不沈艦日記
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米国のサジ加減次第なジワジワリスクオフモード・・・
こんばんは。

なにやら安倍チャンマン政権は、保育士の確保に向けて、

試験回数を増加したり、外国資格も容認する特区を設けるそうですが、

その前に現在の我が国が抱える大きな問題の一つに待機児童問題があり、

更に介護の人材不足という問題もあります。

にも関わらず、我が国で最も所得の低い職業のツートップが、

保育士と介護士という状態が続いているのですから、

特区で人数を増やそうとする前に、まずは所得を上げるような策を講じないと、

人なんか集まる訳がないと思うのですが・・・

介護については、来年の介護報酬改定により更に厳しくなり兼ねないですからね。

同じ保険ありきの医者と同等にしろとは言いませんけど、

なぜか医者の高給取りは許されて、介護は奉仕の精神だからなのか、

儲けると叩かれるという風潮があります・・・

高齢化、待機児童という問題を解決するのならば、

保育士と介護士を高給取りにしろとまでは言いませんけど、

3Kとも言われる厳しい仕事なのですから、

せめて安心して飯が食えるような職業にしないと、使命感だけでは限界があります。

最近はただでさえブラック企業叩きの風潮があったり、

所得も時給も徐々に上がりつつもありますから、

以前の様に仕事が無いから仕方なくという人材すらも集まらないでしょうからね・・・

そういえば土建屋の友人、トラック野郎の友人も言っておりましたが、

肉体を酷使する両業界も、賃金に見合わない過酷さもあって、

とにかく人手不足だそうです・・・

建設業界は再三報じられておりますけど、物流業界も徐々に深刻化している様です。

両友人ともに昨今のブラック企業叩きの渦中である外食業界を見ていると、

なぜ自分達の業界にブラック企業騒ぎが起きないのか不思議だと言っておりました。

まぁ建設と物流はともかくとしても、介護と保育は何もやらないよりはマシですが、

低所得のツートップという状態をまずは何とかしないと、誰もやりまへんで・・・。


というような、安倍ちゃんの政策の中には疑問を感じるものもありますが、

ケチばかり付けて、何もやらずに閉塞が続いていた時代に逆戻りしたくはないので、

安倍ちゃんには大いに頑張って頂きたいという気持ちに変わりはないです。

そして新成長戦略の主役でもある法人税の引き下げについても、

15年度から数年以内に現在の35%から20%台に引き下げる・・・

と繰り返し表明しているせいもあり、織り込み済みなんて話もありますけど、

法人税の引き下げによって、PERは低下する訳であり、

現在の日本株はただでさえ世界的にも割安な上に更に割安となるのですから、

織り込み済とは到底思えないのですが・・・

つまり第一弾となる15年度に何%引き下げるのかという具体的な数字さえ出れば、

あまりにもケチな引き下げでは無い限り、少なくともPERが低下する分だけは、

改めて材料視されるとは思いますが・・・

今年度からという話になれば、かなりのサプライズではありますけど・・・


そして法人税の引き下げ以外にも、GPIFの運用見直し、

黒ちゃんの追加金融緩和、NISA枠拡大等、市場に直結する政策が多いので、

冒頭の保育士の件や消費税引き上げ等、賛同できないものも散見されますが、

その他の成長戦略を含めて見れば、日本株(経済)のエンジンにはなるでしょう。


他にも繰り返し書いている通り、良好な需給環境(6月高値の裏も含め)、

消費税を引き上げる為の政府のGDP&株価の押し上げ姿勢もあるので、

少なくとも消費税のさらなる引き上げを決断する10月までは、

日本株の見通しが明るいという見方に変わりは無いです。

下手すりゃ実際に消費税を引き上げる来年10月までは、

政権維持の為にも日本株は明るいとも言えますが・・・

当然ながら、その後が怖いという面もありますけどね(笑)


以上の通り、安倍ちゃんの新成長戦略がよっぽどのお粗末では無い限り、

日本株の先行きは明るいと見ておりますが、

安倍ちゃんの成長戦略が発表される月末までという目先としては、

イラク、ウクライナ情勢といった地政学リスクの行方、

米債の動向を含めたFOMCでの米金融政策の行方、それらに付随する商品動向、

これらが明確にならないと、日本株の目先の行方も明確にならないです。


イラク情勢については、残念ながら悪化していることで、

原油と金は上昇(欧州時間に入ってから一服しておりますが、基調は変わらず)

米債もリスクオフとも言える米債高(米金利低下、ドル安円高)となっており、

いわゆる中東型のリスクオフな動きが継続しております。

ウクライナ情勢についても、本日が期限であるガス代金の支払いも物別れに終わり、

ロシアはガスの供給を停止すると表明してます・・・

ただし欧州への供給については、ウクライナ経由以外のパイプラインを通じて、

これまで通り供給するようなので、欧州まで兵糧攻めという事態は避けられそうです。


というように現状では地政学リスクが払拭されていないこともあり、

本日の日本株も、日経平均が1.09%安、TOPIXが0.75%安にはなりましたが、

商いを伴った下げパワー満載のリスクオフでは無く、

薄商いの手控えによる自然落下と言える範疇であり、

新興市場と2部市場も、ロボット、バイオ関連にイナゴの大群が群がり、

両市場を合わせての売買代金が3673億円という4日以来の大商いでの上昇となり

目安の3000億円超え相場は継続しており、イナゴの循環物色も継続しております。

さらにアジア新興国市場も債券高・通貨安基調ではありますが、

株価はマチマチで大きな動きは無く、

中国市場も李首相の口車もあって落ち着いていたことで、アジア新興国、中国市場は

地政学リスクを意識した動きとまでは言えません。

そして現在の欧州市場はウクライナ懸念ではないものの、

イラク情勢への懸念により、株安・債券高(金利低下、ユーロ安円高)となっており、

アジア・中国・日本よりもリスクオフ色が浅く広くながらも強くなっております。

ロシア市場も株安・債券安・通貨安とトリプル安、ウクライナも株安となっており、

イラク周辺のトルコ及び中東諸国もリスクオフ色が強くなっております。

従って世界のリスクオフのサジ加減を決める米国が、

一昨日から悪化しているイラクとウクライナという地政学リスク、

本日の日本、アジア、欧州、ロシア、ウクライナ、トルコ及び中東諸国の各市場、

原油、金等の商品市場、米債を始めとする債券高及び為替市場の動きを受けて、

リスクオフ色を更に強めるのか、それとも弱めるのかによって、

昨日の記事でも書いた通り、17-18日のFOMC後の方向性も決まるので、

少なくともFOMCまでは期待しない方いいでしょう。


ということなので、明日のスタンスについては、特に変更はありませんが、

主力大型株での持ち越し短期勝負については、

以上の通り、FOMCまではイラク、ウクライナ情勢もあるので、

まさかの材料と商いの伴ったゴリゴリ日本買いにでもならない限りは、

その日限りに留め、勝負するのはFOMC以降というスタンスで構えておきましょう。

新興市場、東証2部での持ち越し短期勝負については、

目安となる新興と2部を合わせての売買代金が、3000億円をキープしていれば、

イナゴの大群物色に合わせて勝負すればいいでしょう。

バイオ、不動産、REITについては、中長期目線で狙うことに変わりはないです。

その他中長期の押し目狙いの方は、調整入りとなろうとも底堅いでしょうから、

新成長戦略発表の6月末以降を見据え、出遅れを中心に好業績、割安、高ROE、

国策銘柄等をベタなものを拾っていけばいいでしょう。

長期で構えたままの方も、6月末以降を見据え、

まさかの4月安値割れにでもならない限り、王者の風格で構えておけばいいでしょう。


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