こんにちはです。
どうやら台風24号が21号以上の規模や被害になるとの見方もあるので、
停電や被害にも備えて、早目に記事を更新しておきます。
個人的にはRIZINの観戦に備えてというのもありますが、
そういや台風(風神)とRIZIN(雷神)やな・・・ではなく、
台風25号までが発生しているようで、カンベンして頂きたいものです。
ということで、台風被害が気掛かりではりますが、
週末の市場の動きと小難しい背景も交えた状況から振り返ると、
何やら週末にイタリアのポピュリズム政党が本性を現し、
EUのルールを無視した放漫財政な予算案を打ち出したことで、
イタリア株と欧州金融機関を中心に欧州株全体が、
商いを伴って売られておりますが・・・
欧州債券市場では恒例の南欧重債務国への負の連鎖は見られず、
イタリア以外の債券は買われ(金利低下)、ユーロが売られているので、
あくまでイタリア限定の騒ぎ&欧州限定のリスクオフでの
欧州株売り、欧州債券買い、ユーロ売りという動きです。
英国もブレグジット騒動がこじれているものの債券は買われており、
ポンドはユーロに次ぐ弱さ、英株は商いを伴った反落なので、
週末はブレグジット要因よりも欧州と同様の動きだった言えます。
そんな欧州&イタリア限定のリスクオフを裏付けるように、
本来の主役である米国市場では、米株は旺盛な商いも維持したまま横ばい
(半導体SOXとラッセル2000は上昇、VIX低下)
米債券は小幅に売られ(長短金利小幅上昇)、
ドルはユーロ安の影響はあれど、米金利が小幅上昇したこともあり、
ドル高で終えているので、イタリアリスクと言うよりは、
貿易戦争リスクが完全に払拭されていない中で、
米金利低下もしくはドル安という適温相場ではなく、
小幅ながら米長短金利上昇・ドル高の揃い踏みでの温度上昇となったことが、
米株の上値を抑えたと言った方が妥当な動きです。
ただしダチョウ倶楽部のように熱湯で悲鳴を上げている程でもなく、
熱めの風呂にやせ我慢しているのか、馴れて熱さも感じなくなったのか、
施行済の減税によって熱さには耐えられると言っているのかわかりませんが、
週末はちょっぴり熱がっている程度という動きです。
(トランプスキャンダル等への警戒感も見られず、
税制改革第2弾の難航懸念も見られません))
しかも商品の動きを見ても、安全資産の金は反発したものの、
そもそも年初来安値圏であり、原油はイラン騒動があれど、
ドル高にも屈せず反発しており(反発基調)、
景気と中国の鏡である銅を始め他の資源も同様に反発基調なので、
ドル高・米長短金利小幅上昇という高温に対する悲鳴は聞こえまへん。
(穀物だけは相変わらずの軟調が続いてますけどね)
新興国についても、ドル高・新興国通貨安とはならず、
むしろ新興国通貨が最強高となっており、
週末を含む足元では株高・債券高(金利)基調も継続しているので、
商品と同様、高温に対する悲鳴は聞こえまへん。
米国と貿易戦争を繰り広げている中国についても、
これ以上の激化は無いと見ているのか、1日から施行される減税を含め、
大規模な財政政策が貿易戦争の影響を相殺すると見ているのか、
足元では上海株の商いを伴った反発基調が継続しており(債券高も)、
人民元は依然として低水準で横ばっているものの週末は反発しているので、
新興国・商品と同様、高温に対する悲鳴は聞こえず、
貿易戦争への警戒感も薄れつつあります。
そして週末の我が国ついても、金曜日のザラバは、
週末・月末・期末という大人事情も多分にありますが、
足元の需給面での急速な積み上がり(過熱感ほどではない)、
テクニカル的な過熱感をものともせず、
ゴリラ商いを伴って日経平均は26年ぶりの高値となる大幅高、
TOPIX、中小型、新興市場は出遅れ感があれど、
直近の高値を超えて堅調に終えており、夜間の先物についても、
先に述べた通り、米国が高温をやや熱がっている程度の動き、
中国・新興国・商品は熱がってすらいない動きというように、
海の向こうが欧州(伊)限定の騒ぎに留まったこともあり、
円はユーロとポンドに対しては堅調だったものの、
対ドルでは売られたことも追い風となり、
日経平均先物は24180円と堅調に帰って来ております。
背景としては、海の向こうの貿易戦争の落ち着きに加え、
日米通商協議の落ち着き(先送り)、総裁選を経た国内政治の安定、
皮肉なことですが、台風24号での被害懸念が高まるからこそ、
安倍ちゃんマンが総裁選で打ち出した国土強靭化政策を始め、
大規模な財政出動への期待が膨らむのも市場の常であり、
結果的に日米間を含む貿易戦争の影響を相殺できるとの期待にも繋がり、
そうなると先進国の中では弱いマクロ面での懸念も和らぎ、
足元の堅調な企業業績も改めて見直されるので(円安効果も)
こういった日本株への追い風となる国内独自の材料もあると言えます。
以上の通り、海の向こうでは小難しい背景である貿易戦争リスク、
金融引締めによる高温に対するダチョウ倶楽部懸念、
伊の政治・財政リスク、ブレグジットリスク等が燻っていたり、
市場の動きも燻りを感じられる動きはあるものの崩れておらず、
我が国も堅調モードを維持しているのが現実でおます。
方向感が見えないBOX相場や下落相場ならば、
動くきっかけとなる小難しい背景探しをすべきですが、
ひとまず中間選挙までは、どうにでも解釈できる小難しい背景よりも、
シンプルに市場の動きで判断して動く方が安全と言えます。
つまり今週は小難しい背景の動向やそれに関わるイベントが特盛りですが、
結果的にそれらをきっかけに動いたとしても
市場の動き(反応)で判断した方がいいので、
海の向こうは米金利上昇とドル高が揃い踏みとなる温度上昇の加速、
それに対する米株の反応を含めリスクオフの動きに転じるかどうか・・・
国内はシンプルに商いの伴った株高が継続している限り、
過熱感とまでは言えない需給面においても、
さらなる急ピッチな積み上がりも十分に有り得ますので、
薄商いでの株安ならば過度に警戒することなく、
商いの伴った株安に転じる(継続する)までは、
王者の風格で構えておけばいいでしょう。
ただし足元では急ピッチで上昇していると共に、
みんなが気にするテクニカル面や騰落レシオ等の過熱感もあり、
週末・月末・期末明けという大人事情もありますので(二日新甫も)、
新たに参戦するにしても、急ピッチな上昇となった日経と共に、
歩調を合わせているような銘柄ではなく、
出遅れているTOPIX系や中小型、新興市場にしましょう。
ちなみに市場の動きで判断と言いながら、
動くきっかけとなるかもしれない明日と明晩のイベントとしては、
先に述べた背景の動向(週を通して)はもちろんですが(台風も)、
明日は貿易戦争・台風・地震の影響と企業業績見通しが注目である
マインド系の日銀短観、中国は減税施行と国慶節休暇入り、
欧州はモスコビシ欧州委員と伊政府の財政協議、英保守党大会
米国はマインド系指標のISM製造業といったところです。
(今週のイベントスケジュールの詳細は昨日の記事を御参照ください)
新興市場についても、上昇時には商いが膨らみ、下落時には商いが減少、
という資金流入の動きが続いているので、
シンプルに海の向こうや国内主力大型株と同様、
商いの伴った下落が継続するまでは、勝負姿勢で挑めばいいでしょう。
今週は2日の内閣改造による国土強靭化等の政策期待の高まり、
新興市場とも連動性というかリスク資産としての扱いが近い中国市場が休場、
という鬼の居ぬ間な追い風もあります。
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どうやら台風24号が21号以上の規模や被害になるとの見方もあるので、
停電や被害にも備えて、早目に記事を更新しておきます。
個人的にはRIZINの観戦に備えてというのもありますが、
そういや台風(風神)とRIZIN(雷神)やな・・・ではなく、
台風25号までが発生しているようで、カンベンして頂きたいものです。
ということで、台風被害が気掛かりではりますが、
週末の市場の動きと小難しい背景も交えた状況から振り返ると、
何やら週末にイタリアのポピュリズム政党が本性を現し、
EUのルールを無視した放漫財政な予算案を打ち出したことで、
イタリア株と欧州金融機関を中心に欧州株全体が、
商いを伴って売られておりますが・・・
欧州債券市場では恒例の南欧重債務国への負の連鎖は見られず、
イタリア以外の債券は買われ(金利低下)、ユーロが売られているので、
あくまでイタリア限定の騒ぎ&欧州限定のリスクオフでの
欧州株売り、欧州債券買い、ユーロ売りという動きです。
英国もブレグジット騒動がこじれているものの債券は買われており、
ポンドはユーロに次ぐ弱さ、英株は商いを伴った反落なので、
週末はブレグジット要因よりも欧州と同様の動きだった言えます。
そんな欧州&イタリア限定のリスクオフを裏付けるように、
本来の主役である米国市場では、米株は旺盛な商いも維持したまま横ばい
(半導体SOXとラッセル2000は上昇、VIX低下)
米債券は小幅に売られ(長短金利小幅上昇)、
ドルはユーロ安の影響はあれど、米金利が小幅上昇したこともあり、
ドル高で終えているので、イタリアリスクと言うよりは、
貿易戦争リスクが完全に払拭されていない中で、
米金利低下もしくはドル安という適温相場ではなく、
小幅ながら米長短金利上昇・ドル高の揃い踏みでの温度上昇となったことが、
米株の上値を抑えたと言った方が妥当な動きです。
ただしダチョウ倶楽部のように熱湯で悲鳴を上げている程でもなく、
熱めの風呂にやせ我慢しているのか、馴れて熱さも感じなくなったのか、
施行済の減税によって熱さには耐えられると言っているのかわかりませんが、
週末はちょっぴり熱がっている程度という動きです。
(トランプスキャンダル等への警戒感も見られず、
税制改革第2弾の難航懸念も見られません))
しかも商品の動きを見ても、安全資産の金は反発したものの、
そもそも年初来安値圏であり、原油はイラン騒動があれど、
ドル高にも屈せず反発しており(反発基調)、
景気と中国の鏡である銅を始め他の資源も同様に反発基調なので、
ドル高・米長短金利小幅上昇という高温に対する悲鳴は聞こえまへん。
(穀物だけは相変わらずの軟調が続いてますけどね)
新興国についても、ドル高・新興国通貨安とはならず、
むしろ新興国通貨が最強高となっており、
週末を含む足元では株高・債券高(金利)基調も継続しているので、
商品と同様、高温に対する悲鳴は聞こえまへん。
米国と貿易戦争を繰り広げている中国についても、
これ以上の激化は無いと見ているのか、1日から施行される減税を含め、
大規模な財政政策が貿易戦争の影響を相殺すると見ているのか、
足元では上海株の商いを伴った反発基調が継続しており(債券高も)、
人民元は依然として低水準で横ばっているものの週末は反発しているので、
新興国・商品と同様、高温に対する悲鳴は聞こえず、
貿易戦争への警戒感も薄れつつあります。
そして週末の我が国ついても、金曜日のザラバは、
週末・月末・期末という大人事情も多分にありますが、
足元の需給面での急速な積み上がり(過熱感ほどではない)、
テクニカル的な過熱感をものともせず、
ゴリラ商いを伴って日経平均は26年ぶりの高値となる大幅高、
TOPIX、中小型、新興市場は出遅れ感があれど、
直近の高値を超えて堅調に終えており、夜間の先物についても、
先に述べた通り、米国が高温をやや熱がっている程度の動き、
中国・新興国・商品は熱がってすらいない動きというように、
海の向こうが欧州(伊)限定の騒ぎに留まったこともあり、
円はユーロとポンドに対しては堅調だったものの、
対ドルでは売られたことも追い風となり、
日経平均先物は24180円と堅調に帰って来ております。
背景としては、海の向こうの貿易戦争の落ち着きに加え、
日米通商協議の落ち着き(先送り)、総裁選を経た国内政治の安定、
皮肉なことですが、台風24号での被害懸念が高まるからこそ、
安倍ちゃんマンが総裁選で打ち出した国土強靭化政策を始め、
大規模な財政出動への期待が膨らむのも市場の常であり、
結果的に日米間を含む貿易戦争の影響を相殺できるとの期待にも繋がり、
そうなると先進国の中では弱いマクロ面での懸念も和らぎ、
足元の堅調な企業業績も改めて見直されるので(円安効果も)
こういった日本株への追い風となる国内独自の材料もあると言えます。
以上の通り、海の向こうでは小難しい背景である貿易戦争リスク、
金融引締めによる高温に対するダチョウ倶楽部懸念、
伊の政治・財政リスク、ブレグジットリスク等が燻っていたり、
市場の動きも燻りを感じられる動きはあるものの崩れておらず、
我が国も堅調モードを維持しているのが現実でおます。
方向感が見えないBOX相場や下落相場ならば、
動くきっかけとなる小難しい背景探しをすべきですが、
ひとまず中間選挙までは、どうにでも解釈できる小難しい背景よりも、
シンプルに市場の動きで判断して動く方が安全と言えます。
つまり今週は小難しい背景の動向やそれに関わるイベントが特盛りですが、
結果的にそれらをきっかけに動いたとしても
市場の動き(反応)で判断した方がいいので、
海の向こうは米金利上昇とドル高が揃い踏みとなる温度上昇の加速、
それに対する米株の反応を含めリスクオフの動きに転じるかどうか・・・
国内はシンプルに商いの伴った株高が継続している限り、
過熱感とまでは言えない需給面においても、
さらなる急ピッチな積み上がりも十分に有り得ますので、
薄商いでの株安ならば過度に警戒することなく、
商いの伴った株安に転じる(継続する)までは、
王者の風格で構えておけばいいでしょう。
ただし足元では急ピッチで上昇していると共に、
みんなが気にするテクニカル面や騰落レシオ等の過熱感もあり、
週末・月末・期末明けという大人事情もありますので(二日新甫も)、
新たに参戦するにしても、急ピッチな上昇となった日経と共に、
歩調を合わせているような銘柄ではなく、
出遅れているTOPIX系や中小型、新興市場にしましょう。
ちなみに市場の動きで判断と言いながら、
動くきっかけとなるかもしれない明日と明晩のイベントとしては、
先に述べた背景の動向(週を通して)はもちろんですが(台風も)、
明日は貿易戦争・台風・地震の影響と企業業績見通しが注目である
マインド系の日銀短観、中国は減税施行と国慶節休暇入り、
欧州はモスコビシ欧州委員と伊政府の財政協議、英保守党大会
米国はマインド系指標のISM製造業といったところです。
(今週のイベントスケジュールの詳細は昨日の記事を御参照ください)
新興市場についても、上昇時には商いが膨らみ、下落時には商いが減少、
という資金流入の動きが続いているので、
シンプルに海の向こうや国内主力大型株と同様、
商いの伴った下落が継続するまでは、勝負姿勢で挑めばいいでしょう。
今週は2日の内閣改造による国土強靭化等の政策期待の高まり、
新興市場とも連動性というかリスク資産としての扱いが近い中国市場が休場、
という鬼の居ぬ間な追い風もあります。
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