不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
海の向こうの一体感の無いリバウンド、我が国の非力なリバウンド・・・
おはようございます。

ひとまず本日の日本株はリバウンドスタートとなりましたが・・・

さて注目のインテル決算は、見通しも含め市場予想を上回る堅調な結果となり、
時間外では物足りない上昇ながらも、ひとまず半導体セクターへの懸念は和らぎ、
インテルショックも避けられました。
昨夜発表された他の米企業決算についても、J&Jは好決算となり、
金融機関の決算も概ね市場予想通りの堅調な結果となり、
米企業業績に対する懸念は、今のところやや和らいでおります。
J&J、JPモルモル、Wファーゴは出尽くしなのか、株価は下げておりますけどね。

ということもあり、米株の反発を期待したものの、ダウは小幅続落、
ナスダックとS&P500は小幅反発とマチマチの動きとなりました・・・
しかしながらラッセル2000、中小型株、SOX指数、輸送株指数、
といった先行指数は大幅反発(バイオは続落)、VIXも22.79と7.51%低下し、
ゴリゴリの商いも上向きのパワーだったのかとポジティブに解釈できますが・・・

欧州を始めとする世界的な景気減速、エボラ出血熱等も未だにネタにされており、
米企業決算もほんの入り口です・・・
そして何よりゴリゴリの米債高(米金利低下)が続いている中で、
ドルの反発&株の小幅反発なので、動きとしてはバラバラであり、
まだまだアテにならないです。

独を始めとするユーロ圏市場については、
独10月ZEW景況感指数は2012年11月以来初めてマイナス圏に落ち込み、
ユーロ圏の10月ZEW景況感指数と鉱工業生産も低調な結果となり、
相変わらず景気減速懸念は払拭されておりまへん・・・

昨夜の株価につても、ほぼ横ばいで踏ん張ったものの、
出尽くしの様な反発でもなく、債券高(金利低下)、ユーロ安が継続しております。
債券高、ユーロ安はECBの金融政策通りの動きではありますが、
今のところはリスク回避色の強い債券高と言えます。

密かに気掛かりだったEU司法裁判所でのOMTの違憲判断を巡る公聴会は、
今のところは違憲扱いになるとの懸念は湧いておらず、
大きな話題にもなっていない様です。

一方、ついにギリシャがネタにされつつあります。
昨夜もギリシャは株と債券が大幅安となり、10年債利回りは節目の7%を突破、
CDSも上昇しておりますので、一難去ったとしても、また一難となりそうです・・・

英国、ユーロ圏以外の欧州、資源国、新興国については、
株価は反発しておりますが、これまた債券高が継続しており、
通貨はドルの反発もあり通貨安となっておりますので、
株の反発はアテにならないと言えます。

比較的これまで堅調だった中東市場も、債券高、通貨安なのですが、
株価に崩れの兆しが現れつつあります。

昨夜の商品市況については、原油安は継続しておりますが、
金を始め他の商品は堅調であり、資金流入が継続中と言えます。

以上の通り、米国は株・債券・ドルの動きを見る限り、
まだまだアテにならないドルと株価の反発であり、
欧州も単なるリバウンドレベルであり、
その他の新興国等も、債券高(金利低下)、通貨安が続く中での株の反発であり、
金を始めとする商品高も含め、リスクオフモードは継続していると言わざるを得ず・・

そして本日の我が国ですが、以上の通り米国を始めとする海の向こうの株価が、
アテにならないながらも、リバウンドレベルの反発及び踏ん張りを見せたことで、
日本株も反発スタートとなっております。
昨日も書いた通り、国内目線ではテクニカル、空売り比率等からも、
昨日がセリングクライマックスなんてことも言いたくもなるのですが・・・

海の向こうのリスクオフモードは継続しており、
米国を始めとする世界的な債券高とドル安基調に変わりなく、円高圧力も継続中・・
国内のアベクロへの期待、上方修正期待は盛り上がっておらず、
本日の商いについても、2兆円ギリギリ超えペースではあるものの、
昨日を含めこれまでの下げ局面での商いに比べると低調であり、
反発力は乏しいです(新興市場も同様です)・・・

従って、昨夜からの一発目のヤマ場を経て、セリングクライマックスとはならず、
せいぜい非力なリバウンドが僅かに起きた程度だけと言えますので、
今後のイベントで本格反発となるのかに焦点が移っております。

目先の国内イベントとしては、本日は塩ちゃん(塩崎厚労相)が年金部会へ殴り込み
国内企業決算、明日のリクルート上場、個別ネタとしては本日からのバイオジャパン
明日のカジノ法案の修正案を取りまとめ・・・といったところです。
海の向こうは今夜の独消費者物価・確報値、ドラギECB総裁の講演、
米小売売上高、NY連銀指数、ベージュブック、米企業決算でおます。
(海の向こうは明晩もテンコ盛りですけどね)

ということで、本日のスタンスとしては、昨日書いた通りでおますが、
本日の反発は非力なリバウンドに過ぎないと見ておきましょう。

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コメント

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| | 2014-10-15-Wed 12:24 [編集]
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クッキーさんへ
マーケット番長 | URL | 2014-10-15-Wed 13:30 [編集]
QE3終了の影響についてですが、
QE1、QE2が終了した際と比べるのも重要ではありますが、
今回は出口(利上げ)に向けた動きも盛り込まれておりますので、
一概には比較できないのかなと思っております。
従って出口に向かうと言う事は、ドル高路線になるということなので、
米経済(マクロ)、米企業業績(ミクロ)に対して、
ドル高が悪影響をもたらさないことが確認できれば、
調整は長引かないでしょうから、まずは現在真っ只中の米企業決算、
FRBが重視している雇用と住宅に影響がないのかを確認する必要があります。

ドル高が通貨安を招き、資金流出も招きかねない新興国への影響も重要ではありますけど、
ポジティブに捉えれれば、新興国から先進国へのマネーシフトという面もあるので、
まずは米国のマクロとミクロの確認です。

今のところ、個人的には大して心配はしておりませんが、
以上の点を注視して見ておけばいいのかなと思います。
結局、米国は自分さえよければいいという国ですからねw
ありがとうございます。
スイングマン | URL | 2014-10-15-Wed 19:46 [編集]
QE3は1、2より長期であった為、そのぶん調整も長引くのかなと思っておりました。
評論家、アナリスト、ストラテジストと呼ばれる方々より、遥かに番長の見通しのがわかりやすかったです。
昨日のブログの表題でもありましたように、個人の追証、強制決済が何より底の目安になりますね。

しかし今年の調整の中でも今回の急落は肝を冷やしました。
とりあえず下げ止まってよかったです。
スイングマンさん?クッキーさん?へ
マーケット番長 | URL | 2014-10-15-Wed 22:38 [編集]
> QE3は1、2より長期であった為、そのぶん調整も長引くのかなと思っておりました。
> 評論家、アナリスト、ストラテジストと呼ばれる方々より、遥かに番長の見通しのがわかりやすかったです。
> 昨日のブログの表題でもありましたように、個人の追証、強制決済が何より底の目安になりますね。
>
> しかし今年の調整の中でも今回の急落は肝を冷やしました。
> とりあえず下げ止まってよかったです。

いえいえ調整期間はともかく(ハロウィン買い?)、
現在の先物、欧米市場を見ての通り、下げ止まりとは言えないです・・・
従って記事にも書いた通り、
まずは米国のドル高に対するミクロ、マクロ両面での懸念が払拭されないと、
海の向こうの嵐は収まりそうにないです(欧州も含めて)。
エボラの影響だけはわかりませんw

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