不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
心許ない反撃の第一歩。反撃の第二歩には・・・
こんばんは。

本日の日本株は大幅高でおました。

昨夜のイエレンおばさん(FRB議長)の講演とFOMC議事録を経ても、

FRBのハト姿勢に変化は無く、米株は最近恒例の薄商いでの上昇となり、

米債券も出尽くし程度の米債安(米金利上昇、ドル高)・・・

欧州もECBメンバーの口車と重債務国の騒ぎが一服したことで、

ドラギの睨み(6月に追加金融緩和)が一時的に和らいだ程度のユーロ高であり、

我が国にとっての重石である円高の基調が変化したとは言えず・・・

そして昨日の黒い会合(日銀金融政策決定会合)も空振りに終わり、

国内には円高を吹き飛ばすほどのこれといった目先の材料も乏しく、

6月までは米国と欧州自らが通貨高(ドル高、ユーロ高)となる材料が出て来ないと・・

という海の向こう頼みの状況でしたが、

本日は小粒なネタを合わせ技で一本に仕上げたかの様な強引さも感じます・・・

ネタの一つである中国のHSBC製造業PMIは、

市場予想の48,3を上回る49.7となったものの、50は下回っており、

低迷の続く上海株ですら、好感したのは午前中だけに留まり、

最終的には小幅安で引けております(人民元、債券も小幅安)・・・

二つ目のネタであるかんぽ生命の日本株比率の拡大も、

連想ゲームを膨らませるのはサジ加減であり、

三つ目の自民党が貸金業の金利規制緩和に向けて議論を開始するとのネタも、

都合良く解釈すれば、安倍ちゃんが規制緩和に前向きとも言えますけど・・・

それにしても貸金業の金利規制緩和は、どうやら一部の「優良業者」に限定して、

現行の上限金利を引き上げることを認めるようですが、優良業者って・・・(笑)

そんなもんあるんかいなって話ですし、どこで線引きするのかも謎です・・・

普通に考えれば、最近みずほの件で問題となったオリコなんて優良と言えないしね。

そういう意味では、優良業者と認定されたサラ金屋は爆発しそうではありますけど・・・

やや話が逸れてしまいましたが、

以上の通り、小粒なネタを想像力豊かに合わせ技の一本にしたと言えますが、

私がケチを付けたところで、大幅高となるきっかけになったのは事実でおます。

実際に需給面、バリュー面での環境は良く、特に大人達のサジ加減によって、

先物主導(日経主導)での買い戻しはいつ起きてもおかしくない状況でしたから、

本日の先物主導による買い戻しでの大幅高自体には、違和感はないですけどね。

空売り比率についても、本日は最近の35%近辺の推移から31%にまで低下し、

まだまだ高水準ではあるのですが、変化は見られます。

そしてテクニカル的にも日経とTOPIXは、遅行線が上抜けており、

このまま明日以降も上昇が続くようだと、上抜けが本格化する可能性も出てきたので、

三役好転キープのダウ、S&P500、独、仏、英、遅行線が上抜けたNASDAQ、

これらを追随する展開も期待したいところですが・・・

ドル円、ユーロ円は既に下抜けでおり(特にユーロ円は厳しい下抜け・・・)、

東証2部、新興市場も同様です・・・

だからこそ、薄商いの積み重ねで織り成されたテクニカルをふっ飛ばすには、

「技は力の中にあり」の如く(武道の格言ですけど)、

パワー(大商い)でねじ伏せるのが手っ取り早いのですが、

残念ながら本日ですら東証1部の売買代金は2兆円に届かず・・・

せめて5/7の2兆2862億円での下げを上回る商いでの切り返しを見せないと、

まだまだ心許ないです・・・

東証2部とJASDAQも依然として激薄商いが継続しており、

マザーズは徐々に商いが膨らみ、昨日に続き本日も大商いというのは良い事ですが

ミクシィが約57%を占める歪ぶりではありますからね・・・


以上の通り、本日の大幅高が反撃への第一歩となった可能性もありますが、

昨日のヤマ場を経て、日米欧の金融政策に変化があったわけではなく、

本日の小粒な材料での合わせ技による一本をきっかけとした上昇ではあるので、

日本株にとっての重石である米債高(米金利低下、ドル安)を始めとする円高圧力は

まだまだ軽減されたとは言えないです・・・

そして米株の上げの薄商いと同様、我が国も上げの薄商いに過ぎないので、

パワーという面でも心許ないです・・・

従って、海の向こうから円高圧力が軽減するなり、

パワー(商い)の伴う国内材料で円高圧力を跳ね返さないと、

反撃の第一歩とまでは言い切れないです。


今朝の記事でも書いた通り、今夜も経済指標を中心に重要イベントが控えており、

数字自体は悪い結果にはならないでしょうけど、ややハードル(予想)が高いので、

下げの口実となる可能性はありますからね・・・

ちなみに欧州のPMI祭はマチマチの結果になったことで、

ユーロ安円高とはならず、欧州時間に入る前の水準をキープしておりますが、

独仏蘭英の債券はジワジワと堅調に推移しており(米債も)、

南欧重債務国の債券は小幅ながらジワジワと軟調に推移しており、

週末に掛けて行われる欧州議会選への警戒も感じられます。

同じく週末に大統領選を控えるウクライナ市場はトリプル高を維持しており、

ロシア市場も同様であり、騒ぎの割には当事者たちは相変わらず平和です。

アジアを含む新興国についても、インドネシアを始め債券安がやや気掛かりなものの

これといった騒ぎはないので、今夜を無事に通過して、

反撃の第二歩へと繋がるといいのですが・・・


ということで、明日のスタンスとしては、特に変更はありませんが、

主力大型株での週跨ぎの持ち越し短期勝負は、

米株高・債券安(米金利低下、ドル高)、ユーロ高円安、

米モメンタム銘柄の切り返しが続き、明日の日本株が商いの伴った上昇となれば、

勝負するのは有りですが、そうでなければ引き続きその日限りに留めておきましょう

新興市場、東証2部での週跨ぎの持ち越し短期勝負についても同様ですが、

海の向こう云々というよりも、慢性化した激薄商いが解消されない限り、

テーマ銘柄や活気付いているゲームも含め、その日限りに留めるのが無難です。

しかしながらマザーズの商いの伴った反発もありますので、継続するようであれば、

好取組銘柄を中心に臨機応変に持ち越し勝負をするのはありです。

バイオ、不動産、REITについては、中長期目線で狙うことに変わりはないですが、

もしセルインメイの様な事態になれば、新規参戦はもちろんのこと一旦撤退しましょう

その他中長期の押し目狙いの方も同様です。

長期の方は、6月に期待してそのまま王者の風格で構えるのは自由ですが、

もしセルインメイの様な事態となり、4月安値を割って戻らなければ、

一旦は撤退するというスタンスでは構えておきましょう。


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