不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
雇用統計以降を見据え・・・
今週の我が国では土用の丑の日(29日)も控えておりますので、

ウナギによるパワーとスタミナがモリモリのウナギ昇りとなればいいのですが・・・

国内外共にイベントがテンコモリモリでおます。


ということで、先週末時点の各国の状況に加え、

いつも通り今週のスケジュールも加味しながら展望を書いて参りますので、

まずは今週のスケジュールからご覧下さい。
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国内海外
28(月)最低賃金目安に関する小委(10:00)米7月マークイット・サービス業PMI・速報値(22:45)
TPP交渉の関係団体向け説明会(13:30)米6月中古住宅販売仮契約(23:00)
安倍首相が中南米歴訪(7/25-8/4)米7月ダラス連銀製造業活動(23:30)
 ※メキシコ、トリダード・トバゴ、コロンビア、
  チリ、ブラジルの順に5ヵ国を訪問イスラエル中銀政策金利発表(22:00)
 ※カリブ共同体との首脳会合フィリピン大統領一般教書演説
米日カウンシル知事会議(28-31日:米)
権利付最終売買日日・カナダEPA交渉会合(28-31日)
ラマダン明け ※27-29日頃から
(株式分割)第一次大戦開戦から100年
サイバダイン、フィックスタース、エニグモ
モバクリ、BS11等米2年国債入札(26:00)
(休場)
(決算)シンガポール、インドネシア、マレーシア
JSR、キーエンス、日産自等、約55社エジプト、カタール、UAE
29(火)6月失業率(8:30)韓国6月国際収支(8:00)
6月有効求人倍率(8:30)英6月マネーサプライM4(17:30)
6月家計調査(8:30)米5月S&Pケース・シラー住宅価格(22:00)
6月小売売上高(8:50)米7月CB消費者信頼感指数(23:00)
閣議FOMC(29-30日)
全国財務局長会議(10:00)エスピリト・サント・インターナショナルの株主総会
石田日銀審議委員講演(10:30)EUの対露追加制裁が承認予定
石田日銀審議委員会見(14:00)太平洋諸国フォーラム総会(29-2日)
中央最低賃金審議会(15:00)
安倍首相が中南米歴訪(7/25-8/4)米5年国債入札(26:00)
 ※日・コロンビア首脳会談
(決算)
2年国債入札(12:45)ツイッター、アムジェン、アメックス
コーニング、ニューモント・マイニング
2市場信用取引残高ファイザー、メルク、マリオット、
ドイツ銀行、UBS
権利落ち日
土用の丑の日(休場)インド
(決算)
コマツ、日立建機、オムロン、東エレク
ホンダ、花王、田辺三菱、H2Oリテ
野村HD、OLC、JR東海、JAL、大ガス
ガンホー、タカラバイオ等、約107社
30(水)6月鉱工業生産(8:50)スペイン4-6月期GDP・速報値(16:00)
7月上旬分貿易統計(8:50)ユーロ圏7月消費者信頼感・確報値(18:00)
6月自動車生産(13:00)米MBA住宅ローン申請指数(20:00)
独7月消費者物価・速報値(21:00)
中央社会保険医療協議会(10:00)南ア6月財政収支(21:00)
安倍首相が中南米歴訪(7/25-8/4)米7月ADP雇用リポート(21:15)
再生可能エネルギー世界展示会(30-1日)米4-6月期GDP・速報値(21:30)
米4-6月期コアPCEデフレータ・速報値(21:30)
DeNAの遺伝子検査サービス米週間原油在庫(23:30)
 「MYCODE」の予約受付開始
FOMC(29-30日)
プログラム売買状況 ※政策金利発表(27:00)
 ※長期国債購入額(月額)(27:00)
(決算) ※MBS購入額(月額)(27:00)
三菱電、富士電、NEC、OKI、アンリツアルゼンチン債の利払い猶予期限
富士フイルム、コニカミノルタ、カシオ
任天堂、三菱自、JFE、横河ブ、ツガミ米2年物変動利付債(24:30)
住友重、JT、大日住薬、大陽日酸米7年国債入札(26:00)
野村不、アコム、オリックス、三井住友
JR東日本、JR西日本、阪急阪神(決算)
ANA、関西電、北陸電スプリント、イェルプ、クラフトフーズ
コロプラ、ドリコム、J・TEC等、約235社バンコ・エスピリト・サント、バークレイズ
31(木)6月毎月勤労統計調査(10:30)台湾4-6月期GDP(9:30)
6月住宅着工件数(14:00)豪6月住宅建設許可件数(10:30)
6月建設工事受注(14:00)仏6月生産者物価指数(15:45)
タイ6月国際収支(16:30)
子供子育て会議基準検討部会(10:00)独7月失業率(16:55)
木内日銀審議委員講演(10:30)スペイン6月経常収支(17:00)
木内日銀審議委員会見(14:00)イタリア7月消費者物価・速報値(18:00)
安倍首相が中南米歴訪(7/25-8/4)ユーロ圏6月失業率(18:00)
 ※日・チリ首脳会談ユーロ圏7月消費者物価・速報値(18:00)
日本維新の会が解党届けを提出米7月チャレンジャー人員削減数(20:30)
民主党両院議員懇談会米4-6月期雇用コスト指数21:30)
再生可能エネルギー世界展示会(30-1日)米新規失業保険申請件数(21:30)
                 米7月シカゴ購買部協会景気指数(22:45)
対外対内証券売買契約等の状況(8:50)
投資主体別売買動向フィリピン中銀政策金利発表(17:00)
(決算)チェコ中銀政策金利発表(20:00)
海運大手3社、新日鉄住、日立、東芝コロンビア中銀政策金利発表(30:30)
富士通、パナソニック、ソニー、京セラ米印戦略対話
村田、日東電工、TDK、セイコーエプバンコ・エスピリト・サント株主総会
マキタ、デンソー、マツダ、ダイハツ国際食品見本市「フードショー」(31-8/3)
富士重、三菱重、住友商事、三菱地所台北コンピュータアプリ見本市(31-8/4)
MUFG、みずほ、東北電、九電、ベネッセ
KADOKAWA、ヤフー、スタートトゥ(決算)
アドウェイズ、ユナイテッド、スターティアテスラモーターズ、エクソンモービル
ネットイヤー、インフォマートT-モバイル、マスターカード、BNPパリバ
セプテーニ等、約443社フォルクスワーゲン
1(金)7月マークイット製造業PMI確報値(10:35)中国7月製造業PMI(10:00)
7月自動車販売台数(14:00)中国7月HSBC製造業PMI・確報値(10:45)
7月大手百貨店売上高イタリア7月製造業PMI(16:45)
仏7月製造業PMI・確報値(16:50)
閣議独7月製造業PMI・確報値(16:55)
黒田日銀総裁講演(12:30)ユーロ圏7月製造業PMI・確報値(17:00)
 ※金融経済情勢と金融政策について英7月製造業PMI(17:00)
安倍首相が中南米歴訪(7/25-8/4)ブラジル6月鉱工業生産(21:00)
 ※日・ブラジル首脳会談7月米新車販売台数
橋下派日本維新の会発足米7月雇用統計(21:30)
次世代の党発足米6月個人所得・消費支出(21:30)
再生可能エネルギー世界展示会(30-1日)米6月コアPCE・デフレーター(21:30)
春秋航空、国内線就航予定米7月マークイット製造業PMI・確報値(22:45)
米7月ミシガン大消費者信頼感・改定値(22:55)
(決算)米7月ISM製造業景況指数(23:00)
キッコーマン、旭化成、イビデン、三井化米6月建設支出(23:00)
武田、日金銭、セガサミ、シャープブラジル7月貿易収支(27:00)
スズキ、セブン銀、GMO等、約150社
米議会が5週間の休会に入り
(決算)P&G、シェブロン、ソジェン
2(土)安倍首相が中南米歴訪(7/25-8/4)米国議会選挙予備選(バージン諸島)
 ※ブラジルで安倍首相が政策演説
3(日)中国7月サービス業PMI(10:00)
第1次世界大戦、独仏相互宣戦布告100年

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以下の通り、地域ごとに分けて今週の展望を書いておりますが、

いつもの如く長ったらしいので、面倒な方は★米国以降をご覧下さい。


★ウクライナ、ロシア情勢

マレーシア機撃墜によってロシアの立場が悪くなり、落とし所も見えない中、

ウクライナ連立政権は首相の辞任で崩壊し、親ロシア派との戦闘も続いており、

ロシアが譲歩しない限りは、停戦どころか僅かな明るい兆しも見えない状況です。

しかしながら先週末時点のウクライナ市場は、株価が昨年来高値を更新、

債券と通貨は横ばいが続いており、緊張感は全くと言っていいほどありまへん・・・

一方、立場が悪くなったことに加え、経済制裁も強化される一方のロシア市場は、

トリプル安(株安・債券安・通貨安)が継続、CDSも上昇しており、

市場の緊張感も高まりつつあるので、結果的にはロシアが追い込まれているとも・・・

今週としては引き続き事態の進展を横睨みするしかないのですが、

リアルな市場目線としては、金や米債を見るよりも、

シンプルにロシア市場のトリプル安が更に進行しないのかを見ておけばいいでしょう

イベントしては明日の第一次世界大戦開戦から100年、

29日以降に決まる対露追加制裁です。


★イスラエル・パレスチナ情勢、イラク情勢

イスラエル、パレスチナ情勢は、停戦合意には程遠く、もはや虐殺状態ですが・・・

イスラエル市場の株価は高値圏を維持、債券高、通貨高とトリプル高を維持しており、

市場はシビアにも緊張感は見られません。

隣接するエジプト、ヨルダン、サウジも株価は高値圏を維持、債券と通貨も横ばい、

結局はイスラエルに攻められているガザ地区を抱えるパレスチナ、

ガザ地区のハマスを支持するヒズボラを抱えるレバノン、

これら両国の株価だけが低迷しております。

つまりシビアな言い方をすると、市場への影響としては両国のみということです。


イラク情勢については、イスラエルの話題が大きいこともあり、報道も少ないですが、

ラマダン明けとなる今週から緊張が高まる恐れがあります。

しかしながら、イラク周辺国の市場は概ね株高、債券と通貨は落ち着いており、

隣接するクウェートだけが株安・通貨安に見舞われているだけというのが現状です。


以上の通り、今週としてはラマダン明けとなるイラク情勢が最も不気味ではあり、

事態の進展を横睨みする必要はありますが、リアルな市場目線としては、

米債や原油よりもイスラエル、サウジ、UAEが崩れないのかを見ておくのがいいかも

一応、明日にはイスラエル中銀の金融政策決定会合もあります。


★アルゼンチン

先週末は株安、債券安、通貨は横ばいで引けておりますが、

ここ2週間ほどはトリプル安が続いており(株価はまだ高値圏)、CDSも戻しつつあり

さすがに債券の利払い〝猶予″期限を今月末に控えている上に、

協議にも歩み寄りの姿勢も見られず、デフォルトの可能性が高まりつつあるだけに、

ややアルゼンチン市場も緊迫しつつありますが、他国への波及は見られません。

今週としては、30日に迫る利払い猶予期限ですが、ほぼデフォルトとなりそうなので

騒ぎがアルゼンチン市場だけに留まるのか・・・今さらだとは思いますけどね。


★欧州

先週末は株安・債券高・ユーロ安で引けておりますが、

株価はキプロス、マルタ、スロバキア、オーストリア等といった低迷の常連組以外、

仏とギリシャがやや出遅れているものの概ね高値圏へと戻しつつあり、

債券は各国共に堅調を維持(金利低下)、ユーロ安も継続しております。

銀行問題を抱えるポルトガル市場も先週末は株安、債券は横ばいでしたが、

株価、債券共に徐々に戻しつつあり、銀行間金利も月末要因の上昇程度なので、

現時点では他市場への波及は見られません。

先に述べたウクライナ、中東といった近隣の地政学リスクに加え、

ポルトガルの銀行問題も抱えてはいるものの、

一応、ドラギECBの狙い通り(金融政策通り)の動きは維持していると言えますので、

荒れ気味だった先週末はリスクオフではなく、一服の範疇と言えます。


今週としては、ドラギの狙いに関わるユーロ圏と独の消費者物価(CPI)が注目・・・

と言いたい所ですが、狙いを揺るがす様なインフレにはならないでしょうから、

FOMCを始めとする米国市場、欧州金融機関決算、地政学リスクの方が重要です。

そしてポルトガル銀行問題については、元凶のエスピリト・サント銀の親会社である

エスピリト・サントGの株主総会(29日)、30日のエスピリト・サント銀の決算、

31日の同銀行の株主総会を控えておりますが

今の所は織り込み済な動きではあるので、改めて大きな騒ぎは起きないでしょうから

シンプルにポルトガル市場と銀行間金利の反応を横睨みしておけばいいでしょう。

以上の通り、基本的には米国市場と地政学リスク次第ではありますが、

米ADP雇用等の経済指標、米FOMC、欧州金融機関決算、独CPI、

エスピリト・サント銀行絡みのイベントが重なる29-30日がヤマ場ではあります。


★中国

先週末時点までは株高、債券安、人民元高と相変わらず変態的な動きですが、

先週のデフォルト騒動も強権発動なのか期限を延期することで乗り切ったこともあり、

SHIBORも翌日物のジリ高は続いているものの落ち着いており、

上海株は切り返しに腰が入りつつあります。

今週としては一応、月末までは小規模ながら理財商品の償還はありますが、

結局ヤバイものは強権発動なので、デフォルトするものは大した事がないと言えます

ということなので月末を乗り切った1日と3日のPMIが注目といえますが、

恐らく好調でしょうから、上海株の切り返しは続きそうです。


★商品

金は4日ぶりに反発となりましたが、10日から続く下げに対する反動レベルです。

銀とプラチナも同様、銅は一服程度の下げであり、高値圏に留まっていると言えます

原油は21日からの大幅安の反発とも言えないレベルの小幅高、

小麦を始めとする穀物は依然として低迷が続いております

以上の通り、銅が元気と言うだけで、地政学リスク等の緊張感までは見えないので、

今週は地政学リスク等の各リスクよりも、FOMCと米経済指標が次第でしょう。


★新興国、資源国

株価は高値更新、債券高、通貨高(NZ、チリ以外)とトリプル高が続いており、

米金融政策や商品の影響というよりは、単純に先進国からの資金シフトとも言える

堅調ぶりを見せており、地政学リスクやアルゼンチンの影響は見られません。

(ポーランドとハンガリーのトリプル安はやや気掛かりですが・・・)

今週は米FOMC、雇用統計等の経済指標を経て、トリプル高が維持されるのか、

新興国から先進国へシフトチェンジが起きるのかが注目です。


★米国

先週末の米株は決算が市場予想を下回ったアマゾン、VISAの下げに引っ張られ、

ダウが123.23ドル安(0.72%安)、S&P500は0.48%安、

ナスダックは0.50%安、バイオ株指数は0.42%安、ラッセル2000が1.0%安、

SOX指数が1.98%安と久し振りに大きく下げましたが、薄商いの非力な下げです。

米債は株安に加え、今週のFOMCと月末を控えていることもあり、

更に地政学リスクという理由もトッピングされての債券高(金利低下、ドル安)です。

以上の通り、モメンタム株に変わってSOX指数が下げの主役になりつつあることは

気掛かりではありますが、各国の項でも書いた通り地政学リスクの影響は軽微であり

かと言って金利急騰(米債大幅安)による株安でもなく、商いの伴った株安でもなく、

来週のFOMCと雇用統計を控えての週末の手仕舞いも絡んだ、

一服の範疇と言える米株安・債券高です。

決算自体も全体としては堅調な結果ですから、米株の裏付けにはなっております。


そして今週はFOMC、雇用統計、GDP、ISM等のテンコ盛りな米経済指標によって

米金融政策の方向性(米債の方向性)の裏付け確認・・・とも言えますが、

すでにイエレンが議会証言で語っており、経済指標も証言に沿った結果でしょうから

FOMCは予定通りのQE縮小となり、声明文にも大した変更点もなさそうです。

雇用統計はハードル(市場予想)が低いこともあり、下振れは無さそうな上に、

ハードルを上回ったとしても、イエレンがこだわる「質」を問われるでしょうから、

両イベントと共に結果的には無風通過となるでしょう。

しかしながら週末の雇用統計を通過するまでは、それまでの経済指標、

29-30日の国債入札、一巡したとは言え残っている米企業決算、

これらの結果に一喜一憂することにはなり、今週は揉み合いとなりそうです。

今週はツイッター、イェルプ、スプリント、テスラM、Eモービル、メルク、ファイザー、

ニューモントM、P&G等、29日から注目の決算は残っており、

特にモメンタム系のツイッター、イェルプ、テスラ等、

これらがアマゾンに続き市場予想を下回ると

アリババの上場も控えているだけに(アリババ上場は延期との観測もあります)、

モメンタム株がSOX指数と共に足を引っ張る可能性はあります。


とは言っても、雇用統計以降の米国市場の方向感としては、

米決算が全体としては堅調な結果となったことで、米株の上昇は裏付けられ、

今週で金融政策の方向性(米債の方向性)も改めて裏付けられることになるので、

過度な債券安にも債券高にもならず米株高といった堅調な展開となりそうです。

ひとまず8月26日のジャクソンホールでのイエレン講演(出口チラ見せ)、

今週末から5週間の休会入りとなる米議会が再開される9月からは、

11月の中間選挙を見据えた共和党の抵抗で、財政コントも激しくなりそうですから、

(オバマの夏季休暇は8月9日~24日)

少なくともジャクソンホールまでは堅調な展開と見ております。


★日本

以上の通り、海の向こうは、燻ぶりの続く地政学リスク、アルゼンチンの財政リスク、

ポルトガルの金融リスクに関わるイベントを控えておりますが、市場の反応としては、

ロシアのトリプル安、パレスチナ、レバノンの株安、クウェートの株安・通貨安、

アルゼンチンの直近2週間のトリプル安、ポルトガルの株・債券は反発しつつも軟調

といったところがネガティブな反応であり、今のところは金、原油も含め、

他市場への波及やリスクオフの動きまでは見られず、

先週末の欧州、米国市場も一服と言える範疇の動きです。

今週の海の向こうとしては、地政学リスク等の各リスクについては、

シンプルにこれらの動きが継続するのかを横睨みしておけばいいでしょう。

欧州は29-31日がヤマ場ではありますが、米国の材料の方が大きいので、

29日からの米国でのイベントラッシュ次第であり、先にも述べた通り、

雇用統計までは経済指標、米国債入札、残っている米企業決算(特にモメンタム)に

一喜一憂となるでしょうけど、結果としてはFOMCも雇用統計も無風通過となり、

雇用統計以降の米国市場は、米株と債券の方向性が裏付けられ、

新興国からの資金シフトも相まって、商いを伴った堅調な展開になると見ております。


そして我が国ですが、先週末の状況としては、冒頭と一昨日にも書いた通り、

ややインチキ臭さはありましたが、堅調な引け方ではあります。

昨日発表されたシカゴIMMの円売りポジは過去一年では最も低水準にまで減少し、

信用買い残、裁定買い残等も含め相変わらず日本株の需給環境は良好であり、

割安&出遅れも変わらず、いつも書いている消費税の追加引上げを目指す政府の

7-9月期押し上げという意に沿った公的資金の援護射撃も変わっておらず、

先週から始まった株価上昇の裏付けとなる企業決算も好調です。

今週も29-31日に掛けて、一発目のピークを迎える企業決算によって、

米株に続く日本株の裏付け確認がメインイベントであり、

先週に続きハードル(市場予想)が低いこともあり、業績への不安もないのですが、

29-31日の一発目の国内決算ピーク、週末の黒ちゃん講演、

欧州の29-31日のヤマ場、米国の29日から週末の雇用統計までと相まって、

週末までは商いも膨らまないでしょうから、一喜一憂の揉み合いとなりそうです。


やや気掛かりなのは、地政学リスク等の海の向こうの各リスク以外では、

米モメンタム株とSOX指数の動向と我が国の新興市場です。

特にマザーズは遅行線が下抜けとなる瀬戸際なので、

今週のガンホー等の新興主力決算が低調だと、チャートが崩れそうではあります。

そして当ブログの朝の記事でもアップしている小売の月次を見ればわかる通り、

意外と消費税引き上げの反動減からの立ち直りの弱さが全小売で続いているので、

今週の経済指標は家計支出と所得面の指標もあるので、低調な結果となると、

消費税引き上げの影響を煽られ、いつも以上に水を差される可能性はあります。


以上の通り、気掛かりな点はありますが、雇用統計以降の堅調な展開を見据え、

今週は雇用統計までは一喜一憂の揉み合いながらも崩れる事はないでしょう。


ということで、明日を含めた今週のスタンスとしては、

主力大型株での持越し短期勝負は、雇用統計以降を見据えての勝負はありですが

今週は雇用統計までは揉み合いが続き、商いも薄く、

地政学リスク等も不透明な状況がつづくでしょうから、

決算を終えた銘柄で勝負するのが無難ではあります。

新興市場、東証2部での持ち越し短期勝負については、

新興と2部を合わせた売買代金が活況の目安である3000億円を超えての上昇・・・

にでも転じない限り、今週は米モメンタム銘柄の決算と値動き、

国内の新興主力決算も控えておりますので、くれぐれもご注意ください。

決算に注意しつつ、日替わりのテーマ物色を中心に勝負するのは御自由にどうぞ。

バイオ、不動産、REITについては、中長期目線で狙うことに変わりはないですが、

新規参戦については、決算を終えたものから拾うのが無難ではあります。

その他中長期の押し目狙いの方については、出遅れ、好業績、割安、高ROE、

好取組、国策銘柄等、ベタな物色を続ければいいのですが、

新規参戦については、決算を終えたものから拾うのが無難ではあります。

長期で構えたままの方は、保有している個別の決算には注意も必要ですが、、

基本的には雇用統計以降を見据え、王者の風格で構えておきましょう。


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