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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
緊張感はなくとも蒸し返された週末
いやはや・・・トランプマンの対中関税が蒸し返されております。
これまでの様に関税発動時が出尽くしになるとの見方もありますが、
今回は2000億ドルですけど・・・(笑)

しかも前々回(340億ドル)と前回(160億ドル)は、
株価自体も安値圏であり、規模も見ての通り小粒だったので、
果たして今回の規模と株価で出尽くしになるんでしょうか・・・(笑)

一応、今回の関税発動は、当初の予定では9月下旬と言われてましたが、
パブリックコメント募集期限の6日の直後にも発動するとの噂もあるので、
それまでに株価が前回発動の7月6日水準とは言わなくとも、
せめて前回発動の8月23日水準か8月安値水準くらいまで下げてないと、
出尽くしになるというのは無理があるとしか思えないのですが・・・

もしくは前回と前々回と今回を合わせた2500億ドル分の影響に対し、
相殺できるだけの新たな減税や財政政策を発表するのであれば、
米国に限っては出尽くしどころか好感される可能性もありますが、
(日本は安倍ちゃんマンが総裁選に向けて何か政策を出せば)
対中だけで2500億ドル(27.5兆円)、
当然ながら中国側も同規模の報復関税を発動するでしょうし、
米中間だけでなく、現在交渉が真っ只中の米・加と米・サボテン、
さらに米・新興国、米・欧、そして日・米との通商協議も残っているので、
いくら「足元」のマクロ環境や企業業績が堅調であろうとも、
どう考えても肝心の「先行き」に影響するとしか思えないのですが・・・

しかも貿易戦争による「先行き」懸念が燻る中で、
米金融引締めを鈍化させて、程よい米金利低下・ドル安を維持し、
適温相場を継続するならばまだしも
米金融引締め姿勢の維持による米金利上昇・ドル高となるだけでなく、
日欧金融政策の出口観測まで維持されると、
実体経済にも金融市場にも追い打ちになるとしか思えないのですが・・・

まぁでも経済学部出身ながら作文一枚のスポーツ推薦で入り、
学業そっちのけで脳みそ筋肉ゴリラなキャンパスライフを送り、
卒業後も身体を張った仕事に従事してきた私ごときがケチをつけたところで
市場が正解を出すでしょうから、市場の反応を見極めるしかないですけど、
現時点での脳みそ筋肉ゴリラの見解としては、
ほんまに対中関税が発動されるとさすがにヤバイとしか思えないです。

いやはや・・・景気の「足元」だけでなく、
昨日も書いた通り、市場の需給環境としても過熱感はないので、
「先行き」懸念に直結する貿易戦争さえ収束すれば、
「足元」の景気とバリュー面での割安感も改めて評価され、
金融引締めの影響も軽減されるのですが、
残念ながら貿易戦争が蒸し返されてしまったので、
市場の反応(正解)を見極めるか、
関税が発動されるのかを含む貿易戦争の行方を見極めるまでは、
警戒モードに戻すしかないです。

貿易戦争を仕掛けたトランプマンとしては、
公聴会で批判の多かった対中関税を強行すれば、
市場への影響だけでなく支持率にも影響し、
中間選挙に向けて逆風が吹くでしょうから、
予備選の終わる18日以降には矛を収めるとは思いますし、
対中関税の発動も18日以降では?とも思うのですが、
矛を収める前の6日?7日?に対中関税をほんまに発動してしまうと、
時すでに遅しと思うだけに気掛かりでおます・・・

そう言えば以前にも少し書きましたが、
露疑惑とスキャンダルによってほんまに弾劾されそうであったり、
思いのほか支持率に影響しているならば、
ここで思い切って貿易戦争の強硬路線へと舵を切り、
大規模な減税や湯水のごとく財政出動を打ち出し、
さらに歴代大統領お得意のドンパチをどっかで仕掛けたりと、
極端な動きに出る可能性も無きにしも非ずです・・・
これらによって貿易戦争から目を逸らせたり、
影響を相殺できればいいのですが・・・

とにかく正解を出すはずの市場の現状としては、
昨夜の米株は薄商いでの反落、英欧株も薄商いでの反落、
本日の中国も薄商いでの反落と緊張感も本気の売りゴリ感もなく、
本日の我が国も月末の最後っ屁(約6400億円)を除けば、
相変わらずの薄商いでの小幅安で終えております。

ただし債券市場と為替市場では、
昨夜はイタリアの騒動もあってユーロ安・ドル高となったのか、
トルコ騒動(トルコリラ安)の波及懸念でのユーロ安・ドル高なのか、
どっちが先なのかわからないところはありますが、
繰り返し書いている通り、ドル高もしくは米金利上昇になると、
中国・新興国の資金流出を始めあれやこれやと騒ぎが起きがちなので、
(ようは金融引締めアレルギーが発症しているだけとも言えます)
昨夜はトルコ、アルゼンチンの騒ぎが大きくなっており、
債券市場では適温相場の程よい債券高(金利低下)と言うより、
ややリスクオフ色が強い債券高(金利低下)となっているので、
さらにドル高が進めば騒ぎが大きくなるだけでしょうし、
かと言って過度なドル安となればリスクオフだとも言われるでしょうから、
先行き懸念となる貿易戦争が蒸し返されたままの状況では、
債券と為替はどっちに動いても悪く受け止められがちということです。

そういう意味では背景としては貿易戦争次第ですが、
市場の動きとしては米株を始め株式市場次第とも言えます(原油も)。

以上の通り、市場は緊張感に欠けるものの、
本丸の貿易戦争が蒸し返されたキナ臭い週末を迎えているので、
市場参加者も戻るであろう来週とは言わないまでも、
せめて今夜の海の向こうの動きも見極めた上で、
改めて来週の見通しについては週末の記事で書きます。

良い週末をお過ごしください。

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