不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ゴリゴリ債券高でのジャクソンホール・チンポジウムを見据え・・・
こんばんは。

いやはや、急遽出掛けることになり、ドタバタとした週末でおました・・・

おかげでやや浦島太郎状態ではありますが、週末のマーケットを見ると、

何が驚くって・・・ウクライナ情勢の一時的な緊迫もあったのでしょうけど、

米国債を始めとするゴリゴリ過ぎる世界的な債券高でおます・・・。

今週末にはイエレンFRB議長とドラギECB総裁が金融政策について、

ユルふん(緩和姿勢)か、ふんどしギューン(引き締め)なのかを表明するであろう

まさにジャクソンポール・チンポジ・・・ではなく、

ジャクソンホール・シンポジウムでの講演を控えているだけに、

随分といきり立った債券高でおます・・・。


ということに加え、地政学リスクや今週のイベントスケジュールも踏まえつつ、

今週の展望を占って参りますので、まずはイベントスケジュールからご覧下さい。
-------------------------------------------------------------------
国内海外
18(月)6月毎月勤労統計・確報値(10:30)中国7月主要70都市住宅価格(10:30)
タイ4-6月期GDP(11:30)
ソフトバンクが新スマホの発表会(11:00)ユーロ圏6月貿易収支(18:00)
茂木経産相がベネッセ事件を受け、米8月NAHB住宅市場指数(23:00)
 企業に情報管理の徹底要請の文書公布
安倍首相の母がモンゴル訪問イスラエルとハマスの停戦期限(19日06:00)
産経支局長がソウル地検へ出頭予定オバマ大統領夏季休暇(9-24日)
安倍首相夏季休暇(9-24日)(決算)アーバンアウトフィッターズ
(決算)ドンキホーテ、総医研(休場)アルゼンチン
    産業ファンド、エクセレント
19(火)6月景気動向指数・確報値(14:00)豪中銀金融政策決定理事会議事録(10:30)
6月携帯電話・PHS国内出荷(14:00)ユーロ圏6月経常収支(17:00)
7月工作機械受注・確報値(15:00)英7月消費者物価(17:30)
7月全国百貨店売上高(14:30)イタリア6月経常収支(18:00)
露7月失業率(21:00)
閣議露7月小売売上高(21:00)
原子力規制委員会米7月消費者物価指数(21:30)
 ※地下トンネルの汚染水凍結工事検証米7月住宅着工件数(21:30)
SBI証券がLINE公式アカウントを開設米7月建設許可件数(21:30)
アルゼンチン7月失業率(28:00)
2市場信用取引残高
イラク国民議会本会議再開
20年国債入札(12:45) ※挙国一致内閣成立に向けた協議
米国議会選挙予備選(アラスカ、ワイオミング)
(決算)あいHD、北川精機、MIDリート
(決算)ホームデポ、TJX
20(水)7月貿易収支(8:50)独7月生産者物価(15:00)
6月全産業活動指数(13:30)南ア7月消費者物価(17:00)
7月粗鋼生産速報(14:00)英中銀金融政策委員会議事録(17:30)
7月訪日外国人数(14:00)ユーロ圏6月建設支出(18:00)
7月コンビニ売上高(16:00)米MBA住宅ローン申請指数(20:00)
米週間原油在庫(23:30)
社会保障審議会年金部会(16:00)7月29-30日開催分FOMC議事要旨(27:00)
ロシア1-6月貿易統計(20日か21日)
プログラム売買状況
スティーブンス豪中銀総裁議会証言(8:30)
(決算)ジャパン・ホテルリートメルケル独首相講演(21:00)
APEC高級事務レベル会合(20-21日)
(決算)ターゲット、ロウズ、HP
21(木)8月マークイット製造業PMI速報値(10:35)中国8月HSBC製造業PMI・速報値(10:45)
7月食品スーパー売上高(13:00)仏8月製造業PMI速報値(16:00)
7月全国スーパー売上高(14:00)仏8月サービス業PMI速報値(16:00)
独8月製造業PMI速報値(16:30)
総合資源エネルギー調査会原子力小委独8月サービス業PMI速報値(16:30)
村山元首相が訪韓(21-23日)ユーロ圏8月製造業PMI速報値(17:00)
 ※22日に歴史認識問題について講演ユーロ圏8月サービス業PMI速報値(17:00)
英7月財政収支(17:30)
対外対内証券売買契約等の状況(8:50)ブラジル7月失業率(21:00)
投資主体別売買動向ポルトガル7月経常収支(21:30)
米新規失業保険申請件数(21:30)
(決算)タカショーメキシコ4-6月期GDP(22:00)
米8月マークイット製造業PMI・速報値(22:45)
米8月フィラデルフィア連銀製造業指数(23:00)
米7月中古住宅販売件数(23:00)
米7月CB景気先行総合指数(23:00)
ユーロ圏8月消費者信頼感・速報値(23:00)
7月北米半導体製造装置BBレシオ(31:00)
ロシア1-6月貿易統計(20日か21日)
ジャクソンホール・シンポジウム(21-23日)
 ※テーマ「労働市場のダイナミクスの再評価」
APEC高級事務レベル会合(20-21日)
習近平国家主席がモンゴル訪問(21-22日)
米5年インフレ連動国債入札(26:00)
(決算)
ギャップ、アメリカンイーグル、ダラーツリー
ゲームストップ、セールスフォースドットコム
22(金)閣議シンガポール4-6月期GDP(9:00)
北海道電の再値上げ申請審査(12:00)カナダ7月消費者物価(21:30)
村山元首相が訪韓(21-23日)ブラジル7月経常収支(22:30)
 ※22日に歴史認識問題について講演
ジャクソンホール・シンポジウム(21-23日)
 ※テーマ「労働市場のダイナミクスの再評価」
 ※イエレンFRB議長講演(23:00)
  質疑応答はなし
 ※ドラギECB総裁講演(27:30)
習近平国家主席がモンゴル訪問(21-22日)
シカゴ通貨先物非商業ポジション
LTRO返済予定額発表
23(土)ジャクソンホール・シンポジウム(21-23日)
 ※テーマ「労働市場のダイナミクスの再評価」
ASEAN経済相関連会合(23-28日)
24(日)ASEAN経済相関連会合(23-28日)

-------------------------------------------------------------------
以上の通り、国内イベントとしては少なく、

海の向こうも週末にジャクソンホールでのイエレン&ドラギ講演を控えているだけに、

それまでのイベントは両講演を見据えた解釈となりそうですから、

週末までに地政学リスクがどれだけイレギュラーを起こすのか・・・てな感じです。


★地政学リスク

週末に緊張が再燃したウクライナ情勢は、プーチンが譲歩姿勢を表明する裏で、

人道支援という名目でウクライナ東部に派遣しようとしていた軍事車列に対し

騙されへんぞとばかりにウクライナが攻撃したことで緊張が再燃したようですが、

真偽は不明のまま市場に一時的な緊張が走り、最終的には落ち着いており、

相変わらず売りの口実として利用されただけに留まっております。

市場の反応としては、当事国のロシアとウクライナの両市場はシカトしており、

金と原油もシカト、欧米市場での過剰な債券高と一時的な株安に留まっております。

しかしながら欧州株の戻りは鈍く、ユーロ圏の債券高もゴリゴリと進行しており、

ロシアとウクライナの両市場もトリプル安基調は変わっていないので、

軍事的な緊張は一時的な口実だったとしても、

経済制裁については、拡大と共に経済指標の悪化と言う形で現れると同時に、

市場もそれに合わせてダメージが現れつつあり、、

ウクライナの地政学リスクについては、経済制裁がリアルに悪材料化しております。

本日、フィンランドの仲介によって、両国と独、仏の4カ国の外相がベルリンにて、

話し合いを行う様なので、軍事的緊張の緩和はもちろんですが(和平協定等)、

経済制裁でも緩和する方向に話が進まない限り、

今後もリアルに悪材料として、ジワジワと効いてきそうです・・・。


イラク情勢については、米軍の空爆を始め落ち着いておりませんが、

今週は19日にイラク国民議会が再招集され、マリキ首相の退陣を前提に、

挙国一致内閣成立に向けた協議が行われるので、多少の好転も見込めますが・・・

結局はイスラム国を名乗る武装組織の出方次第なので、期待はできないでしょう。

しかしながら市場の反応としては、ウクライナ情勢とは違って、

イラク周辺国市場はほとんど動じておらず、原油も下げ止まらず、緊張感ゼロであり

強いて挙げるとするならば、米国を始めとする債券高の要因の一つという程度なので

米軍が地上部隊を投入したり、周辺国が参戦しない限り、市場への影響は軽微です


イスラエル・パレスチナ情勢についても、イラク情勢と同様、

市場の反応としては、イスラエル市場がトリプル高基調の維持が崩れ、

通貨安に傾いているのは気掛かりながら、周辺国は落ち着いており、

原油安も含め緊張感はありまへん。

今週は日本時間19日早朝の6時に5日間の停戦期限が切れますので、

もし戦闘が再開されたとしても、イスラエルの地上部隊が再侵攻しない限りは、

長年に渡る対立構図と同じですから、市場への影響は軽微でしょう。


以上の通り、地政学リスクについては、一時的な騒ぎが起きる事はあっても、

リアルに悪材料化しているのはウクライナ情勢だけと言えます。

従ってこれ以上のウクライナを巡る軍事的緊張や経済制裁合戦の拡大が無ければ、

大きな騒ぎにはならないでしょうけど、低迷中の欧州、ロシア、ウクライナ市場が、

安値を更新したりすると足を引っ張られるでしょうから、市場の横睨みは必要です。


★その他のリスク

ポルトガルの金融リスクについては、ポルトガル市場自体も落ち着いており、

ユーロ圏への波及も収まり、銀行間金利、CDSも落ち着いております。


アルゼンチンの財政リスクについては、騒ぎ自体は継続しており、

アルゼンチン市場の債券安と通貨安も続いてはいるものの、

アルゼンチン株は高値圏に留まっており、他国への影響も見られません。


エボラ出血熱の感染拡大リスクについては、終息の気配は見られず、

拡大の一途ではありますが、市場の反応としてはナイジェリアとガーナの両市場が、

さすがに崩れつつありますが、世界的な波及は見られませんので、

先進国等の大都市での二次感染者が見つかったり、

以前にも書きましたが、自爆テロに悪用される様なことが無ければ、

市場への影響は限定的と見ておけばいいでしょう。

何やらWHOが発表している感染者数は氷山の一角とも言われてますけどね・・・


★中国、新興国、資源国

週末時点の各国市場は、中国始め概ね株高、債券高、通貨高のトリプル高ですが、

トルコ市場はエルドアン首相が大統領に就任したことで独裁色が強まり、

反政府運動が激化するとの懸念なのか、トリプル安に転じつつあります。

他にはインドネシアが株は堅調ながら債券安・通貨安、インドは通貨安、

チリは債券安、マレーシアと台湾は株が出遅れといった程度です。

疑惑テンコ盛りの中国もトリプル高基調が続いており、

今週は明日の住宅価格と21日のHSBC製造業PMIが注目ですが、

住宅バブルが弾けたり、PMIが50割れにでもならない限り、影響は限定的でしょう。


★ジャクソンホールに向けての欧米市場

まず21日から始まるジャクソンホールでの金融・経済シンポジウムですが、

冒頭でも書いた通り、先進国を始めとするゴリゴリの債券高のまま突入すると、

債券安への転機となるイベントになりそうです。

注目は日本時間22日23時からのイエレン・オブ・ジョイトイFRB議長講演、

27時30分からのドラギえもんECB総裁講演でおます。

シンポジウムのテーマ自体が「労働市場のダイナミクスの再評価」なので、

ユーロ圏の雇用市場がすでにドイヒーであり、

ユーロ圏市場が低迷しているドラギえもんにとっては、

ユルフン継続(緩和姿勢継続)か更なる露出(追加金融緩和)示唆、

という2択しかないのですが、ジャクソンホールまで債券高を維持していると

よっぽど規模のデカイ追加金融緩和を示唆しない限り、

さすがに織り込み済との反応になり、反動での債券安になるでしょう。

イエレンおばさんについては、いつも通り雇用の「質」にケチを付けて、

ユルフン姿勢を継続したとしても、織り込み済で債券安となりそうですし、

もし利上げに言及するふんどしギューン姿勢を表明しても素直に債券安ですから、

いずれにせよ現状の債券高が維持されたままジャクソンホールへ突入すると、

債券安へと転じることになるでしょう。

従って欧州と共に米国がジャクソンホールを機に債券安へと転じることになると、

セオリー通りに株高・債券安となればいいのですが・・・

これまで株高・債券高というジャブジャブ・フォーメーションだっただけに、

株高まで維持されたままジャクソンホールへ突入すると、反動で株安となります。

しかしながらイエレンおばさんがユルフン姿勢を継続すれば、

織り込み済みということでの程よい債券安が維持されるので、

株価の反動安も一時的なものに留まり、じきに反転するでしょう。

ただ・・・イエレンおばさんが、フンドシギューン姿勢である利上げに言及すると、

米債が大幅安(米金利急騰)を招き、米株も大幅安となり、

最悪の大幅な株安・債券安という味噌もクソも売られる展開もあり得ますが・・・

恐らく9月のFOMCまではショックを与えず、程良い株高・債券安を維持し、

ふんどしギューン(利上げ)に対する地ならしをするでしょう。

そして9月FOMCでのふんどしギューンを示唆してもショックは軽減され、

健全な株高・債券安へと向かうことになりそうですが・・・

まぁその辺は、ジャクソンホール後の動きを見ながら判断するしかないですけど、

今のところは随分とポジティブなシナリオを想定しております(笑)


ということなので、今週のジャクソンホールまでの欧米の経済指標については、

反応も短期的な一喜一憂の材料に留まりそうです。

念の為、米国での今週の経済指標等を見ると、

18・19・21日の住宅指標、19日の消費者物価(CPI)、20日のFOMC議事録、

21日の新規失業保険、フィレデルフィア連銀指数、CB指数、半導体BBレシオ、

週を通しての小売決算、21日の国債入札といったところが注目イベントですが、

住宅指標の低調さは既に承知済みであり、他の指標、小売決算が低調であれば、

ユルフン姿勢の継続と言う御都合解釈ですから、CPIが超インフレになったり、

FOMC議事録が思いのほかふんどしギューン姿勢(タカ派姿勢)でない限り、

地政学リスクでの騒ぎが無ければ、揺れも大して大きくはならないでしょう。

欧州についても19日のユーロ圏とイタリアの経常収支、21日のPMI祭はありますが

悪けりゃこれまた追加ユルフン(追加金融緩和)期待と言う御都合解釈ですから、

米国同様、地政学リスクでの騒ぎが無ければ、揺れは大して大きくはならんでしょう。

ただ・・・先週の終わった期(4-6月期)であるGDP祭が低調だったので、

先行指標でもありマインド系指標でもある8月PMIが低調過ぎると、

ウクライナを巡るロシアとの経済制裁合戦という悪材料も相まって、

22日のドラギ講演までは大きく崩れる可能性はありますけど・・・


★日本

今週は国内イベントが乏しいので、結果として海の向こうと同様、我が国にとっても

女親分イエレンの講演、金融政策が同じ緩和路線のドラギ講演が2大イベントとなり

地政学リスクで大きな騒ぎが起きない限り、

欧州と米国での経済指標は短期的な一喜一憂材料にしかならないでしょうから、

9月の内閣改造を見据えた安倍ちゃんマンの政策期待、

GPIF、日銀のETF買い等の神の手(お上の手)による、

消費税引き上げの条件である7-9月期GDP&株価の押し上げ期待、

2市場信用買い残、裁定買い残等の良好な需給環境、

テクニカル的に好転間近な状況も下支えとなり、

さらに希望としては新興市場において、

5月からの上げ相場での先導銘柄であるミクシィとダインが息を吹き返せば、

日本株の大きなエンジンにはなりますが・・・。

新興市場の希望的観測はともかくとしても、以上の様な好環境・好条件があるので、

週末までは海の向こうの地政学リスクや経済指標による一喜一憂はあれど、

大きな崩れも無さそうです。

さすがに先にも述べた通り、世界的なゴリゴリ債券高と共に株高も維持されたまま、

ジャクソンホールへ突入すると、イエレン&ドラギの両講演を経て、

債券と共に株も含めた反動安となりますけど、

イエレンが利上げを示唆して債券が大幅安となり、味噌もクソも売られたとしても、

我が国には米債安(ドル高)による円安という恩恵もあり、

そもそも出遅れでもありますから、欧米よりは軽微な崩れで済みそうです。

とりあえずジャクソンホールが目先の転機(特に米債券安への転機)にはなるでしょう


ということで、明日を含む今週のスタンスとしては、

主力大型株での持越し短期勝負は、以上の通り週末のジャクソンホールまでは、

地政学リスクと欧米経済指標による一喜一憂の丁半博打に近いので、

商いの伴った本格反発にでも転じない限り、

先週に引き続き、チキンなその日限りの勝負に留めるのが無難ですが、

下げた局面での勝負は大いにアリでおます。

新興市場、東証2部での持ち越し短期勝負についても同様と言いたい所ですが・・・

ミクシィとサイバーダインが息を吹き返すなり、他の主役銘柄が現れない限り、

新興は日替わりのテーマ物色等でのその日限りの波乗りに留めるのが無難でしょう。

バイオ、不動産、REITでの中長期勝負の方は、

REITを始め王者の風格で構えている方は、そのままでいいですが

バイオと不動産については新規の打診買い程度はありです。

しかしながら万が一、ジャクソンホールを経て、主力大型株、新興、2部が、

先週末安値を割るような事態になれば、王者の風格で構えていた方も含め、

一応、総員撤退という心構えも残しておきましょう。

その他中長期の押し目狙いの方についても同様ですが、

好業績、割安、高ROE、好取組、国策銘柄等の中で、

出遅れているものならば、新規で拾うのはありです。

長期で構えたままの方は、先週末安値を下放れたとしてもたかが知れており、

これまで繰り返し書いている通り、9月以降への期待もありますので、

そのまま王者の風格で構えておけばいいとは思いますけど、

一応、ジャクソンホール以降の総員撤退という心構えも残しておきましょう。


お手数ですが記事が参考になりましたら、下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングアップが励みになりますのでよろしくお願い致します。

 にほんブログ村 株ブログへ 
スポンサーサイト

コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2017 不沈艦日記. all rights reserved.