不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
雇用統計を経た週末。
こんばんは。

テンコ盛りの決算に目を通すために、目からビームを放ち過ぎたことで、

眼精疲労に見舞われていたので、本日は遠くの景色を眺めに行こうと思ったものの

あいにくの雨となってしまったので、合間に格闘技や録画していた番組を観ながら、

来週に備えての予習をしていたら、結局は目からビームを放つことに・・・

それでも一向に衰える気配が無い視力・・・

改めて思春期に勉強しなかった事の副産物なのかと思う週末(笑)

もちろんこういうゴリゴリな眼に生んでくれた親にも感謝する週末。


さて、予習を含めた来週の見通しは明日の記事で書くとして、

雇用統計を経た週末時点のマーケットを復習すると・・・


まず昨夜の米国市場は、ISM製造業(好調)、米消費支出(インフレを示さず)は、

特に材料視はされず、市場予想をやや下回った雇用統計が材料視され、

イエレンが重視する「質」の部分もほぼ改善が見られなかったことで、

FRBのハト姿勢な金融政策が裏付けられることになり、利上げ観測も後退・・・

ついでにアルゼンチンのデフォルト騒動、地政学リスクも後付けながら嫌気され、

米債高(米金利低下)となり、特に直近で売られていた短中期債が、

大幅高(短中期債利回り急低下)となったことでドル安が進行・・・

米株も昨日の大幅安からの反動も無く、下げ止まっておりまへん・・・。

金も反発し(原油、銅、銀、CRB指数は下落、穀物は依然として低迷中)、

VIXも17.03と4月以来の水準にまで上昇しております。

金利急騰(米債大幅安)による株安という最悪パターンではありませんが、

残念ながら程良い債券安となる雇用統計の結果にはならず、

米株は商いの伴った下げが止まっていない状況でおます(日本も)・・・。

まずはパワー(商い)が衰えるか、米債安にでも転じないと、

米株の下げは止まりそうにないです・・・


欧州市場はウクライナを巡るロシアとの緊張に加え、

ポルトガルの銀行問題も今さらながら材料視され、

ユーロ圏債券はポルトガルを始め南欧重債務国は債券安(金利上昇)となり、

独等の勝ち組国は米国と同様に債券高(金利上昇)・・・

株価も3日続落での大幅安ですが、独等の勝ち組国の方が大きく下げております。

ポルトガル株は当然ながら、火種のエスピリトサント銀行と共に大幅安であり、

債券安も継続、CDSも上昇中でおます。


そして地政学リスク等を抱える国々の市場及び他の市場は、

米国で材料視されているアルゼンチンは、さすがにデフォルトになったことで、

債券は大きく売られ、CDSも2013年の水準にまで急騰しておりますが、

株価は昨日の大幅安の反動に過ぎないかもしれませんが、呑気に反発しており、

依然として高値圏に留まっており、通貨も安値圏ながら大きな動きはありまへん・・・


イスラエル・パレスチナ情勢は、停戦合意も数時間で破られ、泥沼化しておりますが、

イスラエル市場は株、債券、通貨共に揉み合いながらもトリプル高を維持しており、

虐殺とも言える攻撃を受けているパレスチナ、

パレスチナのハマスを支援するヒズボラを抱えるレバノン、

これら両市場だけが株安に見舞われており、

結局は米国が後ろ盾のイスラエル市場だけはしっかりしております・・・

ラマダン明けからの激化が心配されたイラク情勢は、勝手なイメージではありますが、

アフガンでのタリバンの様な扱いになりつつあり(報道も含めて)、

周辺の中東市場における反応も風化しつつあります。

一時的に株安となっていたカタール、UAE等は元の高値圏にまで戻っており、

イラクの隣国の一つであり、湾岸戦争時にイラクが侵攻したクウェートだけが、

安値圏での揉み合いで低迷しております・・・

イラクを始めイスラエル・パレスチナ情勢のキーマンでもあるエジプトとサウジは、

高値更新真っ只中という状態・・・

こちらも結局は米国と西側の影がチラつく市場の反応です。


ウクライナ情勢は、マレーシア機撃墜の調査結果及び責任の所在は、

未だ明確になっておらず、依然として責任の擦り付け合いと戦闘が続いており、

西側からロシアに対する制裁も強化される一方であり、歩み寄りは見られまへん・・・

そもそもの火薬庫であるウクライナ市場は、西側が支援しているからでしょうけど、

週末は株安だったものの高値圏に留まっており、

債券、通貨、CDSは大きな動きも無く落ち着いております。

結局は西側と敵対しているロシア市場のトリプル安が継続しており、CDSも上昇・・・

特に10年債利回りは4月の水準を突破する寸前です。


以上の通り、地政学リスクについての市場の反応は、

米国と西側に敵対する国(市場)だけが、追い詰められるという構図になっており、

財政リスクのアルゼンチンも、結局は米国の圧力ですから、

真っ当な反応と言えるのはポルトガルだけなのかも・・・なんて愚痴りたくもなりますが

各リスクに対する市場の反応は以上の通りです。


リスクの百貨店状態でありながら、世界の常識が通じない変態独裁政権によって、

リスクが封じ込められている中国市場は、週末はやや軟調だったものの、

上海株は急騰とも言える上昇を維持しており、人民元も堅調、債券もやや堅調、

SHIBORも低下しております。


ちなみにアジア、トルコ、南ア、中南米等の新興国&資源国市場は、

週後半はさすがに軟調だったものの、株、債券は高値圏に留まっております・・・

通貨だけはやや軟調な動きが目立ちつつありますので、

雇用統計を受けての米債高・ドル安の動きに対して、

週明け以降、新興国が通貨高に転じるのかを見極める必要があります。

もし通貨安が継続すると、新興国からの資金流出のきっかけとなり、

これまたリスク材料として台頭してくるかもしれませんが、

同時に先進国への資金シフトが始まるとも言えますからね・・・


そして我が国は昨日書いた分に加え、

シカゴ日経平均先物は15415円と更に下げて帰ってきております・・・

今朝発表された7月29日現在のシカゴIMMの円売りポジションは、

6月10以来の水準にまで増加しており、30-31日も更に増加したでしょうから、

このままリスク回避姿勢が強くなると、22日以降に一気に増加した分だけは、

巻き戻しの余地があると言えます(101.5円付近まで?)。


以上の通り、アルゼンチン、ロシア、ポルトガルは、

あれほど連日に渡り報道されていたものの、本気で楽観していたのか、

驚いたフリをしたのか、無理矢理に悪材料視したのか・・・

珍しく事が起きてから急速に当事国の市場が悪化し、

米国を始めとする先進国を中心に世界的な株安・債券高となっております。

しかしながら米国は雇用統計を経て、

金利急騰(米債大幅安)・米株安という最悪パターンにはなっておらず、

新興国と中東諸国もお気楽ではありますので、やや緊張感が足りない気もしますが、

このまま週明けも商いの伴った株安、債券高が継続するようだと、

バリューもファンダメンタルもテクニカルも需給もヘッタクレもなく、

パワーでねじ伏せられ、さすがにダメージも大きくなり、

売りが売りを呼びますので、決して楽観視はできないです・・・


というように下向きの「技は力の中にあり」相場となりそうな週末でおます・・・


引き続き、良い週末をお過ごし下さい。


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