不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
米金利上昇が意識される週末。
こんばんは。

先走るドル高・・・追随する米債安(米金利上昇)・・・が続いておりましたが、
ついに昨夜の米国市場では、米金利上昇(米債券安)がネタにされております・・・

昨夜は8月の米小売売上高、ミシガン大指数が堅調な結果となり、
先日のサンフランシスコ連銀のレポートも相まって、利上げ前倒し観測が高まり、
中東、ウクライナ、スコットランド、スペイン等の地政学リスクはシカトしたように、
先走るドル高に追随していた米債安(米金利上昇)がゴリゴリと進行し、
遂に米株安の口実(悪材料)となっており、昨夜は商いも膨らんでおります・・・
米債よりも先走っていたドル高は対円以外では一服。

米債券市場では、長期金利(長期債)である10年債利回りが、
昨年12月の水準に比べればまだ低水準なものの、急ピッチで上昇しており、
2-7年債はとっくに昨年12月の水準を突破しての先走りが継続しております・・・
ちなみに短期金利(短期債)は王者の風格で落ち着いております。

繰り返し書いてきた通り、程良い債券安ならば好材料なのですが、
10月にはQEが完了し、来年には利上げが視野に入る中、
来週16-17日にはイエレン会見のあるFOMCを控えており、
米金利の急ピッチな上昇(米債の大幅安)は、QE縮小の副作用とも言えるだけに、
米株安・債券安(米金利上昇、ドル高)から、
味噌もクソも売られるゴリゴリのリスクオフにならないことを祈るのみです。

同時に米金利上昇(米債安)を抑える為に、イスラム国等の地政学リスクに対して、
火に油を注ぐのではないかという気掛かりもありますが・・・
中間選挙も控えているだけに、オバマの強行と共にイエレンおばさんが、
来週のFOMCにて昨夜までの利上げ前倒し観測を覆すハト姿勢を示せば、
皮肉にも米金利の急騰(米債安)は収まることになります。

オバマが強行に走らなければ、有事のドル買い要素も軽減され、
最も先走っていたドル高も収まりますが・・・
これまた皮肉なことに我が国にとっては、ドル高円安の巻き戻しになります・・・
だけに・・・不謹慎ながら我が国にとって最も都合がいいのは、
オバマが強行に走り、イエレンがハト姿勢を示すのが、
米金利急騰を抑え、程よい米債券安が続き(ドル高も)、
ちょうどいい円安も続くということになりますが・・・
当然ながらオバマが強行過ぎると、ただの悪循環になるだけに、
都合の良過ぎる程良い米債安という展開は難しいのかもしれmせんけど・・・

ちなみに週明けの15日にフランスが各国を招き、
イラクの平和と安全保障に関する国際会議なるものを開催し、
イスラム国への対応を協議する予定ですから、
オバマと共に欧州各国が同調しての強硬策に走る可能性はあります。

以上に加え、見送っていたウクライナを巡る対ロ追加政策の発動も決まり、
週明けから米・ウクライナが国境付近での軍事演習を始め、
スコットランド、スペインのカタルーニャ州からの独立運動ブームの連鎖懸念もあり、
なにかとキナ臭いですが・・・
15日はリーマンショックから6年の記念日でもあるだけに、
良からぬことが起きないことを祈るのみです。
とにかく米金利の急ピッチな上昇(米債安)を何とかして頂きたいものです・・・

ついでに昨夜(週末)時点の各国市場を見ておくと、

(ユーロ圏)

 ・株価 週末は株安だったものの高値圏に留まっており、大きな崩れはない。
 ・債券 米債安につられて債券安へと振れたものの、独仏等以外の重債務国は、
      ドラギが講演で改めて追加金融緩和に言及したこともあり戻しております。
 ・通貨 ユーロもドラギ効果で小幅高となったものの、ユーロ安基調は崩れておらず

(スペイン)

 ・株価 週末は小幅高、まだまだ高値圏。
 ・債券 週末は債券高(金利低下)、まだまだ高値圏(金利は低水準)。
 ・CDS まだ低水準ながら上昇傾向

(英国)

 ・株価 週末は反発 まだまだ高値圏。
 ・債券 債券安(金利上昇) 米国と同様債券安(金利上昇)基調が継続
 ・通貨 週末はポンド高 週半ば以降から反発しているがまだ安値圏
 ・CDS まだ低水準ながら上昇傾向

(ユーロ圏以外の欧州)

 ・株価 週末はマチマチ まだまだ高値圏 ※バルト三国は弱い
 ・債券 債券安(金利上昇)は継続中 ※バルト三国は債券高
 ・通貨 週末は反発 週半ば以降から反発しているがまだ安値圏

(ロシア) 株安、債券安、通貨安のトリプル安は継続 ※CDSは上昇傾向

(ウクライナ) 高値圏ながら株安、債券は横ばい、通貨安継続 ※CDSは上昇傾向

(中東) 株高、債券高、通貨安

(アフリカ) 株高、債券高、通貨安 ※エボラ禍のガーナとナイジェリアは低調

(資源国) 株は高値圏で揉み合い、債券安、通貨はやや急ピッチでの通貨安

(アジア、その他新興国) 

 ・株 週末はマチマチながら、まだまだ高値圏、
 ・債券 債券安(タイ、インド、韓国、ベトナム以外)
 ・通貨 通貨安(香港、ベトナム以外)

(中国) 株高、債券は横ばい、通貨高 ※CDS、SHIBORも低下

(アルゼンチン) 株高(高値更新中)、債券はやや反発、通貨は横ばい

(商品) 金、原油を始め商品安が継続中

(その他) 

 ・VIX指数 やや上昇して13.31ながら、まだ低水準
 ・銀行間金利 低水準で落ち着いている。

(シカゴ日経平均先物、我が国の債券(金利))

 ・シカゴ日経平均先物の清算値 15830円
  週末の日経平均終値から配当分を差し引と15890~15895円なので、
  約60円で帰って来ております。
 ・10年債利回りは、昨年末に比べるとまだまだ低水準ながら、上昇中でおます。


以上の通り、先走るドル高と米債安(米金利上昇)によって、
世界的な債券安(ユーロ圏以外)、通貨安が続いており、
ロシアのトリプル安、資源国の通貨安も気掛かりながら、
株価に関しては米国を始めまだ高値圏に留まっており、大きな崩れは見られまへん。
しかしながら冒頭でも書いた通り、
ついに米金利上昇が意識され始めているだけに、
週明けからFOMCまではやや危ういニオイがしております。
やはり来週はまずFOMCがヤマ場イベントであり、
イエレンおばさんがストッパーになるのか、火に油を注ぐのか注目です。

ということで、以上の週末の状況を踏まえ、来週のスケジュールも加味して、
来週の展望は改めて書きます。

引き続き、良い週末をお過ごし下さい。


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