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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
適温相場モドキ継続中、答え合わせは明晩以降
こんばんはです。

この時期は毎年の恒例行事である僻地へ行かなければならないので、
明日から週末までお休みさせていただくことになります。

昨日の記事でも書いた通り、今週は足元の市場での不可解な動きであったり
燻っているリスク等に対して、何が正解なのか・・・
という答え合わせが期待できる一週間なので、
リアルタイムで市場に参加できないのは不本意ではありますが、
ご容赦くださいませ。

さて、先に述べた最も不可解な動きと言うのは、
米国は先行きではなく足元のマクロ環境と企業業績が堅調なことを裏付けに
FRBの金融政策も引き締め路線を維持しているにも関わらず、
米国だけでなく世界的に物価と賃金の鈍化傾向が続いており、
市場では景気の先行きとリスクを反映する米長期金利の低迷が継続し、
ドルも同様に低迷している一方で、
金融政策の影響が大きい米短期債・2年債利回りは、
足元でやや低下しているものの、未だ9年ぶりの高水準を維持しており、
米長短金利差の縮小も10年ぶりの水準となっており、
足元だけを見た金融引締め姿勢ばかりが織り込まれ、
先行きは無視したままと言わざるを得ないような動きです・・・

そして米株については、米長短金利の逆転やないねんから大丈夫や!
トランプマンの税制改革が大風呂敷通りに実現することが前提やがな!
だから現状の米長期金利とドルの低迷は素直に追い風やで!
まさに適温相場(ゴールディロックス相場)やで!
という現状が金融引き締め政策下とは思えない、
QE時代の様な御都合解釈であろうとも、米株高が継続しております。

米株と共に市場のリスクオン・オフ・スイッチの役割を担い、
市場マネーの潤滑油にもなる原油も2年5カ月ぶりの水準まで上昇しており
60ドルが間近に迫っているので、原油の物価への影響の大きさからも、
足元の物価の鈍化は一時的という解釈も出来るのですが、
それでも米長期金利は低迷したまま・・・謎です。

かつては元FRB議長であるもグリーンスパンじいさんとか
現職のFRB議長であるイエレンおばさんも、
米金融政策と一致しない米金利の動きに対して、
「謎だ」と言ったこともあるので、珍しいことでもないのですが、
現状はFRB(中央銀行)の本業である物価が足元で鈍化している上に
賃金も鈍化しているにも関わらず、12月の追加利上げを含め、
金融引締め路線を継続しているだけに、せめて逆ならばまだしも、
現状は珍しいことではないとか、謎ではなく適温相場でええがな!
とも言い切れない状態です。

従って今週の答え合わせと言うのは、

・低迷している米長期金利とドルが正解なのか・・・
 (物価と賃金含む景気の先行き懸念とリスクへの警戒が正解なのか)

・堅調な米短期債・2年債利回りと米株、原油が正解なのか・・・
 (足元だけ堅調のような景気とリスクへの無警戒が正解なのか)

ということになります。

さらに足元(13日時点)の需給環境から見れば、
米株の買い越しは今年最高水準近辺、原油は過去最高水準近辺、
ドルは昨年末のような買い越しではなく未だに売り越し状態、
(ユーロの買い越しも今年最高水準、円の売り越しは過去最高水準)
米債券も昨年末のような売り越しではなく未だに買い越し状態ですから
後者が正解の米長短金利上昇、ドル高、米株高のトランプラリーではなく
前者が正解とは言わなくとも、需給的には前者になる余地が大きく、
いわゆる米金利低下、ドル安、米株安、原油安のリスクオフとなりそうです

ただし最悪のシナリオとしては、前者の米長期金利とドルが上昇に転じ、
後者は米短期債・2年債利回りだけが維持されて米株と原油は下落、
(米長短金利上昇・ドル高・米株安・原油安)
という金融引締めによって市場が悲鳴を上げたと解釈されるような、
一斉の巻き戻し&マネーの逆流となることです。

私としては、可能性が最も大きいのはリスクオフ、
その次が現状の適温相場もどき&御都合解釈相場の継続、
その次が最悪の一斉巻き戻し&マネーの逆流、
最も可能性が低いのはトランプラリー再開と見ておりますが・・・
(大風呂敷な税制改革が実現すればトランプラリーが最有力ですけどね)

そしていずれかの動きになるための答え合わせ&きっかけとして
今夜から再開となる米議会での税制改革の審議動向、
明晩の米上院にて指名承認公聴会に出席するパウエル次期FRB議長
29日に経済見通しについて議会証言をするイエレン現FRB議長、
両名による金融政策見通しと物価と賃金を含む米景気動向、
これらが最も注目と言えます。

他には米債務上限引き上げ協議の行方、ロシアゲート疑惑動向、
ブラックフライデーとサイバーマンデーの売上速報、
米経済指標が堅調を維持しているのかどうか、
30日のOPEC総会以降の原油市場の動き、
今日も香ばしい動きだった不穏な中国市場動向、
なりを潜めているカリアゲマン動向、
不気味に市場で垣間見えるサウジ騒動の影響、
独・英・スペイン等のゴタついている欧州政治動向が注目です
国内としては政策動向と良からぬ増税動向です。
(素材系企業の不正連鎖発覚懸念も)

ということなので、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
小難しい背景や燻ったリスク、不気味な米金利低下が継続してようとも
シンプルに米株高、原油高、我が国は円高であろうとも
企業想定為替レートの1ドル111円割れとならずに株高
という適温相場モドキ(御都合解釈相場)が続いているならば
急変するリスク覚悟で割り切って乗るのもアリですが、
海の向こうでは明晩がパウエル次期FRB議長の承認公聴会が控えており
明確な答え合わせとなる可能性も高いので、くれぐれもお気を付けください
慎重に構えるのであれば、米債券安(特に米長期金利上昇)ドル高、
米株高、原油高というトランプラリー&油高ラリーの基調に転じるまで
もしくはせめて米長期金利が4・7月の節目(2.4%)を超えるまで
その日限りの勝負に留めておくのが無難です。、

腰を据えて構えている方については、もはや何も言うことはないですが、
リスクオフモードの米債券高(米長短金利低下)
ドル安(円高(特に1ドル111円割れ)、商いの伴った日米株安
もしくは一斉巻き戻し&厄介モードの米債券安(米金利上昇)、
ドル高(円最強高)、商いの伴った日米株安、
これらが継続するようであれば、さっさと撤退することをお勧めします。

腰を据えて新たに参戦する方については、明日に参戦する必要はなく、
せめて明晩のパウエル次期FRB議長承認公聴会を受け、
市場の動きがどうなるのかを見極めてから参戦しましょう。
ただし参戦するにしても、米債券安(特に米長期金利上昇)ドル高、
米株高、原油高というトランプラリー&油高ラリーになることです。

新興市場については、商いが閑散な主力大型株と海の向こうに代わり、
商いの伴った株高という資金流入の動きが継続しており、
本日も商いを伴った続伸で終えているので
シンプルに商いの伴った下落が「継続」するまでは、
上昇局面で商いが膨らみ、下落局面では商い減少
という上げゴリモードが継続していると判断し、
勝負姿勢で挑めばいいでしょう。

ただし先にも述べた通り、海の向こうと主力大型株は、
米長期金利低下&ドル安に対して米短期・2年金利上昇&株高&原油高
というアテにならない適温相場モドキな状況であり、
いつリスクオフモードか厄介な巻き戻しとなってもおかしくなく、
そうなると新興市場も無視はできないので、
新興市場と連動性の高い米ハイテク株と米金利(特に金利上昇は注意)
国内では新興市場(個人)とも密接な任天堂とハゲバンクの動向、
他にも新興市場と広い意味で一括りにされがちで既に崩れているHY債、
バブリーなビットコインを始め仮想通貨動向は注視しておきましょう

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