不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
株高債券高→株安債券高→株高債券安を目指し、イベントラッシュへ突入・・・
おはようございマスカラス。

すっかり聞き飽きたでしょうけど、世界的な債券高(金利低下)となっており、

いつになったら債券高(金利上昇)が解消されるのやら・・・

しかも日本と中国を始めとする一部の国を除いては、世界的な株高にもなっており、

つまり世界的な株高・債券高という長持ちしない危うい状況が続いております・・・

日欧は金融政策がユルフン路線(追加金融緩和路線)なので、

株高・債券高は金融政策通りとも言えるのですが、

QE縮小というフンドシを締めにかかっている米国の債券高だけは腑に落ちない・・・

米債高の要因は諸説飛び交っておりますが、とりあえず地政学リスクではないので、

今のところはFRBがQE縮小を進めつつも、利上げは当分見送るという曖昧姿勢・・・

というのが要因だと私は思っておりますが、

ECBが6月に追加金融緩和に動くのを示唆したからという説も台頭しております・・・

しかしながら米債高(米金利低下)は、昨年末の米株安と共に始まり、

イエレンおばさんがFRB議長に就任する2月までは、

株安債券高という健全な姿勢だったのですが、就任以降は債券高のまま、

株だけが上昇に転じて現在に至っているということからも、

ドラギECBの6月追加緩和という予言は、火に油となったかも知れませんが、

結局はイエレンFRBのQE縮小をしながらも利上げは当面やりまへんで~

という口先だけのハト姿勢の米金融政策が、米債高の根本原因と言えます。

そして口先だけだと効かないからなのか、地政学リスクを騒ぎ立ててみたり、

そんなウクライナ等の地政学リスクが払拭されたかと思えば、

なぜかドラギECB総裁が異例とも言える6月に緩和するという予言まで飛び出し、

現在の米債高を始めとする世界的な債券高に至っていると言えます。

そういう意味では米国以外の債券高は、ドラギ次第で収まるかも知れませんが

果たして米債高まで収まるのか・・・という疑問は残ります。

まぁでも、以上の様な経緯が巻き戻すのならば、ドラギ次第で多少は米債高も和らぎ、

更に週末の雇用統計、もしくは次回のFOMC(17-18日)において、

イエレンFRBの曖昧姿勢な見方に変化が生じれば、米債安へと転じ、

米国は本格的な株高債券安という健全な動きにはなりそうです。

ちなみに日本株は、米債、ドル円とほぼ連動しているので、

6月に控える安倍チャンの新成長戦略、黒ちゃんの追加金融緩和への期待といった、

国内独自の材料が飛び出さない限り、結局は米債の動向次第とも言えますが、

5月安値以降は米債との連動性がやや薄れ、先走っている動きも見られます・・・

それが月末要因による無理矢理上げなのか、割安感に着目した日本株買いなのか

テクニカル的な好転と良好な需給環境による単なる買い戻しなのか、

それとも今週の海外イベントを含めた6月の国内外イベントを控えていることで、

先食いでの日本株買いなのか・・・

何よりこれまで日本株と連動してきた米債高(米金利低下、ドル安)による円高が、

残念ながら払拭されておらず、薄商いでのヒョロ上がりに過ぎないので、

日本株買いとは言えず、まだまだ買い戻しレベルと言わざるを得ないです。


という事を踏まえつつ、まずはいつも通り、今週のスケジュールからご覧下さい。
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国内海外
2(月)1-3月期法人企業統計(8:50)豪4月住宅建設許可件数(10:30)
5月マークイット製造業PMI・改定値(10:35)インドネシア5月消費者物価指数(13:00)
5月新車販売台数(14:00)タイ5月消費者物価指数(13:30)
スペイン5月製造業PMI・速報値(16:15)
衆院外務・安全保障委連合審査会(9:00)イタリア5月製造業PMI・速報値(16:45)
業界団体等へのTPP説明会(13:30)仏5月製造業PMI・改定値(16:50)
雨宮日銀理事が任期満了独5月製造業PMI・改定値(16:55)
次世代ハイビジョン「4K」試験放送開始ユーロ圏5月製造業PMI・改定値(17:00)
福島第1原発の凍土遮水壁工事開始英5月製造業PMI(17:30)
独5月消費者物価指数・速報値(21:00)
29日に運用を見直した、米マークイット製造業PMI・改定値(22:45)
 日銀国債買入れオペの適用開始米4月建設支出(23:00)
米5月ISM製造業景況指数(23:00)
(決算)伊藤園、ピジョン、ファースト住建ブラジル5月貿易収支(27:00)
アップル世界開発者会議(WWDC)(2-6日)
 ※クックCEO講演(23:00)
国際原子力機関(IAEA)理事会(2-5日)
米政府がCO2排出の新規制案発表予定
エジプト大統領選挙結果発表(予定)
ロシアとウクライナがガス料金を巡る協議
エバンズ米シカゴ連銀総裁講演(16:00)
メルシュECB理事講演(19:30)
ヌイ・ユーロ圏銀行監督当局長講演(20:45)
レーン欧州副委員長講演(23:15)
リンデ・スペイン中銀総裁講演(23:30)
休場-中国、香港、台湾、NZ
3(火)5月マネタリーベース(8:50)韓5月消費者物価指数(8:00)
4月毎月勤労統計調査(10:30)中国5月非製造業PMI(10:00)
豪4月小売売上高(10:30)
閣議中国HSBC製造業PMI・改定値(10:45)
安全保障法制整備の与党協議(8:00)トルコ5月消費者物価指数(16:00)
社会保障審議会年金部会(16:00)ユーロ圏4月失業率(18:00)
安倍相がG7出席のためベルギー入りユーロ圏5月消費者物価指数・速報値(18:00)
米倉経団連会長退任米4月製造業受注(23:00)
榊原・東レ会長が経団連新会長に就任
豪州準備銀行政策金利発表(13:30)
5月度国内ユニクロ売上高発表インド準備銀行政策金利発表(14:30)
ジョージ米カンサスシティ連銀総裁講演(26:50)
2市場信用取引残高国際原子力機関(IAEA)理事会(2-5日)
NATO防衛相会議
10年国債入札シリア大統領選挙(予定)
米国議会選挙予備選(アラバマ他8州)
(決算)東日本ハウス
中国人民銀行による定例オペ
(決算)ダラー・ゼネラル
4(水)5月マークイットサービス業PMI(10:35)豪1-3月期GDP(10:30)
スペイン5月サービス業PMI・速報値(16:15)
(決算)モロゾフ、巴工業、三井ハイテックイタリア5月サービス業PMI・速報値(16:45)
    東京楽天地仏5月サービス業PMI・改定値(16:50)
独5月サービス業PMI・改定値(16:55)
プログラム売買状況ユーロ圏5月サービス業PMI・改定値(17:00)
英5月サービス業PMI(17:30)
ユーロ圏1-3月期GDP・改定値(18:00)
ユーロ圏4月生産者物価指数(18:00)
米MBA住宅ローン申請指数(20:00)
米5月ADP雇用統計(21:15)
米1-3月期非農業部門労働生産性(21:30)
米4月貿易収支(21:30)
米マークイットサービス業PMI(22:45)
米5月ISM非製造業景況指数(23:00)
米週間原油在庫(23:30)
米ベージュブック(27:00)
カナダ中銀政策金利発表(23:00)
英中銀金融政策委員会(4-5日)
オバマ大統領とウクライナ新大統領が会談
G7首脳会議(4-5日ブリュッセル)
国際原子力機関(IAEA)理事会(2-5日)
国連気候変動会議準備会合(4-15日)
韓国全国統一地方選挙
天安門事件25周年
5(木)佐藤日銀審議委員が講演(10:30)フィリピン5月消費者物価指数(10:00)
佐藤日銀審議委員が会見(14:00)豪4月貿易収支(10:30)
財政制度等審議会国有財産分科会中国HSBCサービス業PMI(10:45)
維新の会議員の分党後進路の回答期限仏4月失業率(14:30)
日・イタリア首脳会談(ローマ)独4月製造業受注(15:00)
ギリシャ4月失業率(18:00)
対外対内証券売買契約等の状況(8:50)ユーロ圏4月小売売上高(18:00)
投資主体別売買動向米チャレンジャー人員削減数(20:30)
米週間新規失業保険申請件数(21:30)
30年国債入札
英中銀政策金利・資産購入枠発表(20:00)
IPO-インベスコ・オフィス・ジェイリートECB理事会:政策金利発表(20:45)
ドラギECB総裁会見(21:30)
(決算)積水ハウス、綜合臨床、くらコーポヌイ・ユーロ圏銀行監督当局長講演(15:00)
    ティーライフ、イーブック、ビットアイルコチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演(26:30)
    アルチザネット、トップカルチャーG7首脳会議(4-5日ブリュッセル)
国際原子力機関(IAEA)理事会(2-5日)
仏ロ首脳会談 ※ウクライナ情勢協議
中国人民銀行による定例オペ
6(金)5月上中旬分貿易統計(8:50)独4月鉱工業生産(15:00)
4月景気動向指数(14:00)独4月経常収支(15:00)
独4月貿易収支(15:00)
閣議仏4月貿易収支(15:45)
 ※農業改革案の取りまとめ仏4月財政収支(15:45)
スイス5月消費者物価指数(16:15)
(決算)クックパッド、ケア21、ラクーン英4月貿易収支(17:30)
    ストリーム、ポールトゥウィンHDブラジル5月消費者物価(21:00)
    ソフトウェアS、アイル、ユークス米5月雇用統計(21:30)
    HIS、カナモト、丹青社カナダ5月失業率(21:30)
米4月消費者信用残高(28:00)
コンスタンシオECB副総裁講演(18:00)
メキシコ中銀金融政策決定会合(23:00)
ノルマンディー上陸作戦70周年記念式典
 ※米、ロシア、ウクライナ大統領出席予定
シカゴ通貨先物非商業ポジション
LTRO返済予定額発表
7(土)安倍首相が欧州歴訪から帰国 ウクライナ大統領就任式(予定)
ウクライナがロシアに対して滞納している
 ガス料金(52億ドル)の支払期限
  ※2日の協議次第では明日から供給停止
8(日)中国貿易収支(11:00)
コソボ議会選

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以上の通り、今週は恒例でもある月初の重要イベントウィークなので、

今週の記事はいつもの様に地域毎に分けて書かず、ひとまとめにして書きます。


まずイベントスケジュールから見ると、

今週の米国では2日のISM製造業、アップルの世界開発者会議、

4日のADP雇用、ISM非製造業、ベージュブック、5日の新規失業保険、

今週の大きなヤマ場の一つである6日の雇用統計、

欧州では2日と4日のPMI改定値祭、5日のECB理事会を占う意味で重要である、

2日の独消費者物価と3日のユーロ圏消費者物価、4日のユーロ圏GDP・改定値、

そして今週の大きなヤマ場の一つである5日のECB理事会、

中国では3日の政府版非製造業PMIとHSBC版製造業PMI改定値、

5日のHSBC版サービス業PMI、8日の貿易収支、

ロシア・ウクライナ情勢については、今週は多くのイベントが控えておりますが、

両国の市場が堅調である限り、過度に心配は無用という見方でいいのですが、

明日と7日にガス料金未納問題を巡る動きだけは横目で見ておきましょう。

ついでにG7と週末のノルマンディー上陸作戦70周年記念式典も横目で見る程度で・・

ちなみに今週は世界的な債券高という中で、3日に豪州とインド、4日はカナダ、

5日はECBと英国、6日はメキシコ・・・

という様に各国中銀が金融政策決定会合を開きますので、

世界的な債券高に影響を及ぼしそうではあります。

そして我が国の乏しい国内イベントでは、経済指標は力不足なものばかりですが、

強いて挙げると、3日の毎月勤労統計は、消費増税後の4月分所得が判明するので

所得が上がっていないようだと、消費税等の負担が増し、物価も上がっているのに、

所得は上がらず・・・とマスコミが騒ぎ、アベノミクスへの信認低下を招き兼ねないです

特にベア、ベアと言いながら(上場企業だけですけど・・・)、

所定内給与が上がっていないと、特にケチを付けられそうです。

他のイベントとしては、地味に日銀の国債買い入れオペの見直しが、

明日から適用されるので、効果は3日の10年債入札を見極めないとわかりませんが

もし明日にも我が国の債券が米債に負けじと堅調な展開を見せると、

意外と円安が続く可能性はあります。

あとは3日のファストリの国内ユニクロ売上高といったところが注目です。


以上の通り、海の向こうに比べると国内イベントは乏しいので、

まず日本株が本格的な反発となる条件としては、

米債券高(米金利低下、ドル安円高)を始め世界的な債券高の解消、

ペラペラの薄商いが解消(米株を始め世界の株式市場も)・・・

という点が最も重要なので、以上のスケジュールを見る限り、

しつこいようですが、今週は国内イベントが乏しいので、

安倍ちゃんの法人減税とGPIFを含む新成長戦略と黒ちゃんの追加緩和への期待が

日本株の世界的な出遅れと割安感、テクニカルの好転、良好な需給環境と相まって、

(裁定買い残、2市場信用買い残は、ここ一年で最も低水準であり、
 昨日発表されたシカゴIMMの円売りポジも僅かに増加しただけで、
 ここ一年では最も低水準な状況を維持しており、円高余地は限定的と言えます。)

上記の条件を満たさない限り、海の向こうでの特盛つゆだくイベント次第と言えます。


従って、前述した海の向こうでの重要イベントを経て、

米国を始めとする世界的な株高・債券高が、

株高債券安となるのか・・・株安債券高となるのか・・・

それとも株高債券高が続くのか・・・まさかの株安債券安というパニックになるのか・・・

我が国目線では、2月からの米株高が正解なのか、

昨年末からの米債券高が正解なのか・・・そろそろ答えが出て来そうではあります。

そして金も3月から、小麦とコーンは5月から下げ止まっておらず、

VIXは米株の2月からの上昇と共に下がり続け、現在は極端な低水準ですから、

これらも含めてそろそろ反動がありそうです。

こうして見ると、時間的に最も長く一方向へと動いているのは米債ですから、

やはり米債高が是正される可能性が最も高いとは言えます。

ちなみに値幅で見ても、特殊なVIXを除くと(ちなみに2月から47%低下です(笑))、

米株、金、小麦、コーンよりも米10年債利回りが19.7%低下と最も下げているので

時間的にも値幅的にも米債が最も過度に振れていると言えます。

果たして以上の様な一方向な偏りが、今週から始まるイベントラッシュにおいて、

どのタイミングで変化を起こすのか・・・と言っていても始まらないので、

ザックリと週を通しての日本株の展開を想定すると、

明日は夜にISM製造業が控えており、月末の無理矢理な上げの反動もあり、

債券高を吹き飛ばすほどの国内材料も無いですから、

商いは盛り上がらないまま軟調な展開となり、ISM製造業を通過した後は、

米株も月末まで無理矢理(株高債券高)に上げてきたので、

ISMの結果が良かろうとも、一旦は出尽くしで株安債券高となりそうです。

債券が動くのは(債券安へ)、早くとも4日のADP雇用かECB理事会からでしょうから

それまでは米国市場が株安債券高となりそうであり、

週後半以降から米国市場が株高債券安へと転じれば、円安にもなるので、

日本株も商いの伴った上昇となりそうですが・・・

ADP雇用、ECB理事会、週末の雇用統計を経ても、債券高に変化が起きなければ、

先日の記事でも書いた通り、来週の日銀金融政策決定会合、メジャーSQ、

あわよくば来週末の閣議後に安倍ちゃんが新成長戦略発表、

というのが重なりそうな、満月でもある13日の金曜日に焦点が移り、

下手をすると次回FOMC(17-18日)まで株安債券高が続く可能性もあります。

その方が月末までの株高債券高を是正する為には、健全な気もしますけど・・・

とりあえず目先の大きなヤマ場である5日のECB理事会までは、

プチヤマ場としては明日のISM製造業、4日のADP雇用(3日の中国もかな)です。


ということで、明日を含む今週のスタンスとしては、

主力大型株での持ち越し短期勝負は、以上の通り米債高が解消され、

商いの伴った上昇(売買代金2兆円超え)にでもならない限り、

その日限りの勝負に徹するのが無難ですが、需給、バリュー、テクニカル面では、

良好ではあるので、明日のISM製造業に期待して勝負をするのは自由です。

新興市場、東証2部での持ち越し短期勝負については、

発生源であるミクシィの元へとイナゴの大群(マネー)が帰って来ており、

ミクシィが崩れず、2部と新興を合わせて売買代金が3000億円を維持していれば、

イナゴの循環が2周目に突入する可能性は高いので、

1周目で通過した銘柄で待ち構えるのも含めて、勝負をするのはありです。

今週はアップルの開発者会議、米政府がCO2の新規制安発表、

国内ではカジノ法案等の特区ネタ、週末の農業改革案のとりまとめと言った様に、

個別のテーマネタはありますのでね。

バイオ、不動産、REITについては、中長期目線で狙うことに変わりはないです。

その他中長期の押し目狙いの方は、今週以降のイベントラッシュを視野に入れて、

好業績、割安、国策銘柄等、当たり前過ぎる物色でコツコツ拾っていけばいいでしょう

長期で構えたままの方は、日本株は底割れする程の状態ではないので、

今週以降のイベントラッシュで下げることになったとしても、4月安値を割らなければ、

そのまま王者の風格で構えておけばいいでしょう。


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