こんばんはです。
産油国会合をきっかけに動いた原油高が、
米利上げ巡るさじ加減等のリスクを和らげるのでは・・・
という都合の良い展開が続くのではと期待したものの、
症状自体に変わりのなかった欧州金融機関リスクが、
火薬庫のドイツ銀行によってまたしても炎上することに・・・
一昨日の時点でドイツ銀行のCEOが、
「大丈夫やで」といういつか見た光景の・・・
というか、金融危機時の定番ギャグを炸裂したものの、
それに対する市場の反応としても、いつか見た光景を知っているからなのか
ドイツ銀行の株価やCDSは大して好転することも無かったので、
いよいよ危うくなって来たのか・・・
というオイニーは充満しておりましたが、
深刻な危機は米国が利上げに踏み切るか、
利上げが確実視された動き(米債券安(米金利上昇)ドル高)になるまでは、
都合の良い油加減(原油高)によって誤魔化されながら、
深刻な危機は先送りになると見ていたのですが・・
これまたいつか見た光景のように、
悪い噂が一気に拡がり(今回はHFがドイツ銀行のポジション引き揚げ等)
噂に対する真偽や出所はどうであれ、噂が拡がることで信用不安を招き、
実際に危機に陥ってしまうことで、噂であろうとも現実になる・・・
というありがちな金融危機のロジックが動き出すことになります。
どうやら渋ちんのメルケルおばさんは(ちんは無いけど)
ドイツ銀行に手を差し伸べないと言っていることが、
選挙を意識してる等々、随分と批判されていたりもしますが、
ユーロ圏は銀行監督権がECBへ移っており、
圏内の銀行が危機に陥った際に手を差し述べるのはECBだったはずでは?
しかもユーロ圏各国(各金融機関)が全員で支援することになり、
ユーロ圏に本社の無い金融機関であろうとも、圏内に支店があれば
危機の際には支援の輪に加われと言って非難轟轟となったことは
ギリシャとキプロスの危機の際に記憶しているのですが・・・
普通に考えると自国の金融機関のケツは、
その国の政府が拭くのが筋のハズであり常識なのですが
別に自国だけで拭かなくてもなくてもいい(今回の場合は独政府)
というのが金融と財政が統一されていないユーロ圏の特色?非常識?ですから
ギリシャとキプロスの騒動での取り付け騒ぎを含む銀行危機の際と同様、
まずはECBが動き、その後は鬼の預金封鎖や預金課税等の導入は、
政治家が雁首を揃えて協議するというのが大きな流れになるのでは?
その間には、昨夜のような資金の引き揚げの噂や取り付け騒ぎだとか、
極め付けはECBから夜中に現金輸送車が出発したとか・・・(笑)
債務放棄などなど、様々な噂や観測に振り回されることにはなりますが。
ということなので、ホンマにこのままドイツ銀行が深刻な危機に陥るならば、
まずは銀行監督権が移管されたECBが動くのが筋のような気もする・・・
というか、そうだった記憶があるのですが・・・
まぁでも市場にとっては、段取りがどうであろうと関係ないとは言えますが
私の記憶違いで無ければ、ECBの動向が鍵になるということです。
来週はECBが金融政策の発表がない政策理事会(5日)もあるのでね。
(もちろん独政府が自らケツを拭いてくれるのがベストですけど)
そして騒ぎの中心であるドイツ銀行だけではなく、
コメルツ銀行等の他の欧州金融機関も悲鳴を上げており、
ドイツ銀行のように株価が上場来安値を更新したり、
CDSがドイツ銀行を上回る水準の香ばしい金融機関も散見され、
特にイタリア、スペインを始め南欧の金融機関が顕著であり、
LIBORはかつてほどではないものの、ジワジワと上昇が継続中です。
米国でも不正口座問題を抱えるウェルズファーゴは13年以来の安値であり、
中国では月末と国慶節前の資金需要という扱いなのか、
明日からSDR入りとなる人民元に絡む大人の事情なのか、
相変わらず市場ではほとんど話題にはなっていないものの、
本日もSHIBORが鬼のように急騰しており(HIBORも)
月末&国慶節明けにホンマに落ち着くのか・・・
それとも国慶節の休場入りと共にSDR入りとなることで、
人民元が暴走するという新たな騒ぎが噴出するのか(笑)
単純にドイツ銀行の危機が広がれば、中国の金融機関とも密接なだけに、
現状のSHIBOR(HIBOR)は大丈夫なのかという疑問があります。
だけに中国や伊・スペインを始めとする南欧の金融機関が、
(ダークホースは良からぬ運動とバッシングの嵐のWファーゴですが)
もらいゲロや伝染しないことを願うばかりです。
とりあえず昨夜からは米英欧日の債券が買われており、
米利上げ観測の後退という要素もあるでしょうけど
いわゆる世界的な債券買い・株売りというリスクオフの動きとなっており、
為替はドル高ながらリスク回避の円ゴリラ(最強高)であり、
金とVIXも上昇しており、これまた動きとしてはリスクオフでおます。
ただし国内外共に株価は売られてはいるものの、
意外と商いが膨らんでおらず、金とVIXも危険な水準ではなく、
リスク緩和を期待できる原油もジワジワと下げているものの踏ん張っており
市場全体としての緊張感は、意外と薄いようにも思えますが・・・
深刻化への初動かもしれませんし、騒ぎの中心であるドイツ銀行をはじめ、
欧州金融機関の株価やCDS、銀行間金利(中国を含む)は、
緊張感が高まっているので、警戒するに越したことはないですけどね。
我が国も黒ダヌキ渾身のイールドカーブイジクリマンボーは、
コントロールもへったくれもなく、世界のリスクオフの債券買いに押され
たとえコントロールしていたとしても円ゴリラに見舞われているので、
黒ダヌキの金タマ政策や安倍ちゃんマンの政策どころではなく、
海の向こうのリスクや市場の動き次第という状況でおます。
実際に本日の我が国の市場の動きとしても、
債券(金利)と為替は、先週の黒ダヌキ銀行会合前の水準もへったくれもなく
株価についても日経平均は再び先週の黒ダヌキ銀行会合前の水準を割っており
会合以降に主役となって踏ん張っていたTOPIXも割れる寸前であり、
アベクロの政策よりも海の向こう次第という状況を裏付ける動きです。
(米英欧と同様、我が国も商いは薄いので、緊張感には欠けますけどね)
だからこそ週明けには日銀短観もあるので、
1ドル100円くらいの厳しい想定為替レートに設定した上で、
DI自体が堅調であるのはもちろんのこと、業績見通しも堅調であれば、
10月下旬からは企業決算も控えているだけに、
海の向こう次第ではなく、消去法で日本買い・・・なんて期待も(笑)
さらにいい加減にやめてくれとも言いたいですが、
債券、為替(介入)、株への三本の神の手(御上の手)で支えれば、
神の手以外の国内の良好な需給環境とも相まって、
我が国だけが・・・かなり強引な淡ーい期待ですけどね(笑)
まぁとにかく、ドイツ銀行等の金融機関の騒動をはじめ、
まずは海の向こうが落ち着くことです。
そして本日は週末なので、もはやつべこべ言っても仕方ないので、
今夜の海の向こうの動きを見極めた上で、改めて書きます。
良い週末をお過ごしください。
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産油国会合をきっかけに動いた原油高が、
米利上げ巡るさじ加減等のリスクを和らげるのでは・・・
という都合の良い展開が続くのではと期待したものの、
症状自体に変わりのなかった欧州金融機関リスクが、
火薬庫のドイツ銀行によってまたしても炎上することに・・・
一昨日の時点でドイツ銀行のCEOが、
「大丈夫やで」といういつか見た光景の・・・
というか、金融危機時の定番ギャグを炸裂したものの、
それに対する市場の反応としても、いつか見た光景を知っているからなのか
ドイツ銀行の株価やCDSは大して好転することも無かったので、
いよいよ危うくなって来たのか・・・
というオイニーは充満しておりましたが、
深刻な危機は米国が利上げに踏み切るか、
利上げが確実視された動き(米債券安(米金利上昇)ドル高)になるまでは、
都合の良い油加減(原油高)によって誤魔化されながら、
深刻な危機は先送りになると見ていたのですが・・
これまたいつか見た光景のように、
悪い噂が一気に拡がり(今回はHFがドイツ銀行のポジション引き揚げ等)
噂に対する真偽や出所はどうであれ、噂が拡がることで信用不安を招き、
実際に危機に陥ってしまうことで、噂であろうとも現実になる・・・
というありがちな金融危機のロジックが動き出すことになります。
どうやら渋ちんのメルケルおばさんは(ちんは無いけど)
ドイツ銀行に手を差し伸べないと言っていることが、
選挙を意識してる等々、随分と批判されていたりもしますが、
ユーロ圏は銀行監督権がECBへ移っており、
圏内の銀行が危機に陥った際に手を差し述べるのはECBだったはずでは?
しかもユーロ圏各国(各金融機関)が全員で支援することになり、
ユーロ圏に本社の無い金融機関であろうとも、圏内に支店があれば
危機の際には支援の輪に加われと言って非難轟轟となったことは
ギリシャとキプロスの危機の際に記憶しているのですが・・・
普通に考えると自国の金融機関のケツは、
その国の政府が拭くのが筋のハズであり常識なのですが
別に自国だけで拭かなくてもなくてもいい(今回の場合は独政府)
というのが金融と財政が統一されていないユーロ圏の特色?非常識?ですから
ギリシャとキプロスの騒動での取り付け騒ぎを含む銀行危機の際と同様、
まずはECBが動き、その後は鬼の預金封鎖や預金課税等の導入は、
政治家が雁首を揃えて協議するというのが大きな流れになるのでは?
その間には、昨夜のような資金の引き揚げの噂や取り付け騒ぎだとか、
極め付けはECBから夜中に現金輸送車が出発したとか・・・(笑)
債務放棄などなど、様々な噂や観測に振り回されることにはなりますが。
ということなので、ホンマにこのままドイツ銀行が深刻な危機に陥るならば、
まずは銀行監督権が移管されたECBが動くのが筋のような気もする・・・
というか、そうだった記憶があるのですが・・・
まぁでも市場にとっては、段取りがどうであろうと関係ないとは言えますが
私の記憶違いで無ければ、ECBの動向が鍵になるということです。
来週はECBが金融政策の発表がない政策理事会(5日)もあるのでね。
(もちろん独政府が自らケツを拭いてくれるのがベストですけど)
そして騒ぎの中心であるドイツ銀行だけではなく、
コメルツ銀行等の他の欧州金融機関も悲鳴を上げており、
ドイツ銀行のように株価が上場来安値を更新したり、
CDSがドイツ銀行を上回る水準の香ばしい金融機関も散見され、
特にイタリア、スペインを始め南欧の金融機関が顕著であり、
LIBORはかつてほどではないものの、ジワジワと上昇が継続中です。
米国でも不正口座問題を抱えるウェルズファーゴは13年以来の安値であり、
中国では月末と国慶節前の資金需要という扱いなのか、
明日からSDR入りとなる人民元に絡む大人の事情なのか、
相変わらず市場ではほとんど話題にはなっていないものの、
本日もSHIBORが鬼のように急騰しており(HIBORも)
月末&国慶節明けにホンマに落ち着くのか・・・
それとも国慶節の休場入りと共にSDR入りとなることで、
人民元が暴走するという新たな騒ぎが噴出するのか(笑)
単純にドイツ銀行の危機が広がれば、中国の金融機関とも密接なだけに、
現状のSHIBOR(HIBOR)は大丈夫なのかという疑問があります。
だけに中国や伊・スペインを始めとする南欧の金融機関が、
(ダークホースは良からぬ運動とバッシングの嵐のWファーゴですが)
もらいゲロや伝染しないことを願うばかりです。
とりあえず昨夜からは米英欧日の債券が買われており、
米利上げ観測の後退という要素もあるでしょうけど
いわゆる世界的な債券買い・株売りというリスクオフの動きとなっており、
為替はドル高ながらリスク回避の円ゴリラ(最強高)であり、
金とVIXも上昇しており、これまた動きとしてはリスクオフでおます。
ただし国内外共に株価は売られてはいるものの、
意外と商いが膨らんでおらず、金とVIXも危険な水準ではなく、
リスク緩和を期待できる原油もジワジワと下げているものの踏ん張っており
市場全体としての緊張感は、意外と薄いようにも思えますが・・・
深刻化への初動かもしれませんし、騒ぎの中心であるドイツ銀行をはじめ、
欧州金融機関の株価やCDS、銀行間金利(中国を含む)は、
緊張感が高まっているので、警戒するに越したことはないですけどね。
我が国も黒ダヌキ渾身のイールドカーブイジクリマンボーは、
コントロールもへったくれもなく、世界のリスクオフの債券買いに押され
たとえコントロールしていたとしても円ゴリラに見舞われているので、
黒ダヌキの金タマ政策や安倍ちゃんマンの政策どころではなく、
海の向こうのリスクや市場の動き次第という状況でおます。
実際に本日の我が国の市場の動きとしても、
債券(金利)と為替は、先週の黒ダヌキ銀行会合前の水準もへったくれもなく
株価についても日経平均は再び先週の黒ダヌキ銀行会合前の水準を割っており
会合以降に主役となって踏ん張っていたTOPIXも割れる寸前であり、
アベクロの政策よりも海の向こう次第という状況を裏付ける動きです。
(米英欧と同様、我が国も商いは薄いので、緊張感には欠けますけどね)
だからこそ週明けには日銀短観もあるので、
1ドル100円くらいの厳しい想定為替レートに設定した上で、
DI自体が堅調であるのはもちろんのこと、業績見通しも堅調であれば、
10月下旬からは企業決算も控えているだけに、
海の向こう次第ではなく、消去法で日本買い・・・なんて期待も(笑)
さらにいい加減にやめてくれとも言いたいですが、
債券、為替(介入)、株への三本の神の手(御上の手)で支えれば、
神の手以外の国内の良好な需給環境とも相まって、
我が国だけが・・・かなり強引な淡ーい期待ですけどね(笑)
まぁとにかく、ドイツ銀行等の金融機関の騒動をはじめ、
まずは海の向こうが落ち着くことです。
そして本日は週末なので、もはやつべこべ言っても仕方ないので、
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