こんばんはです。
我が国は日出る国であり、日本株は世界の景気びんびん株でもあるので、
米国時間の夜にぶっ放されるトランプ砲に対しては、
精査しきれずに過度な反応となる面もありますが、
今回はオオカミ少年化も見られる米中間のトラッシュトークではなく、
メキシコに対するパワハラ関税という新鮮味のあるネタであり、
メキシコ以外の日本を含む他国にもトランプ砲の砲身が向くとの懸念とか、
現実として自動車会社を始め日本企業もメキシコで生産しているので、
ハンバーガーとタコスのぶつけ合いは関係ないとも言えないですからね。
そして連日繰り返し書いている通り、海の向こうからの貿易戦争、
欧州政治、中東のきな臭さといったリスクは置いといても、
国内独自のリスクとしても・・・
・足元の国内のマクロ指標は低調、企業業績も今期減益見通し、
しかも現在は1ドル108円台に突入しており、
大半の企業の今期想定為替レート1ドル110円を割っているので、
シンプルに円高による業績懸念までがトッピングされてます。
・先行きとしても消費税増税の影響懸念は払拭されてない。
・常態化、慢性化したデフレと少子化
というような決して褒められた状況ではないですから、
いくら黒田薬局の無間地獄な金融緩和や追加金融緩和、政府の景気対策、
これらの期待はあれど、具体的に高まる地合いにならないことには、
足元の過熱してない投機的な需給環境や自社株買いや公金買いだけでは、
日本株だけが突出して弱いのはおかしいとも言い切れない国内環境です。
海の向こうについても、トランプマンの対メキシコ関税については、
メキシコの壁予算で民主党と折り合わないまま、
非常事態宣言という強権で無理くり捻出した上に、
巨額のインフラ投資については、露疑惑での弾劾を示唆する民主党とは、
協議すらもしてない険悪状態なので、
かつて、壁の建設費用はメキシコが払え!と言っていた通り、
関税で穴埋めしようという意図もあるのかな・・・とは思うのですが
どんな意図であろうとも、先に述べた懸念や影響が拡大すると共に、
景気と業績への影響も避けられないですし、
本丸の米中間は相変わらず揉めたままであり、
米国のファーウェイ規制は変わらず、他の中国企業への規制も示唆、
対中関税第4弾は17日から公聴会を控えており、
中国は明日に対米関税発動、レアアースの規制も示唆している状況・・
米欧間を含む他国との協議はこれから、
日米間の通商協議も参院選以降に控えている・・・
従って市場を取り巻く国内外の環境としても、
貿易戦争が収束に向かっていると言えないどころか、
出尽くしと言うにも程遠く、他にも欧州政治や中東リスクも燻ったまま、
実体面でも国内外共にマクロ面、業績面での鈍化が顕在化しているので、
せめてどれか一つでも収束するか、膿を出し切るか・・・
もしくは日中米欧の金融政策や財政政策が一つでもぶっ放されないと、
まだまだリスクに立ち向かうには早計と言わざるを得ない環境です。
こういった小難しい市場を取り巻く環境は置いといて、
現在の市場の動きだけで判断したとしても、
相変わら世界的な債券買い(金利低下、米国は逆イールド継続)、
ドル高ながら円最強高、株売り、原油を始めリスク資産売り、
というベタなリスクオフの動きが続いているのですが、
セリクラと言えるような商いを伴った株売りにもなっておらず、
むしろ国内外共に薄商いが継続しているので、
(需給環境に過熱感が無いせいもあるのでしょうけどね)
せめて昨年末くらいの商いでも伴えばいいのですが、
現状はさすがに陰の極とも言えないです。
しいて言えば債券だけは、急ピッチで過度に買われているので、
陰の極感はありますが・・・(特に米債券は金融政策以上に)、
以上の通り、市場を取り巻く環境が先に述べた通りの状況となるか、
シンプルに市場目線で判断するならば、現在のリスクオフの動きが止まり、
金利の急騰ではなく程よい上昇と商いを伴う反発が続くまで、
慎重に構えておくのが無難ですけど、
せめてコツンと音がするセリクラのような商いを伴った動きにならないと、
リスクに立ち向かうには早計と言わざるを得ないです。
来週以降というか来月以降は、
良くも悪くもきっかけとなりそうな注目イベントが続きますので、
今夜の海の向こうを見極めた上で、
改めて来週以降の見通しを週末の記事で書きます。
良い週末をお過ごしください。
お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
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我が国は日出る国であり、日本株は世界の景気びんびん株でもあるので、
米国時間の夜にぶっ放されるトランプ砲に対しては、
精査しきれずに過度な反応となる面もありますが、
今回はオオカミ少年化も見られる米中間のトラッシュトークではなく、
メキシコに対するパワハラ関税という新鮮味のあるネタであり、
メキシコ以外の日本を含む他国にもトランプ砲の砲身が向くとの懸念とか、
現実として自動車会社を始め日本企業もメキシコで生産しているので、
ハンバーガーとタコスのぶつけ合いは関係ないとも言えないですからね。
そして連日繰り返し書いている通り、海の向こうからの貿易戦争、
欧州政治、中東のきな臭さといったリスクは置いといても、
国内独自のリスクとしても・・・
・足元の国内のマクロ指標は低調、企業業績も今期減益見通し、
しかも現在は1ドル108円台に突入しており、
大半の企業の今期想定為替レート1ドル110円を割っているので、
シンプルに円高による業績懸念までがトッピングされてます。
・先行きとしても消費税増税の影響懸念は払拭されてない。
・常態化、慢性化したデフレと少子化
というような決して褒められた状況ではないですから、
いくら黒田薬局の無間地獄な金融緩和や追加金融緩和、政府の景気対策、
これらの期待はあれど、具体的に高まる地合いにならないことには、
足元の過熱してない投機的な需給環境や自社株買いや公金買いだけでは、
日本株だけが突出して弱いのはおかしいとも言い切れない国内環境です。
海の向こうについても、トランプマンの対メキシコ関税については、
メキシコの壁予算で民主党と折り合わないまま、
非常事態宣言という強権で無理くり捻出した上に、
巨額のインフラ投資については、露疑惑での弾劾を示唆する民主党とは、
協議すらもしてない険悪状態なので、
かつて、壁の建設費用はメキシコが払え!と言っていた通り、
関税で穴埋めしようという意図もあるのかな・・・とは思うのですが
どんな意図であろうとも、先に述べた懸念や影響が拡大すると共に、
景気と業績への影響も避けられないですし、
本丸の米中間は相変わらず揉めたままであり、
米国のファーウェイ規制は変わらず、他の中国企業への規制も示唆、
対中関税第4弾は17日から公聴会を控えており、
中国は明日に対米関税発動、レアアースの規制も示唆している状況・・
米欧間を含む他国との協議はこれから、
日米間の通商協議も参院選以降に控えている・・・
従って市場を取り巻く国内外の環境としても、
貿易戦争が収束に向かっていると言えないどころか、
出尽くしと言うにも程遠く、他にも欧州政治や中東リスクも燻ったまま、
実体面でも国内外共にマクロ面、業績面での鈍化が顕在化しているので、
せめてどれか一つでも収束するか、膿を出し切るか・・・
もしくは日中米欧の金融政策や財政政策が一つでもぶっ放されないと、
まだまだリスクに立ち向かうには早計と言わざるを得ない環境です。
こういった小難しい市場を取り巻く環境は置いといて、
現在の市場の動きだけで判断したとしても、
相変わら世界的な債券買い(金利低下、米国は逆イールド継続)、
ドル高ながら円最強高、株売り、原油を始めリスク資産売り、
というベタなリスクオフの動きが続いているのですが、
セリクラと言えるような商いを伴った株売りにもなっておらず、
むしろ国内外共に薄商いが継続しているので、
(需給環境に過熱感が無いせいもあるのでしょうけどね)
せめて昨年末くらいの商いでも伴えばいいのですが、
現状はさすがに陰の極とも言えないです。
しいて言えば債券だけは、急ピッチで過度に買われているので、
陰の極感はありますが・・・(特に米債券は金融政策以上に)、
以上の通り、市場を取り巻く環境が先に述べた通りの状況となるか、
シンプルに市場目線で判断するならば、現在のリスクオフの動きが止まり、
金利の急騰ではなく程よい上昇と商いを伴う反発が続くまで、
慎重に構えておくのが無難ですけど、
せめてコツンと音がするセリクラのような商いを伴った動きにならないと、
リスクに立ち向かうには早計と言わざるを得ないです。
来週以降というか来月以降は、
良くも悪くもきっかけとなりそうな注目イベントが続きますので、
今夜の海の向こうを見極めた上で、
改めて来週以降の見通しを週末の記事で書きます。
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