不沈艦日記
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遠い地でのローカル路線ウ●●バスの旅
おはようございます。

先週後半は失踪していたオヤジの件で遠い地へ赴いていたので、
観光なんてという思いもありましたが、
オヤジとは20数年会ってなかったこともあり、実感が湧かないというか、
切ないというか、かといって悲しみに暮れるにまでは至らず、
未だ消化し切れてないところはありますけど、
そんな感じだったので、せっかく訪れたのだからと、
気晴らしにでもおいしいもんを食べに行くことに・・・

遠くの地を訪れると、おいしい鰻屋で鰻を食う習慣(趣味)があり、
今回訪れていた地もウナギが有名な所なので、
まずは手堅く近くの有名と言われる鰻屋へカチ込んだのですが、
不味くはないもののこれといったインパクトもなし・・・

これでは満足できないと思い、
鰻業界では有名なオーガニックな育て方が売りの養殖所が山奥にあり
そこの鰻を卸している山奥の店までカチ込もうかとも思ったのですが、
あまりの豪雨と不便さに断念・・・

こうなると隣県ながらも同じく養殖所としては随一の所まで行こうと決意し
特急電車で2時間、バスで約40分かけてカチ込むことに・・・

当然ながら豪雨の中の移動だったのでキレイな車窓も見られず、
駅に降り立つも豪雨・・・

そして鰻屋に辿り着けるローカル路線バスに乗り込んだものの、
平日と豪雨のせいか客は私ともう一人のじいさんだけを乗せ、
バスは駅前のプチ繁華街を抜けたあとは、のどかな田園風景の中を走り
もう一人のじいさんも降りてしまい、バスの中は私と運転手だけ・・・

車窓は豪雨ながらものどかな雰囲気なぉと頭を空にしていたら突然、
運転手が車内アナウンスで消え入るような声で

「もう・・・もう・・・ダメです・・・」

え?え?ダメ?何が?私に言っているのか?

「もう・・・ちょっと・・・お客さんどちらまで行かれます?」

最後部座席に座っていた私は咄嗟に立ち上がって運転席へ向かい

「どうしました?具合悪いんですか?」

「ど・・・ど・・・どちらまで行かれますか?」

「いやいや、〇〇神社入口ですけど、そんなことよりどうしました?」

「い・・・い・・・急いでますか?」

「全然急いでないですけど、どうしたんですか?」

「もう・・・お腹が・・・そこまで持たないです・・・」

「ああ!そうなんですね、いやいや、すぐにでもトイレに」

「す、すいません、ちょっと寄らしてもらいます」

「いやぁもう全然気にせずに行ってください」

と言ったと同時にアクセルを踏み込み、
田園風景の中をうなりを上げる猛スピードで暴走を始めた路線バス・・・
次のバス停には客が居なかったこともありますが、
目もくれずにマッハで通り過ぎそのまま暴走・・・

「どっかの家で借りた方が・・・」

「ちょ、ちょ、ちょっと行ったら病院が・・・」

え?トイレじゃなくて病院?
いやいや・・・具合が悪いまま暴走は勘弁してくれよと思い

「トイレじゃなくて具合が悪いんなら止めて救急車・・・」

言い終わる前に運転手は食い気味に

「トイレです!」

なんやねんシバくぞと思いつつ、漏らされても困るので
目の前に見えた農家らしき家を指さし

「あそこの家で借りたら・・・」

言い終わる前に猛スピードで通り過ぎたかと思えば、
急角度をグイーンとハンドルを切るウン転手・・・

かれこれバス停を見掛けてませんが、どちらへ?
というツッコミを聞いてくれるはずもなく激走する路線バス・・・、

まさに映画「スピード」のリアル版と化していたので、
小室哲哉の音楽(桜庭和志の入場曲)流したろか!
と心の中でツッコんでいたら、
ちょっと大きめの病院へ猛スピードで突っ込むウン転手・・・

病院の大きさの割にやたらと広大な駐車場へ急ブレーキで雑に停車し、
悲鳴にも近い「すいません、行ってきますぅぅぅ」との声と共に、
猛ダッシュするのかと思いきや、走れないほどに極限状態なのか
豪雨も忘れて傘もささず、小股なモンローウォークのように歩きながら、
病院へ静かに吸い込まれて行くウン転手・・・・

そんなウン転手を見ながら、ところでここにはバス停が見当たらんし、
ネットでバス停を調べても載ってないどころか、
バスルートからもかなり逸れてますけど・・・と突っ込んでも仕方ないので
王者の風格でウン転手のウンコ待ちをする羽目に・・・

約10分間ほど待ったでしょうか、
病院から血色のいいウン転手が、もじもじモンローウォークではなく、
ボルトばりのストライドで猛ダッシュして戻って来るやいなや・・・

「ほんとにすいません、すいません、」

と何度も頭を下げるので、

「急いでないですから、何やったらもう一発行って来ても大丈夫ですよ」

「もう大丈夫です。ほんとに危なかったので助かりました」

いやいや、お前の腹具合よりもバスの方が危なかったけどな・・・
と心の中でツッコミながらゴリラスマイルで返すと

「あ、お客さん、〇〇のバス停からどちらへ行かれるんですか?」

「鰻屋の〇〇なんですけど、まだ開店時間には早いので急いでないですけど
 そこのバス停って雨宿りとかできますかね?」

「いえいえ、あそこは田んぼの中で雨宿りなんて出来ないので、
 お詫びに送らせてもらいます」

「いや・・・路線バスなのに大丈夫なんですか?」

っつうか、バスルートから逸れるだけやなくて遅れている上に、
先のバス停に豪雨の中でバスを待っている客もいるんじゃないのか?
という疑問は湧いたのですが心に留めていると、

「内緒ですけど、送らせてもらいますから気にせずに」

「ほんまにいいなら、助かりますけど・・・」

その後は本来のバスルートに戻った?ものの、
誰一人客が乗ってくることも無かったので、ルートを逸れようとも、
病院でマーキングして時間が遅れようとも、鰻屋まで送ってくれようとも、
問題はないのかなと思いながら、ウン転手と話しながらのバス旅に・・・

すると見えて来た鰻屋の駐車場に躊躇もせずにカチコミ、
店の目の前で停車して降ろしてくれるウン転手・・・
場中にもよおしがちなウンコゴリラだけに他人とは思えず、
笑顔で手を振って見送りました・・・

そして開店時間まで店の前で屁をこきながら待っていたら店員さんが
豪雨の中で客は私だけだったからなのか、店内へ入れてくれることに・・

時間まで店員さんと「〇〇から来ましたとか」
職人さんの自信たっぷりなドヤ顔での鰻の説明とかを聞き、
心地よい時間を過ごしていたら、いよいよ鰻が登場!
鰻を運んできた愛想のいい店員さんが、

「あのぉ、バスで来られたんですか?路線バスでしたよね?」

鰻を早く食べたくて、説明するのも面倒だったので、

「ああ、親切な運転手さんだったんで・・・」

「えっ?ほんとに路線バスだったんですか?」

「そうなんです、ほんとに親切でね」

「そうですかぁ・・・路線バスで・・・バス会社の人ですか?」

「ええ、あのバス会社の・・・って、違うがな!〇〇から来ました」

「それなのにバスで・・・脅したんですか(笑)」

と無邪気過ぎるしつこい質問を投げ掛けてくるので、

「こんな風体ですからね、ちょっと軽く・・・んなわけないやろ、
 誰がゴリラやねん!シバクぞ(笑)」

「ゴリラなんて・・・怖い人かと・・・」

「どっちも失礼やがな(笑)」

そんなやりとりをしながら、結局は経緯を説明すると納得してくれました

肝心の鰻は抜群にウマく、私の鰻ランキングでは3本の指に入りました。
そして帰りは帰りでまた・・・あ、その前に鰻写真でも・・・


IMG_1647.jpg IMG_1648.jpg

そんな鰻を食べ終えて再びバスに乗り、駅まで戻ったのですが・・・
乗って来た特急で戻ろうとしたものの豪雨で運休となっており、
逆のルートはこの前の集中豪雨で何日も運休したまま・・・
ならば高速バスは・・・考えていることはみんな同じなのか
すでに満席で席が空いておらず、その地で身動き取れなくなり、
結局は一泊して帰ってきました。

以上の通り、ファンキーオヤジの件で遠くの地へ行った割には、
楽しい旅の面もあったという不謹慎?な話でおます。

引き続き、良い週末をお過ごしください。

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