不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
鬼の居ぬ間
こんばんは。

日銀の支店長会議で講演に立った黒ちゃんは、

相変わらず異次元金融緩和効果は順調だと誇示するだけに留まり、

金融政策決定会合後のタカ派色の強かった会見を覆すことも無く、新味もなし・・・

一応、「物価目標達成が困難であれば、ちょっちゅ(躊躇)なく動く」

という具志堅ギャグの様なスタンスは維持しているのでしょうけど、

具志堅が喫茶店で注文した言われる「ホットアイスコーヒー」くらい、

タカなのかハトなのかどっちやねん・・・とツッコミたくもなるスタンスでおます。

昨日と一昨日に講演をしたイエレンおばさん(FRB議長)も、

タカなのかハトなのかわからない風見鶏スタンスですが、

昨日の講演も含め直近ではハトのぬいぐるみを着ていることで、

米債も高止まりをしておりますので(米金利低下、ドル安)、

ドル麻薬中毒の中国、ロシア、新興国にとっては良いことでも、

我が国にとっては円高がトッピングされてしまいます・・・

そして日経、TOPIXのレンジ上限である3月と4月の高値を突破するには、

米債もレンジ上限を突破しないことには難しいですから、

今日までの反発局面についても、4月高値まで戻せば御の字という程度でしょう。

だからこそ、黒ちゃんには具志堅色(ハト派色)をもう少し強くして、

米債高(ドル安)による円高圧力を軽減して頂きたいのですが・・・

安倍ちゃんマンの新成長戦略の発表(法人減税も?)、

コスプレおじさん(麻生大臣)の言っていたGPIFの運用見直しが行われる6月、

それに合わせて黒ちゃんもぶっ放せば、単独でぶっ放すよりも、

トリプルインパクトとなって、1+1以上の相乗効果が期待できますから、

黒ちゃんも6月までは温存したいのでしょうけど・・・

ということもあってなのか、

安倍ちゃんを始め周辺の要人達が、あちこちでリップサービスしているので、、

6月までは口車で日本株を支えようとの意志は感じられます。

しかしながら見ての通り、如何せん商いが膨らんでいないだけに、

(本日の売買代金は昨日を下回る1兆7980億円)

リップサービスは多少の心理的な支えになっている程度と言わざるを得ず、

現在の反発については、買い戻し中心の腰の据わっていない反発に過ぎないでしょう

ということからも、商いの伴う腰の据わった反発となるには、

本日から始まっている米国に殴り込んでのアマリン(甘利大臣)のTPP交渉も、

合意すれば支援材料にはなりますが、現状では不透明ですから、

やはり来週から始まる国内企業の決算ラッシュが明確な材料にはなるでしょう。

現在の日本よりも割安な国は、ブラジル、上海、香港、ベトナム、ノルウェー、

トルコ、ロシア、ハンガリーくらいなので、来週からの決算ラッシュにおいて、

来期見通しが増益になるのが理想的ですが、少々減益(日銀短観程度)になっても、

日本株の来期PERが割高になるわけでも無いとは言えます。

現時点での需給環境も悪くないので、商いの伴う国内材料さえ出てくれば、

レンジを抜けることもできるのですが・・・

アマリンへの期待は禁物なので、来週からの国内企業の決算発表まで・・・

つまり今週一杯は海の向こう次第と言えるでしょう。

欧米市場は明日からイースター休暇なので、

休暇明けとなる来週以降は、商いが膨らむことも期待できますが、

目先である今夜としては、経済指標では米新規失業保険、フィラデルフィア連銀指数

政治イベントでは、アマリンのTPP協議もありますが、

ウクライナを巡る4者協議(米・露・EU・ウクライナ)、そして米企業決算でおます。

米経済指標については、冒頭でも書いた通り、FRBがタカ派になって貰った方が、

我が国とっては円安という恩恵があるので、程よく悪いくらいがいいとは思いますが、

他の経済指標と同様、それなりの好結果となり、さほ材料視もされないでしょう。

TPP協議は前述した通りですが、ウクライナを巡る4者協議は、

交渉決裂に終われば、米国は明日にも追加制裁に動くと言っておりますので、

地政学リスクが高まる可能性はあります。

それにしてもプーチンの強気姿勢、欧米の及び腰が変わらないのって、

ロシアの天然ガス云々ではなく、もしかして・・・

匿っている元CIAのスノーデンから、欧米諸国の弱みだけでなく、

それこそゲスいスキャンダル等も仕入れたことで、裏で脅しているのか・・・

なんてことも頭をよぎりますので、そうなるとプーチンのやりたい放題となり、

今夜の協議も期待できないですが・・・

ちなみにプーチンは今夜、クリミア住民とTVを通じて対話するんだそうです。

そして米企業決算については、今夜のGE、ユナイテッドヘルス、AMD、

モルスタ、GSも重要ですが、昨日発表されたイマイチなグーグルの決算を受けて、

雇用統計以来、下げを主導してきた米モメンタム銘柄が、

昨日までの反発から一転して、再び下げに転じるのかが注目です。

本日決定した中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」の公開価格は、

仮条件の下限となる17ドルとなりましたので、

ツイッター、フェイスブックを始め、決算を発表する中小のネット銘柄が低調となれば、

モメンタム銘柄にとっては、グーグルと共に更なる重石となります。

そしてウェイボーの親会社はアリババ、その親分は我らがハゲバンクですから、

明日の日本株にも大きく影響する可能性は高いです。

今のところナスダックの先物は軟調でおます(ダウ先も)。


以上の通り、今夜の海の向こうはやや心配ではあるのですが、

明晩はイースター休暇による休場であり、鬼の居ぬ間ではありますので、

週跨ぎのリスクとしてはウクライナ情勢くらいであり、

今夜の欧米市場が下げて、明日の我が国も軟調であれば、

意外と短期狙いの週跨ぎリスクは低いとも言えます。

もちろん方向感がハッキリするのは来週からの決算次第ですけどね。


ということで明日のスタンスについては、ほぼ変わりませんが、改めて書きますと、

主力大型株での週跨ぎの持ち越し短期勝負は、以上の通り、

明晩は欧米市場が休場なので、薄商いであろうとも勝負するのはアリです。

方向感がハッキリするのは来週以降なので、慎重に構えるのが無難ですけどね。

新興市場、東証2部での持ち越し短期勝負については、

とにかく今日も激薄商いの慢性化が続いているので、

明晩の欧米市場が休場だからといって、主力大型株の様に持ち越さず、

シンプルに商いを伴った反発となるまでは、その日限りの勝負に留めておきましょう。

今夜のグーグルを始め米モメンタム系銘柄が、下げることなく反発でもすれば、

勝負するのは自由ですけど・・・

ゲーム、LINE、バイオ、IPO、不動産、その他テーマ銘柄等については、

基本的には新興市場、東証2部と同じですが、

バイオについては、徐々に改正薬事法効果(迅速な収益化)も浸透しつつあるので

中長期(来期)目線で狙うことに変わりはないです。

不動産、REITについても、大幅反発となっておりましたが、

目先の追加金融緩和期待は剥げ落ち、しばらくは低調が続く可能性もありますが、

安倍ちゃん自身の政策期待も残っており、いずれは追加金融緩和期待も高まるので

中長期目線では買いというスタンスに変わりなしです。

その他中長期の押し目狙いの方は、引き続き来期好業績という条件を前提に、

好取組、割安、高ROE、出遅れ、高配当、国策銘柄という当たり前過ぎる銘柄を、

コツコツ拾えばいいですし、長期の方も8月安値まで許容するならば、

王者の風格で構えておくのは自由ですが、再び11日安値を割るようであれば、

一旦は撤退するスタンスは維持しておいた方がいいでしょう。


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コメント

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お疲れ様でございます。
IPOキム | URL | 2014-04-17-Thu 21:41 [編集]
どうもしっくりこない日々です(笑)

市場についていくだけの投資ですが、材料が多いし微妙なので見ているだけです。為替は少し入って、出ての繰り返しですが微益の状態・・・

ここを抜けると未来はあるのか?
ウクライナも長いですね。
IPOキムさんへ
マーケット番長 | URL | 2014-04-17-Thu 22:18 [編集]
> どうもしっくりこない日々です(笑)
>
> 市場についていくだけの投資ですが、材料が多いし微妙なので見ているだけです。為替は少し入って、出ての繰り返しですが微益の状態・・・
>

ほんまにしっくりこないですね。

> ここを抜けると未来はあるのか?
> ウクライナも長いですね。

ここを抜けると未来があるといいのですが、
最悪は6月までお預けを喰らうかもしれないですね。
ウクライナは気にしてるとキリがないですから、
無視するのもアリですけどね。

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