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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
一発目のヤマ場&エイプリルフール。
こんばんは。

何やら理研が明日、STAP細胞問題の最終報告とした会見を開くそうです。

小保方さんの論文がコピペでもオッパッピーだったとしても、

STAP細胞だけは事実であって欲しいのですが・・・

ウソであっても、市場ではもはやSTAP安にはならんと思いますけどね

もちろん真実ならば、STAP高になるでしょうけど・・・

あっ、そういえば、明日はエイプリルフールですから、

「STAP細胞はウソでした」

なんて下らないギャグを言うつもりなのでしょうか・・・笑えまへん。


ところで「笑えまへん」やなくて「笑っていいとも」が32年の歴史に幕を閉じました。

結局、ほとんど観ることがなかった番組ですけど、何だか寂しい気もします。

それにしても生中継の帯番組で32年・・・(徹子の部屋は収録番組ながら39年)

もはやタモリはサラリーマンの定年みたいなもんですが、継続は力なりですね。

比べてはいけないですが、袴田事件は徹子の部屋を上回る48年で釈放ですか・・・

無罪を勝ち取る為に闘っていたのならばまだしも、死刑囚として48年・・・

継続は力なりなんて軽々しくも言えない・・・言葉にならないですね。


さて、話が飛び散らかっておりますが、32年で幕を閉じた「笑っていいとも」に対し、

歴代政権が低視聴率番組の様に打ち切られ、

首相がコロコロと変わってばかりだった我が国の政治ですが、

小泉パパ以来の長期政権が見えつつある安倍ちゃんマン政権・・・

15年に渡るデフレを始め、慢性化していた閉塞感から脱しようとしているので、

私としては素直に長い目で応援しているのですが、

今のところは第一の矢である黒い銀行(黒田日銀)が、

異次元金融緩和という大量のドーピングを注入したことで、

身体の病や負傷の痛みを誤魔化したまま、偽物の筋肉で走っている状況ですから、

ドーピングが効いている間に、病や負傷個所を治療した上で、

偽物の筋肉を本物の筋肉に変えていかなければならないのですが、

病や負傷個所の治療をする前に、消費税引上げという負荷を掛けて、

乳酸濃度を上げ、筋肉疲労を加速させようとしております・・・

ドーピングはデフレという病に対しては、治療効果が現れてますけど、

物価が上がり、所得が上がらないまま、消費税という負荷を掛けると、

財政再建というケガの治療には多少の長期的な効果はあれど、

国民や企業の乳酸が溜まって疲弊し、マインドまで低下してしまうと、

消費税そのものはもちろんのこと、直接税の税収すら低下しかねないだけに、

治療よりも身体が蝕まれる速度の方が速くなりかねないですからね・・・

ドーピング自体も、偽物の筋肉が肥大しただけですし、

肥大した筋肉はボディビルダーの様に瞬発力だけでスタミナがないですから、

消費税引上げと言う乳酸が溜まる速度の速まる治療をする前に、

第2、第3の注射による治療を優先すべきだとは思うのですが・・・

残念ながら明日から、負荷を伴う治療となる消費税の引上げが始まり、

病やケガが治癒するのか・・・さらに悪化するのか・・・という競争が始まります。

すでに成立済の消費税引上げ対策予算、6月発表予定の新たな成長戦略、

先週末に発表した国家戦略特区、本日開かれた法人減税の検討会合、

そして更なる追加ドーピング(金融緩和)等、

消費税引上げによる乳酸が溜まるのを見込んだ治療にも当たっておりますので、

悪化するよりも治療の方が速く進むことを期待したいものですが・・・。

(本日行われた法人減税の検討会合は、資料の論点を見る限り新味はなさげです)

そういう意味でも、病は気から、景気も気からというように、マインドが重要ですから、

繰り返し書いている通り、企業目線では明日の日銀短観(先行きDI)、

国民目線では負荷を和らげることが出来る所得という意味で明日の毎月勤労統計、

まずはこれらが消費税引き上げという乳酸の溜まる負荷に対して、

目先のマインドがどうなのかを確認するという意味で重要です。

そして企業の来期目線という意味では、本日から決算発表が本格化している、

2月期決算企業の来期見通しが、消費税引き上げを見込んで、

日本企業にありがちな過剰に保守的予想を出してくるのかも注目です。

ちなみにしまむらを始めとする本日発表された2月期決算企業の来期見通しは、

駆け込みの反動期間である4-6月期を含む中間期予想は、やや弱目ですが、

通期予想は保守的な見通しではなく、概ね市場予想通りとも言えますので、

本日時点では消費税引上げによる影響は軽微です・・・たった8社ですけど(笑)

あ、忘れておりましたが、藤巻議員の答弁に立った黒ちゃんですが、

異次元ドーピングの出口(引き締め&回収)はどう考えているのかという質問に対し、

「今の段階で出口を答えるアホがどこにおんねん!アホンダラ!」と答え、

更に藤巻議員はマフィアコスプレおじさんこと麻生・カポネに対し、

ハイパーインフレでも引き起こすつもりか?という質問を投げ掛け、

「ワシはお前の様な机上の空論だけの金融専門家やなくて、
 ハイパーインフレの起こったブラジルで身を持って経験しているボンボンやから、
 お前に言われんでもわっかとるわいボケナス!
 しかもハイパーインフレなんて引き起こすつまりなんて毛頭ないわ!ハゲ!」

といったコスプレおじさんの力技な返答を喰らっておりました。

もちろん御存知の通り、藤巻議員はハゲてないし、

こんな罵詈雑言な答弁ではないですのであしからず。

まぁ麻生くんはともかく、黒ちゃんに関しては、

ドーピングの薬抜きをして出口に向かう?イエレンおばさん(FRB議長)とは違って、

懐に隠した追加ドーピングの注射器をチラ見せしておりました。

新味はありませんけど・・・

ちなみにイエレンおばさんの講演が今夜に控えておりますので、

薬抜き後(QE縮小完了後)、約6ヶ月で出口(利上げ)に向かうと言った、

先日の議会での発言の真意がどうだったのかを確認する意味で注目です。

更にドラギえもん(ドラギECB総裁)率いるECB理事会を3日に控え、

先ほど発表されたユーロ圏の消費者物価は市場予想を下回り、

当然ながらECBの目標値には程遠い結果となったので、

ドラギえもんの秘密道具(利下げを含めた追加策)への期待が高まっており、

本来ならばユーロ安でもおかしくないないのですが、

ありがちなドラギえもんが動くことを好感したリスクオンということで、

ユーロ高円安が進行しており、ドルもそんなリスクオンだけでなく、

イエレンおばさんの出口戦略と黒ちゃんの追加ドーピング姿勢による、

日米金融政策の違いを見込んでというのもあり、

ドル高(米債安)円安が進行しており、先物も堅調に推移しております。


あっ、時系列的には前後してしまいますが、本日の日本株は、

引け後の様な為替の動きはありませんでしたが、お化粧もあったのか(薄化粧)、

国家戦略特区を好感したのか(そうではなさそうですけど(笑))わかりませんが、

少なくとも国内外共に大きな騒ぎも無かったので、プチリスクオンとなったことで、

物色面でも拡がりを見せ、結果的には売買代金も2兆円超えとなり、

日経平均は0.9%高、TOPIXは1.38%高となりました。

東証2部、新興市場の薄商いと戻りの鈍さは気掛かりですけど・・・

ちなみにアジア新興国の株価は堅調、通貨は小幅高、債券は小幅安、

中国は株安、人民元も小幅安、債券は横ばい、SHIBORの翌日物が上昇となり

よろしくはないですが、李首相の追加刺激策期待もあって底堅い動きであり、

まずは明日のPMIが注目でおます。

ロシアも本日は株高、通貨高、債券高とトリプル高となっており、

ウクライナ情勢を巡る騒ぎは小康状態・・・というか本日も風化が進んでおります。

そしてタモリ以上に長期に渡って北の国で君臨している金一族の3代目である、

カリアゲクソ野郎ですが、何やらヨンビョン島事件を思わせるような砲撃をしており、

韓国の応戦もあったりと少々キナ臭くもなっておりますが、

見ての通り市場は、我が国だけでなく、韓国市場すらもシカトしております。


以上の通り、国内外共に市場はプチリスクオンとも言える穏やかさではありますが、

今夜はイエレン・オブ・ジョイトイ(イエレンFRB議長)の講演、

明日は寄り前の日銀短観、毎月勤労統計(これは注目度が低いですけど)、

場中の中国PMIといったところが、今週の一つ目のヤマ場です。

(引け後には2市場信用残高、明晩には米3月ISM製造業景況指数もありますが、
 米指標は寒波に見舞われた2月分ですら堅調だったので、心配ないでしょう。)

明日はエイプリルフールなので、明後日にでも安倍ちゃんが緊急会見を開き、

「消費税引上げはウソやがな、エイプリルフールやがな」

と言ってくれる・・・はずもないでしょうから、

日銀短観の結果を受けて、これまで堅調だった日本株自体が、

「ウソやで~」とならないことを祈るのみです。

あ、そういえば、今宵は新月か・・・

まぁでも、大丈夫だとは思いますけど、まずは日銀短観でおます。


ということで、明日のスタンスについては、特に変更はないですけど、

主力大型株での持ち越し短期勝負は、日銀短観を見極めてから動くのが無難です。

新興市場、東証2部での持ち越し短期勝負については、切り返しも見られますが、

相変わらず薄商いが慢性化しているので、海の向こう云々というよりも、

まずは商いを伴った反発となるまでは、その日限りの勝負に留めておきましょう。

ゲーム、LINE、バイオ、IPO、不動産、テーマ銘柄等については、

基本的には新興市場、東証2部と同じですが、

バイオについては、徐々に改正薬事法効果(迅速な収益化)も浸透しつつあるので

中長期(来期)目線で狙うことに変わりはないですが、短期目線については、

冒頭でも書いた通り、STAP細胞問題の会見が行われるのでお気を付け下さい。

不動産、REITについては、黒ちゃんの追加ドーピング(金融緩和)期待、

公示地価を始め不動産指標の好調ぶり、出遅れ物色が本格化しつつあるので、

中長期目線では買いですが、短期目線では債券がやや軟調なので御注意下さい。

中長期の押し目狙いの方は、2月安値を割るようであれば、

即座に撤退するという姿勢だけは忘れずに、

引き続き来期好業績という条件を前提に、好取組、割安、高ROE、出遅れ、

高配当、国策銘柄という当たり前過ぎる銘柄を拾っていきましょう。

長期の方も、2月安値を割るようであれば撤退するという姿勢だけは忘れずに、

ひとまずこのまま王者の風格で構えておきましょう。


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