不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
各国の週末時点の状況を振り返り。
こんにちは。

台風19号が近付いております・・・
勢力は依然として強く、進路も本州を串刺ししそうなだけに厄介な台風です・・・

海の向こうでもエボラ出血熱の感染拡大は継続しており、
スペインでは二次感染が発生し、米国でも感染者が現れ、
ブラジル、豪州でも疑いの持たれる患者が現れており、収束の気配は見えず・・・

地政学リスクもウクライナ問題は継続しており、ロシアと欧米の経済制裁合戦が、
最近の欧州の低迷を加速させた要因の一つとも言えます・・・
香港も再び民主化デモが拡大しており、
KYなトリプル高の続く中国への飛び火が懸念されます(個人的には歓迎ですけど)。
イスラム国についても欧米諸国とアラブ諸国による空爆は継続しており、
トルコ軍との緊張も高まっております。

おまけに日本からイスラム国へ参加しようという輩も現れており、
就職活動に行き詰まった等、本人のコメントを素直に受け取り、
軽いノリや、もしくは破滅願望によるものだと決め付けておりますけど・・・
何というか・・・詳しいことは控えますが、すでに捕えられている湯川という男よりも、
かつてシリアで戦ったという男も含めややこしい人物とは思いますけどね。

さて、週末時点のマーケットですが、ザックリと言えば・・・世界的な嵐は継続しており
欧州はさらに深刻の度合いが増しており、新興国・資源国も引き摺られ、
米国、日本は色んな面で正念場を迎える状況になっております・・・。

ということで、各国市場の週末時点の状況を改めて振り返って起きます。


・ロシア (トリプル安継続中。株価は年初来安値間近)

 今回の嵐の前からウクライナの地政学リスクを抱えており、
 依然としてトリプル安が継続しており、株価は年初来安値更新間近です。
 CDSの上昇も継続中です。

・ウクライナ (株安基調は継続中)

 ロシアと同様、今回の嵐の前から親ロシア派の独立騒動問題を抱えており、
 欧米の支援もあり、債券(金利)と通貨は横ばいが続いているものの、
 株安は続いており、CDSの上昇も継続中です。

・アルゼンチン (トリプル安継続中)

 今回の嵐の前からデフォルトに陥ったりと財政問題を抱え、
 依然として解決しておりませんが・・・
 謎の株高は遂に崩れており、債券はやや反発(金利低下)しているものの、
 通貨安は継続しており、依然としてトリプル安と言える状況でおます。

・中東 (株高、債券高、通貨安)

 週末の株価はマチマチでしたが、パレスチナ、レバノン、ヨルダン以外は、
 一部に崩れの兆しはあるものの、高値圏に留まっており、
 債券は概ね堅調(金利低下)であり、通貨は直近のドル安でやや戻したものの、
 それ以前のドル高の先走りと共に始まった通貨安基調は継続しております。
 同じく今回の嵐の前から続くイスラエル・パレスチナ問題、イスラム国問題は、
 当事国を含めた中東市場のシカト状態は継続しており(原油安の継続も含め)、
 株高、債券高、通貨安という動きが続いていると言えますが、
 今回の嵐に引っ張られ、株安となるのか注目です。
 欧米諸国が地上部隊を派遣すると、さすがに崩れそうですが・・・

・中国 (トリプル高継続中)

 週末は久し振りに株安となったものの、株高びんびん物語は続いており、
 債券高(金利低下)、通貨高も継続中、SHIBORも低下継続中、CDSも低水準。
 疑惑の百貨店、バブル崩壊と言われながらもトリプル高が継続している現実・・・

 以上の様な懸念に加え、今回の嵐が波及したり、
 香港の民主化デモの飛び火懸念もありますが、4中全会も控えているので、
 政策期待が下支えにはなりそうです。

 そしてバブルが崩壊すると言っても、そのこと自体に異論はないですけど、
 じゃあいつなんだと言う話であり、言い続けいているだけでは、
 株安がやって来ると言い続けているだけの意味のない予想と同じであり、
 しかも情報がまともに開示されない国な上に、世界の常識が通じない金融市場、
 人民の財産や生命、人権を無視して政策が行える変態独裁政権ですから、
 市場の動きを見て判断するしかないです。

・アジア (株安、債券高、通貨安が拡大しつつあります)

 週末は今回の嵐に見舞われて株安となっており、
 韓国、マレーシア、デモが再燃している香港は年初来安値が視野に入っており、
 台湾、シンガポール、インドネシア等も崩れが目立ちつつあります。
 インド、タイ、フィリピンはまだ高値圏に踏み止まっており、
 当ブログでお馴染みの食堂にいる調理人の故郷である
 バングラディシュとスリランカは、ほぼ高値更新中のビンビン状態でおます(笑)

 債券は金融政策でタカ派姿勢でもあるインドネシア、台以外は債券高(金利低下)
 通貨は直近のドル安でやや戻したものの、
 それ以前のドル高の先走りと共に始まった通貨安基調は継続しており、
 このまま資金流出が拡大し、株安、債券安、通貨安となるのか注目です。

・商品 (金・穀物は反発基調が継続しており、資金流入が窺えます)

 週末はドルの反発もあり、金、原油を含めその他の商品も概ね軟調でしたが、
 リスク資産でもある金を始め穀物等の商品は反発が続いており(原油以外)
 ドル安を始めとする今回の嵐もあり、資金流入が窺えます。

・銀行間金利 (低水準で落ち着いております)
  
・その他の新興国・資源国市場 (株安、債券高、通貨安)

 週末の株安も含め、高値圏からの崩れは続いており、
 年初来安値からはまだ遠いものの下げが拡大中でおます(NZは高値圏)。
 特にマレーシア、カナダ、南ア、トルコ、ペルーの下げが目立ち、
 豪州だけは年初来安値が間近に迫っております。

 債券は概ね債券高(金利低下)となっており、 
 通貨は直近のドル安で、一部の国はやや戻したものの、
 それ以前のドル高の先走りと共に始まった通貨安基調は継続しております。

 商品への資金流入も窺えるので、株価を含めて反転するのか、
 このまま資金流出が拡大し、株安、債券安、通貨安となるのか注目です。

・ユーロ圏、英国以外の欧州 (株安、債券高、通貨安)

 高値圏のルーマニア、クロアチア、セルビア、モンテネグロ、マケドニア以外は、
 週末の株安も含め、概ね高値圏から崩れており、
 ノルウェー、スウェーデンは年初来安値が視野に入っております・・・

 債券はほぼ全てが債券高(金利低下)となっており、
 通貨は直近のドル安でやや戻したものの、
 それ以前のドル高の先走りと共に始まった通安基調は継続しております。

 ウクライナを巡るロシアとの経済制裁合戦、
 それも要因であるユーロ圏の失速と共に、
 このまま資金流出が拡大し、株安、債券安、通貨安となるのか注目です。

・ユーロ圏 (株安、債券高、通貨安)

 週末の株安も含め下げが深刻化しており、
 独、仏、ポルトガル、アイルランドはついに年初来安値を更新しており、
 イタリア、スペイン、高値圏にいたオランダ、フィンランド、ルクセンブルグも
 年初来安値が視野に入っており、スロベニア以外はその他の国も含め低調です。

 債券についてはギリシャ以外は債券高、ユーロ安も継続しております。

 ドラギECBの金融政策(金融緩和の真っ只中)から見れば、
 債券高・通貨安というのは狙い通りではあるのですが、
 そんな金融政策で支えるはずの株価が、深刻な株安に陥っており、
 ドラギマジックの効力に翳りというか否定される動きではあります。

 密接な中国がトリプル高であろうと、
 ウクライナを巡るロシアとの経済制裁合戦もあり、
 独を始めとする勝ち組だった国々まで失速感が顕著になっており、
 こうなるとウクライナ問題が解決するか、ドラギが更なる手を打たないと、
 ユーロ圏が回復する手立てはないのかとすら思えます。
 そして独仏等の陰に隠れておりますが、ギリシャの深刻度が増しております。
 ギリシャのCDSは週末に鬼の様に跳ね上がっております・・・

・英国 (株安、債券高、通貨安)

 株価は年初来安値を更新しており、債券高、通貨安が継続しております。
 スコットランドの騒動は収まったものの、ユーロ圏、欧州と共に失速は継続しており
 米国と共に利上げに踏み切ることが難しくなっております。

・米国 (株安、債券高、通貨安)

 週末の米国株は大幅続落・・・ゴリゴリの大商いでの下落は継続しており、
 19日の高値以降の下落局面において、最も商いが膨らんでおります。
 となるとセリングクライマックスなのかとも言いたくなりますが・・・、
 ナスダックは8月安値を割っており、先行指数でもあるラッセル2000は、
 8月安値どころか年初来安値を更新しており、
 週明けからのインテルを含む半導体軍団を始めとする米企業決算を前にして、
 半導体メーカーのマイクロチップ・テクノロジーの下方修正を機に、
 SOX指数は大幅安(6.9%安)となり、8月安値を割り込んでおります。
 従ってセリングクライマックスとは言えない状況であり、
 現時点では素直に下げの圧力が継続中かつ拡大中と言えます・・・

 そして米国はもとより欧州を始めとする世界的な経済成長への懸念から、
 債券高(米金利低下)となったにもかかわらず、
 ドルが買われておりますが、一時的なものと見て、
 先走って来たドル高の反転は続いていると見ておいた方がいいでしょう。

 以上の半導体企業も含め、米企業業績に対するドル高の影響も懸念されており、
 週明けからの米企業決算ラッシュでの業績次第では、
 米金融政策の行方(ドルの行方)も変わり兼ねない状況と言えます。

・VIX指数

 週末のVIX指数は21.24まで急騰しており、年初の株安局面において、
 ダウが安値(終値)を付けた2月3日の水準(21.44)に迫っております。
 リーマンショック後の10月24日に付けた89.53、
 2011年8月のS&Pによる米国債格下げ騒動での48
 同年10月のギリシャショックでの45に比べると低水準ではありますが、
 ギリシャショック以降では12年6月6日の26.66以来、
 約2年半は23%以下で推移してきただけに、まずは2月の水準(21.44)、
 12年12月28日の水準(22.72)を超えて、レンジを突破するのか注目です。

 なにやらまたしてもサジ加減&プアーズ(S&P)が、
 フィンランドや仏の格下げを行っており、良からぬ動きも感じられます・・・

・日本 (株安、債券高、直近では通貨高)

 週末は大幅続落となり、マザーズは8月安値を割り、
 日経、TOPIX、2部、JQも8月安値が視野に入っており、
 (ドルベースの日経平均はすでに割っておりますけどね)
 商いについても週末はSQではあったものの、大商いでの下げとなり、
 依然として下げの圧力は強いと言えます。

 テクニカル的にも、目先の売られ過ぎ感はあるものの、
 遅行線が下抜けており、調整が長引くことを示唆しております。

 空売り比率についても、36.2%となった9日よりも株価は下がったにも関わらず
 33,7%と減少しており、底打ち感が見えない状況です。

 裁定買い残はやや減少したものの、3兆4千億円にまで増加しており、
 2市場信用買い残は2兆8617億円と低水準ではあるものの、
 直近の信用評価損益率は追証も懸念される水準ま悪化しており、
 7日現在のシカゴIMMの円売りポジションは僅かに減少したものの高水準であり
 円の巻き戻し余地が大きい状態です。

 債券は世界的な債券高に加え黒ちゃん効果もあり、
 依然として債券高(低金利)が継続しております。
 そんな債券高に加え、昨夜はドル安となったものの、
 欧米債券高(米金利低下)が継続していることもあり、円高は継続しており、
 巻き戻しは継続していると言えます。

 ということで、黒ちゃんの追加金融緩和期待、安倍ちゃんの政策期待、
 消費税引き上げによる景気失速という現状は置いといて
 市場の反応を見る限り、商いの伴った株安、変わらぬ債券高、
 そして円高が継続しております・・・
 しかしながら、昨年5月、12月の水準に比べると、
 上記の裁定買い残等の需給面、NT倍率、債券利回り、バリュー面等は、
 過熱感がないのも事実です。

以上の通り、アベクロの政策、米国の中間選挙と金融政策の行方、
ユーロ圏の金融政策、各国のファンダメンタルズ、地政学リスク等は置いといて、
シンプルに各市場の反応を見る限りでは、
先走って来たドル高、追随していた米債券安(米金利上昇)、そして米株高が、
それぞれ反転した事をきっかけに、欧州の深刻な低迷も反転を加速する要因となり
世界的な株安、債券高、通貨安となっており(原油以外の商品高、VIX上昇も)、
我が国においては、円安株高(先物買い)の巻き戻しが起きており、
そして現在も継続中と言えます。

くれぐれも味噌もクソも売られるトリプル安にならないことを祈るのみです。

ということで、以上の週末時点の各国市場の状況を踏まえつつ、
来週のスケジュール、各国の金融政策やファンダメンタルズ、
地政学リスク等も加味しながら、
来週の展望については改めて明日の記事で書きます。

引き続き、良い週末をお過ごし下さい。

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コメント

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みずほ | URL | 2014-10-13-Mon 16:53 [編集]
アメリカの中間選挙の年は株価上昇のアノマリーはどうなるでしょうかね。
現在、ヘッジファンドの決算45日前ルールとかで、例年通り?の調整中でしょうか?

ドル円と言えば、7~8年前120円超えてましたね。
その後、円キャリートレードの巻き戻しとかで、ドル急降下、急転直下~。そして戻り。

この間、自分の生活はそう変わりませんがね…。ただどこに資産を置いとくかで、その分の変動はあります。
一万円も立派な資産。ドル預金なら13000円くらいに増えてますね。
自分がどうするか?ですかね。
みずほさんへ
マーケット番長 | URL | 2014-10-13-Mon 21:34 [編集]
> アメリカの中間選挙の年は株価上昇のアノマリーはどうなるでしょうかね。
> 現在、ヘッジファンドの決算45日前ルールとかで、例年通り?の調整中でしょうか?

オバマはせめて株価でもあげないと、中間選挙後は究極のネジレ議会になりそうなので、
アノマリーはともかく、選挙後が恐ろしい気もします・・・
45日前ルールは変わりつつあるので、何とも言えないです。

> ドル円と言えば、7~8年前120円超えてましたね。
> その後、円キャリートレードの巻き戻しとかで、ドル急降下、急転直下~。そして戻り。
>
> この間、自分の生活はそう変わりませんがね…。ただどこに資産を置いとくかで、その分の変動はあります。
> 一万円も立派な資産。ドル預金なら13000円くらいに増えてますね。
> 自分がどうするか?ですかね。

おっしゃる通りですとしか言いようがないですw
少なくとも日本だけでなく、世界に目を向けて分散投資すべきだとは思います。

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