不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
越年勝負は・・・
おはようございます。

年内の取引は明日が最後でごわす。

明日の取引には参加せず、9連休を過ごしている方も多いようですが、

当方は変わらず、カレンダー通りに動いておりますので、

本日もいつも通りの更新となります。

とは言っても、今週(年内)は明日だけであり、

年明けとなる来週の方が雇用統計等もあり盛り沢山なので、

本日の記事は、現状認識と日本が休んでいる間の海の向こうの動きを加味して、

30日にどう動くのかといったものになります。


ということで、まずは各地域での今週のスケジュールからご覧下さい。
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国内海外
30(月)大納会韓国11月経常収支
米11月中古住宅販売保留指数(24:00)
決算-ダイヤモンド・ダイニング米12月ダラス連銀製造業活動指数
シカゴ通貨先物非商業ポジション公表
国債入札-イタリア
休場-フィリピン
31(火)休場トルコ11月貿易収支
米10月ケース・シラー米住宅価格指数(23:00)
米12月シカゴ購買部協会景気指数(23:45)
米12月消費者信頼感指数(24:00)
人民銀行による定例オペ
休場-英、独、伊、スペイン、スイス、ギリシャ
   ブラジル、豪、香港、インドネシア、タイ
   フィリピン、韓、
1(水)休場中国12月製造業PMI(10:00)
新月米欧等がバーゼル3の導入開始予定
ラトビアがユーロ導入
ギリシャがEU議長国に就任
休場-米、加、英、独、仏、蘭、伊、スペイン
   ポルトガル、ギリシャ、スイス、ロシア
   印、トルコ、豪、NZ、香港、台、韓、タイ
   シンガポール、インドネシア、フィリピン
   マレーシア、ブラジル、メキシコ
2(木)休場中12月HSBC製造業PMI・改定値(10:45)
インドネシア11月貿易収支
インドネシア12月消費者物価
タイ12月消費者物価
伊12月製造業PMI(17:45)
仏12月製造業PMI・改定値(17:50)
独12月製造業PMI・改定値(17:55)
ユーロ圏12月製造業PMI・改定値(18:00)
英12月製造業PMI
米新規失業保険申請件数(22:30)
米11月建設支出(24:00)
米12月ISM製造業景況指数(24:00)
ブラジル11月貿易収支
人民銀行による定例オペ
休場-スイス、NZ、
3(金)休場中国12月サービス業PMI(10:00)
トルコ12月消費者物価
ユーロ圏11月マネーサプライM3
イタリア12月消費者物価
米週間原油在庫
米12月自動車販売台数
米国議会第2会期開会
NY連銀ダドリー総裁講演(ハト)
ボストン連銀ローゼングレン総裁講演(ハト)
ミネアポリス連銀コチャラコタ総裁講演(ハト)
スタインFRB理事講演(ハト)
フィラデルフィア連銀プロッサー総裁講演(タカ)
リッチモンド連銀ラッカー総裁講演(タカ)
バーナンキFRB議長講演(28:30)
フィラデルフィア連銀プロッサー総裁講演(タカ)
4(土)
5(日)バングラデシュ議会選

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以下の通り、地域ごとに今週の展望を書いておりますが、

面倒な方は★日本以降をご覧下さい。


★米国

一昨日時点の状況としては、米株は薄商いの中、一服と言える小幅安、

米国債は引き続き軟調となり、10年債利回りは2年ぶりに3%超え、ドルも堅調、

となっており、QE縮小発表に沿った動きではあります。

先週発表の経済指標も堅調な結果となり、年末商戦も好調となっておりますので、

QE縮小発表の正当性が裏付けられる結果と言えます。

従って、次の大一番である来週末の雇用統計までは、

米株高、債券安、ドル高という流れが続きそうですから、

今週のイベントは、雇用統計までの多少の一服要因という程度で終わりそうです。

注目のイベントしては、31日のケースシラー住宅価格、

2日の新規失業保険申請件数、ISM製造業景気指数、

3日のバーナンキFRB議長とゆかいな仲間達(連銀総裁達)の講演、米議会開会、

といった所です。

31日のケースシラー住宅価格は、QE縮小発表による米金利の上昇傾向、

先日の11月中古住宅販売の軟調ぶりからも、すでに警戒感はありますが、

今回発表されるのは10月分ではありますので、意外と堅調な結果となりそうです。

しかも住宅価格が過熱と言う指摘も増えつつある上に、

9月までは右肩上がりだったので、少々下げようとも嫌気される程ではないです。

2日のISM製造業については、他の経済指標からも心配はないでしょうから、

来週の雇用統計を見据えて、ISMの雇用指数が注目と言えます。

そして同じく2日の雇用指標である新規失業保険は、先日も書いた通り、

来週の雇用統計の該当期間でもある先週までの3週分が、

1勝2敗となっているので、今週分が低調な結果になると1勝3敗となり、

来週の新規失業保険で盛り返しても、負け越しとなりますので、

来週の雇用統計への懸念が高まります(あくまで勝敗の話ですけどね)。

3日のバーナンキとゆかいな仲間達の講演は、すでにQE縮小が決まっており、

しかも正当化される経済指標が続いておりますので、心配はないでしょうけど、

当然のことながらバーナンキの発言が最も重要ではあります。

流石に手の平返しはないでしょう。手の平を返したところでQE継続ですしね。

ということなので、今週のヤマ場としては2日の新規失業保険とISMの雇用指数です

結果次第では一服のきっかけになるかなと言う程度であり、

基本的には雇用統計まで、米株高、債券安、ドル高という流れが続くでしょう。


★欧州

一昨日時点の状況としては、これといった騒ぎも無く、落ち着いておりますが、

またしてもユーロLIBORが上昇しております・・・

単なる年末と月末という季節要因なのか、年明けのストレステストへの警戒なのか

年が明けて収まれば気にする必要はないのですが、

収まらずに上昇が続くようだと、徐々に話題にはなっていくでしょうから、

休み明けとなる2日以降の動きが注目です。

(明日でどこまで上昇するのかというのも注目ではありますが・・・)

イベントとしても今週は、2日に発表される各国のPMI改定値くらいなので、

今週のヤマ場は、LIBORも含めて2日と言えるでしょう。


★新興国

米国がQE縮小を発表して以降、各国で以下の症状が現れております(中国は省く)

 ・株安   トルコ、インドネシア、タイ、フィリピン、ブラジル
 ・通貨安 トルコ、インドネシア、タイ、フィリピン、ブラジル、マレーシア
 ・債券安 トルコ、インドネシア、インド、ブラジル、メキシコ

ご覧の通り、米QE縮小発表によるマネー流出が全ての原因とは言えないものの、

トルコ、インドネシア、ブラジルがトリプル安症状となっており、

タイ、フィリピンが続いているという状況です。

一昨日時点の状況としては、全体的に一旦は落ち着いていると言えるのですが、

トルコとタイだけは、両国共に政治が混乱していることもあり、

タイは通貨安が顕著になっており、トルコはトリプル安が急ピッチで進行中です・・・

特にトルコの株・通貨・債券の水準を見れば、非常に危険ではあるのですが、

QE縮小や国内景気の失速というのではなく、政治が主因ですから、

まさかの内戦にでもならない限り、他国への波及リスクは軽微とは思いますが・・・

とりあえず今週としては、米QE縮小の強弱、31日のトルコ貿易収支、

2日のインドネシア貿易収支&CPI、タイCPI、ブラジル貿易収支、

3日のトルコCPI、そして週を通してのトルコとタイの政治の行方によって、

上記にリストアップした国々の症状に変化が現れるのかを確認といったところです。


★中国

散々書いておりますので、詳細は割愛しますが、一昨日時点の状況としては、

上海株は切り返したものの、気掛かりなのは燻ぶりの残るSHIBORでおます。

人民銀の資金供給によって、6月のチャイナショックの引き金となった、

翌日物~1カ月物は低下しておりますが、

3カ月物~1年物は6月の水準を越えて上昇が継続中・・・

この状況を人民銀の引き締め姿勢の反映と捉えることもできますが、

地方政府債務残高が未だにベールに包まれているだけに不気味です・・・

まぁ心配したところで、真実(情報)を公開をしない特異な国家ですから、

予想のしようもないのですが、欧米市場の楽観ぶりの中で燻ぶってるだけに、

リーマンショックの様な怖さは感じられます・・・ということなので今週も引き続き、

日々のSHIBORの結果と火曜と木曜の定例オペの結果を追うしかないです。

イベントしては、1日の製造業PMI、2日のHSBCによる製造業PMI・改定値、

3日のサービス業PMIといったところです。

SHIBORの不気味さに反して、こちらは当局のお手盛りもあり心配なさそうです。

まぁとにかく、個人的には米国、欧州、新興国よりも中国を最も懸念しております。


★日本

一昨日時点の状況としては、25日で一巡した証券優遇税制売り、

26日から始まったNISA取引によって、

TOPIXの足を引っ張っていたトヨタ、メガバンク等が上昇に転じ、、

一方、25日まで続いていた日経平均の先走りを牽引していたファストリが売られ

TOPIXが先走りの日経平均を追随する健全な展開となっており、

過熱していたNT倍率も是正される動きとなっております。

しかしながら債券については、繰り返し書いているので詳細は割愛しますが、

異次元金融緩和に反して軟調に推移しており、長期金利は0.7%を超えております

今のところは昨日発表された消費者物価指数が、

デフレ脱却の兆しとも言える堅調な結果だったこともあり、

米国債が我が国以上に軟調に推移しているので(長期金利上昇)、

日米金利差もやや拡大し、ドル高円安(105円台)も進行しており、

ユーロ円でもゴリゴリ自己都合なタカ派であるバイトマン独連銀総裁が、

タカ派的発言を行ったことで、ユーロ高円安も進行しておりますので、

円安効果で債券安が嫌気されることもなく、株価への影響も出ておりまへん。

そして前述した週末の欧米市場を経て、

シカゴ日経平均先物も16290円で帰って来ております。


以上の様な状況の中、今週の取引は明日の1日のみとなりますので、

今週の国内は経済指標もなく、長期休暇前の大納会という日程的な材料、

靖国参拝による地政学リスクの上昇懸念、そして海の向こうとしては前述した通り、

米国と欧州のプチヤマ場と言える2日、新興国でのトリプル安症状の経過観察、

SHIBOR上昇を始めとする最も得体の知れない中国リスク(靖国問題も含め)、

といったところです。

基本的には米国の項でも書いた通り、来週末の雇用統計に向けて、

現状の流れは継続しそうではありますので、

今週の欧米・新興国のリスクを過度に警戒する必要はないですが・・・

中国だけは・・・SHIBORの推移、靖国参拝による日中間の地政学リスクの上昇、

どちらも得体が知れないというのが現実だけに、予想のしようもないです・・・。


ということなので、明日のスタンスについては、

主力大型株での越年短期勝負は、基本的にはアリですけど、

中国リスクを背負うのかどうかで判断して下さい。

同時に中国関連銘柄には注意が必要ですし、NT倍率是正の動きからも、

225銘柄の指数寄与度の高い銘柄には御注意下さい。

新興市場の越年短期勝負も同様であり、

ゲーム、LINE、バイオ関連についても同様ですが、

バイオは中長期目線においても、改正薬事法、国策等の追い風は豊富であり、

来期業績改善も期待出来ますので、腰を据えても良いでしょう。

しかしながら最新の四季報を見ると、業績見通しの減額はほとんど無いものの

思ったほどの増額が見られないのも事実であり、これまで置き去り状態でしたが、

先週の動きを見る限り、反転が本格化しそうではあります。

IPO関連については、その日限りの乱打戦に留めておきましょう。

そして恒例である年末年始の新興・中小型ラリーは、イマイチ冴えないですが

先週の動きを見る限り、銘柄の吟味は必須ながら勝負をするのはありです。

REIT、不動産については、消費税引上げ前の駆け込みの反動減も見られず、

日銀による低金利政策も継続し、4月の追加金融緩和期待もあるので、

低金利は維持されるでしょうから、今後も中長期目線では買いでおます。

新興・中小型ラリー期待等で、出遅れ新興不動産の短期勝負も面白いです。

本日の債券安(金利上昇)が続く可能性もあるので、短期勝負は御注意下さい。

それ以外の中長期の押し目狙いの方は、押し目も無い状況なので、

新興・中小型ラリーに乗るのもいいですが、

引き続き来期好業績、好取組、割安、国策銘柄という当たり前過ぎる条件に加え、

GPIFネタも継続しており、年明けからのJPX日経400という話題もあるので、

注目されている高ROE銘柄も狙っていきましょう。

そういえば1日から、サラリーマンの特定支出控除が拡大され、資格取得費、

書籍代、スーツ、ワイシャツ、ネクタイ、コート、得意先の接待費等、

これらの関連銘柄には追い風となりそうですし、話題になれば短期的にも・・・

長期の方については、中国リスクが未知数ではありますが

ひとまずこのまま王者の風格で構えての越年でいいでしょう。

精神衛生上、年末で手仕舞いたいという方は、明日で手仕舞うのは自由です。


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コメント

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HELO | URL | 2013-12-29-Sun 13:19 [編集]
「1/1に韓国のIMFのストレステストの結果が出る」なんていうつぶやきをよく見かける気がしますが、どれくらい影響が出るのでしょうね?(本当に1/1に出るのかどうか私は確認できていませんが・・)

ハッスルスティック翔 | URL | 2013-12-29-Sun 16:56 [編集]
こんばんは
毎日楽しいブログをありがとうございます。

みなさんも知っての通り、僕のびこびこが第三のスタートラインにたつことができました、ありがとうございます。

僕の完全なる偏見と全くの根拠はないのですが、パイの小さい特殊なものを派遣しちゃう所がつぶれても、影響はしれてるかと、でも親戚のパイがでかいほうが潰れると大変な影響が出そうですね、ちなみに僕は番長と同じで、パイがでかいほうが好きです、
横レスしてすみません。

ほんとはやいですね番長
良いお年を。
HELOさんへ
マーケット番長 | URL | 2013-12-30-Mon 00:32 [編集]
> 「1/1に韓国のIMFのストレステストの結果が出る」なんていうつぶやきをよく見かける気がしますが、どれくらい影響が出るのでしょうね?(本当に1/1に出るのかどうか私は確認できていませんが・・)

以前にも同じような質問を頂いたことがあるのですが、
一回目のテストのはずなので、不合格であろうとも、
今後の再建策等の取り組み方を協議するだけなのでは?
としか言い様がないという感じです。

少なくとも市場の反応を見る限りは、
韓国の株。為替。債券には警戒する動きはなさそうですが、
もし見落としている点があるようでしたら、
教えて頂けると助かります。
ハッスルスティック翔さんへ
マーケット番長 | URL | 2013-12-30-Mon 00:43 [編集]
> こんばんは
> 毎日楽しいブログをありがとうございます。

こんばんは。
ありがとうございます。

> みなさんも知っての通り、僕のびこびこが第三のスタートラインにたつことができました、ありがとうございます。
>
> 僕の完全なる偏見と全くの根拠はないのですが、パイの小さい特殊なものを派遣しちゃう所がつぶれても、影響はしれてるかと、でも親戚のパイがでかいほうが潰れると大変な影響が出そうですね、ちなみに僕は番長と同じで、パイがでかいほうが好きです、
> 横レスしてすみません。

えーっと・・・中韓ということでしょうか?
いつもながら難解過ぎるので、回答が出来ずに申し訳ないですw

> ほんとはやいですね番長
> 良いお年を。

良いお年をお迎えください。

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