつうか、今さらな話であり、不動産とバイオについては、
言い続けているだけの予想としては成立していない戯言ですけどね(笑)
とは言っても、バイオは賑わいも見せており、明日までバイオジャパンが開催中、
2Q決算を通過すれば、来期業績へ目線が移り、
バイオは法改正による来期からの収益化期待、
不動産はいずれ追加金融緩和も・・・と懲りずに言っておきます(笑)

その他、中小型も含めた中長期の押し目狙いの方については、
高ROE、好業績(決算睨みの上方修正期待)、割安、高配当、好取組、国策銘柄等
ベタな物色で出遅れているものを中心に、気長に新規で拾うのはいいのですが
見ての通り、8月安値割れのリスクオフモードですから、
常に即座に撤退することは視野に入れて動きましょう。

長期で構えたままの方は、まだノイズレベルに過ぎないので、
王者の風格で構えておくのも自由ですけど、
見ての通り、8月安値割れのリスクオフモードであり、
調整が長引く可能性も高いので(まずは今月一杯?)、
資金拘束を嫌う方は、撤退しておきましょう。
パニックの最中に売る必要はないですけどね。

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コメント

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| | 2014-10-17-Fri 08:19 [編集]
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あほ太さんへ
マーケット番長 | URL | 2014-10-17-Fri 08:46 [編集]
おはようございます。
恐らくこちらの問題ではなく、そちらではないかと・・・
こちらからフォローしようとすると「保留中」となって、
フォローが出来まへんので・・・
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| | 2014-10-17-Fri 09:30 [編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
あほ太さんへ
マーケット番長 | URL | 2014-10-17-Fri 09:34 [編集]
とりあえず一度確認してみて下さいw

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