こんばんはです。
本日はひっそりと黒光り銀行会合が開催されましたが、
かつての様に黒ちゃんがカボチャの馬車に乗って登場し、
ハロウィンクラッカー(緩和)をぶっ放すこともなく、
かといって火に油を注ぐような引締め姿勢を示すこともなく現状維持・・
足元の低インフレを置き去りにした金利上昇や低インフレの原因については、
相変わらず明確な答えがないのは気になりますが、
黒ちゃんだけでなく、パウエルおじさん(FRB議長)を始め、
世界中の中銀関係者や賢い人達も同じなので、
黒ちゃんだけを責めるべきではないものの、
我が国は世界で唯一とも言える奇病(デフレ)を患った国ですから、
もはや現状維持ではなく、他の手段を講じた方がと思うばかりです。
手っ取り早いのは消費税増税の撤廃・引き下げだとは思いますけどね。
そんな奇病を患いながら黒田調剤薬局が市場へお薬(ドーピング)を処方し、
政治は消費税増税という負荷を与える奇妙なことを続けている我が国では、
国内外の市場が荒れ模様となる中、国内企業決算発表シーズンへと突入し、
本日は1発目のピークを迎えております。
昨日も書いた通り、1Q決算時とはガラリと変わり、
本日を含め現状では、単なる好悪の二極化している決算と言うよりも、
上方修正や堅調な決算を発表する企業よりも、
下方修正や軟調な決算を発表する企業が多くなっているので、
円安効果も虚しく、先行き懸念が高まっております。
ただし市場の反応としては、足元で株式市場が大きく売られたこともあり、
業績の中身が悪くとも織り込み済みとか出尽くしとなっているので、
1Q決算時よりも今回の方が好反応が続いているのも現実です。
本日も商いを伴う大幅反発が続いておりますが、
月末という大人の事情な要素も強く、
何よりこれまでが堅調な業績と景気を裏付けにして、
貿易戦争や金利上昇にも負けずに株式市場が上昇してきただけに、
足元で発表されている企業決算を見ていると、
好反応が長続きするのだろうとかという疑念は払拭されてまへん。
当然ながら主役であり決算発表真っ只中の米国でも、
単なる貿易戦争と金利上昇によるリスク資産売りの流れだけでなく、
決算を機にリアルな先行き懸念も高まりつつあるので、
我が国と同様、決算に対する出尽くしや織り込み済みという好反応が、
果たして長続きするのだろうかという疑念は消えないままです。
(明日は下値余地のあるアップル決算も控えております。)
一方で今週は月初恒例の米マクロ指標テンコ盛りウィークなので、
マクロ面がミクロ面での疑念を払拭してくれるとの期待もありますが、
来週6日には中間選挙を控えており、
貿易戦争や政策のサジ加減を決めるトランプマンへの審判も下されるので、
今週のミクロ・マクロ両面の材料だけでは、
先行き懸念と反発の長続き疑念が払拭されるのは難しそうです。
個人的な感覚としても、リスク資産売りの動きと言いながらも、
思ったほど米債券が買われておらず(金利が低下してない)、
原油も思ったほど崩れてないので、単なる米債乱発という需給要因なのか、
意外と先行き懸念自体が深刻ではなく、
株式市場の売られ方が大きかっただけという見方もできますが、
一方でトドメとして債券買い(ドル売りも?)と原油売りが、
加速する余地が残っているとも言えるので、
いずれにせよどちらになるのか注目でおます。
欧州については、かつての重債務国や今回の伊財政騒動を見ればわかる通り、
そもそも金融だけが統一され、財政が統一されておらず、
舵の無い護送船団ですから、日米よりも財政面での政策期待は乏しく、
金融政策頼みというのが現実ですが、足元の企業決算も日米と同様であり、
マクロ指標では低調なものが目立つ中、伊の財政騒動、ブレグジット騒動、
独の政治不安まで抱えているので、
日米よりも先行き懸念と反発の長続き疑念は根強いものがあります。
米国からの貿易戦争の最大の標的とされ、
米金利上昇・ドル高による資金流出にも見舞われている中国についても、
当局のサジ加減なマクロ指標は誰も信じておらず、
中国市場が未だ不穏な動きから脱していないことで、
貿易戦争を含む中国リスクに対する警戒感が払拭されてない状況なので、
そういう意味では米中間選挙が転機になりそうではあります。
物価(金利)に影響する原油についても、サウジの騒動、
イラン騒動(米国の制裁第二弾発動は5日)という需給面でのリスク、
そもそも貿易戦争や金利上昇での先行き懸念による需要懸念もあるので、
これまた米中間選挙が転機になりそうではあります。
従って裏付けとなるミクロ(業績)とマクロ(景気)を支えると共に、
肝心の先行き懸念を払拭するような財政面での政策が出てくるか、
(米国は減税第二弾等、我が国は国土強靭化策よりも減税)、
先行き懸念の要因となっている貿易戦争がこれ以上激化せず収束するか、
米FRB主導の金融引締め姿勢による金利上昇が落ち着かないと、
現実化しつつある先行き懸念が払拭されないので、
アベノミクスラリーとかトランプラリーという息の長い上昇は続かず、
買戻し等の需給要因だけの短期的な上昇しか見込めないでしょうから、
ベタではありますけど、やはり6日の中間選挙までは方向感が見えず、
明日のアップル決算や国内企業決算、雇用統計を始めとする米経済指標は
中間選挙までの一喜一憂要因に過ぎない可能性があります。
ちなみに足元の裁定買い残ですが、
トランプマンが誕生した16年11月水準まで減少しているので、
中間選挙をきっかけにトランプラリーシーズン2が始まるのでは?
というオイニーも漂っていたりもしますが、海の向こう次第ですからね。
ただし少なくとも需給面でのリバウンド要素の一つではあります。
ということで、足元では商いの伴うリバウンドが続いておりますが、
昨日と本日、今夜の海の向こうまでは月末要因とも言えますし、
以上にも書いた通り、長続きするとは思えない状況に変わりがないので、
短期のリバウンド狙いの方はともかくとして、
せめて月替わりとなる明日以降も商いを伴った反発が継続しない限りは、
明日のアップル決算を含め、中間選挙までは慎重に構えておきましょう。
新興市場については、本日も大幅な続伸となりましたが、
またしても商いがイマイチという心許ない動きであり、
国内外の反発モードが終わってリスク資産売りが再燃すると、
新興市場はリスク資産の最たるものとして再び過度に売られますので、
いくら追証強制決済売りが一巡しようとも、
国内外のリスク資産売り基調が収束するか、
その鍵を握りそうな中間選挙を終えるまでは、
短期のリバウンド狙いの方以外は慎重に構えておきましょう。
新興企業決算が本格化するのは中間選挙以降ですからね。
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本日はひっそりと黒光り銀行会合が開催されましたが、
かつての様に黒ちゃんがカボチャの馬車に乗って登場し、
ハロウィンクラッカー(緩和)をぶっ放すこともなく、
かといって火に油を注ぐような引締め姿勢を示すこともなく現状維持・・
足元の低インフレを置き去りにした金利上昇や低インフレの原因については、
相変わらず明確な答えがないのは気になりますが、
黒ちゃんだけでなく、パウエルおじさん(FRB議長)を始め、
世界中の中銀関係者や賢い人達も同じなので、
黒ちゃんだけを責めるべきではないものの、
我が国は世界で唯一とも言える奇病(デフレ)を患った国ですから、
もはや現状維持ではなく、他の手段を講じた方がと思うばかりです。
手っ取り早いのは消費税増税の撤廃・引き下げだとは思いますけどね。
そんな奇病を患いながら黒田調剤薬局が市場へお薬(ドーピング)を処方し、
政治は消費税増税という負荷を与える奇妙なことを続けている我が国では、
国内外の市場が荒れ模様となる中、国内企業決算発表シーズンへと突入し、
本日は1発目のピークを迎えております。
昨日も書いた通り、1Q決算時とはガラリと変わり、
本日を含め現状では、単なる好悪の二極化している決算と言うよりも、
上方修正や堅調な決算を発表する企業よりも、
下方修正や軟調な決算を発表する企業が多くなっているので、
円安効果も虚しく、先行き懸念が高まっております。
ただし市場の反応としては、足元で株式市場が大きく売られたこともあり、
業績の中身が悪くとも織り込み済みとか出尽くしとなっているので、
1Q決算時よりも今回の方が好反応が続いているのも現実です。
本日も商いを伴う大幅反発が続いておりますが、
月末という大人の事情な要素も強く、
何よりこれまでが堅調な業績と景気を裏付けにして、
貿易戦争や金利上昇にも負けずに株式市場が上昇してきただけに、
足元で発表されている企業決算を見ていると、
好反応が長続きするのだろうとかという疑念は払拭されてまへん。
当然ながら主役であり決算発表真っ只中の米国でも、
単なる貿易戦争と金利上昇によるリスク資産売りの流れだけでなく、
決算を機にリアルな先行き懸念も高まりつつあるので、
我が国と同様、決算に対する出尽くしや織り込み済みという好反応が、
果たして長続きするのだろうかという疑念は消えないままです。
(明日は下値余地のあるアップル決算も控えております。)
一方で今週は月初恒例の米マクロ指標テンコ盛りウィークなので、
マクロ面がミクロ面での疑念を払拭してくれるとの期待もありますが、
来週6日には中間選挙を控えており、
貿易戦争や政策のサジ加減を決めるトランプマンへの審判も下されるので、
今週のミクロ・マクロ両面の材料だけでは、
先行き懸念と反発の長続き疑念が払拭されるのは難しそうです。
個人的な感覚としても、リスク資産売りの動きと言いながらも、
思ったほど米債券が買われておらず(金利が低下してない)、
原油も思ったほど崩れてないので、単なる米債乱発という需給要因なのか、
意外と先行き懸念自体が深刻ではなく、
株式市場の売られ方が大きかっただけという見方もできますが、
一方でトドメとして債券買い(ドル売りも?)と原油売りが、
加速する余地が残っているとも言えるので、
いずれにせよどちらになるのか注目でおます。
欧州については、かつての重債務国や今回の伊財政騒動を見ればわかる通り、
そもそも金融だけが統一され、財政が統一されておらず、
舵の無い護送船団ですから、日米よりも財政面での政策期待は乏しく、
金融政策頼みというのが現実ですが、足元の企業決算も日米と同様であり、
マクロ指標では低調なものが目立つ中、伊の財政騒動、ブレグジット騒動、
独の政治不安まで抱えているので、
日米よりも先行き懸念と反発の長続き疑念は根強いものがあります。
米国からの貿易戦争の最大の標的とされ、
米金利上昇・ドル高による資金流出にも見舞われている中国についても、
当局のサジ加減なマクロ指標は誰も信じておらず、
中国市場が未だ不穏な動きから脱していないことで、
貿易戦争を含む中国リスクに対する警戒感が払拭されてない状況なので、
そういう意味では米中間選挙が転機になりそうではあります。
物価(金利)に影響する原油についても、サウジの騒動、
イラン騒動(米国の制裁第二弾発動は5日)という需給面でのリスク、
そもそも貿易戦争や金利上昇での先行き懸念による需要懸念もあるので、
これまた米中間選挙が転機になりそうではあります。
従って裏付けとなるミクロ(業績)とマクロ(景気)を支えると共に、
肝心の先行き懸念を払拭するような財政面での政策が出てくるか、
(米国は減税第二弾等、我が国は国土強靭化策よりも減税)、
先行き懸念の要因となっている貿易戦争がこれ以上激化せず収束するか、
米FRB主導の金融引締め姿勢による金利上昇が落ち着かないと、
現実化しつつある先行き懸念が払拭されないので、
アベノミクスラリーとかトランプラリーという息の長い上昇は続かず、
買戻し等の需給要因だけの短期的な上昇しか見込めないでしょうから、
ベタではありますけど、やはり6日の中間選挙までは方向感が見えず、
明日のアップル決算や国内企業決算、雇用統計を始めとする米経済指標は
中間選挙までの一喜一憂要因に過ぎない可能性があります。
ちなみに足元の裁定買い残ですが、
トランプマンが誕生した16年11月水準まで減少しているので、
中間選挙をきっかけにトランプラリーシーズン2が始まるのでは?
というオイニーも漂っていたりもしますが、海の向こう次第ですからね。
ただし少なくとも需給面でのリバウンド要素の一つではあります。
ということで、足元では商いの伴うリバウンドが続いておりますが、
昨日と本日、今夜の海の向こうまでは月末要因とも言えますし、
以上にも書いた通り、長続きするとは思えない状況に変わりがないので、
短期のリバウンド狙いの方はともかくとして、
せめて月替わりとなる明日以降も商いを伴った反発が継続しない限りは、
明日のアップル決算を含め、中間選挙までは慎重に構えておきましょう。
新興市場については、本日も大幅な続伸となりましたが、
またしても商いがイマイチという心許ない動きであり、
国内外の反発モードが終わってリスク資産売りが再燃すると、
新興市場はリスク資産の最たるものとして再び過度に売られますので、
いくら追証強制決済売りが一巡しようとも、
国内外のリスク資産売り基調が収束するか、
その鍵を握りそうな中間選挙を終えるまでは、
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