不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
好環境に変わりなし。目先は・・・
こんばんは。

ナガモッコリ(永守社長)率いる日本電産が引け後に決算を発表しました。

先週発表した安川電機が2Q予想だけの上方修正となり、

通期予想を据え置いたことでPERは修正されず、決算発表シーズンを経て、

割高感も指摘されつつある日本株全体のPERが下がらないのでは・・・

なんてことも頭をよぎる決算シーズンの幕開けとなりましたが、

さすがはブラック企業とも誤解され兼ねない、

モーレツ・ナガモッコリ(永守社長)率いる日本電産は、

2Q予想と通期予想を共に上方修正しており、

安川電機決算で招いた懸念を払拭してくれております。

四季報予想には僅かに届かなかったものの、市場予想は上回っており、

十分に評価に値する内容ですが、株価自体が年初来高値を上回る水準なので、

一旦の出尽くしとなる可能性も無きにしもあらずですが、

そうなったとしても一時的な反応に過ぎないでしょうし、

日本株全体にとっては明るい材料であることに間違いはないです。

日本電産はいつも強気な見通しを出す企業なので、

明日以降に決算を発表する企業が同じかと言えば、同じとは言い切れませんけど、

日本電産は売上の半分以上が、懸念渦巻く中国始め新興国でありながら、

上方修正したのですから、期待はできそうです。


さて、そんな中国でおますけど、

本日の上海株は御機嫌に1.88%高となっておりますが、

またしてもツンデレ人民銀行が空気を読まずに資金供給オペを見送ったことで、

短期債利回りが更に上昇しており、中期債利回りに至っては、

チャイナショック前の水準が視野に入ってきております。

このまま懲りずに人民銀がツン(傍観)を続けるようだと、

数日中に危険水域に達してしまいそうなのですが・・・

ただし、短期金利はチャイナショック前の水準にまではまだまだ余地があり、

SHIBORについても上昇はしているものの、同じく程遠いので、

先週末に動いた李克強首相と周小川人民銀総裁の睨みが効いているとも言えます

そんな中、明日は民間のHSBCが製造業PMIを発表する予定でおます・・・

御存知の通り、HSBCではなく中国当局が発表する経済指標は、

水増ししていたことが発覚し、しかも珍しく水増しを認めて修正した指標を発表・・・

どう考えてもまだ水増ししているやろと言いたくなる数字だったものの、

真偽は誰にもわからないこともあり、ちょっとした混乱で済みましたけど、

明日は民間であるHSBCだけに・・・

しかもこれまでに発表したHSBCの数字を見ていると、

HSBC自体も水増しとまでは言わないまでも、正確な数字を把握出来ているのか?

と疑いたくもなる数字でしたので、当局の思わぬ水増し修正によって、

HSBCもそれに合わせて、シレっと修正した数字を出す可能性も・・・

当局の水増し修正発表では混乱も無かった上に、

当局と人民銀がいざとなれば動くという睨みが効いておりますので、

45割れとかのドイヒーな数字にならなければ、大きな混乱はないと思いますが・・・

ちなみに市場予想は48.5です。

明日の中国は短・中期金利の動向を注視すると共に

HSBC製造業PMIが当局の水増し修正の様なことにならないのか注目です。


欧州は昨日も書いた通り、ポルトガルの懸念が払拭され、

明晩のギリシャ支援を協議する電話会合も、ギリシャ側が支援条件を満たしたことで

すんなりと支援が決まりそうですから、あえてリスクイベントを挙げると、

明晩のPMI祭となりますが、これまた繰り返し書いている通り、

ドラギの「何でもやりまっせ」という睨みが効いておりますので、

せいぜい発表直後の一時的な反応程度に終わりそうですから、

欧州は当面の間、落ち着きそうです。


そして自身がサマーバケーションを満喫する為に(推測)、

舌の根も乾かぬうちに、節操も無くQE継続を示したバーナンキが睨む米国は、

マクロ指標については、バーナンキの無節操のおかげで、

悪かろうともQE継続、良ければ景気回復という御都合解釈なので、

今週の米国は、結果如何で個別に動く事になる企業決算が焦点でおます。

昨夜はマクドナルドの決算がイマイチだったものの、

テキサスつるとんたんがまさかの市場予想を上回る結果となり、

事前観測で冴えないだろうと言われていた米企業決算が、

またしても良い意味で裏切られております。

現時点でも一部の大物企業決算は不振だったものの、

全体としては約7割近くが市場予想を上回る好調ぶりでおます。

そして今夜は注目のアップルが決算を発表します。

そもそも誰も期待しておらず、株価も低迷しておりますので、

よっぽどのドイヒーな決算とならなければ、悪材料出尽くしになるでしょうし、

まさかの好決算となれば、上値余地はテンコ盛りであり、

アップルショックを招く様なリスクは低く、アッポーの可能性の方が高いです。


肝心の我が国でおますが、冒頭で触れた日本電産の決算に加え、

長期金利が本日も順調に低下しており、

アベノミクス相場における必須の構えである円安・株高・債券高が整いつつあり、

異常と言える上昇だったGW以降ではなく、正常だったGW前の水準に達するには

債券だけがまだ不十分ではありますので、

このまま債券買い(長期金利が低下)が進んで、4月の水準に戻り、

企業決算による上方修正と法人減税が視野に入る事で日本株の割安度も増せば、

アベノミクス相場の第二章の幕が開きそうです。

さらに参院選圧勝を背に、まさかの業界団体に配慮しない強気姿勢にて、

TPP交渉が前のめりとなれば、更に追い風となります。(さすがにないかw)

もちろんネジレ解消による政策実行という20年の閉塞からの脱却期待、

異次元金融緩和によるデフレ脱却期待、

これらを前提とした消費増税による財政再建期待という大きな下支えもあります。

(個人的に消費増税は、せめて段階的にすべきとは思いますが・・・)

というように国内環境としては、中長期的に見ても明るいと言えます。

目先としては、決算が日本電産パターンとなるのか、安川電機パターンとなるのか、

というような、決算を見極める空気があるのも事実ですから、

決算が進むにつれて上方修正が続く事になれば、

イマイチシックリとこない低調な商いについても、徐々に増加していくでしょう。

それまでは残念ながら薄商いという貧弱な上昇が継続しそうなので、

悪材料への耐性が乏しいことで、多少の揺れはあるかもしれませんが、

トレンドが変わる様な事態にまではならないでしょう。

需給環境も先週時点では好転しており、テクニカル的な過熱感も徐々に冷めており、

株価指数、為替共に三役好転状態であり、チャート的には強さを維持しております。

海の向こうについても、リスクを挙げるならば中国と米企業決算と言う程度であり、

米企業決算は大してリスクを感じないのですが、

中国の金利だけがやや不気味であるという程度です。

短期金利は何とか踏ん張っているので、大して心配はなさそうですけど・・・


ということなので、明日のスタンスについては特に変更はないですが、改めて書くと

短期の方については、主力大型株は個別での決算に注意しつつ持ち越し勝負です。

新興市場については、主力のバイオ・ゲームへの追い風に変化は無いのですが、

ゲームについては、Klabパターンの決算は十分にあり得ますので、

特に決算の近いゲーム銘柄には十分にお気を付け下さい。

バイオもコスモバイオの低調な決算もありましたので、

いくら薬事法改正による収益化期待はあれど、まだまだ先の話なので、

決算跨ぎには気を付けた方がいいでしょう。

しかしながら新興市場(東証2部含む)は、活況が続いておりますので、

決算跨ぎではなく、オーバーナイトまで避けろとは言わないです。

REITについては、これまで繰り返し書いているので詳細は割愛しますけど、

不動産も含めて中長期目線では買いでいいでしょう。

長期金利もBOX圏を放れ、このままジリジリと下げそうですからね。

中長期の押し目狙いの方については、押し目待ちに押し目なし状態なので、

まもなく始まる決算発表のタイミングに合わせて、

日銀短観で好調だったセクターを参考にして、上方修正期待銘柄を仕込むもよし、

出遅れ、割安、好取組な銘柄を拾うもよしです。

参院選以降を見据えている長期の方については、

今週もそのまま王者の風格で構えておきましょう。


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コメント

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基準についてのお尋ね
ASA | URL | 2013-07-24-Wed 01:37 [編集]
いつも丁寧な情報発信と分析、ご自分の整理でしょうが労力はを感じています。本当にありがとうございます。直ぐにご返答はとは
言っていません。一つ質問ですが、アベノミクスや選挙又、今後発表される業績を考えない数字的(?)な現在のわが国の株価をどのあたりと想定しているのでしょうか?いつも質問ばかりで申し訳ありませんが、可能で有ればお教えください。
ASAさんへ
マーケット番長 | URL | 2013-07-24-Wed 10:45 [編集]
> いつも丁寧な情報発信と分析、ご自分の整理でしょうが労力はを感じています。
> 本当にありがとうございます。

ありがとうございます。

> 直ぐにご返答はとは言っていません。
> 一つ質問ですが、アベノミクスや選挙又、今後発表される業績を考えない数字的(?)な現在の
> わが国の株価をどのあたりと想定しているのでしょうか?いつも質問ばかりで申し訳ありませんが、
> 可能で有ればお教えください。

つまりアベノミクス(異次元緩和含む)、選挙、今後の決算の期待も全て省いた株価ということですよね?
ザックリと言えば昨年の本決算発表以降(5月以降)から11月の野田解散までと考えると
日経では9000円位が妥当ではないでしょうか。
失礼いたしました。
ASA | URL | 2013-07-25-Thu 11:24 [編集]
失礼いたしました。個別はひかえます。
ASAさんへ
マーケット番長 | URL | 2013-07-25-Thu 11:35 [編集]
> 失礼いたしました。個別はひかえます。

個別は掘り下げずに答えるわけにもいかないので・・・
申し訳ないですがご了承ください。

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