不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
これといって状況に変化無く・・・
こんばんは。

新興国懸念やなくて、日本懸念やないのか?

ともツッコミたくなるくらいの大幅安でおました。

本日は東証1部の売買代金が3兆円を超える大商いを伴っての下げですから、

まだまだ下げのパワーに衰えを感じないので、下げ局面での商いが細るなり、

反発局面で3兆円前後の大商いを伴った切り返しを見せないことには、

パワー面では好転したとは言えないです。

マザーズとJQについても、昨日の薄商いでの上昇とは打って変わって、

本日の下げ局面では商いが膨らんでおり、下げパワー優勢と言えます。

東証2部だけは薄商いでの下げとなりましたので、多少の明るさも感じますが・・・

テクニカル面でも、日経平均、TOPIXはドル円、ユーロ円を追随するように、

遅行線が明確に下抜けており、調整長引きモードに突入したとも言えます。

需給面でも昨日書いた通り、まだまだ好転には程遠く、

為替の円売りポジションだけがかなり解消されたのかなぁ~という推測程度です。

発表が本格化している国内企業決算についても、

本日も引き続き上方修正ラッシュには程遠く、通期予想据置ラッシュなのですが、

上方修正銘柄は増えつつあり、据置銘柄も引き続き進捗率の高い銘柄が多く、

下方修正銘柄も減りつつあるので、徐々にではありますが、

上方修正ラッシュとは言えないまでも、企業決算が見直されつつあり、

実際に好決算を発表した銘柄は、素直に物色されておりますので、

明日以降が好決算ラッシュとなれば、素直にリスクオフモードに抗う銘柄が増え、

新興国懸念によるリスクオフモードの下支えにはなります。

そして明日の経済指標についても、

アベクロ(安倍首相と黒田日銀総裁)のデフレ脱却の成否が問われる消費者物価、

消費税引き上げまでに所得増を達成する為の源泉ともなる雇用指標などなど、

重要な指標が発表され、低調な結果となってしまうと(単月の悪化に過ぎないけど)、

アベノミクス停滞とばかりにマスコミから叩かれ、都知事選も行われているだけに、

安倍政権叩きの口実に悪用されると支持率も下がりかねないので、

支持率ありきのアベノミクス相場と見ている外国人も逃げて行くことになります・・・

本日発表された対外及び対内証券売買契約等の状況、投資主体別売買動向共に

外国人の売りは拡大している結果となっているだけに、

せめて国内の経済指標、企業決算、政治が好調を維持しておかないと、

新興国懸念と相まって、日本懸念の様な外国人売りが止まらなくなります。

日本株の昨年の上昇率は世界でもトップですから、下げる余地も大きいのでね・・・


さて、国内状況としては以上の通りですが、

昨日行われたさよならバーナンキ会合(FOMC)では、


bernanke.jpg 

今朝の記事でも書いた通り、最後の思し召しに動く事もせず、

「新興国?そんなもん知るかハゲ!」

と自分のハゲを棚に上げるだけでなく、

ドル麻薬の薬漬けにした張本人という自覚や責任を無視するかのように、

新興国への配慮も見せないQE縮小継続を決定したことで、

インド、トルコ、南アフリカが利上げという通貨安防衛策も打ち砕いております。

本日も新興国は効果も空しく通貨安に見舞われており、

いよいよトリプル安の様相を呈しつつあります・・・

(そういう意味では、債券が買われている国は大丈夫とも言えなくもないですが・・・)

特に豪快な利上げに打って出たものの、焼け石に水状態のトルコを見ていると、

IMFが救いの手を差し伸べるなりしないと、手詰まりなのではとすら感じてしまいます

南アフリカも利上げが焼け石に水となっており、

来週からソチ五輪が始まるロシアもビンビンに通貨安、債券安が進行しており、

他の新興国も症状が悪化しております・・・

中国については、昨日の定例オペを見送ったにも関わらず、

SHIBORの2週間物以外が下げたこともあり、上海株も落ち着いた下げに留まり、

大きな騒ぎがないままでの旧正月入りとなりました。

来週一杯は中国が火薬庫になる可能性は低いとも言えますが、

中国の不動産、銀行セクターの下げは相変わらずですから、

住宅バブルの崩壊懸念、理財商品のデフォルト懸念は渦巻いているということなので

旧正月による休場だからと言って、油断はできないですけど・・・


それにして中国はともかくとしても新興国は、

昨夜のFOMCがあの様な形で終わってしまっただけに、

果たして打つ手はあるのか・・・という素朴な疑問が沸くばかりではあるので、

長引きそうではあります。

ただ・・・新興国の通貨安やトリプル安は、5月のQE縮小示唆以降、

すでに症状が進行していただけに、今さらな話ではありますから、

改めて今さらでっせ~という機運が高まるといいのですが、

ロシアと南アフリカは今さらと言うほどでは無く、どちらかと言えば新顔ですからね。

もしくは日米を始め先進国の決算や経済指標が絶好調であることが判明すれば

マネーが新興国から先進国へという流れも改めて見直され、

一気に収束へと向かいそうですが・・・今の段階ではそんな確証も無いだけに、

以上の様に改めて見直されるなり、IMF等の支援や米QEが鈍化するなりして、

新興国懸念が消えることになるまでは、企業決算や経済指標の結果に合わせて、

一時的に右往左往するだけとも言えます。

そういう意味では、今夜の米GDP、新規失業保険等は重要な指標ですが、

好結果であろうとも新興国懸念が払拭されなければ、

一時的な反応と見ておいた方がいいでしょう。

そして何がおかしいって、QE縮小の継続を決めたはずなのに、

米債が堅調に推移しているということです。

つまりQE縮小継続に反応しているのではなく、新興国懸念に反応しているので、

株安債券高というシンプルなリスクオフモードと言えます。

我が国も株安債券高モードではあるのですが、

米債の堅調ぶりには及ばないので、日米金利差縮小による円高に襲われており、

米債がQE縮小継続に素直に反応しての米債安とならないと、

我が国とっては円高という重石も乗っかることになります。


以上の通り、新興国の懸念が払拭されることが、

リスクオフモードを払拭させる最も重要なことではありますが、

せめて日米の企業決算と経済指標での好調ぶりが示されるなり、

新興国の騒ぎは今さらでっせモードとなるなりして、

米債がQE縮小継続に対して素直に反応(米債安)しないことには

反発したとしても、一時的と言わざるを得ないです。

そういう意味では、目先の一時的な反発期待の材料としては、

新興国の動向が最も重要ではありますが、大きな変化が無ければ、

今夜の米企業決算、米GDP、新規失業保険、中古住宅販売仮契約件数、

明日の国内企業決算(一発目のヤマ場)、冒頭で書いた消費者物価等の経済指標

明晩のユーロ圏消費者物価&失業率、米企業決算、米個人消費・支出、

メキシコ中銀会合、土曜日に発表される中国の政府版製造業PMI、

と言ったところが、目先の材料ではあります。


ということで、明日のスタンスについては、特に変更はないですけど、

主力大型株での週跨ぎの持ち越し短期勝負については、

前述した通り、一時的な波乗りをするのは自由ですが、

現時点では何も状況は変わっておらず、リスクは高いのでお気を付け下さい。

新興市場での週跨ぎの持ち越し短期勝負についても同様です。

東証2部・小型については、ちとリスクは低いとも言えますが・・・お任せします。

ゲーム、LINE、バイオ、IPO、テーマ銘柄についても同様です。

これらの詳細は記事が長くなるので割愛します(過去記事を参照下さい)。

ただしバイオについては新型万能細胞「STAP」祭が起きており、

これをきっかけに昨年の様な祭が起きることもあるので、

リスクを負って攻めるのもアリです。

REIT、不動産、祭り以外のスタンスでのバイオについては、いつも書いている通り、

中長期目線では買いですが、新興国懸念が落ち着くまでは、

新規での参入は控えておいた方がいいでしょう。

それ以外の中長期の押し目狙いの方は、引き続き来期好業績、

好取組、割安、出遅れ、国策銘柄という当たり前過ぎる物色に加え、

GPIF、JPX日経400の算出開始という話題もある高ROE銘柄物色、

そして決算をピンポイントに狙うのもいいでしょうけど、

今ならば決算を見極めてからでも遅くないので、くれぐれも慎重に動きましょう。

長期の方については、週初にも書いた通り、撤退した方については、

基本的には様子見でいいですが、動くにしても決算を終えたものからにしましょう。

一方、アべノミクス以来(当ブログでは一昨年の12月以降ですが)の余力も有り、

今回の騒ぎをノイズ程度と捉え、撤退せずに王者の風格で構えている方は、

御自由にどうぞ。


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コメント

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一番
スイングマン | URL | 2014-01-30-Thu 21:54 [編集]
ハルク・ホーガンではありませんが、世界経済、金融政策、特に中国の分析は「不沈艦日記」が一番投資の参考になります。バーナンキさんイジリももう終わりかと思うと寂しいですな。
そういやホーガンもドーピングを自叙伝で告白してました。

1月は浮沈間相場ですね。

スイングマンさんへ
マーケット番長 | URL | 2014-01-30-Thu 22:22 [編集]
> ハルク・ホーガンではありませんが、世界経済、金融政策、特に中国の分析は「不沈艦日記」が一番投資の参考になります。バーナンキさんイジリももう終わりかと思うと寂しいですな。
> そういやホーガンもドーピングを自叙伝で告白してました。

ありがとうございます。
「超人日記」に変更しないと・・・とも思いましたが、
ハンセンとホーガンの異名を使うなんて恐れ多いですねw
金融界のドーピング王バーナンキも副作用で禿げ上がってしまいましたが、
ついに最後と言うのは寂しい限りです

> 1月は浮沈間相場ですね。

沈没船日記にならないよう頑張ります。

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