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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
懐疑と期待の中での実体確認ウィーク
おはようございます。

週末の米株はダウ、ラッセル、輸送株が下落したものの、
SP500、ナスダック、SOXは上昇(VIX低下)、
英欧株は現物が反落したものの先物は上昇(中国株先物は下落)、
日経平均先物も22000円と堅調に帰って来ており、
米英欧株は我が国と同様、月末&リバランスもあり、
商いが嵩増しされておりますが、動き自体に緊張感はありまへん。

米株と共にリスク資産の代表でもある原油も大幅続伸、
景気と中国の鏡でもある銅を始め他の資源も反発、
安全資産金と債券も堅調、債券に至ってはリスク回避というよりも、
世界的な大規模金融緩和効果という名のもはやバブル状態の債券高、
為替はドル安・ユーロ高ながら円安(人民元高、新興国通貨高)となり、
金融市場全体の動きとしても適温相場と言えなくもないが
むしろぬるま湯で緊張感がイマイチ感じられまへん。

警戒されていた中国に対する激おこトランプ丸会見についても、
米中通商合意が破棄されなければOK牧場とポジティブ解釈に・・・

どう考えても中国への投資規制や米上場の中国企業への規制などなど、
なかなかの厳しい措置の数々であり、中国の報復必至もさることながら、
米債売り攻撃で債券バブルが弾けるのでは?とすらも思えます。

そして耳タコのように繰り返し書いている通り、
足元ではコロナ禍の影響を受けたマクロ環境は、
世界的にもリーマンどころか大恐慌以来&過去最悪のダメージを受け、
(週末に発表されたGDPの7割が消費である米国の4月個人消費支出は、
 過去最大の落ち込みでおました)
ミクロ面(企業業績)も概ね同様、火に油となる米中対立も激化中です。
我が国のマクロ面に至っては、コロナ級の影響があった消費税増税は、
未だに乗ったままであり、企業業績に至っては全体として足元が赤字、
配当も含む見通しの非開示が6割、配当基準日自体もバラバラ、
しかも減損の先送りも容認されている不透明極まりない状況です。
(少なくともそれに該当する個別株は腰を据えて買う状況ではないです)

こんな実体経済を招いた要因であるコロナ禍についても、
先進国ではピークアウトの兆しが見られるものの、
ワクチンや治療薬は完成しておらず、新興国では感染拡大が継続中、
冬を迎える南半球はこれから感染拡大加速の可能性もあるので、
いくら先進国を中心に経済活動再開の号砲が鳴らされようとも、
人々や企業の感染に対する恐怖やリスクが払拭されないことには、
経済活動(人・物・カネの動き)が元通りにはならないでしょうし、
特に新興国や南半球との経済活動は委縮が続くことになります。
足元では企業倒産も増加・加速中であり(同時に失業者の増加も)、
歯止めが掛からないと、金融機関にも影響が及びます。

つまりコロナが収束もしくは感染への恐怖やリスクが払拭しないことには、
残念ながら実体経済の流血が続くことになるので、
各国中銀の大規模な金融緩和と各国政府の大規模な財政出動が、
止血になっているのか?流血以上の輸血が出来ているのか?
輸血以上のダメージ回復や治療となっているのか?という疑念は消えず、
効果が十分なのかもわからないと思うのは私だけでしょうか・・・

とは言え相場格言には「悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、
楽観の中で成熟し、幸福感の中で消える」というのもあるので、
現在の市場の空気だけは、懐疑か楽観の段階と言えなくもないですが、
かつてのバブルですら、それなりに実体経済の裏付けがあったのに、
今回のコロナバブルは、あまりにも実体経済の裏付けが乏しいので、
いくら世界的な金融緩和の規模が過去最大で大規模な財政出動もあれど、
かつてと情報等の環境に違いはあれど、楽観や幸福の段階へ至る前に、
いつ現実(実体経済)という失望を招いてもおかしくないと言えます。

以上の通りなので、今後の米中対立動向(4日が香港情勢のヤマ場)、
コロナ動向、政策動向が重要なことに変わりはないのですが、
(米国では黒人暴動があったり、4日にはECB理事会)
今週は月初恒例の特盛な米経済指標を始め国内外のマクロ指標、
国内外の企業決算(国内はユニクロ等の小売各社の月次も)、
これらによって現実(実体経済)と政策効果を確認することになり、
ほんまに楽観・幸福相場へと続く底打ち、V字回復という状況なのか、
それとも失望を招き、セルイン田中邦衛(ジューン)となって、
2番底へ向かうのか、単なる一服程度で終わるのか・・・
今週は特に現実面(実体経済面)でのヤマ場と言えます。
さらに9-10日にFOMCとOPECプラス会合、
10-12日にG7サミット、12日にはMSQを控えているので、
来週は特に政策面や需給面でのヤマ場と言えます。

ちなみに足元の仮需面の需給環境としては、
ドル高・円安、株高の余地が大きい反面、
債券安、原油安となる余地が大きいというよろしくない面もあります。

ということで明日以降のスタンスとしては、コロナも収束に向かうねん!
政策効果と経済活動再開の流れも相まって実体経済は大丈夫や!
そもそも織り込み済みや!バブルや!金融市場と実体経済は別物や!
金融政策と需給次第や!だから今の相場は懐疑か楽観の段階やねん!
というお考えの方は御自由にどうぞとしか言えませんが・・・

腰を据えての新たな参戦については、コロナが追い風の銘柄、
コロナの影響が軽微な銘柄、悪いなりにも業績見通しを出している銘柄、
これらへの参戦以外は、2番底を待つ姿勢で控えておきましょう。
短期勝負の方については、実体経済等を小難しく考えず、
商いを伴った下落に転じて継続するまで、自分に合ったテクニカル等で、
というシンプルな判断でゴリゴリと動けばいいですが、先にも述べた通り、
今週は実体確認のヤマ場であり、いつハシゴが外れてもおかしくないので、
その日限りの勝負に留めるのが無難です。

新興市場については、週末にマザが高値更新となる堅調ぶりでしたが、
先週から下落局面で商いが膨らみ、上昇局面では商いが減少、
という状態にはなっているので、商い増での上昇が継続するまでは、
警戒モードを強めた状態を維持しておきましょう。
足元では世界的なバリュー買い、グロース売りの動きが止まったと言えず、
トランプマンのSNS規制という良からぬ動きもありますのでね。

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