不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
材料の様な口実が振り回す・・・
こんばんは。

高知県の四万十市では、4日連続の40度を越えだそうで・・・

改めて市の名前を見ると、四と十が入っているのですから、

今回の酷暑騒動を逆手に取って、町おこしでも出来そうですけど・・・

っつうか、大きなお世話ですね。


さて、そんな煮えたぎる日本列島とは違って、

参加者も少なく熱気のない東京市場は、まさに閑散に売りなしとばかりに、

法人減税報道をネタにした先物のサジ加減な牽引によって、

昨日の下げに対して「やられたらやり返す!倍返しだっ!」を越える大幅高でおます

先週までとは違って、為替も伴っての動きですから、

先物のサジ加減だとバッサリ切り捨てるわけにもいかないのですが、

商いが伴っていない上に、上げの理由が法人減税だけにねぇ・・・

今朝の記事でも書いた通り、法人減税については、

先週時点で、9月のG20で発表予定の中期財政計画(8月中にまとめる予定)にて

盛り込まれると報じられていただけに、釈然としないです。

しかも知る人ぞ知るという報じ方ではなく、普通に報じられていましたから、

今朝の報道で税率の詳細にまで触れているのならばまだしも、

特に触れられていないだけにねぇ・・・

まぁでも、ポジティブな考え方をすると、法人減税を好感した動きだけでなく、

今夜以降の米経済指標が好調な結果になるとの見込みから、

米QE縮小論がさらに高まり、日米の金融政策の差(緩和量の)が、

改めて認識されるとの見方で円安へ進行しているのならば、

円高で萎んでいた2Q決算での上方修正期待が再燃したとも言える上に、

さらに法人減税までが加わると、日本株のPERは大きく低下して、

割安感が増すとの期待が膨らんだとも言えなくもない・・・

え?ポジティブ過ぎる解釈やろって?

たしかに現時点では法人減税一色ですから、こじ付け過ぎではありますけど、

以前にも書いた通り、いずれはこういった解釈になると見ておりますので、

有り得ない話ではないとは思いますけどね。

さらに今さらな法人減税ネタであろうと、本日の好感した動きを見て、

海の向こうの人達が、ハゲ落ち気味だった安倍ちゃんの政策実行力を、

改めて評価する動きとも言えなくもない・・・

というようなポジティブファンタジーをしているとキリがないので、

本日話題をさらった法人減税は果たして材料なのか?

それとも単なる動かす口実なのか?と考えると、

いわゆる材料というのは、商いが伴ってこそですから、

本日が夏休みモードの薄商いとは言え、

昨日とほとんど変わらない薄商いということは、商いを伴っていないということであり、

残念ながら本日の法人減税ネタは口実に過ぎないと言えます。

従って、商いが伴わない限りは、半信半疑で見ておいた方がいいでしょう。

前述したポジティブ解釈の数々についても、

最終的には商いが伴うはずですから、本日の変わらない薄商いから見ると、

まさにファンタジーな解釈に過ぎないと言えます。

しかしながら口実であろうと、ファンタジーであろうとも、

閑散に売りなしの無抵抗状態ではあるのも事実なので、

水を差す様な口実なり材料が出て来ないことには、

薄商いのままヒョロ上がることは、よくありがちですから、

いつハシゴを外されてもいいと覚悟の上ならば、乗っかるのは自由です。

15日以降に発表される海の向こうの経済指標等のイベントは、

水を差す口実にも材料にもなり得る要素は十分にあり、

今夜の米小売売上高、明晩の欧州GDP祭も口実くらいにはなりますから、

ハシゴ外しにはくれぐれもお気を付け下さい。


ちなみに中国については、上海株は小幅上昇、SHIBORも落ち着いておりますが、

本日の定例オペは短期の資金供給と長期の資金吸収という不胎化策を取っており、

日米のように垂れ流すのではなく、意外にも欧州路線の堅実なことをしております。

となると、米国はQE縮小という引き締め方向に進みつつあり(ちゃっかり英国も)、

欧州と中国は垂れ流しではなく不胎化路線・・・

つまり我が国だけが、デフレという異彩を放つ国なので仕方ないとは言え、

各国の金融政策とは異なる異次元なユルフン垂れ流し方向に進んでおり、

やはり我が国は実験台なのかと思ってしまいます・・・

そして実験が失敗しようものならば、我が国だけがバブルに襲われて弾ける・・・

という嫌なシナリオが着々と進んでいるようにも見えなくもない・・・

もちろん実験に成功すれば独り勝ちになる可能性もありますし、

このまま行けば、新興国も不健全な垂れ流し仲間にはなるでしょうから、

言い方は悪いけど、いざとなれば新興国にケツを拭かせることも出来そうですが・・・

まぁまぁまぁ、まだまだ数年先の話ですから、

現時点では気にする必要はないですけど、本日の中国の動きを見ていると、

少しだけ嫌なシナリオが頭をよぎったので書いたまでです。

安倍ちゃん、黒ちゃんが手を取り合って、実験であろうとも成功に導けば、

日本が独り勝ちとなる可能性は十分に有り得る話ですからね。

とにかくファンダメンタルではなくファンタジーメンタルな先の話は置いといて、

現時点での中国は落ち着いております。

他の新興国についても、米QE縮小論が台頭しながらも、

5月の時の様な資金の巻き戻し症状はなく、落ち着いております。


以上の通り、海の向こうは落ち着いておりますが、

我が国は法人減税ネタとは言え、商いの伴わない貧弱な上昇ということは、

海の向こうの材料と口実には抵抗出来ない脆さを抱えておりますので、

商いが伴わない限りは、まだまだアテにならん上昇だと見ておいた方がいいでしょう。


ということで明日のスタンスについては、特に変更はないですけど、

短期の方については、少なくとも15日まで・・・というか、商いが増加しない限りは、

持ち越し勝負を避けて、その日限りに留めておきましょう。

新興市場については、本日は大幅な反発を見せておりますが、

相変わらず商いも激薄のままであり、足腰は貧弱なままです・・・

そしてバイオ、ゲーム銘柄の決算発表後の下げで需給環境も悪化しており、

特に大黒柱的のガンホーも、まだまだ反動レベルに過ぎず、

少なくとも決算が一巡(15日)するなり、商いが増加しない限りは、

新興での持ち越し勝負も控えて、その日限りの勝負に留めておきましょう。

商いに変化も無く、最も冷静だった東証2部もついに商いが細ってきております。

REIT、不動産については、これまで繰り返し書いているので詳細は割愛しますけど、

決算には注意が必要な銘柄はあれど、日米の金融政策の違いも徐々に見直され、

長期金利の低下は継続するでしょうから、中長期目線では買いでいいでしょう。

その他の中長期の押し目狙いの方については少なくとも15日までは、

好調な決算にも関わらず下げている銘柄、割安中小型、好取組銘柄を拾うなり、

もしくは短期の方と同様に小刻みに勤しみましょう。

長期の方については、15日以降を警戒して撤退するのは自由ですが、

9月まで調整したとしても、黒ちゃんの睨みが効いており、

大して下げないでしょうから、王者の風格で構えておけばいいでしょう。


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コメント

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多謝
hardways | URL | 2013-08-14-Wed 00:25 [編集]
僕は、グローバルに連鎖したRISK ON/OFFが短期的な需給を生み、それが日本株の水準を決定していると感じています。その観点から見ますと、マーケット番長さんの目先のグローバルなイベント予定とそれについての反応予測、そして各結果についての解釈と、いつもお世話になっております。ありがとうございます。
hardwaysさんへ
マーケット番長 | URL | 2013-08-14-Wed 00:58 [編集]
> 僕は、グローバルに連鎖したRISK ON/OFFが短期的な需給を生み、それが日本株の水準を決定していると感じています。その観点から見ますと、マーケット番長さんの目先のグローバルなイベント予定とそれについての反応予測、そして各結果についての解釈と、いつもお世話になっております。ありがとうございます。

ありがとうございます。
目先の予想と言うのは、当たり前とは言え難しいものなので、
外すこともありますけど、予測をしない事には間違いにも気付かず、
精度もあがりませんからねぇ。
なにはともあれ、少しでもお役に立てているのならば嬉しく思います。

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