不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ECB理事会を経て、今夜の雇用統計に向けて。
おはようございます。

どこぞの黒いおっさんとは違い、ドラギのおっさんは昨夜のECB理事会にて、
政策金利の引き下げに動き、ゴリゴリのQEにまでは踏み込まなかったものの、
ほぼQEとも言えるABSとカバードボンドの買い入れの10月開始を決定し、
「ナメとったら更なる追加金融緩和に動くぞボケナス!」
と会見で凄んでおりました・・・

かつての日本を照らし合わせながら、ようこそ蟻地獄へ・・・
なんて、日本人ならば言ってしまいそうですが、
なにはともあれ10月に米QEが終了する前に、ドラギはんは動いてくれました。

これを受けて、ユーロ圏の株価は上昇、ゴリゴリとユーロ安が進行しており、
ECBのメンバーが「ユーロ安の為にやったんやで~」と暴言を吐いた事もあって、
現在もユーロ安は維持されておりますが、
ユーロ圏債券は発表直後にゴリゴリと買われた(金利が低下した)あとは、
重債務国以外は徐々に戻してきておりますので、
いつもながら景気下支え期待という解釈で、ECBメンバーの暴言も空しく、
ユーロ安(債券高)が一服しそうですが・・・
米英の債券も同様に戻しており、金利差という意味ではあまり変化はないので、
今夜の米雇用統計を受けての米債券(ドル)の動向次第とも言えます。

昨夜の米国市場は、ADP雇用、新規失業保険がイマイチだったことで、
今夜の雇用統計への警戒感が高まってもいいはずなのですが・・・
ドラギのドサクサ、そしてISM非製造業が堅調だったことから、
米株は小幅安で留まっており、米債券安も維持しているだけに、
ちと不気味ではあります。

ちなみに新興国、地政学リスクを抱える中東市場やロシア、ウクライナの各市場は
これといった混乱も無く堅調ですが、金、原油はドル高もあって下げており、
資源国もやや軟調、アルゼンチン市場は堅調だった株価が大幅安となっております

そして本日の我が国については、対ユーロでの円高は進んでおりますが、
我が国の債券はほぼ動いていないことで、対ドルでは円安が進行している事もあり
日本株は反発してスタートしたものの、寄り天となっております・・・
徐々に上げ幅も縮小中であり、商いも盛り上がっておりまへん・・・

今夜の雇用統計が弱含みとなり、米国と共にユーロ圏が債券高となっても、
昨夜からすでに動いている事もあり、対ユーロでの円高は限定的と言えますが、
対ドルについては、見ての通り急ピッチで円安になっており、
昨年末の株高と共に付けた水準を超えておりますので、
今夜の米雇用統計が低調な結果となると、QE縮小後の利上げ観測が遠のき、
米株式市場にとってはハト姿勢ということで好材料視される可能性もありますが、
米債券市場は債券高(米金利低下、ドル安)へと転じ、
先週末に発表されたシカゴの円売りポジも含めて考えると、
ドル安円高へ巻き戻される可能性が高いと言えますので、
今夜の雇用統計は市場予想をクリアしないと、
日本にとっては円高が降りかかってきます・・・

先にも述べた通り、昨夜の米国は雇用統計への警戒感が高まっていいにも関わらず、
ドラギのドサクサ、そしてISM非製造業が雇用指数共に堅調だったことで、
シカトされているだけにね。

さらに今夜はウクライナ情勢と対イスラム国について協議されるNATO首脳会議、
ウクライナとロシアの和平協議も行われるので、
地政学リスクが悪化すると、米債を始め債券高への後押しとなり、
ドル安円高に転じる可能性も孕んでおります。

以上はあくまで良からぬシナリオではありますので、
雇用統計が市場予想を下回ることもなく、地政学リスクも悪化しなければ、
米債券安(ドル高)は維持され、ユーロ圏債券高も一服することになります。

今のところは後者になると見ておりますが、もし良からぬシナリオになると、
あまりにも急ピッチで円安ドル高が進行しているだけに、
いくら一服に過ぎないとは言え、週明けはさすがに大きく下げそうなだけに、
週跨ぎのド短期勝負の方に限っては、良からぬシナリオを考慮して動きましょう。
それ以外の中長期スタンスの方については、昨夜に書いた通りでおます。

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