不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
日米の業績懸念が渦巻く中、明日はヤマ場
こんばんはです。

一昨日のイエレンおばさんの講演以来、ドル安基調というのもありますが、
本日は月末のお化粧買いどころかフルチン売りとなり、
引けに掛けては2日から始まる御柱祭が前倒しで始まったかのように急落・・


御柱

まぁ月末にしては薄商いだったので(約2.3兆円)、
イースター休暇明けの外国産イナゴが本気を出した感はありまへんでしたけど
本日発表された3月第4週(22-25日)の投資主体別売買動向を見ると、
外国産イナゴは約18年ぶりの長さである12週連続の売り越しとなっており
本日の空売り比率についても24日以来の40%台となり(40.4%)、
規制有りも18日以来の1兆円超えとなっているので、
外国産イナゴはゴリ売りでなくとも、しつこい売りが継続していると言えます

そんな外国産イナゴに立ち向かっていたクジラの一角であるGPIFが、
なんと!15年度通期の運用実績は7月29日に公表すると表明・・・

見ての通り、参院選前ではなく参院選後に発表することになるので、
素直に解釈すれば、選挙を意識した運用実績のかさ上げが不要になり、
外国産イナゴに対抗する勢力として最大でもあったクジラが、
なりを潜める可能性があるとも言えます・・・

しかしながら・・・公表時期を姑息に参院選後へズラしたことに対しては、
マスコミも野党も黙ってないでしょうから、今後は非難轟轟となりそうであり
かと言ってそれを受けて公表時期を前倒しするなんてことも無さそうですから
非難をかわすには株価を上げざるを得ないという見方も出来ますけどね・・
手段として、いま求められている財政政策を打ち出すなり、
消費税増税の先送り&減税を打ち出す可能性が高まるとも言えます・・・
そして安倍ちゃんマンからの要請で黒ダヌキ(黒田日銀総裁)が、
追加金玉緩和をぶっ放す可能性も高まるという見方も出来ますけどね・・・

そういえば核安全保障サミット出席の為に米国を訪れている安倍ちゃんマンは
早速、消費税増税先送り論者の本田内閣官房参与を引き連れ、
元FRB議長のグリーンスパンじいさんや世銀総裁らと会談しており、
消費税増税先送りによる格下げを含む財政の信認低下リスクを回避すべく
またしても肩書のある連中から意見を聴取しております(笑)

露骨すぎて少々呆れる面もあり、賛否も別れるところではありますが、
肩書のある人達の意見で外堀を埋めるというやり方は、
実体経済への効果はともかく、市場目線では正しいのかも知れないですね。

一方、GPIFのセコビッチな公表時期の後ズレは、
長期的に見れば株価対策、金融&財政政策への期待が高まるとも言えますが
素直に受け止めれば・・・というか目先の市場目線では、
需給面も含めネガティブに受け取られる可能性はあり得ます。

そんな中、いよいよ明日は新年度入り&週末となるだけでなく、
今週のヤマ場を迎えることになります。

以上のような選挙を睨んだ政策期待や思惑、
そしてクジラを除く需給面での好環境というのもありますが、
繰り返し書いている通り、現在の日本株としては、
株価の源泉でもある業績に対する懸念が払拭されておらず、
足元(15年度)の着地だけでなく、来期への懸念が払拭されていないので、
イエレンおばさん(FRB)のハト姿勢にも屈せず、円安へ大きく傾くなり、
4月20日の安川電機から始まる3月期決算ラッシュにて、
来期見通しが堅調なものになれば良いのですが、恐らく減益でしょうから、
せめて織り込み済みという御都合解釈な反応にでもならない限り、
業績懸念は払拭できないと言えます。
(減益予想の拡がっている米国の企業決算も11日のアルコアから始まる)

そうなると20日以降の決算ラッシュまでは・・・ということになりますが、
今週のヤマ場である明日の寄り前には3月調査の日銀短観が発表され、
業績(見通し)との相関性も高い業況判断DI、
国内で唯一堅調であり、前回調査まで堅調だった設備投資計画、
世界で唯一患っている日本の病であるデフレの症状を見る企業の物価見通し
(これは来週4日に発表ですけどね)
といったものも重要ではありますが、肝心の業績を占うという意味では、
売上・収益計画と想定為替レートの方が重要と言えます。

なぜか市場では売上・収益計画には大して注目が集まっておらず、
その他の定番の項目に注目が集まっておりますが、
足元(15年度)の売上・収益の着地見通しだけでなく、
来期(16年度)の売上・収益見通しも出てくるわけですから、
4月20日から始まる決算ラッシュを前にして、
大きな手掛かりになると言えるのですが・・・
当然ながら想定為替レートも足元だけでなく、
来期の上期と下期に分けた見通しも出てくるのでね・・・

つまり私が気にしているだけで無視されるならばまだしも、
決算ラッシュを前に日銀短観の売上・収益計画を手掛かりにして、
肝心の来期への業績懸念と来期EPSの低下懸念が改めて意識され、
日本株の水準訂正な売りが拡がる可能性が高いと言えます。

せめて日銀短観が発表される時点の為替水準が、
短観の想定為替レートよりも余裕のある円安水準であるならば、
さほど業績懸念を心配する必要もないのですが、
(一応、明日から法人実効税率が引下げられるというのもありますが)
明晩は米国で雇用統計とISM製造業の発表を控えており、
イエレンのハト姿勢と利上げの副作用の影響を裏付ける低調な結果となれば
更なるドル安進行という可能性も十分にあり得るだけに、
日銀短観発表時点の為替水準だけでは安心出来ないとも言えます・・・
明日は場中にダークホースである中国のPMIも発表されます。

以上の通り、心配は尽きないのですが、
明日の日銀短観、中国のPMI、雇用統計、ISM製造業
これらが見事に全て堅調な結果となれば、心配御無用なのですが、
米経済指標が発表されるまではそれも判明しないですから、
まずは日銀短観だけでも堅調な結果となれば、かなりのサプライズなので、
場中だけは御柱祭りやなくて火柱が上がり、
イチモツチンコ表もビンビンの三役好転や!という可能性もありますが・・
しつこいようですが期待は極薄です。

(そういう意味では、これから来期見通しが判明する、
 2-3月期以降の決算銘柄ではなく、既に来期見通しが判明している銘柄は
 比較的安心して狙うことが出来るとも言えますけどね)

そしてこれらが低調だからこそ、政策期待が高まるという解釈については、
円安と共に商いの伴った火柱(株高)にでもならない限り、
決算シーズンも近いだけにアテにはならんと見ておきましょう。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

週跨ぎでの持ち越し短期勝負の方については、
以上の通りなので、万が一、火柱が上がったとしても、
明日はその日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて王者の風格で新たに参戦する方についても同様ですから、
明後日以降を見据えた新たな参戦は控えておきましょう。
明日が御柱祭のように下げたとしても押し目としての参戦は見送りましょう。

すでに腰を据えて参戦している方についてはシンプルに、
9日安値or2月末水準等を割るなり(下値メドは御自由にどうぞ)
円高と共に商いの伴ったリスクオフにでもならない限り、
王者の風格で構えておくというのもいいですし、
ヤマ場である明日を見極めてから動くというのもアリですが、
慎重に構えるのであれば、明日は火柱が上がろうとも、
一端は撤退しておくのが無難ではあります。
結果的にヤマ場が全て堅調な結果になったとしても、
それはそれで来週以降、参戦機会はいくらでもあるということですからね。

新興市場については、本日はJQ、2部が下げたものの商いは減少しており、
マザは商いを伴った続伸で終えておりますので、、
最近の大商いや騰落レシオ、マザは過去三年間の高値水準に達し、
バイクラなのでは?との見方もありますが、
新興市場はシンプルに商いの伴った下落が「継続」しない限りは、
上昇局面で商いを伴う資金流入の流れが継続している・・・
と判断して勝負をするという見方に変わりはないですが、
慎重に構えるのであれば、明日はその日限りの勝負に留めるのが無難です。

個別目線でも政策絡みのテーマが豊富ですから、
それらへの期待物色による個別への資金流入(循環)の動きが継続し、
ウォッチして動きを把握している銘柄であれば、
今後もテーマ(政策)に絡む官民イベントが多いので、
小難しい国内外の背景には囚われず、個別判断で勝負すればいいですが、
明日だけは短期目線での週跨ぎの持越し勝負だけは控えるのが無難です。
中小型割安狙いの方も同様です。
(ちなみにぜっとえむぴー関連は慎重に・・とだけ言っておきます)

そしてくれぐれも主力大型株が円高と共に商いの伴った株安となり、
国内外がリスクオフモードとなれば、さすがに新興市場は関係ないと言えず、
それこそバイクラとなりかねないので
そうなった場合はいち早くトンズラする機敏な姿勢だけは忘れず・・・

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