こんばんはです。
昨夜のGAFA揃い踏み決算は堅調、時間外も上昇となり、
本日の日本株も小幅安程度のスタートでしたが、
踏ん張りを見せる米株先物、中国株、アジア株をよそに、
淡々ネチネチと陰湿な売りが続いての安値引けとなり、
月末とは言え商い増での大幅安で終えております。
(昨夜の米欧株も商いは増加しております)
足元では米株次第、政策次第、コロナ次第とも言われる中、
我が国は感染者が増加しているものの、
世界的にはコロナの封じ込めに成功している国の一つにも関わらず、
日本株だけが別世界な動きとなっております。
つまり足元のマクロ指標と企業業績の落ち込みが、
先進国の中でも際立っているだけでなく、
コロナ禍の前から消費税増税によって、
米欧諸国のコロナ禍並みに落ち込んでいた上に、
昨日には安倍ちゃんマン政権が「18年が景気のピークでおました」
と逆お墨付きを頂いたことも影響している気がしなくもないです。
(先日も書いた通り、消費税減税への前フリ臭い面はありますけどね)
そして足元で発表されている企業決算は、
二極化どころか外需とコロナの影響が大きい主力企業の決算が、
見通しも含めてあまりにもドイヒーな結果が続いていることで、
日本企業全体の業績悪化懸念を招いていると言えます。
今期見通し非開示が続出した3か月前の本決算とは違い、
今回の決算は見通しを開示する企業が増えており、
投資家としては開示が増えたこと自体は喜ばしいのですが、
開示されたからこそパンドラの箱が開いた感もある上に、
足元では企業想定為替レートを割り込むドル安円高によって、
業績見通しの更なる悪化懸念までがトッピングされているので、
GAFA決算もへったくれもない動きとなったことも頷けます。
いやはや、中旬まで続く国内企業決算のラッシュを始め、
別世界の様な国内環境が気掛かりですが、
かといって海の向こうはGAFAが救世主になれるのかと言えば、
米企業決算全体としては約40%減益での着地となりそうなので、
ミクロ(業績)面では二極化が進むだけかも知れないでしょうし、
米国のマクロ環境は、昨夜発表されたGDPは過去最大の落ち込み、
新規失業保険は先週に続く悪化となり、回復基調に頭打ち感が出ており、
(未だに米労働人口の18%が何らかの失業保険を受給している状況)
来週の月初恒例の特盛な米経済指標が頭打ちしているのか注目です。
以上の通り、我が国だけでなく米国においても、
追加政策を投入しないと実体経済がヤバイのでは・・
という空気が市場で充満しつつあるのですが、
米議会では期限を迎える追加策を含む財政協議が難航しており、
物別れに終わるとまさに財政の崖から転落となります。
かといって財政協議に折り合いが付いたとしても、
これまでを含む財政政策が大規模過ぎるとのことで、
今さらながら財政悪化懸念が台頭することになると、
債券バブルが弾けるという最悪のシナリオも見えなくはないので、
そうならずに素直に好感されることを願うばかりです。
ちなみに足元ではゴリゴリ&バブリーな債券高が続いており、
同じ安全資産の金も高値圏に留まっており、
米株を始め海の向こうの株式市場、原油、資源は、
昨夜は商いも伴いつつ売られたものの踏ん張っているので、
最悪の債券バブル崩壊(債券安)にはならなかったとしても、
為替市場で続くドル安が終焉を迎えてドル高となれば、
株、金、原油、資源が一気に売られるリスクオフ&円最強高となり、
日本株が際立った弱さを見せる展開も有り得るので、
今夜以降の市場が動くきっかけとなりそうな米財政協議の行方と共に、
海の向こうの市場の動きも注目でおます。
当然ながら国内外の企業決算、今夜のGAFAの動き、
コロナ&経済活動動向、米中動向、大統領選動向も注目ですけどね。
ということなので、まずは今夜の海の向こうの動きを見極めた上で、
改めて週末に来週の見通しを書きます。
国内感染者数の増加で行動制限が強化されそうな状況ですが、
良い週末をお過ごしください。
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昨夜のGAFA揃い踏み決算は堅調、時間外も上昇となり、
本日の日本株も小幅安程度のスタートでしたが、
踏ん張りを見せる米株先物、中国株、アジア株をよそに、
淡々ネチネチと陰湿な売りが続いての安値引けとなり、
月末とは言え商い増での大幅安で終えております。
(昨夜の米欧株も商いは増加しております)
足元では米株次第、政策次第、コロナ次第とも言われる中、
我が国は感染者が増加しているものの、
世界的にはコロナの封じ込めに成功している国の一つにも関わらず、
日本株だけが別世界な動きとなっております。
つまり足元のマクロ指標と企業業績の落ち込みが、
先進国の中でも際立っているだけでなく、
コロナ禍の前から消費税増税によって、
米欧諸国のコロナ禍並みに落ち込んでいた上に、
昨日には安倍ちゃんマン政権が「18年が景気のピークでおました」
と逆お墨付きを頂いたことも影響している気がしなくもないです。
(先日も書いた通り、消費税減税への前フリ臭い面はありますけどね)
そして足元で発表されている企業決算は、
二極化どころか外需とコロナの影響が大きい主力企業の決算が、
見通しも含めてあまりにもドイヒーな結果が続いていることで、
日本企業全体の業績悪化懸念を招いていると言えます。
今期見通し非開示が続出した3か月前の本決算とは違い、
今回の決算は見通しを開示する企業が増えており、
投資家としては開示が増えたこと自体は喜ばしいのですが、
開示されたからこそパンドラの箱が開いた感もある上に、
足元では企業想定為替レートを割り込むドル安円高によって、
業績見通しの更なる悪化懸念までがトッピングされているので、
GAFA決算もへったくれもない動きとなったことも頷けます。
いやはや、中旬まで続く国内企業決算のラッシュを始め、
別世界の様な国内環境が気掛かりですが、
かといって海の向こうはGAFAが救世主になれるのかと言えば、
米企業決算全体としては約40%減益での着地となりそうなので、
ミクロ(業績)面では二極化が進むだけかも知れないでしょうし、
米国のマクロ環境は、昨夜発表されたGDPは過去最大の落ち込み、
新規失業保険は先週に続く悪化となり、回復基調に頭打ち感が出ており、
(未だに米労働人口の18%が何らかの失業保険を受給している状況)
来週の月初恒例の特盛な米経済指標が頭打ちしているのか注目です。
以上の通り、我が国だけでなく米国においても、
追加政策を投入しないと実体経済がヤバイのでは・・
という空気が市場で充満しつつあるのですが、
米議会では期限を迎える追加策を含む財政協議が難航しており、
物別れに終わるとまさに財政の崖から転落となります。
かといって財政協議に折り合いが付いたとしても、
これまでを含む財政政策が大規模過ぎるとのことで、
今さらながら財政悪化懸念が台頭することになると、
債券バブルが弾けるという最悪のシナリオも見えなくはないので、
そうならずに素直に好感されることを願うばかりです。
ちなみに足元ではゴリゴリ&バブリーな債券高が続いており、
同じ安全資産の金も高値圏に留まっており、
米株を始め海の向こうの株式市場、原油、資源は、
昨夜は商いも伴いつつ売られたものの踏ん張っているので、
最悪の債券バブル崩壊(債券安)にはならなかったとしても、
為替市場で続くドル安が終焉を迎えてドル高となれば、
株、金、原油、資源が一気に売られるリスクオフ&円最強高となり、
日本株が際立った弱さを見せる展開も有り得るので、
今夜以降の市場が動くきっかけとなりそうな米財政協議の行方と共に、
海の向こうの市場の動きも注目でおます。
当然ながら国内外の企業決算、今夜のGAFAの動き、
コロナ&経済活動動向、米中動向、大統領選動向も注目ですけどね。
ということなので、まずは今夜の海の向こうの動きを見極めた上で、
改めて週末に来週の見通しを書きます。
国内感染者数の増加で行動制限が強化されそうな状況ですが、
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