不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ファンタジーな先の話とリアルな目先の話。
こんばんは。

スノーボード・ハーフパイプでの日本人メダリストの誕生に沸き立つソチ五輪の一方、

市場ではソッチではなくコッチよとばかりに注目の集まったイエレン議会証言ですが、

今朝も書いたので詳細は割愛しますが、

イエレンおばさんが大好物な雇用については、失業率の改善は真に受けない等、

不満を露わにしておりましたが、QE縮小は継続するとのスタンスを見せる一方、

(もちろんFOMCでは無いので、明確には言っておりませんが・・・)

利上げには慎重なスタンスであるとのスタンスを見せておりますので、

ゴリゴリのタカ派姿勢という最悪の結果にはならず、

順当なQE継続のみという結果ではあります。

ただ・・・気になるというか、呆れるといいましょうか、

通貨安等のマネー流出症状に陥っている新興国に対しては、

「現時点でアメリカ経済にとって重大なリスクではないので、知るかアホンダラ!」

と言い放っております(笑)

リーマンショックで世界を道連れにしたかと思えば、

世界中にQEという名のもとにドル麻薬を撒き散らし、

体力の弱さにつけこんで新興国を薬漬けのドル麻薬中毒患者へと陥れ、

ラリパッパなバブルを作らせる・・・

薬が切れて禁断症状が起きると、再びQE2、QE3と言う名のもとに薬を与え、

薬でマヒさせることを繰り返し、そんなラリパッパなバブルで作られた富を食し尽くし、

自分(米国)の体力が回復したと見るや、QEの副作用を懸念しているとばかりに、

ドル麻薬を引上げることを決め、自分だけがイチ抜けたと健全な身体へと向かう・・・

すっかり薬漬けにされた新興国が禁断症状に陥ろうとも知ったこっちゃない・・・

まるっきりヤクザの手口と同じです(笑)

英国もロンドン五輪の頃には若年層の失業率がドイヒー(今も変わらないけど)とか

暴動が起きているとか言いながら、ちゃっかり利上げに向かおうとしており、

米国と共に健全化へ舵を切ろうとしております・・・

結局はしくみやルールを作る国である米英のサジ加減次第という構図は、

何も変わっておらず、米国の求心力が低下とかいう話なんてのもおとぎ話です・・・

そして以前にも書きましたけど、標準時や日付変更線、過去の植民地等を見ると、

両国の立地も含めて、時間を支配しているのも大きいのでしょうね。

同時に日出る国である日本が、フロントランナーと言う名の実験台と言われるのも、

仕方ないのかなぁとも思ったり(時間云々はあくまで個人的な意見ですけど・・・)

そして戦争が出来ないと言う大義のある日本とスイスが、

QEよりもとっくの前から金融緩和を続けていたというのも、

何かあるのでしょうか・・・戦争をしないことの代償なのでしょうか・・・

日本とスイスの戦争を絡めた個人的なファンタジーはともかく、

日本は当面はゴリゴリの異次元金融緩和が続き、

最近は欧州も不胎化路線を撤廃して、麻薬の垂れ流しに向かう動きもありますので、

(OMTも合憲との判断に落ち着きそうですしね)

結局は米国の代わりに薬を撒き散らす役割を担うのか・・・

ということは最終的に欧州はデフレに陥るのかなんて先の事も頭をよぎります・・・

いやはや・・・以上の様な先の話やファンタジーな話、世界のしくみ等の話はともかく

目先の話としては、イエレンおばさんの話を聞く限り、

新興国が禁断症状を起こそうとも、知ったこっちゃないという姿勢であり、

自国の雇用を始めファンダメンタルズが悪化するか、財政騒動がこじれない限りは、

QE縮小の手を緩めることはないのでしょうね。


ということも踏まえつつ、改めてイエレン議会証言を経ての新興国市場を見ると、

禁断症状は相変わらずながらも悪化しておらず、落ち着いております。

独自の病(影の銀行問題)を抱える中国も悪化せずに落ち着いており、

本日発表された中国貿易収支に至っては、ホンマいかいなとも思える回復ぶりとなり

上海株と共にSHIBORも落ち着いております。

格下げを喰らったトルコについても同じく、他の新興国も同様・・・

まぁ昨年5月の時点でQE縮小は示唆されており、

新興国の禁断症状も5月以降は悪化の一途でしたから、

昨夜のイエレンがゴリゴリのタカ派な発言をしなかったということは、

これまでと何ら変わりないということであり、

しかも新興国各国の中銀は、すでに禁断症状対策に動いておりますので、

出尽くしとまでは言えないものの、悪化せずに落ち着いているのも頷けます。


そして張本人の米国市場も、QE縮小継続を示唆したことで米債が売られ、

イエレン議会証言までの株高債券高から株高債券安という動きになっており、

米国市場の動きとしてはチグハグ状態から正常に戻っていると言えます。

しかしながら、まだまだ薄商いではあるので、買い戻しレベルの上昇ではあり、

金の上昇が続いていることからも疑心暗鬼が残っていると言えます。

米株自体も議会証言までに先食いして上げて来たという面もありますしね。

ということもあり、新興国は知ったこっちゃないにせよ、

自国の景気回復や財政騒動が決着しないと、

疑心暗鬼が払拭されての商いを伴ったリスクオンになるには、

せめて目先の債務上限引き上げの完全合意(ほぼ合意は間違いないでしょうけど)

13日の小売売上高、新規失業保険を受けての上院でのイエレン議会証言、

これらを見極めてからなのかとも思えますが・・・

まぁ債務上限引き上げ交渉が決裂したり、イエレンが手の平返しをしない限り、

下げたとしても大きく崩れることはなく、一服程度には留まるでしょうけどね。

ちなみにダウは遅行線がガッツリ下抜けておりますので、

リスクオンになったとしても、しばらくはBOXが続きそうではあります。


そして我が国ですが、イエレン議会証言を経て、

米国市場のチグハグ状態も戻り(株高債券安に戻り)、

シカゴIMMの円売りポジの11月水準までの減少も相まって、円高懸念が和らぎ、

堅調な一日ではありましたが、米国と同様に疑心暗鬼が残っているからなのか、

寄り前のドイヒーな機械受注が重石になったのか、

(引け後の工作機械受注も、前年比では好調だったものの、前月比では減少・・・)

商いは2兆3740億円とイマイチ盛り上がらず、

約3兆円にも及んだ下げパワーに対して、上げパワーは非力と言わざるを得ず、

まだまだ買い戻し程度の上昇と言えます・・・

本日の空売り比率についても、22日以来の高水準が続いており、

旺盛な売り圧力は継続していると言えます。

引け後に発表された先週の2市場信用買い残についても、

個人の投げが窺える3086億円の減少となり、大幅に改善しておりますが、

水準自体は5月水準をまだ僅かに上回る高水準であり、信用倍率も悪化しており、

以前の記事で書いた累計売買代金で見ても、吐き出しはまだ不十分でもあります。

とは言っても、裁定買い残は8月水準まで減少しており、

シカゴIMMの円売りポジションも11月水準まで減少しておりますので、

需給面では先週よりかなり改善されておりますし、

米国と同じく、議会証言前に先食いで上昇した面もありますから、

本日の指数寄与度の高いインチキ3兄弟の足を引っ張る動き、

TOPIX優位の展開、東証2部の大商い見ると、

海の向こうの疑心暗鬼だけでなく、SQを睨んだ国内事情も窺えますので、

イエレン議会証言を経て、地合いが悪化したとは言えないです。

明日についても本日はインチキ3兄弟の一角であるハゲバンクが決算だったので、

SQを睨んだサジ加減な動きとなり、下げることもあるでしょうけど、

米国のチグハグ解消と同様、市場の反応としては健全ではありますので、

米債務上限引き上げ交渉が決裂したり、イエレンが13日に手の平返しをしなければ

4日安値を割る様な展開にはならないでしょう。

これまた米国と同様、我が国も東証2部以外は遅行線がガッツリ下抜けているので

底割れは無さそうですが、しばらくはBOXの動きに留まりそうではありますけどね。


ということで、明日のスタンスについては、ほぼ今朝の記事で書いた通りですが、

主力大型株での持ち越し短期勝負については、以上の通り一服もあるでしょうから

商いの復調、13日のイエレン議会証言、SQを見極めるのが無難ですが、

市場のチグハグな状態は改善されておりますので、

決算を終えた銘柄から個別で勝負するのはありでしょう。

新興市場、東証2部での持ち越し短期勝負についても同様ですが、

新興主力の決算はまだまだ残っており、特にマザーズとJQは閑散状態であり、

東証2部以外は主力大型株へのマネーシフトも窺えるので、くれぐれも慎重に。

ゲーム、LINE、バイオ、IPO、テーマ銘柄等についても同様ですが、

ゲームはまたしてもガチャの返金騒動が拡大しつつあるので御注意下さい。

バイオについては、新型万能細胞「STAP」ネタに加え、

国策期待(来期決算期待)もあるので、中長期目線で狙うのはアリですが、

目先では今更なドイヒー決算も含めリスクはあるので、決算跨ぎは控えましょう。

ただしバイオ企業(アキュセラ・インク)のIPOとバイオ企業の決算が重なっており、

旨味はありそうですけどね(IPO銘柄もかな・・・)。

REIT、不動産については、いつも書いている通り中長期目線では買いです。

それ以外の中長期の押し目狙いの方は、引き続き来期好業績、

好取組、割安、出遅れ、国策銘柄という当たり前過ぎる物色に加え、

GPIF、JPX日経400の算出開始という話題もある高ROE銘柄を狙いましょう。

すでに来期目線ですから、来期好業績という条件はくれぐれもお忘れなく。

そして万が一4日安値を割る様なことがあれば、即座に撤退することもお忘れなく。

長期の方については、すでに撤退している方は、

多少の一服やしばらくはBOXが続くことも気にせず、参戦すればいいのですが、

万が一4日安値を割る様なことがあれば、即座に撤退した方がいいでしょう。

一方、アべノミクス以来(当ブログでは一昨年の12月以降ですが)の余力も有り、

今回の騒ぎをノイズ程度と捉え、王者の風格で構えている方についても、

万が一4日安値を割る様なことがあれば、撤退することは頭に入れておきましょう。


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コメント

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主導権
| URL | 2014-02-12-Wed 21:53 [編集]
今日も快調な記事ありがとうございます。
私の周りだけでしょうか?東京オリンピック開催決定後で、旬なはずのオリンピックですが、いまいち盛り上がってません。
これは今年はワールドカップに注目が向かってるのかなと。

先物などを主体とした欧米(米英)主導権の金融市場、相場など日本主導の方へ多少傾いて欲しいものです。
オージータイムを含め時間のアドバンテージを取られるなら、それこそ日本市場は盆暮れ以外連日やり続け、隙間与えない体制にしてしまえばとも極端に言うと思ったりもします。
コンビニはじめ年中無休の日本経済なんですから。
世界初の先物市場は大坂発祥なのですし、江戸時代に土日休日なんて習慣もなかったでしょうから案外そちらの方が日本にとっては自然体なのかなと。
日経225寄与度が極端な数銘柄然り、付け入られ様な歪を日本市場には正してもらいたいものです。
司さんへ
マーケット番長 | URL | 2014-02-12-Wed 22:46 [編集]
> 今日も快調な記事ありがとうございます。

いえいえ、ありがとうございます。

> 私の周りだけでしょうか?東京オリンピック開催決定後で、旬なはずのオリンピックですが、いまいち盛り上がってません。
> これは今年はワールドカップに注目が向かってるのかなと。

断然、W杯の方が注目度は高いですからね。
私は五輪だけでなく、スポーツ観戦が好きなので大盛り上がりですw
マイナー競技を応援したいのもありますしね。

> 先物などを主体とした欧米(米英)主導権の金融市場、相場など日本主導の方へ多少傾いて欲しいものです。
> オージータイムを含め時間のアドバンテージを取られるなら、それこそ日本市場は盆暮れ以外連日やり続け、隙間与えない体制にしてしまえばとも極端に言うと思ったりもします。
> コンビニはじめ年中無休の日本経済なんですから。
> 世界初の先物市場は大坂発祥なのですし、江戸時代に土日休日なんて習慣もなかったでしょうから案外そちらの方が日本にとっては自然体なのかなと。
> 日経225寄与度が極端な数銘柄然り、付け入られ様な歪を日本市場には正してもらいたいものです。

すっかり主導権どころか親分肌でもなく、子分肌が板についておりますので、
なかなか難しいとは思いますが、最近の安倍ちゃんは子分肌を脱ごうとしている風には見えたりも・・・
あくまで風ですけどw
時間に関しては私の勝手な持論なので、わかりませんけど、
甘りんがマレーシアにならって、日本の市場も時間をずらそうなんて言ってたので、
実現すると効果はあるかもしれないですね。
個人的には朝が早くなるので、勘弁願いたいですがw

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