おはようございます。
当たり前の話ではありますけど、政治と金融政策によって、
実体経済と金融市場に悪影響を及ぼす状況が最近は顕著なだけに、
頼むでしかし・・・と言いたくもなります。
特に政治ネタは明確な数字等が無く、
どうにでも解釈できる思惑が中心なだけに困ったもんです。
現在も米中を始めとする貿易戦争、ぶれぶれブレグジットズンドコ劇場、
トランプマンのヤクザ外交、それによるカリアゲリスクや露疑惑、
参院選と消費税増税を控える我が国等、政治リスクは継続しており、
金融政策は我が国だけがブレない?無間地獄?な金融緩和姿勢ながら、
米欧は右往左往した挙句に引締め姿勢を鈍化させ、
中国と一部の新興国の金融政策も緩和方向に転じつつあります。
ひとまず金融政策が世界的に緩和方向に転じていることは、
将来的な副作用はともかく、目先の市場と実体経済にとっては、
やさしい政策ではありますが、現在の市場では金融政策を好感とか、
金利低下による適温相場バンザーイでもなく、
緩和方向に転じざるを得ないほどの実体経済だと解釈されているのか、
リスク回避色の強い債券買い(金利低下)基調が続いていると共に
米債券市場では景気鈍化のサインでもある逆イールドも発生し、
株式市場では薄商いが続いており、他にもドイツ銀が史上最安値接近とか、
トルコのトリプル安基調といった不穏な動きもあります。
ただし週末時点では、原油及び商品は買われつつあり、銅は大幅続伸、
HY債も堅調な動きが続いており、CDSも危ういと言うほどではなく、
米金利も週末に2年・長期金利が上昇したことで(短期金利は低下)、
逆イールド解消ではないものの、長期金利に及ぶ症状は回復しており、
株式市場も米中通商協議の進展期待とか月末の割には薄商いながら、
米欧株共に買われ、VIXも大幅低下、
日経平均先物もドル高・円安(ポンド安)もあって上昇しており、
炭鉱のカナリア軍団も含む市場全体の動きとしては、
決してリスクオンではないものの落ち着いた動きで週末を終えているので、
この動きが単なる月末要因の一時的なものではなく、
月初、期初でもある週明け以降も継続するのか・・・
そして何より金利が落ち着き、ドル高にも歯止めが掛かり、
株式市場が商いを伴った本気感の窺える動きとなるのか・・・
ちなみに足元の需給環境としては、過熱圏ではありませんが、
投機筋の米債券買い、円売り、ドル買い、ユーロ売り、
株買い(裁定買い残も含む)、原油買いの各ポジは積み上がりつつあり、
VIXのショートも鬼積みなので、
金利の低位安定とドル高に歯止めが掛かれば、さほど心配はないものの、
金融政策の方向性とは逆の金利上昇とドル高が加速するようだと、
2月のように株式市場や原油・商品が悲鳴を上げる共に、
VIXショックリターンズが起きる余地が大きい状況と言えます。
まさかこの短期間で同じ過ちを繰り返すほどのアホとは思えないですけど、
足元ではマクロ環境(指標)が鈍化したままであり、
企業決算も米国が4月上旬以降、日欧は中旬以降から発表が本格化し、
まだまだ業績は未知数なので、これらの回復が確認されるまで、
もしくはこれらの懸念要因でもある貿易戦争が収束しないことには、
需給の巻き戻しと共に米金利上昇・ドル高が加速すると、
株やリスク資産、実体経済が耐えられる状況とは言えず、
2月の再現となってもおかしくないです。
そういう意味では、今週は月初恒例の米経済指標テンコ盛りウィーク、
欧州と中国でもPMI等の重要なマクロ指標が発表され、
我が国も業績の目安になる週明けの日銀短観、週末の家計調査、
毎月勤労統計、景気判断の下方修正をしている景気動向指数にて、
国内外のマクロ環境の確認をすることになり、米国のウォルグリーン決算、
国内の小売企業決算にて、業績面での一部分の確認、
そして貿易戦争動向としては、3日から米中通商協議が再開され、
最終的には首脳会談で決まるものの、どこまで歩み寄れるのか注目です。
政治面のリスクとしては、週明け早々に英議会にて、
結果次第では合意なきEUからの離脱となる採決が行われ、
我が国では御祝儀相場となるか未知数な材料である週明けの新元号発表、
今夏の参院選の前哨戦となる週末の統一地方選・前半戦、
他にもカリアゲマンリスクが燻っていたり、トルコ騒動も炎上気味、
トランプマンネタでは週明けにメキシコ国境を封鎖すると言ってたり、
露疑惑調査報告書の全文開示を巡る騒動も続いております。
以上の通り、今週はマクロ環境、一部の業績、
それらに影響する貿易戦争動向、各国の政治動向、
これらに基づいた金融政策の緩和姿勢なのか、
それぞれ確認する一週間となり、薄商いが続くのも止む無しですが、
市場は思惑や期待で先行して動くのも現実なので、
商いが伴わずとも週末の動きが続くのならば、
これらの確認イベントでリスクオフとなる可能性も覚悟の上で、
割り切って乗るのもアリですが、くれぐれもお気を付けください。
ただし腰を据えて新たに参戦する方については、
これらの確認が週末の動きが継続するだけの裏付けとなる結果になるか、
もしくはシンプルに金利が安定してドル高にも歯止めが掛かり、
商いの伴った株高が継続するまでは、慎重に構えておきましょう。
新興市場は、週末も火・水と同様のそれなりの商いを伴う反発だったので、
海の向こうと国内主力大型株がリスクオフとならずに落ち着いている限り、
継続するという見方でもいいですし、小難しく考えずシンプルに、
商いの伴った下落に転じるまで上目線という見方でもいいのですが、
先にも述べた通り、今週は国内外の各状況を確認する一週間となるので、
海の向こうからハシゴを外されるリスクも覚悟の上で立ち回りましょう。
だけに国内外の状況と共に、特に新興市場に影響する米金利、
米IT・ハイテク、小型株くらいは、横睨みしておいた方がいいでしょう。
お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。

当たり前の話ではありますけど、政治と金融政策によって、
実体経済と金融市場に悪影響を及ぼす状況が最近は顕著なだけに、
頼むでしかし・・・と言いたくもなります。
特に政治ネタは明確な数字等が無く、
どうにでも解釈できる思惑が中心なだけに困ったもんです。
現在も米中を始めとする貿易戦争、ぶれぶれブレグジットズンドコ劇場、
トランプマンのヤクザ外交、それによるカリアゲリスクや露疑惑、
参院選と消費税増税を控える我が国等、政治リスクは継続しており、
金融政策は我が国だけがブレない?無間地獄?な金融緩和姿勢ながら、
米欧は右往左往した挙句に引締め姿勢を鈍化させ、
中国と一部の新興国の金融政策も緩和方向に転じつつあります。
ひとまず金融政策が世界的に緩和方向に転じていることは、
将来的な副作用はともかく、目先の市場と実体経済にとっては、
やさしい政策ではありますが、現在の市場では金融政策を好感とか、
金利低下による適温相場バンザーイでもなく、
緩和方向に転じざるを得ないほどの実体経済だと解釈されているのか、
リスク回避色の強い債券買い(金利低下)基調が続いていると共に
米債券市場では景気鈍化のサインでもある逆イールドも発生し、
株式市場では薄商いが続いており、他にもドイツ銀が史上最安値接近とか、
トルコのトリプル安基調といった不穏な動きもあります。
ただし週末時点では、原油及び商品は買われつつあり、銅は大幅続伸、
HY債も堅調な動きが続いており、CDSも危ういと言うほどではなく、
米金利も週末に2年・長期金利が上昇したことで(短期金利は低下)、
逆イールド解消ではないものの、長期金利に及ぶ症状は回復しており、
株式市場も米中通商協議の進展期待とか月末の割には薄商いながら、
米欧株共に買われ、VIXも大幅低下、
日経平均先物もドル高・円安(ポンド安)もあって上昇しており、
炭鉱のカナリア軍団も含む市場全体の動きとしては、
決してリスクオンではないものの落ち着いた動きで週末を終えているので、
この動きが単なる月末要因の一時的なものではなく、
月初、期初でもある週明け以降も継続するのか・・・
そして何より金利が落ち着き、ドル高にも歯止めが掛かり、
株式市場が商いを伴った本気感の窺える動きとなるのか・・・
ちなみに足元の需給環境としては、過熱圏ではありませんが、
投機筋の米債券買い、円売り、ドル買い、ユーロ売り、
株買い(裁定買い残も含む)、原油買いの各ポジは積み上がりつつあり、
VIXのショートも鬼積みなので、
金利の低位安定とドル高に歯止めが掛かれば、さほど心配はないものの、
金融政策の方向性とは逆の金利上昇とドル高が加速するようだと、
2月のように株式市場や原油・商品が悲鳴を上げる共に、
VIXショックリターンズが起きる余地が大きい状況と言えます。
まさかこの短期間で同じ過ちを繰り返すほどのアホとは思えないですけど、
足元ではマクロ環境(指標)が鈍化したままであり、
企業決算も米国が4月上旬以降、日欧は中旬以降から発表が本格化し、
まだまだ業績は未知数なので、これらの回復が確認されるまで、
もしくはこれらの懸念要因でもある貿易戦争が収束しないことには、
需給の巻き戻しと共に米金利上昇・ドル高が加速すると、
株やリスク資産、実体経済が耐えられる状況とは言えず、
2月の再現となってもおかしくないです。
そういう意味では、今週は月初恒例の米経済指標テンコ盛りウィーク、
欧州と中国でもPMI等の重要なマクロ指標が発表され、
我が国も業績の目安になる週明けの日銀短観、週末の家計調査、
毎月勤労統計、景気判断の下方修正をしている景気動向指数にて、
国内外のマクロ環境の確認をすることになり、米国のウォルグリーン決算、
国内の小売企業決算にて、業績面での一部分の確認、
そして貿易戦争動向としては、3日から米中通商協議が再開され、
最終的には首脳会談で決まるものの、どこまで歩み寄れるのか注目です。
政治面のリスクとしては、週明け早々に英議会にて、
結果次第では合意なきEUからの離脱となる採決が行われ、
我が国では御祝儀相場となるか未知数な材料である週明けの新元号発表、
今夏の参院選の前哨戦となる週末の統一地方選・前半戦、
他にもカリアゲマンリスクが燻っていたり、トルコ騒動も炎上気味、
トランプマンネタでは週明けにメキシコ国境を封鎖すると言ってたり、
露疑惑調査報告書の全文開示を巡る騒動も続いております。
以上の通り、今週はマクロ環境、一部の業績、
それらに影響する貿易戦争動向、各国の政治動向、
これらに基づいた金融政策の緩和姿勢なのか、
それぞれ確認する一週間となり、薄商いが続くのも止む無しですが、
市場は思惑や期待で先行して動くのも現実なので、
商いが伴わずとも週末の動きが続くのならば、
これらの確認イベントでリスクオフとなる可能性も覚悟の上で、
割り切って乗るのもアリですが、くれぐれもお気を付けください。
ただし腰を据えて新たに参戦する方については、
これらの確認が週末の動きが継続するだけの裏付けとなる結果になるか、
もしくはシンプルに金利が安定してドル高にも歯止めが掛かり、
商いの伴った株高が継続するまでは、慎重に構えておきましょう。
新興市場は、週末も火・水と同様のそれなりの商いを伴う反発だったので、
海の向こうと国内主力大型株がリスクオフとならずに落ち着いている限り、
継続するという見方でもいいですし、小難しく考えずシンプルに、
商いの伴った下落に転じるまで上目線という見方でもいいのですが、
先にも述べた通り、今週は国内外の各状況を確認する一週間となるので、
海の向こうからハシゴを外されるリスクも覚悟の上で立ち回りましょう。
だけに国内外の状況と共に、特に新興市場に影響する米金利、
米IT・ハイテク、小型株くらいは、横睨みしておいた方がいいでしょう。
お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。



スポンサーサイト