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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
4月のようにも見えるアテにならん反発
こんばんはです。

カリアゲマンの早朝ミサイルが火を噴いた昨日の下げ分は
一日で無かったことになった株式市場と為替市場・・・。

一方、債券市場は米国を始め長期債(長期金利)が戻しておらず、
株式市場についても昨夜の欧州株は商いの伴った下げとなり、
切り返しの起点となった米国株は薄商いでの反発、
本日の我が国も引けのリバランスでの約4600億円の嵩増し分を除けば、
実質的な売買代金は約1.8兆円の薄商いでの反発であり、
月末のお化粧要素を含めても本格反発には程遠い状況です。

ただし為替市場は企業想定為替レートの1ドル110円に乗せており
あとは今夜以降の米株が踏ん張るなり堅調ならば、
日本株としては商いの伴った本格反発じゃなくとも、
市場の「動きだけ」の反発条件は揃っていることに加え、
「先行き」ではなく「足元」のマクロ・ミクロ環境は堅調なので、
3-4月の局面のようにセリクラらしい下げもなく
薄商いのままいつの間にか切り返す展開もあり得ると見て、
未だ警戒感の残る債券市場やガスの溜まっている海の向こうの需給環境
テンコ盛りの燻ったリスクの再燃や目先のイベントリスクは覚悟の上で、
割り切って乗るのもアリですが・・・

繰り返しになりますけど海の向こうの需給環境は、
4月の局面よりもガスが充満していることに加え、
トランプマンの減税を含む税制改革が実現されないことには、
米株の割高感は解消されないので、4月の様な切り返しなったとしても
6月の高値は超えられないでしょうし、日経もせいぜい2万円まで・・・
燻っているリスク次第では、薄商いでの揉み合いもあり得るので、
リスクの割には上値の旨味は少ないでしょう。

従って私としては、4月のような切り返しになったとしても、
燻っているリスクを見る限り、無理に乗る必要もないとは思いますし、
明日までは月末のお化粧要素も加わった反発が続くかもしれませんが、
そもそも4月のような切り返しになるとも思ってないですけどね。

ちなみに燻っているリスクとしては、
ガスの溜まっている海の向こうの需給環境、
米財政問題(財政の崖と米予算)、ハリケーン被害、
支持率低下と政権内の学級崩壊によるトランプマンの政策実行力への疑念、
収束したとは思えないカリアゲマンを巡る地政学リスク、
低迷している日欧政治、今夜から本格化する月初恒例の特盛な米経済指標、
物価の鈍化が続く中での米金融政策の引き締め姿勢に対する不透明感、
引き締めを強行した場合のマネーの逆流と実体経済への副作用懸念、
といったところです。

これらの説明とリスクの内容、それによって想定される市場の反応は、
連日のように書いているので割愛しますけど、本日時点の動きとしては
昨日までの米英欧日債券高(金利低下)ドル安ユーロ最強高、円高、
米英欧日株安という債券買い株売り主導のベタなリスクオフモードから
為替市場が反発し、株式市場も薄商いで反発しただけであり、
トランプラリー(リスクオン)の再開ではないです。

つまり昨日も書いた先々のよからぬシナリオ(展開)はともかくとして、
目先としては米金融政策が薬抜き(バランスシートの縮小)を含め
更なる引き締めに動いた際に耐え得るだけの堅調なマクロ・ミクロ環境、
それ後押しする減税を含むトランプマンの政策期待が復活し、
燻っているリスクも収束しないことには、債券市場の警戒モードは変わらず
トランプラリー(リスクオン)の再開にはならないということです。

逆にマクロ・ミクロ環境に対する懐疑的な見方が拡がり、
(きっかけとしては今夜以降の米経済指標が低調な結果になること)
それらによって金融引締め姿勢(観測)が鈍化し、
トランプマンの政策実行力への疑念も深まり、
燻っているリスクが再燃することになれば、
債券市場の警戒モードが正解だったと言わんばかりに、
リスクオフモードへと元通りになるだけです。

ちなみに今夜から明後日の寄り前までという超目先としては、
今夜は独消費者物価、ADP雇用、米GDP改定値、原油在庫
トランプマンの税制改革に関する演説(予定)、
明日の我が国は鉱工業生産、2年債入札、住宅着工、東芝取締役会
18年度予算概算要求の提出期限、日英首脳会談、政井日銀審議委員講演
海の向こうは米韓合同軍事演習最終日、中国PMI、
明晩は独小売売上高、ユーロ圏消費者物価、米チャレンジャー人員削減数
米新規失業保険、米個人消費支出、コアPCEデフレーター、
シカゴ連銀購買部協会景気指数、米中古住宅販売保留件数
明後日の寄り前は4-6月期法人企業統計
継続しているものとしてはカリアゲマンとトランプマンリスク
といったところが、動くきっかけになりそうなイベントやリスクでおます。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の通りの状況ではありますが、
どうなろうとも現状の日本株は米株と米株次第の為替(円)次第なので
シンプルに米株高(場中は米株先物高)、
企業想定為替レートの1ドル110円
もしくは225平均の1ドル109.4円を超える円安
という条件を満たしているならば、
先に述べたリスクの再燃やイベントリスクを覚悟の上で、
債券市場も無視した割り切り勝負をするのもアリです。
条件を満たしていなければ、先に述べたリスク等は満載状況なので
過度なリスクは控えて、その日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて構えている方については、繰り返し言って来た通り、
余裕のある方には、もはやどうこう言うつもりはないですが、
(本日は一時的であろうとも反発しているのもありますので)
まさかの商いを伴ったトランプラリー(リスクオン)が再開でもしない限り
不穏な動きになった時点でさっさと撤退することをオススメします。
従って現状としては、決算を終えた銘柄から、
新たな銘柄を探す時間に費やせばいいでしょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、当然ながら個別にもよりますけど
以上の通り、現状はアテにならん反発の域は脱しておらず、
4月のように反発が続いたとしても賞味期限も上値も限定的であり
腰を据えて参戦する時期ではないと見ているので、
商いを伴ったトランプラリー(リスクオン)が再開するか、
売買代金3.5兆円を超えるセリクラのような下げにでもならない限り、
腰を据えた参戦は控えておきましょう。
今は決算を終えた銘柄から新たな銘柄を探す時間に費やせばいいでしょう

新興市場については、本日はJQがそれなりの商いを伴って続伸し
マザーズも薄商いながらも反発しておりますが、
本日はゲームセクターの崩れから取り組みの悪い銘柄が売られたりと、
不穏な動きは散見され、現状はイマイチ方向感がわかりにくく
少なくとも商いも含め本格反発に転じとは言えない状況です。

海の向こうや主力大型株も、先にも述べた通り本格反発とは言えず、
燻ったリスクやイベントも盛り沢山な状況が控えていることからも、
これらをきっかけに再び薄商いでのリスクオフへと転じる程度ならば、
代わりに新興市場へ資金が流入する可能性はありますが、
世界的に商いの伴ったリスクオフへと転じると
日本の新興市場だけは別世界とは言えませんので
せめて商いの伴った上昇が継続するまでは慎重に立ち回りましょう。

そして立ち回るにしても、新興市場とも連動性の高いFANGを始め、
米欧日のハイテク株動向、それらに影響する国内外の債券(特に債券安)
HY債、仮想通貨、国内では新興市場とも密接な任天堂、ハゲバンクの動向
新興市場の主役銘柄等への資金の動きには目を光らせておきましょう。

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