不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ブラックフライデーを前に・・・
こんにちはです。

クリスマス、バレンタイン、ハロウィンに続き、
ついに日本でもブラックフライデーを始める小売企業が・・・
貯金大好き日本人の消費を促すという面では良いことですが、
その前にプレミアムフライデーはどうなったんやと言いたくもなりますし、
誰かが言ってましたが、お釈迦様の誕生日(4月8日)も祝えと・・・

しかし、いずれはブラックフライデーだけでなく、
感謝祭そのものを祝うことも定着し、七面鳥を食べ始めるのでしょうか?
最近はダチョウ牧場もあるそうですから、将来の感謝祭定着を見込んで、
国産の七面鳥を育てるのもいいかも(笑)

さて、市場ではブラックと言えば、
我らがブラックバンク(黒田日銀)・・・ではなく、
ブラックマンデーといった良からぬ意味合いのものもあり、
明日が良からぬ意味でのブラックフライデーになってもおかしくない・・
と心配したくもなる市場の動きは続いております。

昨夜だけでなく日米が休場となる本日も円高が進行しており、
111円はトヨタの今期想定為替レートであり、
さらに9月調査の日銀短観の下期想定為替レートは109.12円
決算発表を経た下期の平均的な企業想定為替レートは約109円なので
さらに円高が進むようだと、いよいよ我が国の業績懸念が台頭し、
日本株の割安感も剥げ落ち(もはや肝心なのは来期ですけどね)
ここまで円高耐久力のような踏ん張りを見せていた日本株が踏ん張り切れず
日本にだけ違う意味でのブラックフライデーが訪れてもおかしくないです。

そもそも主役である米国を始めとする海の向こうは、
足元だけを見たような株高を演じていた裏で、
先行き懸念の様な長期金利が低迷したままという現実は無視してましたが、
昨夜は主役である米長期金利の低下が続いただけでなく、
ついに米1ヶ月物以外の短期債&2年債利回りが低下に転じており、
12月の利上げだけを見込んだリアルな動きであり、
とくに為替に影響する米2年債利回りの低下が続くことになると、
さらにドル安円高圧力が増すことになります。

こういった昨夜からの1ヶ月物以外の米金利低下は、
昨夜のFOMC議事要旨がきっかけになっているのか、
単なる一時的な動きに過ぎないのかはわかりませんが、
FOMC議事要旨を読む限り、12月の利上げ姿勢に変わりはないものの
物価の低迷は一時的と言いながらも懸念する意見も増えつつあり、
年明け以降の利上げ姿勢がやや鈍化している感も窺えるので、
これまでの米長期金利低下が正解だったかのように、
1ヶ月物以外の米短期債&2年債利回りの低下が続く可能性はあります。

そもそもFRBを含む中央銀行の本業は物価コントロールですから、
物価が低迷していると言いながらだけでなく、
完全雇用と言いながら賃金の鈍化が続いているにも関わらず、
利上げに踏み切る自体がおかしな話ですけど(バランスシート縮小も)、
本業に近い金融市場の安定と景気の安定を目的とした利上げだと言うならば
いかにも危機が間近に備っているからこその利上げにしか見えないです。

それともトランプマンの税制改革が実現するだけでなく、
それによる物価も米景気も拡大することを見込んだ強気なのか・・・
とか言いながら米財政面での懸念も表明していたりするので、
どうも強気を演じざるを得ないFRBの姿勢を感じるばかりです。

まぁFRBの本音を含む小難しい背景はともかく、
米長期金利低下と共に1ヶ月物以外の米短期&2年債利回り低下が続くと、
我が国にとっては円高圧力が増すことになります。

しかしながら金融引締めに関わらず米長短金利低下という異常な動きに対し
物価を含むマクロの先行き懸念とか燻ったリスクへの懸念とかではなく、
かつてのQE時代のように低金利ドル安は物価と米景気に追い風やで!
と言う呆れた御都合解釈で米株高となれば、
(昨夜の米ハイテク株上昇はまさにこれです)
円高圧力による日本株安を下支えすることにはなりますけど
真っ当な解釈で米株が崩れるようだと、リスクオフの空気が増し、
恒例のリスク回避の円高圧力も掛かって来ます。

さらに足元で堅調な原油についても、
物価に影響するだけでなく、市場におけるマネーの潤滑油でもあり、
米株と共に市場のリスクオン・オフ・スイッチの役割を担うので、
米株だけでなく原油までが崩れると、物価の鈍化懸念だけでなく、
リスクオフの空気が更に増すことになり、
リスク回避の円高圧力もさらに増すことになります。

他にも市場の動きとしては、ビットコイン、中国市場、銅、金、HY債、
VIXも要注意ではあります。
昨夜に関してはスットコドイツ(DAX)もなかなかの暴落でした。

そして米税制改革動向、ロシアゲート疑惑、債務上限引き上げ動向、
独・英・スペインを始めとする欧州政治、サウジ騒動、ベネズエラ騒動
不穏さも窺える中国、北のカリアゲマンリスク、
といったこれらの燻ったリスクが再燃&高まることになれば、
これまたリスクオフの空気が増し、リスク回避の円高圧力もさらに・・・

ちなみにこれらの継続している燻ったリスクだけでなく、
これらにも関わる目先(今週)のきっかけイベントは以下の通りです

 23日 勤労感謝の日で日本休場、米国も感謝祭で休場
    欧州各国の11月PMI速報値、ECB理事会議事要旨

 24日 自民党人生100年時代戦略本部第5回会合
    独11月IFO企業景況感 メイ英首相とトゥスクEU大統領会談
    コンスタンシオECB副総裁講演
    S&Pとムーディーズが南アの格付け発表、IAEA理事会
    ブラックフライデー、米11月マークイットPMI速報値
    米国が感謝祭の翌日で短縮取引

 25日 独・緑の党がメルケル首相との連立協議

 26日 ブラックフライデーの売上速報(27日かも)

 27日 サイバーマンデー、米議会再開(税制改革審議再開)

以上はあくまでネガティブなリスクオフシナリを書いて参りましたが
これまでの不穏な米長期金利低下の継続と共に、
昨夜からの米短期・2年債利回り低下が続くようだと、
すでにネガティブなリスクオフシナリオが始まっている可能性があり、
それこそ悪い意味でのブラックフライデーとなってもおかしくないです。

(最悪はリスクオフではなく、米金利上昇・ドル高・米株安・原油安
 という足元の過熱した需給環境からの一斉巻き戻しとも一致する、
 金融引締めの悪影響と言わんばかりのマネーの逆流ですけどね)

一方、昨夜からの米短期・2年債利回り低下が一時的なもので終わり、
先に述べた燻ったリスクも火を噴かず、
本当の意味でのブラックフライデーが好調なスタートを切り、
週明けの実質的な本番でもあるサイバーマンデーも好調なスタートを切れば
米長期金利が上昇に転じると共にドル高・米株高(日本は円安・株高)
というトランプラリーになる可能性も僅かにありますが、
税制改革が成立するか、せめて物価上昇が確認されないと厳しいでしょう。

ただしそうではなく、現状の不穏な長期金利低下・ドル安が続いたとしても
それを無視した御都合解釈な米株高は(日本株は円高水準次第)、
FOMCまで・・・債務上限引き上げまで・・・
続く可能性は十分にあり得ますが、
賞味期限はその程度でしょうし、いつ崩れてもおかしくはなく、
足元の需給環境からも上値余地は限られているでしょう。
(そのあとの反動も大きくなるということです)

ということで、明日のスタンスとしては・・・

週跨ぎでの持ち越し短期勝負の方は、
米長期金利上昇(せめて節目の2.4%を超え)ドル高・米株高、
円安・日本株高が継続しない限り(感謝祭モードで商い減は止むを得ず)
先行き懸念が払拭されないままのアテにならない動きだと判断し、
(足元のいつ巻き戻しが起きてもおかしくない需給環境も変わらず)
その日限りの勝負に留めておくのが無難ですが、
米長期金利低下とドル安継続を都合よく解釈した米株高(日英欧株高)
というアテにならん動きであろうとも続いているのであれば、
もしかすると債務上限引き上げ、次回FOMCまで続く可能性もあるので
リスク覚悟でアホになって勝負するのは自由です(くれぐれも御注意を)
先にも述べた通り、米短期債・2年債利回りの低下が続くのかどうかが、
目先の鍵とは言えそうです(原油と先に述べたドル円の水準も)

腰を据えて構えている方は、すでに撤退しているとは思いますが、
撤退せずに王者の風格で構えたままの方は、もはや判断はお任せします。

新たに腰を据えて参戦する方については、
持ち越し短期勝負の項で書いた通りの状況になるまでは、
少なくとも腰を据えて新たに参戦する必要はないですが、
内容はともかく税制改革の成立や次回FOMCや債務上限引き上げ以降を
明るく見ていたり年単位で構える方は、銘柄にもよりますが、
個別のタイミングで参戦するのは自由です。
くれぐれも不穏な空気となれば機敏に動く心構えだけは忘れずに。

新興市場については、マザは直近のザラバ高値(9日)を超え
JQは年初来高値を更新、両市場共に商いも伴っており、
不穏な主力大型株に代わって資金流入している動きが継続中なので
シンプルに明日も商いの伴った上昇が「継続」し、
新興市場とも連動性の高いFANGを始めとする米欧日のハイテク株が
金利低下を都合の良く解釈した堅調ぶりが継続するならば、
新興市場も同様なので、週跨ぎも含めた勝負姿勢で挑めばいいです。

ただし先にも述べた通り、海の向こうと主力大型株は、
現時点で本格反発に転じたとは言えないどころか、
ネガティブなリスクオフシナリオになる可能性が高まっており
そうなると新興市場も無視はできないので、
特に新興市場と連動性の高い米ハイテク株と米金利動向、
国内では任天堂とハゲバンクの動向、
他にも新興市場と広い意味で一括りにされがちで崩れつつあるHY債、
バブリーなビットコインを始め仮想通貨動向は注視しておきましょう

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不適温相場
こんばんはです。

昨夜の米国市場では、短期・2年債利回りがさらに上昇する一方、
長期金利が低下したことでイールドカーブが10年ぶりの水準まで縮小・・

しつこいようですが、12月のFOMCでの利上げを含め、
目先の金融引締めだけを織り込むかのように、
金融政策の影響が大きい短期・2年債の利回りだけが上昇し、
物価も含む景気の先行きやリスクを反映する長期金利低下が継続・・・
さらにドル安も継続・・・

米国がベネズエラやジンバブエのように、
ハイパーインフレにでも襲われているのならば、
FRBが金融引締めで抑え込むのも仕方ないでしょうけど、
米国がそんな状態に陥っているはずもないどころか、
むしろ米国を始め世界的にも物価の鈍化が続いている上に、
賃金の鈍化まで続いているにも関わらず、
FRBとしては足元の米景気が堅調で回復基調だから大丈夫ということで、
金融引締め姿勢を維持しているのですが、
長期金利は全く信用してないような長期金利低下が継続中(ドル安も)・・
物価に影響する原油が堅調にも関わらず・・・

これでいいんでしょうか(笑)

しかも米株は薄商いながらもこれでいいんだとばかりに上昇し、
最もこれでいいんだが顕著でもある金利低下バンザイ!
とも言えるハイテク株の上昇によるナスダックの史上最高値更新に続き、
昨夜はついにダウとSP500も史上最高値更新・・・
足元の米金融株は軟調なまま・・・

これでいいんでしょうか(笑)

そりゃあQE(金融緩和)時代ならば、
米長短金利低下(米債券高)ドル安は米景気にとって追い風やで!
適温相場(ゴルディロックス相場)やで!
というドーピングな米株高となることが正解ではありましたけど、
今はすでに利上げを行っただけでなく、12月の利上げも予定しており、
来年以降もさらなる利上げを視野に入れており、
10月からはバランスシート縮小にも踏み切り(12月までは小規模)、
年明けからは規模を拡大するとも言われているにも関わらず、
米長期金利低下(米長期債高)ドル安、米株高・・・

しかもQE時代のように長短金利共に低下するならばまだしも、
短期・2年債の利回りばかりが上昇し、長期金利は低下
という10年ぶりの長短金利差縮小にもかかわらず、
米景気には追い風とか適温相場とか言うのはいいんでしょうか(笑)

まぁ脳みそ筋肉ゴリラ男がケチを付けたり、疑問を感じたところで、
株価が上昇しているのは事実ですから、
アホになってサーフィンする(波に乗る)のも全然アリですけど・・・

果たして米株高と米短期債&2年債利回り上昇が正しいのか、
それとも米長期金利低下とドル安が正しいのか、

というどちらが正しいのかという2択での決着ならば、
まだわかりやすい決着であり、
前者となることが理想的な展開(トランプラリー)となりますが、
足元の需給環境を考えると、繰り返し書いている通り、
一見すると米短期債&2年債利回り上昇が正しいかのように、
米長期金利とドルが上昇に転じることになったとしても、
米株は売られるというマネーの逆流&需給の一斉巻き戻しとなる可能性が
大いに有り得る足元の需給環境ではありますからね・・・

しかも物価や賃金を含む米マクロ環境の先行き懸念やリスクを無視したまま
米金融引き締めだけを強行するとの解釈になったり、
財源の根拠が乏しい米税制改革は財政悪化に繋がるとケチを付けらるとか、
債務上引き上げも含めて米財政懸念が加速するという解釈となれば、
かなり厄介で長引くことにはなりますからね・・・

ならばいっそのこと、物価とか賃金とかマクロの先行き懸念ではなく、
なんらかの燻ったリスクが爆発することをきっかけに、
米長期金利低下とドル安は正しかった!リスクを警戒していたんだ!
ということで、米短期債&2年債利回りも低下に転じると共に米株安
というベタな債券買い・株売りのリスクオフとなった方が、
わかりやすい展開とは言えますけどね・・・

もちろん理想はトランプラリーになることですが、
足元の需給環境を考えると、鬼の様な商いで呑み込まない限り、
トランプラリーの賞味期限も極めて短く、厳しいと言わざるを得ないです。

そして我が国ですが、米英欧とは違ってデフレ脱却には至ってないので、
黒田組長のヤクザな薬漬け(異次元金融緩和)が続く債券市場はともかく
本日の日本株は、先に述べた不可解ながらも米株が堅調だったことや、
これまで軟調だった銀行株が出遅れ物色ながら上昇となったこともあり、
ドル安円高にも屈せず、それなりの商いを伴った続伸となりましたが、
終わってみれば昨日に続きほぼ安値引け(陰線)・・・
昨日も含め、なんとも心許ないリバウンドでおます。
(新興市場は賑わっております)

今のところ日本株は、一応、安倍ちゃんマンの政策期待もあるからなのか、
円高が進行しようとも日本株は耐久力を見せておりますが、
決算発表を経た下期の平均的な企業想定為替レートは1ドル約109円
9月調査の日銀短観の下期想定為替レートは1ドル109.12円
日本を代表するトヨタの今期想定為替レートは1ドル111円
これらの水準を割っても耐久力を見せられるのか・・・

先にも述べた通り、米株が適温相場という都合の良い解釈で上昇するのは
米長期金利低下と共にドル安が続くことも大きな要因ですから、
過去最高水準まで積み上がった円売りポジの巻き戻しと共に、
このまま米国の奇妙な適温相場が続くことで、
以上に書いた節目を割るような円高となってしまうと、
業績懸念が台頭すると共に日本株の売りが加速しそうですが・・・

割らなければ、米国は奇妙な適温相場であろうとも米株高が続いており、
心許なくとも日本株のリバウンドが続いているのも事実なので、
アホになってサーフィンする(波に乗る)のもアリとは言えますけど・・

以上の通り、米国の市場全体としては、
奇妙としか思えない適温相場な動きであり(英欧も)、
米税制改革動向、ロシアゲート疑惑、欧州のズンドコ政治、
サウジのズンドコお家騒動、胡散臭さが増している中国、
そろそろ動きがありそうなキナ臭さも漂うカリアゲマンリスク、
といった燻ったリスクも継続しているので
安倍ちゃんマンがドデカイ花火(政策)でも打ち上げない限り、
日本株は海の向こう次第という状況が続くことになり、
現状はまだまだ危ういと言わざるを得ないです。

明日は勤労感謝の日で休場なので、良い休日をお過ごしください。

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香ばしさ、ズンドコ、変らないダラダラ
こんばんはです。

今起きているマイニングによるゴールドラッシュならぬ
ビットコインラッシュって、スーパーコンピューターを使うだけでなく、
量子コンピューターが本格運用されることになると、
鬼のようにマイニングが出来るわけですよね・・・

まぁ私はプログラムやそういう系の知識が無いに等しいので、
トンチンカンなことを言っているのかも知れないですけど、
今朝のWBSを観ていたら、中国の個人業者が約1000万円の設備投資で
月に150万円を採掘してるとか・・・

以前にも書きましたけど、
ビットコイン(仮想通貨)は発行上限が決まっていると言いながら、
分裂を繰り返したり、新たな仮想通貨が出てきたりと、
実質的には無限発行のようになっているのは、
価値としてはもちろんのこと、ほんまに大丈夫なんかいな・・・(笑)

しかも仮想通貨は中央銀行の管轄外でありながら、
実際に通貨とも交換できるので、どこぞの国や外貨の必要な国が、
国家事業としてマイニングに注力すれば、
貿易とかではなく外貨が獲得できることになるわけですから、
逆に外貨獲得以外のよからぬことにも利用できるわけで・・・
少なくとも有限の資源を採掘している金に近いとは思えないのですが・・

何やら量子コンピューターを使えば、
暗号が解読されてビットコイン自体が消滅する可能性もあるとか・・・

まぁとにかく最近は金融政策の効果の薄さが目に付き、
それがビットコイン(仮想通貨)のせいだと言う根拠も証拠もなく、
個人的になんとなく感じるだけのことですが、
バブルと言う意味でも、そろそろ大丈夫かいなと心配になります(笑)

もし何事もなく、ただの心配だけで終わるのであれば、
それこそ石油で潤った中東産油国とかの資源国ではなく、
仮想通貨国なんて国が現れたり、いずれは中銀も銀行も無い世界となり、
物価はもちろんのこと、価値の概念そのものも・・・

っつうか、そろそろほんまにヤバイぞ!
という声が多くなってもおかしくないと思うのですが、
私の見方が間違っているのでしょうかね?
ま、いっか・・・価値を決めるのも人ですからね(笑)

とりあえず、そういった背景というか要因とも言われている中国は、
相変わらず銀行間金利はスパークしておりますが、
本日は全体的に落ち着いており(銅も反発)、
ついでにレンジ下限割れとなっていたHY債もひとまず反発しており、
中東市場は変わらずにザワついておりますが、
昨夜はやや落ち着いた動きでした。
ベネズエラは、株価のハイパーインフレすら終わり、壊れたままです。

そんな香ばしい面々は、引き続き注視しておくとして、
日米英欧の先進国の面々ですが、昨夜の欧州市場では、
いつものこととしか思えない独の連立ズンドコ協議のせいで、
欧州債券高(金利低下)、ユーロ安となったものの、
株価には都合の良い追い風とばかりに欧州株は反発・・・
(本日は横ばいスタート)

英国はブレグジットのズンドコ協議が続いているものの、
米国に次ぐ金融引き締め路線というチャッカリぶりもあり、
債券安(金利上昇)ポンド高、英国株は反発・・・
(本日は横ばいスタート)

主役の米国では、税制改革のズンドコ協議が続いていたり、
ロシアゲート疑惑が渦巻いていたり、
それらの懸念から目を逸らして支持率上昇を狙ってなのか、
トランプマンがカリアゲマンの国をならず者国家に指定したりと、
相変わらずザワついております・・・

そんな状況を受けた昨夜の米国市場では、
短期・2年債の利回りは相変わらずの上昇が続くと共に(9年ぶり水準)
長期金利は節目の2.4%には届かずとも上昇したにも関わらず、
ドルは軟調なまま(ポンド>円>ドル>ユーロ)
というチグハグな動きながらも、負荷にはならない米株は反発、
原油は反落、金は反落とこれまた全体としてもチグハグな動きです。

そして米英欧株共に薄商いによるアテにならん反発とも言えますが、
感謝祭モードによる季節的な薄商い要因もあるので、
とにかく市場の動きで判断するならば、
米長期金利がせめて節目の2.4%を超えると共に、
それにも屈せず米株高とならない限りは、
アテにならん動きに過ぎないと見ておくのが妥当です。

それらの背景にあるものとして最も大きいのは、
米税制改革動向(債務上限引き上げを含む財政面での懸念も)、
燻っているリスクとしては、独・英・スペイン等の欧州政治動向、
市場の動きに垣間見えるサウジ騒動(原油動向も含む)、
同じく市場の動きに不穏さが垣間見える中国動向、
そろそろ事態が動いてもおかしくないカリアゲマン動向、
といったところです。

そういえばトランプマンは、
昨夜にカリアゲマンの国をならず者国家に指定しましたけど、
そもそも明日に予定されていた北朝鮮と貿易に関する自称重大発表は、
無くなったということなのか・・・
中国のガキデカ(習近平)の特使が北朝鮮から戻って来たことを受けて、
ならず者国家に指定したのであれば、
貿易についての重大発表だけが残っているということなのか・・・
それとも両方共に改めて発表することがあるのか・・・
その辺のところがちょっと不明なのですが、
もしかしたら明日(明晩)は何か発表されるかも知れないです。

まさか七面鳥祭(感謝祭)を前に、
四面楚歌のカリアゲマンを攻撃というしちめんどくさいことを・・・
七面鳥だけに・・・言いたかっただけです。

そしてトランプマンに「武士の国が動くぞ」と言われた我が国ですが、
国会では代表質問が行われているものの大した話題にもならず、
どんな政策が出てくるのかに注目がやや集まっている程度であり、
(安倍ちゃんマン政権の安定ぶりも際立ってますけどね)
海の向こう次第という状況に変わりはないと言えます。

本日は米英欧株の反発と昨夜までの円高が一服したこともあり、
日本株は反発して終えておりますが・・・
南蛮人の七面鳥休暇モードによる薄商いは仕方ないとしても、
昨日のようなダラダラモードに終始しての安値引けであり、
本格反発には程遠い動きでおます。
少なくとも9日から始まった巻き戻しの動きは止まったとは言えないです

代わりに中小型・新興市場が賑わっていたので、空気自体は悪くないものの
海の向こうが先に述べた背景にあるリスク等に動きが無く、
感謝祭の休暇モードが続くならば、今週の我が国の主力大型株は、
煮え切らないダラダラ相場が続きそうではありますが、
一応、今夜と明日、日米休場の明後日には、
動くきっかけとなりそうなイベントが以下の通り、
それなりにはありますけど・・・

 21日 米10月シカゴ連銀全米活動指数、米10月中古住宅販売件数
    イエレンFRB議長パネル討論、ロウズ等の米小売決算

 22日 自民税調総会、参院本会議での各党代表質問
    英下院でメイ英首相が党首討論、原油在庫
    米耐久財受注、米新規失業保険、FOMC議事要旨、米小売決算
    トランプ大統領が北朝鮮と貿易に関する重大発表(予定)

 23日 勤労感謝の日で日本休場、米国も感謝祭で休場
    欧州各国の11月PMI速報値、ECB理事会議事要旨

 24日 自民党人生100年時代戦略本部第5回会合
    独11月IFO企業景況感 メイ英首相とトゥスクEU大統領会談
    コンスタンシオECB副総裁講演
    S&Pとムーディーズが南アの格付け発表、IAEA理事会
    ブラックフライデー、米11月マークイットPMI速報値
    米国が感謝祭の翌日で短縮取引

 25日 独・緑の党がメルケル首相との連立協議

 
以上の通りなので、今夜のイエレンおばさんの討論会
24日のブラックフライデーを前にした今夜と明日の米小売決算、
明日の自民税調総会、メイ首相が逆切れしそうな党首討論、
FOMC議事要旨、やや不明のトランプマンの重大発表、
23日の日米休場、24日のブラックフライデー、25日の独連立協議
といったイベントが、一応きっかけになるかもしれないです。

ということなので、明日のスタンスとしては・・・

休日跨ぎでの持ち越し短期勝負の方は、特に変わりませんけど、
米長期金利が節目の2.4%を超え、米株高、我が国は円安・株高、
という動きが継続しない限り(感謝祭モードなので商い減は止むを得ず)
先行き懸念が払拭されないままのアテにならない動きであり、
9日から始まった崩れ(流れ)は継続していると判断し、
(足元のいつ巻き戻しが起きてもおかしくない需給環境も変わらず)
その日限りの勝負に留めておきましょう。
ちなみにこれらは私の目安に過ぎないので、
米長期金利が低迷したままの米株高(日英欧株高)
というアテにならんリバウンドであろうとも続いているのであれば、
リスク覚悟で割り切って勝負するのは自由ですが、くれぐれも御注意を。

腰を据えて構えている方は、すでに撤退しているとは思いますが、
撤退せずに王者の風格で構えたままの方は、もはや判断はお任せします。

新たに腰を据えて参戦する方については、
持ち越し短期勝負の項で書いた通りの状況になるまでは、
少なくとも腰を据えて新たに参戦する必要はないです。
発表が一巡した国内企業決算から銘柄選別する時間に費やせばいいでしょう

新興市場については、本日のマザは終値で直近のザラバ高値(9日)を超え
JQは年初来高値を更新、両市場共に商いも伴っており、
ダラダラ相場の主力大型株に代わって資金流入している動きなので、
明日も商いの伴った上昇が「継続」しているならば、
休日跨ぎも含めた勝負姿勢で挑めばいいのですが・・・
現時点で本格反発に転じたとは言えない海の向こうと主力大型株が、
ダラダラ相場ではなく緊張感のあるリスクオフとなったり、
いつも書いている厄介なマネーの逆流となれば、
新興市場も無視はできないので、くれぐれも御注意ください。

そして新興市場とも連動性の高いFANGを始め米欧日のハイテク株
新興市場とハイテク株に影響する債券・金利動向(特に金利上昇)、
新興市場(個人)とも密接な任天堂とハゲバンクの動向、
他にも新興市場と広い意味で一括りにされがちで崩れつつあるHY債、
バブリーなビットコインを始め仮想通貨動向は注視しておきましょう

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ダラダラながら変らず、厄介モードもチラつく週明け
こんばんはです。

ヤンキーが屁こいて七面鳥を食べる感謝祭のお休みモードとは言え、
本日の我が国は売買代金が2.3兆円という屁みたいな商い・・・

商いを伴ったゴリラ下げではないものの、
10月25日から先週まで3兆円相場が続いていただけに、
ある程度の商いを伴った切り返しを見せないことには、
巻き戻しが続いている円と共に、裁定解消売りも続き、
高水準が続く空売り比率も燃料にはならず、シンプルな売り圧力となり、
このまま力なく、ダラダラと自然落下しそうなのですが・・・

一応、国内では特別国会が始まり、これから新たな政策が出てきたり、
今週は与党内で税制についての議論も本格化し(法人減税期待?)、
政策面では国内独自の期待材料もありますので、
リスクオフとかマネーの逆流ではなくダラダラ相場が続くならば、
本日のように中小型・新興市場へ資金が流入する良い面もありますが、
現状は国内よりも主役の米国を始め海の向こう次第ですからね・・・

そんな海の向こうの主役である米国市場では、
税制改革の上院案が難航しており、今週の米議会は感謝祭で休会なので、
議会での本格的な議論や採決は来週以降となりますが、
ロシアゲート騒動の再燃でトランプマンの支持率が低下していることで、
世論を背にした議会でのゴリ押し圧力も低下しております・・・

そもそも税制改革を実現するに当たっての財源が不透明なこともあり、
米財政自体への懸念も増しており、ついにはダラス連銀総裁までが
そろそろ財布(米財政)がヤバイんじゃないのかと言い出しております。

このまま米財政懸念が高まる(話題になる)ことになれば、
12月8日が期限の債務上限引き上げも難航するのは必至でしょうから
格下げでも食らうことになると、それがきっかけとなり、
米国がまさかのトリプル安に陥る・・・とまでは言わないまでも、
繰り返し書いている米債券安(米金利上昇)ドル高、米株安(原油安も)
という足元の需給の巻き戻しとも一致するマネーの逆流となれば、
金利上昇は物価を含むマクロミクロへの負荷と今さらなことを言われたり、
寝た子が起きるように国や金融機関、企業の債務問題に火が点いたり、
新興国・資源国はデカップリングではなく同時に悲鳴を上げたりと、
トリプル安よりも得体が知れない厄介な展開にはなりますからね・・・

とは言え、今のところは米税制改革の不透明感だけでなく、
独のメルケルおばさんの連立協議難航(毎度のことですけどねw)、
英国やスペインの政治リスク、市場の動きから垣間見えるサウジリスク、
カリアゲマンリスク、中国リスク(本日は落ち着ている)等もあり、
米長期金利の低下を始め、世界的に長期金利が低下する債券買い、株売り、
というベタなリスクオフ(円買い、HY債はレンジ下限割れも)なので、
以上の様な厄介モードではないですけど、
ご存知の通り、リスクオフながらも米国では長期金利低下に対して、
米短期債・2年債利回りが上昇という長短金利差の縮小が起きており、
シンプルに物価や賃金の鈍化を含む景気の先行き懸念が漂ったまま、
金融政策の影響が大きい短期・2年債利回りが上昇しているということは
市場が先行き懸念を無視した金融引締めの強行と受け取っているとも・・
いずれはリスクオフモードから厄介モードになるとも・・・

従って現状は長短金利差縮小型のリスクオフですが、
米税制改革の実現によって米財政懸念が高まらずに好感されれば、
マクロ・ミクロの先行き懸念も払拭され、厄介モードではなく、
米債券安(米長短金利上昇)ドル高(円安)、米株高(原油高も)
というトランプラリー&リスクオン(我が国は円安株高)となりますが、
米財政懸念が高まるようだと先に述べた厄介モードorトリプル安、
米税制改革が頓挫したり、失望を招く妥協した内容となれば、
現状のリスクオフモード(我が国は円高株安)が継続・加速となります。

昨日も書いた通り、今のところ日本株は
リスクオフによる円高への反応は限定的ですが、
このまま円の巻き戻しが進むと共に、
決算発表を経た下期の平均的な企業想定為替レートの1ドル約109円
9月調査の日銀短観の下期想定為替レートの1ドル109.12円
日本を代表するトヨタの今期想定為替レートの1ドル111円
これらの水準を割るようだと、業績懸念が台頭することになり、
日本株の割安感も吹っ飛び、日本株の売りも加速することになるので、
危うい水準に近付きつつある為替は特に注視しておきましょう。

以上の様な小難しい背景も含めた現在の市場の動きは、
商いの減少以外は先週から何も変わっておらず、
足元の株・債券・為替・原油の需給環境についても
いつ巻き戻しが起きてもおかしくない状況に変わりはないので、
まずは現在の動き(流れ)が止まることですが、
止まったとしても、せめて米長期金利が、
単なる節目に過ぎない4月と7月の水準(2.4%)を超えると共に
それにも屈しない米株高とならないことには、
先行き懸念が払拭されないままのアテにならない株高と見ておきましょう。
(日本株高(円安)、英欧株高も同様です)

ということで、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方は、繰り返しになりますが、
米長期金利が節目の2.4%を超え、米株高、我が国は円安・株高、
という動きが継続しない限り(感謝祭モードなので商い減は止むを得ず)
先行き懸念が払拭されないままのアテにならない動きであり、
9日から始まった崩れ(流れ)は継続していると見て
その日限りの勝負に留めておきましょう。
ちなみにこれらは私の目安に過ぎないので、
米長期金利が低迷したままの米株高(日英欧株高)
というアテにならんリバウンドであろうとも続いているのであれば、
リスク覚悟で割り切って勝負するのは自由ですが、くれぐれも御注意を。

腰を据えて構えている方は、すでに撤退しているとは思いますが、
撤退せずに王者の風格で構えたままの方は、もはや判断はお任せします。

新たに腰を据えて参戦する方については、
持ち越し短期勝負の項で書いた通りの状況になるまでは、
少なくとも腰を据えて新たに参戦する必要はないです。
発表が一巡した国内企業決算から銘柄選別する時間に費やせばいいでしょう

新興市場は冒頭でも書いた通り、
本日は主力大型株の緊張感の無いダラダラ下げによって、
代わりに資金流入している動きも見られ、
先週後半の大幅なリバウンドに続いて本日も続伸しておりますが、
資金流入と言う割には商いが十分とは言えないのも事実なので、
シンプルに商いの伴った上昇が「継続」するまでは、
資金流入が顕著な国策&テーマ株等の個別銘柄以外は、
まだ慎重に構えておいた方がいいでしょう。
何より海の向こうと主力大型株は本格反発に転じたとは言えないどころか
緊張感のあるリスクオフとなったり、厄介なマネーの逆流となれば、
新興市場も無視はできないので、くれぐれも御注意ください。

そして新興市場とも連動性の高いFANGを始め米欧日のハイテク株
新興市場とハイテク株に影響する債券・金利動向(特に金利上昇)、
新興市場(個人)とも密接な任天堂とハゲバンクの動向、
他にも新興市場と広い意味で一括りにされがちで崩れつつあるHY債、
バブリーなビットコインを始め仮想通貨動向は注視しておきましょう
(HY債はレンジ下限を割っております)

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引き続きの今週
おはようございます。

週末はまたしても日出る国から始まったかのように、
先進国を中心に株安となっておりますが・・・

まさか日本がリスクの主役とは思いませんけど、
先進国の中で唯一の金融緩和継続&増税路線であり、
(政治は最も安定しているとか戦争をしない国というのもありますけど)
最も少子高齢化とデフレと言う病が重い国ですから、
リスクの主役ではないと全否定は出来ませんが、
先進国の中では足元で最も株安が進んでいるのは欧州株ですし、
経済も金融市場も最も大きいのは米国ですから、
今のところ主役は米国であることに変わりはないです。

先進国以外の新興国を含めると、サウジ、UAEを始めとする中東諸国、
マレーシア、トルコ、メキシコの株安が進んでおり、
ベネズエラの破綻状態、フィリピンのプチトリプル安、
一昨日にも書いた先週から不穏な動きであるダークホースリスクな中国、
レンジの下限を割りそうなHY債、バブルとしか思えない仮想通貨
といったリスクの主役候補はありますが、
こうして見ると、シンプルに反米国家が多いとか、
欧州株の崩れを含めた足元の動きと中東の動きを見ると、
サウジ騒動の根深さが垣間見えたりもします。
火を噴くと恐ろしいのは中国ですけどね。

そんな中国やサウジ等の新興国界隈も気掛かりですが、
主役である米国を中心に週末時点の状況を見ると・・・

週末の米国は税制改革懸念がたった一日で蒸し返されたりとか、
ロシアゲート疑惑が再燃したり等のきっかけもあり、
米株は反落となりましたが、SQの割に商いは薄く
パワーと言う面では日本株に比べると、意外と圧力の弱さも・・・

(英欧株も同様、シカゴ日経平均先物は22330円とさらに軟調)

しかしながら米短期・2年債利回りが9年ぶりの水準まで上昇する一方、
相変わらず米長期金利は低迷という長短金利差の縮小が継続しており、
米債券市場では目先の金融引き締めばかりが織り込まれ、
物価を含む景気の先行きを懸念したような動きが継続中です・・・

(英欧債券(金利)もほぼ同様、新興国・中国は債券安(長期金利上昇)
 我が国は黒田薬局がコントロール中です)

米国市場全体で見れば、ドル安基調は変っておらず、
(円最強高>ポンド>ユーロ>ドル最弱安、新興国通貨は堅調)
米株は足元で下げたとは言え高値圏を維持していたりと、
米国市場はチグハグというか。おかしな動きいうか、
QE時代の様な動きが続いております。

従って大風呂敷な税制改革が実現すれば、
米マクロ・ミクロ環境の足元だけでなく先行きも明るくなり(物価も)、
米株の割高感が正当化されるだけでなく
FRBの金融引締めにも耐えられることになりますので、
米債券安(米長短金利上昇)ドル高・米株高(原油高も)
というトランプラリーとなり、
欧州と英国も債券安(金利上昇)、対ドルで通貨安、株高、
我が国は債券はともかく、円安・株高
という先進国はリスクオンとなりそうですが・・・
(逆に新興国には資金流出圧力となります)

ただし税制改革は財政懸念と表裏一体なだけに、実現したところで
米債券安(米長短金利上昇)ドル高・米株安(原油安も)
という足元の需給の巻き戻しとも一致する財政懸念のような動きだけでなく
金融引締めが悪影響をもたらすマネーの逆流と解釈されると、
中国やサウジにトドメを刺したり、自動車サブプライムローンとか
教育ローンなどのリスクが新たに顔を出したり、それこそ不動産が・・・
という悪影響の範囲が一気に広がる厄介なことになりますし、
さらに債務上限引き上げの失敗が追い打ちとなってのトリプル安とか・・

とにかくこういった厄介なことにはならず、
米債券高(米長短金利低下)ドル安、米株安(原油安)
(欧英も債券高・株安、我が国は円最強高・株安)
という債券買い・株売りのベタなリスクオフに留めて頂きたいものです。
くれぐれもリスクオフとは言っても、
カリアゲマンの暴発で日本が戦場になったらシャレになりませんけどね。

そして当然ながら理想はトランプラリー&リスクオンの再開ですけど、
足元の需給環境を見る限り、現時点では税制改革が実現したところで
賞味期限も上値も限定的と言わざるを得ない状況なので、
税制改革が揉めている今のうちに、
リスクオフパターンでの需給のガス抜きをした方が、
長い目では健全であり、息の長い相場にも繋がりそうですが・・・

ちなみに14日時点ではありますが、
米債券の買い越しは先週からやや増加したものの
昨年末のような大きく売り越しているわけでもないので、
債券買い(金利低下)債券売り(金利上昇)
どちらにでも動く余地はありますが、そもそも金融引き締めと言う状況下で
継続しているドルの売り越しも含め、おかしな状況であると同時に、
(ユーロの買い越しも依然として今年最高水準近辺、
 ポンドは僅かに売り越しに転じた程度)
米株の買い越しが今年最高水準近辺なので(原油の買い越しは過去最高)
あまりにも都合が良すぎる&アテにならない米株高であり(原油高も)
リスクオフではなくマネーの逆流リスクもあるだけに、
しつこいようですが米株は今のうちに、
リスクオフモードでガス抜きした方がいいと思うばかりというか、
遅かれ早かれそうなるでしょう。

そして我が国としては、円の売り越しが4年ぶりに過去最高となっており、
足元の円最強高の動きは巻き戻しが始まっていると言えます。
足元の裁定買い残(約2.7兆円)と信用買い残(約2.8兆円)は
過熱と言う程ではないものの、一気に積み上がったのも事実ですし、
足元では外国人の鬼買いも一服しているので、
今のところ円高の割に日本株が踏ん張っている感はありますが、
それの裏付けが足元の堅調な企業業績(割安感も)であっても、
円の巻き戻しがこのまま継続することで、
決算発表を経た下期の平均的な企業想定為替レートは1ドル約109円
9月調査の日銀短観の下期想定為替レートは1ドル109.12円
日本を代表するトヨタの今期想定為替レートは1ドル111円
これらの水準を割るようだと、業績懸念が台頭すると共に、
裁定解消売りも加速し、日本株の踏ん張りも一気に崩れるでしょうから、
為替(円)の巻き戻しは国内要因だけではないだけに、
海の向こうと主役の米国次第だということになります。

以上の通りなので、今週も引き続き、

ポジティブシナリオとしては・・・
長期金利が4月と7月の水準(2.4%)を超えても米株高が続き、
理想的なトランプラリー&リスクオン(我が国は円安株高)となるのか
不穏であろうとも米長期金利とドルが低迷したままの株高となるのか、

ネガティブシナリオとしては・・・
米国を含め先進国は債券買い(金利低下)・株売り・円買い
と言うベタなリスクオフとなるのか、
それともまさかの先に述べたマネーの逆流とか米トリプル安となるのか
(我が国はいずれにせよ円最強買い・株売り)

ということになりますが、
現状の動きはネガティブシナリオのリスクオフ状態なので、
まずはこの動きが止まるのか、継続&加速するのかどうかです。

その背景にあるものとしては、先に述べた需給環境以外では、
米上院での米税制改革協議動向(米マクロ・ミクロの先行きも含む)、
ロシアゲート疑惑動向、先週から不穏な中国リスク、
市場には垣間見えるサウジ及び中東リスク、
欧州政治リスク動向(英、スペイン、独等)、ベネズエラ騒動、
なりを潜めているからこそ不気味な北のカリアゲマンリスク
といったところです。

動きを注視すべきは仮想通貨とHY債、銅、金、VIX、
中国市場(日々の人民元基準値と人民銀のオペ動向)、
ポジティブ要素としては国内の具体的な政策動向です。

そしてこれらに関わる今週の決まったイベントとしては・・・
(詳細は昨日の記事に貼っているスケジュールを御参照ください)

 20日 10月貿易統計、10月半導体製造装置販売高
    政府税調総会、衆院本会議の各党代表質問
    ドラギECB総裁の欧州議会証言、コンスタンシオECB副総裁講演
    米10月CB景気先行指標総合指数

 21日 衆参本会議での各党代表質問
    米10月シカゴ連銀全米活動指数、米10月中古住宅販売件数
    イエレンFRB議長パネル討論、ロウズ等の米小売決算

 22日 自民税調総会、参院本会議での各党代表質問
    英下院でメイ英首相が党首討論、原油在庫
    米耐久財受注、米新規失業保険、FOMC議事要旨、米小売決算
    トランプ大統領が北朝鮮と貿易に関する重大発表(予定)

 23日 勤労感謝の日で日本休場、米国も感謝祭で休場
    欧州各国の11月PMI速報値、ECB理事会議事要旨

 24日 自民党人生100年時代戦略本部第5回会合
    独11月IFO企業景況感 メイ英首相とトゥスクEU大統領会談
    コンスタンシオECB副総裁講演
    S&Pとムーディーズが南アの格付け発表、IAEA理事会
    ブラックフライデー、米11月マークイットPMI速報値
    米国が感謝祭の翌日で短縮取引

 25日 独・緑の党がメルケル首相との連立協議

以上の通り、継続しているリスク動向を上回るイベントは少ないので、
(強いて挙げると24日がヤマ場と言える)
継続しているリスクの動向と先に述べた足元の動きが
沈静化するのか、継続・加速するするのかどうかの方が重要です。
(私としては継続すると見ており、米税制改革が頓挫すれば
 以上の動きが始まった9月の水準までも覚悟すべきかと見ております)

ということで、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方は、米長期金利が節目の2.4%を超え、
商いの伴った米株高、我が国は商いの伴った株高(円安)
という動きが継続しない限り、9日から始まった崩れは継続していると見て
その日限りの勝負に留めておきましょう。
ただし米長期金利が低迷したままの米株高(日英欧株高)
というアテにならんリバウンドであろうとも続いているのであれば、
リスク覚悟で割り切って勝負するのは自由ですが、くれぐれも御注意を。

腰を据えて構えている方は、すでに撤退しているとは思いますが、
撤退せずに王者の風格で構えたままの方は、もはや判断はお任せします。

新たに腰を据えて参戦する方については、
持ち越し短期勝負の項で書いた通りの状況になるまでは、
少なくとも腰を据えて新たに参戦する必要はないです。
発表が一巡した国内企業決算から銘柄選別する時間に費やせばいいでしょう

新興市場は先週後半に大幅なリバウンドをしておりますが、
商いはイマイチなので、シンプルに商いの伴った上昇が「継続」するまで
資金の流入している国策&テーマ株や好決算銘柄以外は、
慎重に構えておいた方がいいでしょう。
何より海の向こうと主力大型株は本格反発に転じたとは言えない状況であり
リスクオフが継続したり、マネーの逆流となれば、
新興市場も無視はできないので、くれぐれも御注意ください。

そして新興市場とも連動性の高いFANGを始め米欧日のハイテク株
新興市場とハイテク株に影響する債券・金利動向(特に金利上昇)、
新興市場(個人)とも密接な任天堂とハゲバンクの動向、
他にも新興市場と広い意味で一括りにされがちで崩れつつあるHY債、
バブリーなビットコインを始め仮想通貨動向は注視しておきましょう

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