不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ゴリ霧中
こんばんは。

踏ん反り返って会見をさせれば右に出る者が居ないコスプレおじさん(麻生大臣)が
本日もフルフラットのリクライニングかと思えるほど踏ん反り返りながら
黒ちゃん(黒田日銀総裁)と口裏を合わせたかのように、

「消費税引き上げの先送りは、財政再建に対する信認が低下することになり、
 国債を売り浴びせられ、対応が困難になるんやで~」

と増税する口実の鉄板ギャグ(切り札)かの様に、
曲がった口でブレない真っ直ぐな姿勢を示しており、
本日発表された8月分の経済指標が軒並み低調な結果だろうとも、

「4月の消費税引き上げによる反動減の影響は軽微であり、
 9-10月には盛り返す言うとるがなアホンダラ」

と9月以降は大丈夫宣言・・・さらに、

「っつうか、最終決断を下す12月までにそういう状況を作りあげるんじゃボケナス」

というただの意気込み・・・
いや、何としてでも景気と株価は押し上げると言わんばかり・・・

(ちなみに本日発表された8月の毎月勤労統計調査は、
 基本給である所定内給与は前年比0.6%増と3カ月連続で増加、
 所定外給与は同1.8%増と17カ月連続で増加、ボーナスは同14.4%増、
 そして現金給与総額は前年比1.4%増と6カ月連続で増加しておりますが、
 物価を考慮した実質賃金は前年比2.6%減と、14カ月連続でマイナス・・・
 下げ幅も拡大しており、賃金が物価に追いつかない状況が続いております・・・)

先日は消費税の追加引上げに対する補正予算を組むとまで言っている上に、
昨日行われた政府税調を見ていると・・・

もしかしてだけど~♪ もしかしてだけど~♪ 
消費税を引上げる代わりに、所得税を引き下げようとしてるんじゃないの~♪

なんてことも窺えるので、12月に消費税引き上げの環境が整っていなくとも、
いざとなれば補正予算と所得税引き下げを打ち出してでも断行するつもりなのか・・・

それにしても消費税を引上げる一方、法人税の引き下げをするだけでなく、
所得税まで引き下げることになれば、国民の不公平感は軽減されたとしても、
税収という面では意味があるのでしょうか・・・
そうなるとコスプレおじさん達が切り札のように言っている、
「消費税引上げを先送りすることは財政再建に対する信認が低下する」
という鉄板ギャグも成立しなくなると思ったりもするのですが・・・

とにかく何だかつぎはぎだらけ感が漂うばかりですが、
消費税引上げの決断を下す12月までは、
景気だけでなく株価も必死のパッチで押し上げておけば、
消費税の引上げを断行しやすいのはもちろんのこと、
所得税の引き下げというオマケをトッピングすれば、
国民としては素直に喜ばしいことでもあり、市場にとっても鮮度の高い好材料です。
もし消費税引き上げを先送りしても、それはそれでポジティブサプライズですし・・・
つまり・・・どう転んでもいいようにするために、
決断を下す12月までは、景気と株価は必死のパッチで押し上げるのでしょう。

個人的には所得税の引き下げが隠し玉ならば嬉しいですけど、
まずは消費税の引き上げを撤回するか先送り・・・
せめて1%だけの引上げに留めて頂きたいものです。

さて、本日のマーケットでおますが、まず民主化デモによる混乱の続く香港市場は、
残念ながら株価は大幅続落で引けたものの、
債券は反発(金利低下)しており、香港ドルも反発しておりますので、
明日からの国慶節入りを前に、トリプル安での突入という事態は避けられており、
本土市場も本日はトリプル高で引けており、
両国共に市場目線では、なんとか平和に国慶節入りとなったかなと・・・
CDSの急上昇(まだ低水準ですけど)、明日と3日の中国PMIは気掛かりですが・・・

民主化デモ目線では明日が建国記念日という節目ではあるので、
騒乱が拡大する恐れはありますが、明日を乗り切って、本土へ飛び火しなければ、
市場での材料視も一気に収束しそうです。
市場目線とは関係なく、個人的にはデモ隊に頑張って頂きたいですけど・・・

そして本日の我が国ですが、
売買代金は2兆2798億円というゴリパワー(大商い)での下げとなっております。
しかしながら月末という特殊要因もあり、
SQ以降の上げ局面での商いを上回るゴリパワーではないので、
下げパワーが優位に転じたとまでは言えまへん。

本日の空売り比率については、底打ちの35%は超えなかったものの、
底打ちに近い32.1%という高水準ではあります。
引け後に発表された2市場信用買い残も僅かに増加しただけで、まだ低水準です。

更に冒頭のコスプレおじさん、本日代表質問に立った安倍ちゃんマンの発言も含め、
政策期待の下支えも継続しており(GPIFの運用見直し、法人減税も含む)、
本日の低調な経済指標は、むしろ政策期待を高めるだけであり、
週明け早々には黒ちゃん率いる日銀金融政策決定会合も控ているので
追加金融緩和期待も高まることになります。

そして明日は日銀短観も控えており、明後日には企業物価見通しも発表され、
短観が低調な結果となり、企業物価見通しが日銀の物価見通しよりも低調であれば
さらに追加金融緩和期待が高まることになります。
特に日銀短観については、繰り返し書いている通り、
DIの悪化自体はすでに見込まれている上に、
想定為替レートと売上・経常利益見通し次第では、改めて円安が意識され、
2Q決算に向けて外需企業の上方修正期待が高まることになります。

以上の通り、中長期的な強気見通しに何ら変わりは無いのですが、
明日から海の向こうがイベントラッシュを控えており、
週末には大トリの雇用統計が控えておりますので、
目先(今週一杯)としては、それなりにゴリ商いが続き、上っ放れようとしても、
海の向こうに足を引っ張られることになり、もみ合いが継続するでしょう。
つまり今週一杯はゴリ(五里)霧中相場が続くということです。

ちなみに本日の私はゲリ霧中ですけど・・・どうでもいいですね。

ということで、明日のスタンスについては、特に変更はありまへんが、
主力大型株での持越し短期勝負については、
明日から海の向こうがゴリゴリイベントラッシュへと突入するので
その日限りの勝負に留めるのが無難です。

新興市場、2部での持ち越し短期勝負については、本日も薄商いが続いているので
シンプルに商いの伴った上昇とならない限り、その日限りの波乗りが無難です。
個人の親玉でもあるハゲバンクに影響するアリババも下げ止まっておらず、
特にマザーズは遅行線が下抜けているので御注意を・・・。
ただし新興市場はネタが豊富ではありますから、商いの旺盛な個別に関しては、
イナゴの大群物色に合わせて波乗りするのは自由でおます。

バイオ、不動産、REITでの中長期勝負の方は、
市場全体が8月安値を割るようなリスクオフとならない限り、
王者の風格で構えておけばいいですが
バイオについてはバイオの秋祭の賑わいがイマイチながら、
秋は学会シーズン、来週にはノーベル賞の発表も控え、
改正薬事法を含め、15年度からの難病新薬の審査も半年に短縮となり、
不動産についても不動産関連指標が低調なのは織り込み済みであり、
いずれは日銀も動くでしょうから、下げたところは拾っていけばいいでしょう。

その他、中小型も含めた中長期の押し目狙いの方についても、
市場全体が8月安値を割るようなリスクオフとならない限り、
高ROE、好業績、割安、高配当、好取組、国策銘柄等のベタな中で、
出遅れているものを中心に新規で拾っていけばいいでしょう。
以上にも書いた通り、臨時国会が始まったことで政策期待が高まり
今週の日銀短観を機に、為替に絡む上方修正期待もさらに高まりそうです。

長期で構えたままの方も、市場全体が8月安値を割る様なリスクオフとならない限り
王者の風格で構えておきましょう。


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