不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ゴリゴリの嵐が継続する中、一発目のヤマ場突入。
こんばんは。

本日もイカつい下げとなりました・・・
ゴリゴリの商い(2兆6864億円)を伴っての安値引け・・・引け味も悪ぅございます。

ただし空売り比率は10月3日の過去最高水準に並ぶ36.5%となり、
セリングクライマックスだとも言いたくなるのですが、
海の向こうがセイリングクライマックスの様な商いの膨らみが見られず、
メリハリのない断続的な大商いでの下げが続いており、嵐の真っ只中と言えます。

そして昨日の記事でも書いた通り、シンプルに市場を見ると、

 ・ドル安、米債券高(米金利低下)、米株安の反転、
 ・独始め欧州の反転
 ・アベクロへの政策期待、下旬から始まる企業決算での上方修正期待

これら3つが焦点ですから、これらに関わるイベントが今後も多く控えており、
結果次第では嵐が大きくなってもおかしくない状況ですから、
セリングクライマックスとまでは言えない状況です。

そして今夜が一発目のヤマ場イベントであり、
先ほど発表された独のZEW指数は低調な結果となり、
先週から続く、ドイヒーな独の経済指標フェスティバルが継続しております・・・
ユーロ圏のZEW指数と鉱工業生産も低調な結果となり、
独始めユーロ圏各国は株安、債券高が継続、ユーロ安も進行しております・・・

(我が国目線としても、企業の想定為替レート(ユーロ円)は135円が多いだけに、
 特に欧州銘柄は収益面での懸念が台頭してくる可能性はあります。
 欧州の景気失速懸念であれば、為替レートによる収益面への懸念だけでなく、
 トップラインから崩れる懸念もありますけど・・・)

ECBは金融緩和によって、債券高・ユーロ安とすることが狙いでもあるだけに、
それでも株安になるということは、単純に金融緩和の効果はないとも言えますし、
もしくは更なる追加金融緩和を催促している状況とも言えます・・・

そんな状況の中で、今夜はEU司法裁判所がECBのOMTについて審議を行い、
最終判断が下される訳でもなく、これまで独憲裁、ユーロ圏の司法裁判所と同様、
最終的には合憲と判断されるとは思いますが、審議(公聴会)の内容次第では、
違憲判断懸念が台頭し、温存していたOMTが使えないとの観測も高まり、
ECBに対する追加金融緩和期待も削がれる可能性があります。

先日も書いた通り、ドラギのおっさんが次の一手として準備しているのは、
OMTではないので、今回の審議は大して心配する必要は無いとも言えますが、
地合いが悪いと良からぬ連想ゲームが働き、些細な事も材料視されがちですからね

それにしても今や欧州の嵐の元凶になとなっているドイツは、
相変わらず追加金融緩和はいらんぞボケナスと言っておりますが・・・
何か景気対策でも準備しているのでしょうかね・・・

今夜のEU財務相理事会にて、何か(景気対策)出て来るのでしょうか・・・

ちなみにしつこいようですが、ギリシャは株安(大幅安)、債券安に見舞われており、
CDSも跳ね上がっており(昨夜は戻したけど)、いつか見た光景となっております・・・
ポルトガルも追随する兆しが見えます・・・

そういう意味では債券が売られていないギリシャ以外の国々は、
まだまだ健全なリスクオフとも言えますけど・・・
独の深刻さも十分に気掛かりですが、もし独が反転したとしても、
ギリシャがネタにされそうではあります・・・(なぜ無視されているのか謎です)

とにかく独を始め欧州が、今夜の一発目のヤマ場で反転できなければ、
次のヤマ場としては明日の独消費者物価・確報値、ドラギECB総裁の講演です。


次は米国でおますが、何だかんだ言っても今回の世界的な嵐を拡大したのは
先走って来たドル高が反転したことが始まりであり、
追随していた債券安(米金利上昇)も反転し、ノンストップだった米株も反転し、
地合いが悪化した事で欧州の低迷ぶりも改めて悪材料視されたと言えます。

そして現在もドル安、米債券高(米金利低下)、米株安は継続中・・・
本日は債券高がゴリゴリに進行しており、もはや利上げは全否定の様な動きです。

本来ならば利上げが全否定されるハト派観測なのであれば、株高材料であり、
ドル高の影響が懸念されている米企業業績にとってもポジティブなのですが・・・

ドル安(米債高、米金利低下)に転じたのは、つい最近のことであり、
足元の米企業決算に対するドル高懸念を払拭することはできないです。
さらにFRBの金融政策についても、QEの完了は10月に終了することに変わりなく、
中長期的な利上げスタンスにも変わりは無いだけに、
米企業決算の見通しに対するドル高懸念を払拭することもできまへんので、
株安が続くのも仕方ないと言えます。

しかも先週末から始まった半導体銘柄に対する業績懸念の真っ只中であり、
今夜(明朝)は半導体軍団のボスでもあるインテルの決算が控えており、
インテルの株価自体も高値圏に留まっているとも言えるだけに、
良からぬ決算となれば、久々のインテルショックも十分に有り得ます。
ちなみに市場予想は堅調な結果を見込んでますけど・・・それが逆に心配です。

そして今夜は金融機関(JPモルガン、Wファーゴ、シティG)の決算も発表され、
これらの株価も高値圏に留まっているだけに、やや気掛かりではあります。

以上の通り、米国は嵐の起点となったドルの行方が肝心ではありますが、
目先としては真っ只中である米企業決算によって、米株が反転するのかが注目です
悪材料出尽くしとなればいいのですが・・・見通しへの懸念もありますからね。
結局はハロウィン買いとも言われる通り、
決算が一巡するまでは出尽くしにもならないのかも知れませんが、
せめて下げ止まりを願うばかりです。

とにかく今夜のインテル等の米企業決算が一発目のヤマ場です。
今夜で反転もしくは下げ止まりとならなければ、
明日も引き続き米企業決算が注目ですが、
小売売上高等の重要な経済指標、次回FOMCの叩き台となるベージュブックが、
米金融政策の行方(ドルの行方)を占う上で重要であり、
現在はゴリゴリに債券高が進行しているだけに出尽くしも有り得ます。
我が国目線では明日の半期為替報告書も注目です。

当然ながら米債高の要因は米金融政策だけではなく、
欧州を始めとする世界的な景気減速懸念、地政学リスク、エボラ出血熱等による、
リスク回避での米債高という面もありますので、いくら今さらな悪材料視とは言え、
これらの動向にも注視せざるを得ないです。
明日は中国のCPIとPPIもあります。

とくにエボラ出血熱だけは、過去のSARSや鳥インフルとは比較できないだけに、
影響が未知数と言わざるを得ないです・・・
つまり市場が最も嫌気するのは、輪郭(規模)の見えない懸念ですからね。
サブプライムの時と同じです・・・

あ、そういう意味では米自動車銘柄の決算をきっかけに、
燻ぶっている自動車サブプライムローンネタが飛び出して来たらビックリですけど・・
もはや中間選挙では勝つ見込みのないオバマが、
株安の要因をすりかえる為に起死回生のヤケッパチに打って出たりして(笑)

そもそも中間選挙自体も結果次第では、米議会が究極のネジレ状態となり、
オバマが裸の王様になると言う懸念もありますが・・・
我が国目線では共和党主導の方がありがたいですけど・・・


最後に我が国ですが、以上の通り米欧の嵐次第ではありますが、
国内では消費税引上げによる景気の失速懸念等が蔓延している中で、
日本株が反転するきっかけとなるのは、
アベクロへの政策期待、下旬から始まる企業決算での上方修正期待頼みですから
まずは明日の年金部会に殴り込むと言っている塩ちゃんに期待です・・・
塩対応になるかも知れませんけどね。

そして上方修正期待については、本日のツガミ、先日の竹内製作所、ファナックが
上方修正していることもあり、期待の高まりはあるのですが、
如何せん現在は円高の真っ只中であり、
米欧の嵐によるドル安、ユーロ安も続いており、
日銀短観及び企業の想定為替レートに近付いているだけに、
上方修正期待が徐々に削られていると言えます。
2Q決算が終わると、目線は来期業績へと移りますしね・・・

さらに明日は米財務省が半期為替報告書を出してきます・・・
米国は中長期的には出口(利上げ、ドル高政策)に向かっており、
ルー財務長官も「ドル高は米国の利益だ」という恒例のギャグも炸裂しているので
かつてよりも円安を牽制する可能性は少ないと思うのですが・・・
米企業決算の本格化を前に、先週末の半導体ショックもあり、
ドル高による企業業績への影響が懸念されているだけに、
中間選挙も目前に迫っていることも加味すると、票田でもある米自動車業界を含め、
企業に向けたゴマスリ報告書(円安牽制)になる可能性はあります。

以上の通り、アベクロへの期待、上方修正期待が高まらなければ、
米欧の嵐次第という状況は変わらないですから、
まずは今夜の一発目のヤマ場を経て、米欧の嵐が収まるなり、
アベクロ&上方修正期待が高まらない限り、セリングクライマックスとは言えず、
せいぜいリバウンドする程度だと見ておいた方がいいでしょう。

ということで、明日のスタンスについては、特に変更はありまへんが、
主力大型株での持越し短期勝負については、以上にも書いた通り、
米欧の嵐次第ではありますが、せめてアベクロ&上方修正期待の高まりと共に、
商いの伴った反発とならない限り、その日限りの勝負に留めるのが無難でおます。
リバウンドを狙うのは御自由にどうぞ。

新興市場、2部での持ち越し短期勝負については、依然として薄商いが継続しており
追証売り懸念も残っているので、シンプルに商いの伴った反発とならない限り、
その日限りの波乗りが無難です。
ただし新興市場はネタが豊富ではありますので、商いの旺盛な個別に関しては、
イナゴの大群物色に合わせて波乗りするのは御自由にどうぞ。

バイオ、不動産、REITでの中長期勝負の方は、
シンプルに市場全体が8月安値を割るような事態とならない限り、
王者の風格で構えておけばいいのですが、
バイオを始め新興市場の当該銘柄は、マザーズはすでに8月安値割れなので、
一旦は撤退も視野に入れた方がいいです。
っつうか、すでに割れている銘柄も多いので、今さらな話であり、
不動産とバイオについては、言い続けているだけの戯言ですけどね(笑)
とは言っても、今週はバイオジャパンがあり、2Q決算を通過すれば、
来期業績へ目線が移り、バイオは法改正による来期からの収益化期待、
不動産はいずれ追加金融緩和も・・・と懲りずに言っておきます(笑)

その他、中小型も含めた中長期の押し目狙いの方については、
シンプルに市場全体が8月安値を割るような事態とならない限り、
高ROE、好業績(決算睨みの上方修正期待)、割安、高配当、好取組、国策銘柄等
ベタな物色で出遅れているものを中心に、気長に新規で拾っていけばいいのですが
見ての通り、8月安値割れも迫っているので、撤退も視野に入れて動きましょう

長期で構えたままの方も、市場全体が8月安値を割る様な事態とならない限り
まだまだノイズレベルに過ぎないので、王者の風格で構えておけばいいのですが、
これまた見ての通り、8月安値割れも迫っているので、ノイズ程度だったとしても
調整が長引くことでの資金拘束を嫌う方は、撤退も視野に入れておきましょう。

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