不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
三役揃い踏み・・・ではなく、三役好転揃い踏み間近。
こんばんは。

今夜のEU財務相理事会にて、かねてから言われていたことですが、

ラトビアが14年1月1日からユーロを導入することを決定するようです。

イタリア、スペイン、ポルトガル、スロベニアという腐りかけのミカン、

ギリシャ、キプロスという腐ったミカンを抱えるユーロ圏としては、

ラトビアが参加することで、ギリシャ、キプロス等と入れ替える身代わりであったり、

入れ替えなくとも、毒が薄まるのかとも言えなくもないのですが・・・

しかしながらラトビアのGDPは、ギリシャと比べると10分の1程度であり、

ポルトガルと比べても8分の1程度なので、

交換するにしてもほぼ同じであるキプロス、スロベニアとしか交換する余地はなく、

腐ったミカンのキプロスを切り離して、ラトビアという意義はあるかもしれませんが、

キプロス、ラトビア共にGDPはユーロ圏全体の0.2%強程度なので、

腐ったミカンの切り離し効果や毒が薄まるという効果もほぼ期待はできないです。

しかも法人税はキプロス程(10%)ではないせよ15%と低く、

タックスヘイブンとしての要素が強いことから、ロシアマネーがしこたま入っており、

キプロスと同様の爆弾を抱えていると言えます。

ただし、格付けだけは、キプロス、ギリシャのようにゴミ格付けではなく、

スペイン、ポルトガルよりも高く、イタリアとほぼ同じですから、

GDP云々を省けば、食べられるミカンの範疇とは言えます・・・

とりあえず、ラトビアが腐ったミカンが蔓延る残念B組(ユーロ圏)に転校することで、

0.5%程は毒が薄まるという効能はあるかもしれませんが、

大した期待は出来そうにないです。

何度も繰り返し書いておりますが、ユーロ圏の債務問題は、

ユーロ圏内で腐ったミカンをたらい回しにしていても、

通貨ユーロの価値に変わりはないのですから、ユーロ圏外からの支援によって

腐ったミカンを取り除かないことには、

ユーロの価値が改善されることはないということです。

いっそのこと腐ったミカンな国ごと切り離したとしても、

旨味までも切り離すことになるので、

切り離した旨味分を補填できるだけの新たな国を加えるなり、

圏内の健全な国が穴埋め出来る位の成長を見せない事には、

これまたユーロの価値に変わりは無いです。

とにかく手っ取り早いのは腐ったミカンを取り除くと言うことです。

ちなみに現在は腐ったミカンの毒が回って身体が蝕まれているところを、

ECBのお薬で一時的に症状を抑えて時間稼ぎをしながら、

トロイカが腐ったミカンの除去と患部の治療をしているという状況ですから、

時間稼ぎと治療が功を奏して体力が戻り、抵抗力も健全となれば、

腐ったミカンを体内(ユーロ圏内)で処理をできますけどね・・・

今のところは御存知の通り、完治には程遠い状態であり、

薬で症状を抑えているだけというのが現実です・・・

ここ最近、痛みの症状が現れていたギリシャについても、

昨夜の財務相会合で年内の症状を抑えるだけの治療の約束は貰えたので、

19日までに自身(ギリシャ)が考えた生活改善プラン(緊縮財政計画)を提出し、

トロイカが納得すれば、まずは7~8月分の治療は施されることになりそうです。

もう一つの痛みの症状が現れているポルトガルは、

治療の引き換えに強いられたストイックな生活改善(緊縮財政)に対して、

国民が拒否反応を示したことが政局の混乱を招いているので、

自らが混乱を収めた上で、ドクター(トロイカ)が強いている条件を

今後も継続できるという態度を示さないと、治療は打ち切られ兼ねないです・・・

今のところは連立協議に折り合いが付きそうなので、混乱は収まりそうですけどね。

ということなので、ひとまず欧州は19日のギリシャまでは問題無さそうです。


そして本日、消費者物価と生産者物価を発表した中国ですが、

消費者物価は前年比2.7%上昇となり、5月の2.1%上昇から加速し、

予想の2.5%上昇を上回っておりますが、

当局の警戒水準である3.5%上昇までは余地があり、

生産者物価に至っては2.0%の低下ですから、

豚肉等の食品価格の上昇はやや目立ちつつあるものの、

当局が警戒する程のインフレ圧力とまでは言えないです。

つまりシャドーバンキング問題、米QE縮小によるマネーの逆流に対して、

金融政策の手詰まりということにはならず、金融緩和の余地があるということです。

とは言え、習周トレイン(習近平国家主席、周小川人民銀総裁)や李国強首相は、

出来れば引き締めを行って、シャドーバンキング潰しを行いたいのが本音ですから

このまま流動性供給を続けるのかどうかは怪しいところですが、

今のところはSHIBORが本日も低下しており、長短期金利も落ち着いているので、

15日のGDP発表までは問題無さそうです。

やや気掛かりというか、本日の引け後に発表された工作機械受注が、

予想通りとは言え低調だったので、中国市場というよりは、

中国関連銘柄である機械関連については、明後日には機械受注の発表もあり、

まだ落ち着かないかも・・・織り込み済やとは思いますけど・・・


その他の新興国についても、トルコ、ブラジル、インドネシアが、

まだマネーの流出症状が収まっているとは言えないですが、

ブラジル、インドネシアは中銀の金融政策決定会合も控えておりますので、

いざとなれば火消しには当たるでしょう。

ちなみに本日からラマダン入りなので、

トルコ、そしてエジプトも多少は落ち着きそうですけど・・・


そして米国については、明晩のハゲチャビン(バーナンキ)講演、FOMC議事録が

重要イベントとして注目されておりますが、週初の記事にも書いた通り、

バーナンキが手の平返しのハト(金融緩和継続)な発言をしたり、

ハゲタカ・・・ではなく極端なタカ(QE縮小を9月よりも前倒す)な発言をしない限りは

意外と何事も無く通過して、来週からの米企業決算へ焦点が移りそうです。


以上の通り、海の向こうの燻ぶりは残っているものの、

繰り返し書いているので割愛しますが、

明日からはクロゴロウとゆかいな仲間たち会合(日銀金融政策決定会合)を控え、

何も動かないというのが市場のコンセンサスですが、いざとなれば動くでしょうし、

参院選前のテコ入れで動く可能性も無きにしもあらずですから、

(やたらと日銀周辺が静かなだけに、動けば効果もあるので、ややニオイます・・・)

クロゴロウさんの睨みは効いております。

そして最大の材料である参院選でのネジレ解消期待にも変化はないです。

但し、本日も東証1部の商いは2兆3000億円程度の薄商いですから、

力強さに欠けているのも事実なのですが、

ノダチョウの解散劇から安倍政権の発足までも薄商いでのヒョロ上がりだったので、

今回も選挙前のヒョロ上がりと見ており、さほど薄商いは心配しておりません。

テクニカル的にも過熱感を示す指標はあるものの、

TOPIXとドル円は本日で三役好転しており、日経平均もあとわずかで三役好転、

ユーロ円ももう一息という所まで来ておりますので、

三役揃い踏みやないけど、三役好転揃い踏みとなれば加速が付きそうです。


ということなので、明日のスタンスについてもほとんど変更はありませんが、

短期の方については、主力大型株での持ち越しは、

明後日の黒い会合結果→ユニクロ決算→週末のSQというリレーはありますが、

引き続き、基本的には持ち越し勝負で大丈夫でしょう。

中国、新興国、資源関連銘柄は、週後半もイベント(機械受注等)はあるので、

やや慎重に構えた方がいいでしょうけど、中国GDP迄の持ち越しならばありです。

新興市場については、明日のIPOを始めバイオ、ゲームへの追い風に変化は無く、

バイオは収益化に繋がる薬事法改正案への期待が、

参院選でのネジレ解消期待と共に高まりそうです。

しかしながら海の向こうが落ち着いて、主力大型株へ偏ることもあり得ますし、、

新興市場は本日も超薄商いだったので、持ち越しにはくれぐれもお気を付け下さい。

REITについては、黒い会合でREITの買入枠を拡大しなくとも、異次元緩和による

長期金利の安定が続くでしょうし、星野リゾートのIPO、先週の路線価の底打ち、

明後日のオフィス空室率の改善、消費増税の駆け込みもあり、

そして分配利回りも5%を超えているものがあるので、

不動産も含めて短期目線だけでなく買いでいいでしょう。

中長期の押し目狙いの方については、主力大型株の本格的な押し目は、

6月安値と言えますので、目先では参院選までと割り切ってならば追撃もありです。

慎重に構えるのならば、今月中旬以降の決算を視野に入れて、

日銀短観で好調だったセクターの中から、出遅れ、割安、好取組な銘柄を拾うなり、

短期の方と同様に動けばいいでしょう。

参院選以降を見据えている長期の方については、

そのまま王者の風格で構えておきましょう。


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