こんばんは。
毎度のことながら決算が多過ぎて、いくら目から視力2.0ビームを出しても、
さすがに眼精疲労で目がチラチラしてしまいます・・・
さて、米英で利上げがチラチラする一方、
黒光り銀行(黒田日銀)の異次元なドーピング(金融緩和)等を駆使して、
世界でも異質なデフレから脱却しようと必死のパッチな安倍ジャパンでおますが、
今のところ物価に関しては、コアコアCPIもプラスに転じ、順調に回復しております。
もちろん細かなツッコミどころはありますが、
少なくとも何もせずに屁をこいて寝ているどころか、余計なことを繰り返し、
長きに渡る閉塞を招いた民主党政権時代も含めた以前の政権に比べると、
随分と希望が持てるようになったとは言えます。
しかしながら物価が先行して上がり、消費税や保険料等も上がり、
所得が追い付かないまま負担だけが増えているのが現状ではあります。
そんな中、本日発表された6月の毎月勤労統計調査を見ると、
これまでは残業にあたる所定外給与の増加によって、
現金給与総額の増加が続いておりましたが、ついに基本給である所定内給与が、
前年同月比0.3%増と2年3カ月ぶりにプラスに転じました。
もちろん物価上昇を反映した実質賃金では未だに右肩下がりではあるので、
実感のない所定内給与のプラス転換でしょうけど、安倍政権にケチを付け、
何もせずみんなで日本という船が沈むのを待つよりは随分とマシですから
コアコアCPIと同様、重要な第一歩とポジティブに捉えていいと思いますけどね・・・
現在、本格化している企業決算の1Qの着地、小売月次、他の経済指標を見ると、
消費税引き上げの反動減が意外と長引いている面はありますが、
このまま6月だけでなく所得増が継続すれば、7月以降は盛り返してくるでしょう。
そういう意味では明日発表の小売各社の7月月次、週明けのユニクロの7月月次は
決算発表と共に注目ではあります。
ただ・・・あまり盛り返し過ぎると、消費税の追加引上げも喰らいますけど・・・
っつうか、法人税を初年度(15年度)から2%引き下げるなんてことも言っているので
やはり消費税10%への引上げはやるんでしょうけどね・・・
そうなると消費税引き上げの為に7-9月を押し上げに成功した暁には、
GPIFや日銀といった安倍ちゃんの神の手による下支え効果は無くなるのか・・・
なんてことも頭をよぎりますし、昨日も書きましたけど、
9月前後は良からぬニオイのするイベントが多いだけに、ちと気掛かりです。
おっと、話が逸れてしまいましたが、
とにかく所得面でも明るい兆しが見えてきたということです。
ちなみに本日は、国内企業決算が一発目のピークを迎えたのですが、
ざっと見た限り、相変わらず1Qの着地はイマイチ部分もありますが、
消費税引上げの反動減という言い訳もあり、かといって下方修正も僅かですから、
昨日に続き、本日も企業決算は株価の裏付けとなる堅調な結果だった言えます
そして本日の日本株ですが、東証1部の売買代金は昨日よりも膨らみ、
6月27日以来の2兆円超えとなっており(2兆2051億円)、
マザーズに至っては、1月23日以来の3000億円超えとなり、
ミクシィ相場の始まった5月以降では最大の商いとなっており、
JQと2部も合わせると4464億円と6月18日以来のゴリゴリ商いです。
(本日の大商いが、一旦の天井と言う見方もありますけど・・・)
つまり企業決算が発表されることで、日本株の裏付け確認となり、
商いも徐々に増加傾向であると言えます・・・
もちろん本日は月末による大商いという面があり、明日以降も大商いが続かないと、
本日の大商いは額面通りには受け取れないのですが・・・
明日は雇用統計を控えた週末ではあり、これまた額面通りには受け取れないので、
週明け以降も商いが維持されるのかどうかが重要です。
まぁとにかく先物主導のインチキであろうと、テクニカル的にはリスクが軽減され、
後追いながらも実態の企業業績が伴ってきておりますので、
雇用統計を経て、米国市場で金利急騰&米株安という最悪のガラガラポンや、
地政学リスク等が更なる悪化とならない限り、日本株の大崩れはないでしょう。
今のところウクライナ、イスラエルの地政学リスクについては大きな変化は無く、
アルゼちんちんも本日13時にデフォルトに陥りましたが、通貨は動いておらず、
債券とCDSはすでに大幅安ではあったので、影響は軽微なものに留まりそうです。
金と原油は緊張感なく下げております。
そして明日はいよいよ今週の大トリである雇用統計でおます。
かつては失業率に焦点が当たり、リーマンショック以降は雇用者数に焦点が当たり
現在はイエレンおばさんの思惑通り、労働参加率や賃金等の「質」が焦点と言えます
だけに・・・明日の雇用統計は、「質」の部分が劇的に改善してしまうと、
昨夜の堅調なGDPによる債券安(金利上昇、ドル高)に対して火に油となり、
更なる債券安を招き、金利が急騰(ドル急騰)となってしまいます・・・
つまりいっそのこと低調なくらいの方が、昨夜のFOMC声明文通りということで、
金利の急騰も招かず無風通過となり、程よい債券安(金利上昇、ドル高)も維持され
我が国にとっては程良い円安という都合のいい展開になるのですが・・・
米国も無理のある株高・債券高ではなく、
程よい債券安による健全とも言える株高・債券安という展開が見込めます。
現在は2年債の利回りが2年ぶりの水準にまで上昇しており(3年債も)、
5年債と7年債利回りも直近の水準と2年ぶりの水準が目の前に迫っております・・・
10年債利回りも昨年末の水準である3%を超えるような急騰になると、
さすがに米国は株高・債券安なんて言ってられず、巻き戻しが起きてしまいます・・・
そういう意味では米5年債と7年債の利回りが2年ぶりの水準となり、
10年債利回りが3%を超えるまでは、大丈夫なのかとも言えますが、
一応、節目の水準として見ておきましょう。
ちなみに我が国の10年債利回りもやや上昇傾向ではありますが、
昨年の5月の水準どころか、昨年末の水準にもまだ遠い・・・
つまり昨年の5月と昨年末の様に、デフレ脱却を目指す為に必須の構えである
株高・債券高(円安)が崩れ、株高・債券安になっている訳ではないということです
もちろん需給環境、バリュー面でも大きく異なります。
強いて挙げると、最近の先物主導の動きは、
昨年5月と昨年末の様な動きへの第一歩なのかとも言えますが、
裁定買い残の水準自体もまだまだ及ばないです。
まぁ9月前後に不穏なイベントが控えているので、昨年5月と昨年末と同様、
不健全ながら9月まで先物主導で突っ走るというのもアリっちゃあアリですけどね。
以上の通り、雇用統計明けとなる来週以降が、
不健全な上昇となる兆しも少し見えておりますが、
米金利が先に述べた水準を突破するような急騰という事態になったり、
地政学リスク等が今以上に悪化しない限りは、
雇用統計以降は発表前後の多少の乱高下はあれど、
ひとますジャクソンホールまで米金融政策の方向感は定まるので、
来週以降は堅調な展開となるでしょう。
(米株の裏付けは決算で終えておりますし、新興国からの資金シフトも期待)
そして我が国も決算と共に株価が裏付けられ、以上の米国も追い風に、
来週以降は徐々に商いも伴いながらの堅調な展開が見込めそうです。
先物主導による不健全な展開かも知れませんけどね。
ということで、明日のスタンスについては、特に変更はありませんが、
主力大型株での週跨ぎの持越し短期勝負は、
来週以降を見据えての勝負はありですが、雇用統計発表前後は乱高下もあり
地政学リスク等も不透明な状況が続いているという現実もあるので、
明日はその日限りに留めるか、勝負するにしても決算を終えたものが無難です。
新興市場、東証2部での週跨ぎの持ち越し短期勝負については、
本日もゴリゴリ商いが続いておりますので、ゴリゴリ商いでの下げに転じない限り、
決算を終えたもの、日替わりのテーマ物色の波に乗って勝負をすればいいのですが
ミクシィ等の軸となっている銘柄の動き、今夜以降も控える米モメンタム銘柄の決算、
国内の新興主力決算には目を光らせておきましょう。
バイオ、不動産、REITについては、中長期目線で狙うことに変わりはないですが、
新規参戦については、決算を終えたものから拾うのが無難ではあります。
その他中長期の押し目狙いの方については、出遅れ、好業績、割安、高ROE、
好取組、国策銘柄等、ベタな物色を続ければいいのですが、
同じく新規参戦については、決算を終えたものから拾うのが無難ではあります。
長期で構えたままの方は、保有している個別の決算には注意も必要ですが、
基本的には雇用統計以降を見据え、王者の風格で構えておきましょう。
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毎度のことながら決算が多過ぎて、いくら目から視力2.0ビームを出しても、
さすがに眼精疲労で目がチラチラしてしまいます・・・
さて、米英で利上げがチラチラする一方、
黒光り銀行(黒田日銀)の異次元なドーピング(金融緩和)等を駆使して、
世界でも異質なデフレから脱却しようと必死のパッチな安倍ジャパンでおますが、
今のところ物価に関しては、コアコアCPIもプラスに転じ、順調に回復しております。
もちろん細かなツッコミどころはありますが、
少なくとも何もせずに屁をこいて寝ているどころか、余計なことを繰り返し、
長きに渡る閉塞を招いた民主党政権時代も含めた以前の政権に比べると、
随分と希望が持てるようになったとは言えます。
しかしながら物価が先行して上がり、消費税や保険料等も上がり、
所得が追い付かないまま負担だけが増えているのが現状ではあります。
そんな中、本日発表された6月の毎月勤労統計調査を見ると、
これまでは残業にあたる所定外給与の増加によって、
現金給与総額の増加が続いておりましたが、ついに基本給である所定内給与が、
前年同月比0.3%増と2年3カ月ぶりにプラスに転じました。
もちろん物価上昇を反映した実質賃金では未だに右肩下がりではあるので、
実感のない所定内給与のプラス転換でしょうけど、安倍政権にケチを付け、
何もせずみんなで日本という船が沈むのを待つよりは随分とマシですから
コアコアCPIと同様、重要な第一歩とポジティブに捉えていいと思いますけどね・・・
現在、本格化している企業決算の1Qの着地、小売月次、他の経済指標を見ると、
消費税引き上げの反動減が意外と長引いている面はありますが、
このまま6月だけでなく所得増が継続すれば、7月以降は盛り返してくるでしょう。
そういう意味では明日発表の小売各社の7月月次、週明けのユニクロの7月月次は
決算発表と共に注目ではあります。
ただ・・・あまり盛り返し過ぎると、消費税の追加引上げも喰らいますけど・・・
っつうか、法人税を初年度(15年度)から2%引き下げるなんてことも言っているので
やはり消費税10%への引上げはやるんでしょうけどね・・・
そうなると消費税引き上げの為に7-9月を押し上げに成功した暁には、
GPIFや日銀といった安倍ちゃんの神の手による下支え効果は無くなるのか・・・
なんてことも頭をよぎりますし、昨日も書きましたけど、
9月前後は良からぬニオイのするイベントが多いだけに、ちと気掛かりです。
おっと、話が逸れてしまいましたが、
とにかく所得面でも明るい兆しが見えてきたということです。
ちなみに本日は、国内企業決算が一発目のピークを迎えたのですが、
ざっと見た限り、相変わらず1Qの着地はイマイチ部分もありますが、
消費税引上げの反動減という言い訳もあり、かといって下方修正も僅かですから、
昨日に続き、本日も企業決算は株価の裏付けとなる堅調な結果だった言えます
そして本日の日本株ですが、東証1部の売買代金は昨日よりも膨らみ、
6月27日以来の2兆円超えとなっており(2兆2051億円)、
マザーズに至っては、1月23日以来の3000億円超えとなり、
ミクシィ相場の始まった5月以降では最大の商いとなっており、
JQと2部も合わせると4464億円と6月18日以来のゴリゴリ商いです。
(本日の大商いが、一旦の天井と言う見方もありますけど・・・)
つまり企業決算が発表されることで、日本株の裏付け確認となり、
商いも徐々に増加傾向であると言えます・・・
もちろん本日は月末による大商いという面があり、明日以降も大商いが続かないと、
本日の大商いは額面通りには受け取れないのですが・・・
明日は雇用統計を控えた週末ではあり、これまた額面通りには受け取れないので、
週明け以降も商いが維持されるのかどうかが重要です。
まぁとにかく先物主導のインチキであろうと、テクニカル的にはリスクが軽減され、
後追いながらも実態の企業業績が伴ってきておりますので、
雇用統計を経て、米国市場で金利急騰&米株安という最悪のガラガラポンや、
地政学リスク等が更なる悪化とならない限り、日本株の大崩れはないでしょう。
今のところウクライナ、イスラエルの地政学リスクについては大きな変化は無く、
アルゼちんちんも本日13時にデフォルトに陥りましたが、通貨は動いておらず、
債券とCDSはすでに大幅安ではあったので、影響は軽微なものに留まりそうです。
金と原油は緊張感なく下げております。
そして明日はいよいよ今週の大トリである雇用統計でおます。
かつては失業率に焦点が当たり、リーマンショック以降は雇用者数に焦点が当たり
現在はイエレンおばさんの思惑通り、労働参加率や賃金等の「質」が焦点と言えます
だけに・・・明日の雇用統計は、「質」の部分が劇的に改善してしまうと、
昨夜の堅調なGDPによる債券安(金利上昇、ドル高)に対して火に油となり、
更なる債券安を招き、金利が急騰(ドル急騰)となってしまいます・・・
つまりいっそのこと低調なくらいの方が、昨夜のFOMC声明文通りということで、
金利の急騰も招かず無風通過となり、程よい債券安(金利上昇、ドル高)も維持され
我が国にとっては程良い円安という都合のいい展開になるのですが・・・
米国も無理のある株高・債券高ではなく、
程よい債券安による健全とも言える株高・債券安という展開が見込めます。
現在は2年債の利回りが2年ぶりの水準にまで上昇しており(3年債も)、
5年債と7年債利回りも直近の水準と2年ぶりの水準が目の前に迫っております・・・
10年債利回りも昨年末の水準である3%を超えるような急騰になると、
さすがに米国は株高・債券安なんて言ってられず、巻き戻しが起きてしまいます・・・
そういう意味では米5年債と7年債の利回りが2年ぶりの水準となり、
10年債利回りが3%を超えるまでは、大丈夫なのかとも言えますが、
一応、節目の水準として見ておきましょう。
ちなみに我が国の10年債利回りもやや上昇傾向ではありますが、
昨年の5月の水準どころか、昨年末の水準にもまだ遠い・・・
つまり昨年の5月と昨年末の様に、デフレ脱却を目指す為に必須の構えである
株高・債券高(円安)が崩れ、株高・債券安になっている訳ではないということです
もちろん需給環境、バリュー面でも大きく異なります。
強いて挙げると、最近の先物主導の動きは、
昨年5月と昨年末の様な動きへの第一歩なのかとも言えますが、
裁定買い残の水準自体もまだまだ及ばないです。
まぁ9月前後に不穏なイベントが控えているので、昨年5月と昨年末と同様、
不健全ながら9月まで先物主導で突っ走るというのもアリっちゃあアリですけどね。
以上の通り、雇用統計明けとなる来週以降が、
不健全な上昇となる兆しも少し見えておりますが、
米金利が先に述べた水準を突破するような急騰という事態になったり、
地政学リスク等が今以上に悪化しない限りは、
雇用統計以降は発表前後の多少の乱高下はあれど、
ひとますジャクソンホールまで米金融政策の方向感は定まるので、
来週以降は堅調な展開となるでしょう。
(米株の裏付けは決算で終えておりますし、新興国からの資金シフトも期待)
そして我が国も決算と共に株価が裏付けられ、以上の米国も追い風に、
来週以降は徐々に商いも伴いながらの堅調な展開が見込めそうです。
先物主導による不健全な展開かも知れませんけどね。
ということで、明日のスタンスについては、特に変更はありませんが、
主力大型株での週跨ぎの持越し短期勝負は、
来週以降を見据えての勝負はありですが、雇用統計発表前後は乱高下もあり
地政学リスク等も不透明な状況が続いているという現実もあるので、
明日はその日限りに留めるか、勝負するにしても決算を終えたものが無難です。
新興市場、東証2部での週跨ぎの持ち越し短期勝負については、
本日もゴリゴリ商いが続いておりますので、ゴリゴリ商いでの下げに転じない限り、
決算を終えたもの、日替わりのテーマ物色の波に乗って勝負をすればいいのですが
ミクシィ等の軸となっている銘柄の動き、今夜以降も控える米モメンタム銘柄の決算、
国内の新興主力決算には目を光らせておきましょう。
バイオ、不動産、REITについては、中長期目線で狙うことに変わりはないですが、
新規参戦については、決算を終えたものから拾うのが無難ではあります。
その他中長期の押し目狙いの方については、出遅れ、好業績、割安、高ROE、
好取組、国策銘柄等、ベタな物色を続ければいいのですが、
同じく新規参戦については、決算を終えたものから拾うのが無難ではあります。
長期で構えたままの方は、保有している個別の決算には注意も必要ですが、
基本的には雇用統計以降を見据え、王者の風格で構えておきましょう。
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