不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
打ち降ろしの一撃なのか、連打となるのか・・・ヤマ場入り。
こんばんは。

昨日の亀田兄弟の軽~いテケテケパンチではなく、

久々に打ち降ろしのパンチを喰らった日本株・・・

日経平均株価は341.72円安(-2.17%)の15407.94円、

TOPIXは21.55ポイント安(-1.71%)の1240.99円となり、

東証1部の売買代金も2兆3876億円と膨らみ、

昨日とは打って変わって2兆円超えの下げとなっております。

これまでは上げの2兆円超え、下げの2兆円割れというリズムを刻んで来た通り、

日本株はアッパーカットの威力(上げ圧力)が優勢でしたが、

本日の下げの2兆円超えという打ち降ろしのビッグパンチを喰らったことで、

本日だけなので形勢が逆転とまでは言えないまでも、

動揺と多少のダメージは喰らっておりますので、

普通ならばダメージ回復と落ち着きを取り戻す為の間を取るのは必要ではあります。

しかしながら、今朝の記事にも書いた通り、米経済指標が好調ということで、

17-18日のFOMCでのQE縮小観測となり、

ユーロ圏も同様に5日のECB理事会での追加金融緩和の見送り観測というならば、

米債が売られ、欧州重債務国の国債も売られ、米欧金利が上昇し、

新興国もトリプル安症状(マネー流出)が5月の様に現れてもおかしくないはずが

米債も欧州重債務国債も大して売られることもなく(金利も大して上昇せず)、

本日のアジア新興国も大きな混乱も見当たらず、

我が国の債券も昨日の水準近辺で推移していることから、

本日の株安と円高については、形勢逆転に繋がるパンチと言うほどでは無く、

本日から始まる形勢逆転が一発で可能なヤマ場を前に、

今週で唯一の材料難の狭間である昨日を狙って、

単発レベルのパンチを打ち込んだだけに留まっております。

そういう意味では、形勢逆転なのか単発に留まるのかを見極める上で、

明日のパンチがアッパーカットになるのか、打ち降ろしのパンチになるのか・・・

そのパンチが2兆円を超えるパワーの乗ったパンチとなるのか・・・は重要ですが、

繰り返し書いている通り、本日から週末に掛けてがヤマ場であり、結果次第では、

一発KOもしくは一発で形勢逆転する力を秘めたパンチが繰り出される可能性もあり

次のヤマ場であるメジャーSQ(13日)、年内の最終ラウンドとなりそうな、

FOMC(17-18日)、日銀金融政策決定会合(18-19日)までの、

試合の流れが決まることになります。

これまでは、NT倍率、上昇ピッチ等、ややハイペースのヒートアップ気味でしたので、

年内という目線で見れば、週初からのクリンチによるもみ合いと今日の一発によって、

一旦落ち着くのはいいことだったと言えます。


そしてヤマ場入りの一発目となる、引け後に発表された裁定買い残については、

先週の4兆0575億円から更に増加し、4兆2296億円となっており、

ピークとなった5月高値の水準である4兆3142億円が視野に入っているので

今夜からのヤマ場での結果次第では、更に先物主導の展開が濃くなりそうです・・・

(来週の裁定買い残の発表も重要ですけどね)


改めて今夜以降の今週のヤマ場を整理すると、以下の通りでおます。

 ☆本日(4日)

   15:30 裁定買い残の発表(発表済)
   19:00 ユーロ圏7-9月期GDP・改定値
   19:00 ユーロ圏10月小売売上高
   22:15 米11月ADP雇用リポート
   24:00 米11月ISMサービス業景況指数
   24:00 米9月新築住宅販売件数
   28:00 ベージュブック
   時間不明 オバマ米大統領が経済について演説

 ☆明日(5日)

   時間不明 消費税引上げによる景気の腰折れ対策の5兆円予算の決定
   21:00 イングランド銀行政策金利&資産購入枠発表
   21:45 ECB理事会・政策金利発表
   22:30 ドラギECB総裁記者会見
   22:30 米新規失業保険申請件数
   22:30 米7-9月期GDP・改定値
   22:30 米7-9月期個人消費・改定値
   22:30 米7-9月期コアPCEデフレーター・改定値

☆明後日(6日)

       臨時国会閉幕
   08:30 11月上中旬貿易統計
   14:00 10月景気動向指数・速報値
   15:00 SUMCO決算
   20:00 独10月製造業新規受注
   22:30 米11月雇用統計
   22:30 米10月個人消費
   22:30 米10月PCEコア・デフレーター
   24:00 米12月ミシガン大消費者態度・速報値
   24:15 グリーンスパン前FRB議長講演


そして何度も書いておりますが、上記のヤマ場以降のメジャーSQまでのシナリオは、
以下の通りです。

 1、今夜以降の経済指標がゴリゴリ好調な結果となった場合

  QE縮小のゴリゴリ観測によって、米債はゴリゴリ安(金利がゴリゴリ上昇)となり、
  日米の金利差も開くことで、円安圧力とはなるでしょうけど、
  それよりもドーピング(金融緩和)ありきの欧米、新興国が、QE縮小を嫌気して
  リスクオフとなる方が影響が大きいでしょうから、裁定買い残も意識され、
  来週末のメジャーSQまでは先物主導での軟調な展開となりそうです。

 2、今夜以降の経済指標がほどほどに好調となった場合

  ソフトなQE縮小観測によって、米債もほどほど安(金利もほどほどに上昇)となり、
  我が国も債券高は維持されることで(低金利維持)、円安・株高に転じることになり
  来週末のメジャーSQまでは堅調ながらも、それ以降は一服という展開になる。

 3、今夜以降の経済指標がほどほどに悪化となった場合

  ソフトなQE継続となることで、米債はほどほどに高くなり(金利もほどほどに低下)、
  我が国もそれ以上に債券高とならないと、円高になりそうではありますが、
  QE継続と言う過剰流動性相場が相殺して、ひとまず来週末のメジャーSQまでは、
  底堅いながらも上値が重くなりそうです。

 4、今夜以降の経済指標がドイヒーな悪化となった場合

  いわゆる最悪のシナリオです。
  ゴリゴリのQE継続観測となることで米債はゴリゴリ高(金利もゴリゴリ低下)となり
  我が国も債券高が維持されるようとも(低金利維持)、
  日米金利差のゴリゴリ縮小とリスクオフも相まって、裁定買い残も更に意識され、
  大きく膨らんでいるシカゴの円売りポジションも意識されてのゴリゴリ円高となり、
  来週末のメジャーSQまでは、先物主導でのゴリ下げになりそうです。

 ☆その他の期待材料

  ・明日の消費税引上げによる景気の腰折れ対策の5兆円予算の決定
  ・ECB理事会での追加金融緩和

 ★その他の警戒材料

  ・イングランド銀行による利上げ示唆(QE縮小観測が高まると火に油なので)


と言う感じでおますので、我が国とっては2のシナリオが最も好ましく、

我が国を含め世界的には、3のシナリオが最も好ましいと言えますので、

今夜以降のヤマ場については、市場予想を大きく上ブレたり、下ブレたりせずに、

市場予想近辺のほどほどであればいいのですがねぇ・・・、

ちなみに4の最悪のシナリオにはならないと見ております。

万が一、最悪のシナリオになっても、米国の緩和量・時間に変わりは無く、

黒い銀行(日銀)の緩和量・時間の方が上回っており(見直されて円高の歯止めに)、

黒いおじさん(黒田総裁)も、何かあれば躊躇なく動くと繰り返し言及しているので、

日本株は5月の様な暴落にはならないでしょうし、

下げたとしても早ければメジャーSQ、遅くとも黒い会合までには下げ止まるでしょう。

そして来春には消費税の引上げを控える安倍ちゃんマン政権にとっても、

所得が上がらないまま株価も下げてしまうと、国民にとっては負担が増すだけとなり、

さすがにマズイことは認識しているでしょうから、急速な所得のアップは難しいにせよ

株価対策だけは極端な話、口先でも出来るでしょうから、

黒いおじさん共々、必死のパッチで何かあれば躊躇なく動いてくるでしょう。

明日に決定予定である消費税引上げによる景気の腰折れ対策の5兆円予算も、

随分と今さらな話ではあるけど、もしかすると市場が好感する口実になるかも知れず

臨時国会の閉幕を週末に控えていることで台頭しそうな腰折れ懸念についても、

明日の予算でごまかせる・・・かも知れないです(期待薄ですが・・・)。

さらにECB理事会でドラギおじさんが追加金融緩和に動いてくれると、

大きな下支え材料にはなります。


以上の通り、今夜以降の今週のヤマ場(大トリは雇用統計)を迎えるに当たり、

改めて整理をしておきました。

個人的には前述した通り、4のシナリオは無いと見ており、

2か3になるだろうと見ております。

1になったとしても、年末を見据えるのならば、いいガス抜きかなとも思っているので

全体としてはかなり楽観しております。


ということで、明日のスタンスとしては、特に変更はないですけど、

主力大型株での持ち越し短期勝負については、

基本的には楽観しているので、持ち越し勝負でもいいとは思いますが、

前述した通り、リスクもあるので、慎重に見極めてから動いても遅くはないでしょう。

新興市場での持ち越し勝負については、本日もゴリゴリ商いが続いており、

明日もゴリゴリ商いが続くようであれば、持ち越し勝負をするのはありです。

ゲーム、LINE、電子書籍関連銘柄についても同様です。

バイオ関連銘柄についても同様ですが、中長期目線では、

本丸でもある改正薬事法が成立し、来期業績観測も上ブレるでしょうし、

日本版NIHの創設期待等、引き続き国策ネタも豊富ではありますので、

すぐには反応しないかもしれませんが、腰を据えても良さそうです。

IPO関連銘柄については、直近IPOのアライド、ライドオンを見ればわかる通り、

今後のラッシュに備えてなのかも知れませんが、翳りがありますので御注意を。

ちなみにマザーズは遅行線も抜け、当面は下抜きもなさそうですから(JQも)、

銘柄の吟味は必須ながらも、恒例である年末年始の新興・中小型ラリー目線で、

勝負をするのもありです。

REIT、不動産については、消費税引上げを嫌気した動きも多少はありますが、

東京五輪、各住宅指標面の改善、住宅ローン減税の拡充、規制緩和、

継続中の異次元金融緩和&19-20日の金融緩和期待もあり、

大局的には金利低下も続くでしょうから、今後も中長期目線では買いでおます。

どう見ても駆け込み以上の活況ぶりとしか思えないですしね。

それ以外の中長期の押し目狙いの方については、今夜以降次第ではありますが、

無難に通過すると、大した押し目にはなりませんけど、

これまで通り、好業績、好取組、割安、高ROEという当たり前すぎる条件に加え、

国策銘柄をコツコツと拾っていけばいいでしょう。

長期の方については、前述した最悪のシナリオとならない限りは、

このまま王者の風格で構えておきましょう。


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コメント

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こんばんは(^^)/
しんパパ | URL | 2013-12-04-Wed 22:40 [編集]
とりあえずADP雇用統計は予想よりよかったみたいですね…このままいくと番長さんの1のパターンにあてはまる感じなんですかね??
しんパパさんへ
マーケット番長 | URL | 2013-12-04-Wed 23:16 [編集]
> とりあえずADP雇用統計は予想よりよかったみたいですね…このままいくと番長さんの1のパターンにあてはまる感じなんですかね??

そうですね米債も動いているようなので、
今のところは1のパターンですね。
最終的には大トりの雇用統計でどうなるか、
援護射撃で明日のECBといったところでしょうか。

rata | URL | 2013-12-05-Thu 11:46 [編集]
亀田長男は腕相撲強いのに何でパンチは弱いんでしょうね?
rataさんへ
マーケット番長 | URL | 2013-12-05-Thu 12:11 [編集]
> 亀田長男は腕相撲強いのに何でパンチは弱いんでしょうね?

その質問ですか(笑)

腕相撲が強いとリストも強いので、
もう少しパンチ力があってもおかしくないのですが
単純に亀ガード中心のディフェンスボクシングなので、
打つ時もスタンスが広く、重心が後ろにありますからね。
パンチ力がスピードと体重と考えるとねぇ・・・
そしてよく練習はしていそうですけど、
意外とヒットマッスルを始め、身体の裏側は薄っぺらいですから、
スタミナトレに偏っているのでしょうかね。
練習を見た訳ではなく、身体を見た限りの話ですけどね(笑)

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