不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
週跨ぎリスクは・・・。
こんばんは。

本日の日経平均株価は高値引けとなり、終値は15727.12円!!

ついに、ついに・・・

終値ベースの年初来高値である5月22日終値(15627.26円)を更新!!

5月23日のザラ場高値(15942.6円)までも残すところ215.48円でおます。

裁定買い残は5月高値水準に次ぐ4兆円超えとなっており、

NT倍率は5月23日のザラ場高値水準に並ぶ12.47にまで上昇しており、

過熱を指摘されても仕方ないのですが、週初の記事でも書いた通り、

他の部分(信用買い残等)は5月の水準には達しておらず、

PERも5月の水準(日経:17.3倍、東1:17.7倍)には達しておらず、

しかもドル円は5月の頃(22日103.75円)よりも円高ながらも、

ユーロ円は5月の頃(22日133.82円)よりも大きく円安となっており、

更なる上方修正期待が渦巻いている事で、割高感への警戒も薄いと言えます。

再来週に発表される日銀短観は、まさに今がアンケートの回答時期なだけに、

企業の業績見通しが大きく上ブレしていそうですし、

保守的な為替レートだったとしても、業績の上ブレ期待が改めて意識されそうです。

そして5月高値の時に最も歪みを演出していた債券安(金利上昇)についても、

今回はデフレ脱却を目指す政府と日銀が求める債券高(低金利)が維持されており

株価が5月高値に並んだ現在でも、円安・株高・債券高という必須の構えは崩れず、

5月高値の頃よりも、随分と健全な上昇劇ではあります。

本日に関しては、注目していた売買代金が2兆円に届かず(1兆9675億円)、

昨日の下げの2兆円割れに続き、上げの2兆円割れとなっており、

パワー面では、目先の過熱感と5月高値タッチということで、

やや上げと下げの圧力が均衡しつつあります。

しかしながら、月末のお化粧、今夜の感謝祭(米市場の休場)による、

外国人のパワーダウン、といった要素もあるので、

パワーが均衡しているとまでは言い切れない部分もあり、

目先の展開としては、判断の難しいところではあります。

年内という見通しでは、以上にも書いた通り、5月高値に比べると過熱感もないので

強気の見通しに変わりまへんけどね。


とりあえず、年内の強気見通しはともかくとして、

目先である明日以降の見通しでおますが・・・

まず新興国については、タイはデモという国内事情を鑑みて、利下げに動きましたが、

株価と債券にはそれなりの効果は顕れているものの、通貨安は進行中・・・

とは言え、5月の様な米QEの行方によるものではなく、国内の政治問題なので、

他国への波及という動きにはなっておりまへん。

他の新興国についても、今のところは落ち着いております


中国については、本日も人民銀が一昨日に続き資金供給に動いており、

結局どっちのスタンスやねん(引締めなのか緩和なのか)とツッコミたくもなりますが、

とりあえず市場にとっては優しい資金供給に動いております。

本日発表された工業利益についても市場予想を上回っており、

上海株、人民元金利は落ち着いております。

SHIBORだけが、昨日の1カ月物の上昇(本日は低下)に続き、

1~2週間物が上昇しており、年末の資金繰り懸念を先取りしているのかな・・・

という程度であり、地方政府債務残高という爆弾懸念も薄らいでいるので、

今のところ年内の懸念材料としては、金融機関の年末の資金繰り懸念、

イベントしては中央経済工作会議というところです。

週明けまでという目先の目線では、日曜日(1日)に発表する製造業PMIですが、

先日の三中全会で改革を示し、中央経済工作会議も控えていることから、

50割れ(予想は51)にはならないとは思いますが・・・


欧州はドイツ発の2つの爆弾(独憲裁でのOMTの違法判断、連立失敗懸念)が、

ほぼ払拭され、イタリアでのベルちゃんの議員資格剥奪採決も通過し、

イタリアの13年度予算案がEUの財政ルールに違反している件も、

他国も同じ状態ということで風化しつつあり、

ギリシャも第三次支援の判断は年明け(調査は12月から)ですから、

欧州での年内の見通しとしては、大きな爆弾が見えないです。

スペイン国債利回りの上昇が、昨日書いた様な飛躍的な理由が原因ならば、

やや気掛かりではありますが・・・まさかね。

目先としても、来週の5日にECB理事会を控えている事で、

経済指標が悪かろうとも追加金融緩和期待というドラギの睨みが効いており、

昨日はECB副総裁がLTROの可能性は低いといったものの、

ECBは日米と違って打つ手は他にも有しておりますので、心配する程ではないです。


米国については、ISM、雇用統計が控える来週が、

金融政策(QE)の行方を判断する意味では重要ですが、

もう一つの米国の大きなテーマである年末商戦については、

今夜の感謝祭から本格的なスタートとなり、明日はブラックフライデー、

週明けはサイバーマンデー、という年末商戦を占う大きなイベントを控えております。

ブラックフライデーの結果については、例年通りのパターンとなると、

調査会社ショッパートラックが30日(土)にも発表し、

全米小売業協会が1日(日)、ネット販売の結果をcomScoreが1日、

というスケジュールで発表するでしょう。

ただ・・・御存知の通り、米国は激しい雨や豪雪に見舞われるとの予報があり、

ブラックフライデーは期待出来ないでっせ~・・・と予防線が張られているので、

ブラックフライデーの結果が公表される予定の週末を跨ぐリスクは低いとも言えます

こうしてみると、何としてでも米株を上げようとしているのか・・・

なんて穿った見方もしたくなりますけどね。

とりあえず米国は来週のテンコ盛りイベントもありますが、

目先としては今夜は感謝祭による休場、明日のブラックフライデーは短縮取引、

土日にブラックフライデーの売上高発表、週明けはサイバーマンデーでんねん・・・

なので、大雨・大雪にさえなれば、ブラックフライデーが不調に終わろうとも、

言い訳はできますので、週跨ぎのリスクは低いと言えます。


そういえば、地域や国ではありませんが、仮想通貨のビットコインが騒がれてますね。

そもそも量が一定の通貨なので(金に近いとも言えるのか・・・)、

価値?というか存在意義さえ否定されたり、規制が入らなければ、

リスクは低いとは思いますけど・・・


そして我が国ついては、冒頭でも書いた通り、年内の明るさに変わりはないものの、

週跨ぎという目先については、判断の難しいところでおます。

とりあえず明日のイベントしては、消費者物価、家計調査、雇用指標、住宅指標、

というようにテンコ盛りではあるのですが、

消費者物価については、コアCPIまでがマイナスに転じるような事になれば、

デフレ脱却期待が剥落するのはもちろんのこと、

先般の物価目標(2%)は再来年にも達成と言った黒ちゃんのドヤ顔の面子は潰れ、

アベノミクスと共に日銀の金融政策への失望感も招きますが、

さすがにそれはないでしょうから大丈夫でしょう。

そういえば、今は円安に商品安でんな・・・

リスクオン目線としては商品安は気掛かりではありますが、

クリスマス商戦、厳冬を迎える我が国にとっては、

ありがたい状況ではありますね。

おっと、話が逸れましたが、明日の住宅指標と雇用指標も堅調でしょうし、

鉱工業生産も悪けりゃ黒ちゃんというロジックもありますので、

やや気掛かりなのは家計調査において、消費が鈍っている様だと、

アベノミクス効果が消費に及んでいないと見られ、

クリスマス商戦への期待も削がれる可能性はあります・・・、


以上の通り、年内の明るい見通しには変わりは無いのですが、

週跨ぎといいう目先としては、新興国、中国、欧州、米国共に材料的には、

週跨ぎのリスクは低く、国内も明日の寄り前の家計調査くらいであり、

明晩の欧米は月末に加え、米国は短縮取引なので、

明日と週明けは薄商いがらも、リスクは低いと言えます。

米国の天候不順が無ければ、リスクは高まるかも知れませんが(笑)


ということで、明日のスタンスについては、中長期目線に変わりはないのですが、

主力大型株での週跨ぎの持ち越し短期勝負については、

前述した通り、国内外共に材料的なリスクは低く、見た目の過熱感程度なので、

薄商いであろうとも、週跨ぎの持ち越し勝負はアリと言えます。

しつこいようですが、米国の天候が崩れなければリスクは高まるかも(笑)

新興市場での週跨ぎの持ち越し勝負は、明日はIPOも控えていることから

IPO祭の再燃によって新興主力へ資金が回らない可能性もありますが、

週後半からIPO銘柄以外にも商いが盛り上がりつつあるので、

明日も大商いが続くようであれば、IPO関連&同業銘柄、

高値期日をクリアした銘柄、決算を終えた好業績銘柄、

これらを中心に持ち越し勝負をするのはありです。

(昨日で下抜けていたマザーズの遅行線は、本日の上げで戻しております。)

ゲーム、LINE、電子書籍関連銘柄についても同様です。

バイオ関連銘柄についても同様ですが、安倍ちゃんが腰折れしなければ、

中長期目線では、本丸でもある薬事法改正案の成立、

日本版NIHの創設期待等、引き続き国策ネタは豊富であり、

薬事法改正案が成立するようだと、今期の見通しがショボくても関係ないので、

腰を据えても良さそうです。(臨時国会での成立は怪しさも見えつつありますが・・・)

(訂正:薬事法改正案ではなく、改正薬事法は成立しておりました。

御指摘頂いて気付くという間抜けぶり・・・大変失礼しました。

詳細は改めて明日にでも書きますが、来期業績目線の話なので、

見方としては特に変更はないです。)


REIT、不動産については、消費税引上げを嫌気した動きも多少はありますが、

東京五輪、明日の住宅着工を含む各住宅指標面の改善、住宅ローン減税の拡充、

規制緩和、継続中の異次元金融緩和&いざとなれば動くぞ金融緩和期待もあり、

大局的には金利低下も続くでしょうから、今後も中長期目線では買いでおます。

どう見ても駆け込み以上の活況ぶりとしか思えないですしね。

それ以外の中長期の押し目狙いの方については、先々週末が押し目となり、

今週のプチ押し目も本日で過ぎてしまいましたが、

これまで通り、好業績、好取組、割安、高ROEという当たり前すぎる条件に加え、

高値期日のクリア銘柄や国策銘柄をコツコツと拾っていけばいいでしょう。

長期の方については、前述した通り、年内の明るい見通しに変わりは無いので、

このまま王者の風格で構えておきましょう。


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コメント

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こんばんはぁ
しんパパ | URL | 2013-11-28-Thu 19:54 [編集]
いつも更新一番乗り??かの如く読んでまーす(^^)/まだまだ初心者の私ですが、教えて下さい(*_*)年内は強そうですが日経16000の壁は、かなり高いのでしょうか???
薬事法
ゆさ | URL | 2013-11-28-Thu 21:12 [編集]
いつも楽しみに読んでいます。
ところで、毎回最後に書いておられる薬事法改正ですが、先週に成立済みではないでしょうか?今のところバイオはひたすら弱いですが、、。
しんパパさんへ
マーケット番長 | URL | 2013-11-28-Thu 22:01 [編集]
> いつも更新一番乗り??かの如く読んでまーす(^^)/まだまだ初心者の私ですが、教えて下さい(*_*)年内は強そうですが日経16000の壁は、かなり高いのでしょうか???

こんばんは
年内の16000円は、突発的な何ちゃらショックでも起きない限り、
今のところは十分に超えるとみております。
ゆささんへ
マーケット番長 | URL | 2013-11-28-Thu 22:13 [編集]
> いつも楽しみに読んでいます。

ありがとうございます。

> ところで、毎回最後に書いておられる薬事法改正ですが、先週に成立済みではないでしょうか?

おっしゃる通り、成立してました(笑)
先週は遠出をしていたことで見逃していた上に、
しかも薬事法改正案と改正薬事法を勘違いしておりました・・・
そりゃ見逃すはずです・・・

> 今のところバイオはひたすら弱いですが、、。

ご存知の通り手続き等の簡素化によって、迅速な収益化へ繋がる事が重要なので、
来期業績回復観測が市場に出て来ない事には、無反応も仕方ないでしょう。
つまり来期目線なので、目先の値動きについては申し訳ないですが、
待つしかないとしか言いようがないので、入るタイミングはお任せします。
ゆささんへ2
マーケット番長 | URL | 2013-11-28-Thu 22:25 [編集]
早速、訂正しておきました。
改めて御指摘ありがとうございます。

誤字・脱字含めて、おかしな点は多々あると思いますが、
今後も御指摘頂けると助かります。
都合のいい話ではありますがw

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