不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
天使の梯子~札束を持った天使が地上へ舞い降りる~
欧州債務問題、米景気失速懸念、新興国景気失速懸念、

そして国内は企業業績V字回復剥落懸念、ポンコツ政治&デフレ慢性化・・・

これらの暗雲が垂れ込める雲の隙間から天使の梯子が・・・

天使の梯子

天使の梯子と言うのは、雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上に伸び、

そこを天使が上り下りしている光景に似ていることから呼ばれるようになったそうです。

そして天使というにはどうかとは思いますが、どんよりとした大地に光を降り注ぐお三方・・・

(左からバーナンキFRB議長、トリシェECB総裁、白川日銀総裁)

バーナンキ1トリシェ白川 

もしかしたらトリシェではなくマリオ・ドラギ次期ECB総裁かも知れないですけど。
(ドラギってもしかしてヅラ?)

ドラギ

彼らが天使のコスプレをして、上空から札束を撒いてくれそうです。


まず一人目の天使であるバーナンキはと言うと、昨夜の記事にも書いた通り、

一昨日、QE3を示唆?正当化?する発言をしており、

次回のFOMCで実行に踏み切りそうです。(理由は昨夜の記事を御参照下さい)

そして昨夜の記事の追加にはなりますが、

ゴールドに対して再び証拠金引き上げを検討中なんて話もありますから、

商品は更なる下落に繋がる可能性もあり、

インフレに苦しむ新興国からのQE3に対する批判もかわせるでしょうしね。

っつうか米国は「そんなこと知るか!」でしょうけどね。

実際、ブラジルは前回利下げに踏み切り、他の新興国も据置路線になりつつあり、

中国までもが利下げもあり得ると言い出しているということは、

インフレ圧力がかなり軽減されたのでしょう。

オバマ景気・雇用対策の野党側との合意への道が難航していることも、

QE3実施の足を速めそうです。

一昨日のバーナンキ証言に対して、

今日になってQE3と捉える向きの市場関係者も増えつつありますから、

来週10/4(火)の米議会経済合同委員会におけるバーナンキ証言が、

本来の証言テーマである「経済見通し」よりも「QE3」に注目が集まりそうですね。

あ、そうそう、S&PがNZをAAAから引き摺り下ろしましたね。

着々と世界は米国水準になりつあります(笑)

まぁこれについてはまた後日にでも書きます。


次に二人目の天使であるトリシェECB総裁ですが、

どうやらECBは、出口の見えない欧州債務問題に対して、

不胎化路線(お金を刷らない路線)を止めて、

遂にお札刷り刷り路線に踏み切ろうとしているようです。

本来ならば利下げが先でしょうけど、困った事にトリシェの任期が10月一杯であり、

直近2回のトチ狂った利上げを自己否定する様な利下げは、

どうしてもプライドが許さないのでしょう・・・。

先日の記事にも書いた通り、次回10/6のECB理事会では、

利下げをするつもり全くないようですからね。

次の就職を有利にする為にも、最後の花道を汚したくないんでしょう。

そんな中、突然沸いて出て来たのが、これまで頑なに守って来た不胎化路線を破棄して、

お札刷り刷り路線に変更ということです。

確かにこのまま利下げもせずに退任して、しかも次期総裁のマリオ・ドラギが、

利下げに打って出るとなると、ドラギの手柄ばかりがクローズアップされ、

下手をすればトリシェは戦犯扱いですからね(実際そうやけど)。

そこで自己否定にも繋がらず、次期総裁のスーパーマリオへのお膳立てにもなり、

利下げというカードをマリオに譲れば、就任早々の手柄もマリオは得られますから、

両者にとってはWin-Winの関係が成立することになり、

トリシェも最後の花道を飾れるということです。

(調子に乗って、「利上げをしたのは利下げというカードを作る為や」

なんて強引な理由をこじ付けたりして・・・さすがにここまで腐ってないかな。)

とにかくお札スリスリ祭を開催することは市場からも歓迎されるのは事実ですから、

お札スリスリからの利下げという順序は置いといても、

暗雲垂れこめるユーロ圏に光が差し込みつつあります。

これで市場が少しでも安定化すれば、圏外支援も受けられ易くなりますから、

即刻、圏外からの支援先探しに奔走する事です。

まぁ市場が落ち着けば、インチキ・オブ・ジョイトイなEFSFも多少は機能するでしょうしね。


そして三人目の天使である桃屋のオッサンこと白川日銀総裁、

本日の講演でインフレ等の副作用に注意を払いながらも、

追加金融緩和について触れていましたね。

なにぶん図体のデカイ米国とユーロ圏が相手ですから、

先手を打っても量という図体で踏み潰されるだけですから、相手の出方を慎重に窺い、

タイミングを見計らっての後の先(カウンター)でないと、

小よく大を制す効果はないですからね。

量に大して時間で勝負(欧米よりも長期間の緩和宣言)という手もありますけど、

FRBがすでに2013年半ばまでは低金利政策を続けるとも言ってますから、

日銀としては少なくとも2014年までとでも言わないと、時間でも太刀打ちできないです。

桃屋のおっさんの「ごはんですよー!」コールは、

来週(10/6~7)の金融政策決定会合では聞けそうにはないですけど、

これまで以上に追加緩和に対する踏み込んだ証言には期待できそうですね。

白川天使の会見は10/7ですから、10/4のバーナンキ天使証言、

10/6のECB理事会でのトリシェ天使会見を見極めることもできますから、

証言も後出しジャンケンならぬ「後の先」でお願いしたいところです。


以上の通り、三人の天使が暗雲垂れ込める市場の雲の隙間から、

天使の梯子を使って舞い降りて、札束をばら撒くことになりそうです。

簡単に言えば、これまでもユルフン横○ン状態やったのに、

更なる金融緩和でお札を刷りまくることでフル○ン状態となり、

ノーパンジャブジャブを日米欧で開店ということですね。

新興国もこれまでインフレに悩まされ、

おケツに食い込むほどフンドシを引き締めていた路線から、

据置ないしユルフン方向に進む兆しもありますからね。

いやぁ割れながら下品な言い方だなぁと反省してしまいます。

せっかくの天使の梯子というファンタジーな話も台無しですね。


ちなみに目先の欧州債務問題の主役であるギリシャですけど、

目先の危機回避としては、ドイツで可決したEFSF拡充案よりも、

トロイカ調査団の判断の方が重要です。

昨日の記事にも書いた通り、10/14がギリシャ短期国債20億ユーロの償還日ですから、

トロイカからの80億ユーロが入って来ないとデフォルトの可能性が高いですからね。

しかもパパンドレウ首相がトロイカ調査団を誘き出すために、

大風呂敷を拡げた公務員3万人削減の計画策定も、

予想通り閣僚が造反している上に、

具体的な解雇計画の提出を拒む省庁も出てきているそうで・・・。

しかも国民のデモ・暴動も必至な計画ですからね・・・

トロイカさん達が誇大広告に騙されたと判断するのか、

誇大広告は承知の上なのかはわかりませんが、

目先のギリシャデフォルトの鍵を握っているの事実ですから、注視しましょう。


ということで、ギリシャを巡る目先のデフォルト懸念、スロバキア議会での

EFSF拡充案否決懸念等、欧州では気の抜けないイベントが目白押しですが、

そもそもギリシャデフォルトは折り込み済ですし、気掛かりである金融機関の破綻懸念も、

天使の梯子が降りてくれば、市場も安定し懸念は払拭されますからね。

そして国内の業績懸念、円高すらもジャブジャブ洪水相場の前では、

関係なく水位が上昇しますからね。

そういえば瀬戸内海は宮島を始め異常な潮位上昇現象が起きているようですね。


まぁとにかく、天使の梯子(世界中での金融緩和)、欧州債務問題に絡むイベントを始め、

来週の国内外イベントを加味しての展望は、改めて週末にでも書きます。


さて本日は週末ですので音楽動画を貼っておきます。

ジャブジャブの泡泡バブルということで、

WESというカメルーンのミュージシャンの「AWA AWA」です。



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