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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
揺れの最中の高値圏で迎えるジャクソンホール
こんばんはです。

今夜ジャクソンホールを控え、国内外共に株式市場は、
8月にバンジージャンプで飛び降りて以降の高値圏となっております。

米英欧株は上旬の1発目の飛び降りた際に商いも伴っていたので、
8月5-6日がセリクラだったと言えなくもないのですが、
14-15日には商いを伴わずに安値を割っており、
現在はバンジージャンプ後の高値更新ではなく高値圏に過ぎず、
しかも薄商いですから、セリクラとか2番底だったと言うには微妙です。

日本株については14-15日ではなく6日が直近安値ですが、
その際も商いは2.8兆円程度、その後は激薄商いでの高値圏ですから、
米英欧株以上にセリクラ感とか2番底感が乏しいです。

中国株と原油も日本株と似たような動きであり、
銅は動き自体が似ているものの、年初来安値圏で低迷したまま、
為替市場もドル、円、人民元、新興国通貨は日本株に近い動きであり、
ユーロとポンドは米英欧株に近い動きなので、
これまたセリクラ感とか2番底感が乏しいです。

安全資産でもあり、金融政策の影響が大きい債券(金利)については、
動き自体は米英欧株と似た動きではありますが、
いかんせん水準的にはバブルと化しているにも関わらず、
需給的な過熱感が無いだけに、セリクラ感とか2番底感と言うよりも、
米FRB等の金融政策次第なのかとも言えます。
(同じく安全資産の金は動き自体は同じながら需給的にも過熱している)

そんな市場を取り巻く環境としては、
貿易戦争や政治等のリスクは特盛で燻ったまま、
足元の実体経済は日中英欧の鈍化が顕在化、
米国はまだら模様ながら景気の先行指標の鈍化が顕在化しており、
(昨夜の米製造業PMIはついに50割れ)
これらを支えることにもなる各国の金融政策は、
大まかに言えば米利下げを始め世界的な緩和姿勢ではありますが、
債券市場が十分に織り込んでしまっているだけに、
果たして効果はあるのか・・・という不透明感が漂っており
各国の財政政策も米欧中は減税観測があるものの不透明なまま、
我が国はドMな消費税増税を控えている状況です・・・

以上の通り、財政政策への淡い期待以外は、
市場を取り巻く環境は悪材料や不透明感ばかりであり、
市場の投機的な需給環境もガスが抜けているので、
陰の極とか悪材料出尽くしとか景気の底打ちと言ったり、
セリクラとか2番底と言えなくもないのですが・・・
景気の重石となる貿易戦争は出尽くしどころかさらに激化しそうであり、
金融政策は債券市場が織り込んでいるにもかかわらず、
米利下げ動向を始め不透明感が漂っているので、
やはりセリクラとか2番底を打ったというのは早計であり、
バンジージャンプの揺れの最中に過ぎないと見ておきましょう。

そして動くきっかけになるのが、今夜のジャクソンホールなのか、
G7サミットや来週末の対中関税第4弾発動や中旬のFOMCなのか、
それともマクロ指標や決算、いつもの如くトランプマンのボヤキなのか、
どれがきっかけになるのかわかりまへんけど、
商いも伴う明確な動きとなるまでは、焦る必要もないでしょう。

そういえば今夜はジャクソンホールの前に崖の上のポニョもあるので、
くれぐれも崖の上から飛び降りてジャクソンフリーホール・・・
ジャクソン掘ーる・・・失礼しました。

良い週末をお過ごしください。

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10連休前の裏付け確認ウィーク
おはようございます。

今週は空前絶後の10連休に向けた最後の一週間となりますが、
10連休中の市場に対する見方としては、
みんなが警戒しているからこそ上がるのでは?という見方が多い・・・
という見方も多い・・・という見方も多い・・・
つまり最近はネット等での情報収集環境も整っていたりするので、
みんなが逆に逆に考えた結果、結局は意見が二分?している感もあり、
心理面での見方は丁半博打に近い状態になっております。

需給面については、株だけは投機筋のポジ、裁定買い残、信用買い残、
空売り比率、外国人動向を始め過熱感というほどではないのですが、
米債券、原油、VIX(ショート)の投機筋のポジは過熱圏であり、
為替もやや過熱圏に入りつつあるので、これらの巻き戻しが起きると、
さすがにリーマンショックやブラックマンデー級はなくとも、
セルインメイやプチショックはありそうな需給環境と言えます。
HY債もやや不穏なオイニーも漂ってますが、
原油と債券(金利)がきっかけの鍵のようには思えます。
(日本株目線ではユニクロが鍵を握っている感は否めないですけどね)

水準面で言えば、株式市場は昨年末のクリスマス安値から、
薄商いでの心許ない上昇ではありますが(中国株だけゴリラ商い)、
米株が史上最高値圏、中国株が昨年来高値圏、
日欧株が年初来高値圏に踏みとどまっており、
あくまでPER等の数値上では割高感はなく、
テクニカル面での見方は人それぞれですが、過熱感というほどではなく、
むしろ200日線を超えた等の強気なシグナルも散見されます。
ただし我が国はユニクロの暴走を始め、NT倍率がフィーバーしていたり、
日経平均が先走る歪な株高が続いていると言えます。

金融政策面についても、米FRBは昨年末までの強気な金融引締め姿勢を、
年明けから鈍化姿勢へと舵を切り(手の平を返し)、
ECBも同様に手の平を返して緩和姿勢に戻しており、
中国は緩和姿勢を継続中、日本も無間地獄な緩和姿勢を続けており、
世界的に市場にも景気にもやさしい金融政策の緩和姿勢となっております。

財政政策面については、中国が減税を含む財政出動に動いており、
米国も減税効果は切れつつあるものの、財政出動路線なのですが、
欧州はユーロ圏が財政統一されてないせいか渋チン状態、
日本も同様の渋チンな上に世界の潮流とは逆の増税路線なので、
これだけでも日欧株の出遅れ感が頷けなくもないです。
(足元では消費税増税延期観測は台頭してまうけどね)

以上の通り、日欧の渋チン財政政策(金融緩和頼み)、日本は増税、
株以外の需給面での過熱傾向(ドル高傾向も)を除く、
これらの株式市場目線な環境だけで判断するのであれば、
世界的な緩和路線の金融政策(低水準な金利)と米中財政政策、
株式市場の需給環境によって、マクロ・ミクロ等の悪材料には蓋をし、
好材料だけを見ての「底打ち」や「悪材料織り込み済」
という御都合解釈と共に、株価は薄商いながら、
「高値圏」に留まっているのも頷けなくはないという状況です。
日本株は世界の景気敏感株らしく国内材料で動くよりも、
海の向こう次第という現状なので、
歪ながらも海の向こうに追随しているという状況です。

いやはや・・・株価は高値圏にも関わらず、
ほんまに「景気は底打ち」「悪材料織り込み済み」なのでしょうか?
さらなる株高となるのでしょうか?
むしろ「好材料織り込み済み」になってもおかしくないのでは・・・

先にも触れた通り、こういった動きの裏付けとなる足元のマクロ環境は、
一部で堅調なものはあれど概ね鈍化傾向(特に日欧)、
先週発表された米欧マクロ指標を見ても、
単月に過ぎない米小売売上高の堅調ぶりと新規失業保険ばかりが注目され、
PMI等の他の低調なマクロ指標は無視されております。
同じく裏付けとなる企業業績は、
米国が「市場予想」を上回る決算が多いものの減益での着地が多く、
今後発表される決算の市場予想も減益見通しのままであり、
日欧も減益予想(国内は今期見通しも減益予想)ですから
これらマクロ・業績の鈍化要因となった金融引締めの鈍化だけでなく、
もう一つの鈍化要因である貿易戦争もふんわりした合意観測だけでなく、
具体的な合意観測にでも進展しないことには、
景気は底打ち、悪材料織り込み済みという解釈で、
高値圏の株価を正当化するには早計であり、
あまりにもマクロ・業績面での裏付けとの温度差が大きい言わざるを得ず、
あくまで先に述べた通りの心許ない株高が続いているだけと言えます。

そして以上の裏付け材料を確認するのを始め、
これらに関わる今週のイベントとしては(詳細は前日記事を御参照)、
政治面では22-25日の安倍組長の欧州訪問、23日の英議会再開、
24-25日のカリアゲ金太郎のプーチン大魔王詣で、
25-27日の中国主導の一帯一路の国際懐疑・・失礼、会議、
25日からの麻生若頭の訪米、26-27日の安倍組長の接待訪米、
何気に不気味な28日のスペイン総選挙と忙しいですが、
貿易戦争の動向やブレグジット、欧州政治に変化があるのか注目です。
マクロ指標は先週に続き、鈍化?底打ち?堅調?を確認するだけなので、
今週の主役イベントは国内外の企業決算と言えます。
米国は半導体、ハイテク、IT等のイカつい米企業決算が、
23-25日を中心に目白押しであり、国内企業決算についても、
前回決算で「こんな急変は初めてや」と悲鳴を上げた永守電産を皮切りに、
23日から決算ラッシュが開幕、10連休前の週末にピークを迎えます。
そして何気に注目というか10連休を前に、
何かやらかすのか注目でもある24-25日の黒田薬局会合です。

ということなので、足元の裏付けの乏しさや歪な動き、
貿易戦争等の不穏な状況よりも、市場の動きこそ正解や!
市場が先行しとるんや!景気は底打ちや!悪材料織り込み済みやで!
と言う見方の方はもはや御自由に・・としか言えませんけど、
裏付けの乏しい心許ない状況は百も承知やで!とリスク覚悟の上で、
短期目線で乗る方は、くれぐれもお気を付けください。
腰を据えての新たな参戦は、米中、米欧、日米の貿易戦争さえ収束すれば、
小難しく考えずに参戦すればいいのですが、貿易戦争が収束するまでは、
マクロ・企業決算という裏付け材料が、現在の様な一部の改善だけでなく、
せめて今週発表分で改善が確認されるまでは、
現時点では休むも相場、置き去りとなっても焦らず、
御縁が無かったと割り切り、慎重に構えておきましょう。

新興市場については、局地的な賑わいと大商いは続いているので、
決してムードが悪化しているわけではないのですが、
牽引する主役銘柄の継続性が乏しくなり、日替わり定食となりつつあり、
全体としても商いを伴った上昇と下落が日替わり定食なので、
息切れ感が色濃くなりつつあります。
新興企業の決算が本格化するのは10連休明け以降であり、
リスクオン・オフを決める海の向こうや国内主力大型株の現状は、
先に述べた通り、裏付けに乏しい心許ない株高が続いている上に、
今週は国内外共に裏付け確認となる決算ラッシュも迎え、
新興企業にも影響が大きい米ハイテク・IT決算も盛り沢山なので、
シンプルに商いを伴った下落が継続するまでという見方もアリですけど、
そろそろ慎重姿勢を強くして身構えておくのが無難でしょう。

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米税制改革と13-14日に期待しつつも・・・
こんにちはです。

先週は月初恒例の米経済指標テンコ盛りウィークを迎え、
週末の雇用統計を始め堅調な結果だったにも関わらず、
米株はダウが踏ん張っているものの、IT・ハイテク・半導体株が売られ、
SP500とナスダックは軟調、商いもそれなりに伴っているので、
結局は「先行き」懸念に繋がる貿易戦争が収束しない限り、
「足元」の景気と企業業績が堅調であろうとも「先行き」懸念は払拭されず、
米国・先進国の金融引締め姿勢についても、マクロ面・業績への負荷となり、
市場にとっても重石になるだけということです。

こういった背景を踏まえた現在の市場の構図としては、
先行き懸念となる貿易戦争が燻ったままでは、
金融引締め観測の高まる米金利上昇・ドル高もしくはいずれかとなれば、
米国を始め先進国の株式市場と原油・資源には重石となり、
中国、新興国(特に経常赤字国、反米国家、資源国)にとっては、
通貨安を始めとする資金流出症状が進行することになります。

そしてこれらの症状が加速する最悪の構図は、
米国を始め先進国の金利低下(債券買い)ドル安が、
ほどほどに留まる適温相場ではなく過度に進行すると共に、
世界的な株安(日本は円最強高、株安)というベタなリスクオフです。
(先週の木曜日にはこういった動きが垣間見えました。)

従って貿易戦争が収束もしくは収束観測が高まると共に、
「先行き」懸念が和らげば、「足元」の堅調なマクロ・業績も評価され、
金融引締めにも耐えられるということになり、
先進国は米金利上昇(日欧も)ドル高にも屈しない商いの伴った株高、
中国、新興国も先進国に引っ張られるとの解釈で資金流出も収まり、
原油を始め資源も世界的な需要の高まりで崩れない、
という健全な構図になることが理想です。

もしくは残念ながら貿易戦争の燻りが続くのであれば、
減税を含む大規模な財政政策を打ち出すか、
先進国の金融引締め姿勢を緩めるなり、
市場では米金利とドルをほどほどの水準に留める適温相場にならないと、
貿易戦争の影響は相殺できず、市場も落ち着かず、
症状の悪化次第ではリスクオフにも陥るということなので、
いくら足元のマクロ・企業業績が堅調(株価は割安)であろうとも、
株式市場の需給環境に過熱感が無くとも、
現時点での市場において蔓延している貿易戦争に対する織り込み済、
出尽くしという見方は、無理があると言わざるを得ないです。

ちなみに足元の需給環境を見ると、株式市場に過熱感はなく、
債券、為替、商品の投機筋のポジションについても、
円は大きな偏りがないものの、ユーロショートは今年最低水準、
ポンドショートは今年最高水準、原油ロングは高水準、
金を始め他の金属は売り越し状態が続いており、
肝心の米債券とドルは、米債券ショートが再び過去最高水準近辺、
ドルロングも今年最高水準なので、
需給面では米金利上昇、ドル高となる余地は少なく、
(米債の増発・乱発という面もありますけどね)
米金利低下・ドル安という適温相場になる余地が大きいとも言えますが、
先にも述べた通り、症状が悪化することになれば、
一気に巻き戻しが加速するリスクオフとなる余地も大きいと言えます。

以上が現在の貿易戦争等を巡る背景と市場の構図ですが、
週末時点ではトランプマンが対中関税のおかわりや対日関税を示唆したりと、
貿易戦争リスクが拡大している状況下で、
堅調な雇用統計が発表されたことで米利上げ観測が高まると共に、
米金利大幅上昇・ドル高となり、米株は踏ん張りも見られたものの、
商いもそれなりに伴った株安、IT・ハイテク・半導体売りも継続、
英株は商いの伴った続落、欧州株はマチマチながら商いも増加傾向、
日本株の週末は相変わらずの薄商いながら現物は下げて終えており、
シカゴ日経平均先物も横ばいで帰って来ているので、
先進国の週末は、貿易戦争リスクを抱えたまま、
米金利上昇・ドル高アレルギーも発症している動きです。

中国も我が国と同様、株式市場は薄商いですが、
上海株は再び2700割れ目前に迫っており、
足元では人民安だけでなく債券安(金利上昇)も加わるトリプル安なので、
トランプマンのおかわり対中関税を受けた週明けの動きが注目です。

他の新興国についても、週末はやや反発する動きは散見されたものの、
通貨安を始めとする資金流出症状は継続していると言えます。
原油、銅、金を始めとする金属も軟調なままです。

ということで今週については、
トランプマンのおかわり対中関税と対日関税を含む貿易戦争が、
収束するとは思いませんけど、収束観測が高まるのか、
それとも燻りが続くのか、激化するのかという貿易戦争動向が主役ですが、
恐らく激化するか燻りが続くでしょうから、
貿易戦争の影響を相殺できる減税を含む財政政策を打ち出すか、
米金融引締めを緩めるなりして適温相場を維持しないと、
市場としては、本格的なリスクオフも覚悟しつつ、
リスクオフにならずとも米金利上昇・ドル高アレルギー相場が続くので、
週明けは、引き続き慎重に構えておきましょう。

まさかの謎の織り込み・出尽くしとなった場合はゴメンナサイですが、
だとしても商いを伴ってTOPIXが日経に追いつくなり、
日経が商いを伴って200日線を超えて定着するなり、
23000円を超えない限り、焦る必要もないので、
いずれにせよ週明けは慎重に構えておきましょう。

ちなみに今週の重要イベントですが、
新月でもある明日は、我が国のGDP改定値と景気ウォッチャー調査、
自民党総裁選の所見発表演説会、中国は市場の動きとCPIとPPI、
米国では税制改革第二弾の議会提出、
911テロから17年目でありイスラム諸国の新年でもある11日は、
トランプ政権の暴露本発売、米3年債入札、
12日は我が国の法人企業景気予測調査、OPEC月報、
米国はベージュブック、米10年債入札、米予備選終了、
13日は我が国の機械受注とマンション発売、IEA市場月報、
トルコ中銀会合、英中銀会合、ECB理事会、
米消費者物価、クオールズFRB副議長の上院議会証言、米30年債入札、
14日は我が国はメジャーSQ、三連休前の週末、
中国経済統計、ユーロ圏貿易収支、米小売売上高、ミシガン大指数、
15日はリーマンショックから10年、
という感じなので、週明けの米税制改革と中国市場の動向も注目ですが、
今週のイベント的なヤマ場としては、13-14日と言えそうです。
ただし先に述べた通り、まずは貿易戦争次第でおます。
(我が国には地震と台風被害、不動産の不正騒動もあります)

新興市場については、週末まで3日続落しているものの、
商いは週前半までの上昇局面よりも減少しており、
売りゴリモードとは言えず、まだ一服の範疇と言えますので、
シンプルに商いの伴った下落が継続するまでは、
資金流入が継続していると判断すればいいのですが・・・
先にも述べた通り、海の向こうと国内主力大型株は、
貿易戦争等の激化でキナ臭くなっており、リスクオフモードとなれば、
業績の裏付けが乏しい新興市場はリスク資産売りの対象となり、
過度に売られれるのも相場の常ですから、
今週は貿易戦争動向、海の向こうや主力大型株の動向も横睨みし、
リスクオフとなれば即座に撤退する機敏さで構えておきましょう。

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備える週明け
こんばんはです。

なにやら日本株を売る理由が無いそうです(笑)

確かに随分とお気楽ムードが漂っているので、
売る理由があると思ってしまう私がおかしいのかも知れませんが、
細かい理由はともかく、そもそもトランプマンが大統領に就任して以来、
米株を始め株式市場の調整らしい調整と言えば、
今年の1月高値から現在までの4カ月弱だけであり、
通常?ならば年に1-2度ある暴落すらもなく突っ走っており、
本日を含む足元では、冒頭の理由なのか反発基調が続いているので、
このまま金利上昇アレルギーやリスクの再発や需給の巻き戻しもなく、
ほんまに中間選挙まで突っ走るなんてことになれば、驚くばかりです。

ましてや金利を抑えながら適温相場と称して中間選挙まで突っ走ると、
長い目ではしっぺ返しの大きいバブルになるとしか思えないので、
突っ走るのであれば、願望に近いですけど適温相場ではなく、
健全に金利上昇・ドル高・株高(原油はほどほど)
という金利上昇アレルギーを克服をしながら突っ走って頂きたいものですし
目先としても需給のガス抜きをしながら突っ走って頂きたいものです。

とにかく本日時点では売る理由が無いと言われながらも、
その割には商いもイマイチ膨らんでおらず、
主役の米国を始め海の向こうも先週末時点では同様なので、
足元の反発基調は、先物主導の買戻しに過ぎないと思いますが、
海の向こうも企業決算が一巡となり、我が国も明日で一巡となるので、
これを機に現物の商いも伴った反発基調が続くのであれば、
さすがに中間選挙まで突っ走るとは思えないですけど、
株式市場が需給的に過熱するか、米長期金利が3%を超えると共に、
株式市場が金利上昇アレルギーで悲鳴を上げた2月の水準まで戻るか、
もしくは貿易戦争や地政学リスク等が飛び出すまでは、
現在の反発基調が続く可能性が高くなります。

ただし昨日も書いた通り、今週は本日と明日の週前半に貿易戦争、
地政学リスク、業績、需給に直結するイベントが集中しているので、
あくまで本日と明日を経てからの話でおます。

ちなみに明後日の寄り前も含む週前半のイベントとしては・・・

 14日 OPEC月報、英独仏外相とイラン代表団が会談
    在イスラエル米大使館のエルサレム移転式典
    プーチン大統領よ天野IAEA事務局長が会談
    伊の連立計画が判明予定
    クリーブランド連銀総裁講演

 15日 新月、45日前ルール該当日、ラマダン入り
    国内企業決算一巡、厚労省が働き方改革データ誤用精査結果報告
    中国4月経済統計、独とユーロ圏の1-3月期GDとZEW指数
    英独仏・EU外相とイラン代表団が会談
    米4月小売売上高、米5月NY連銀製造業、米5月住宅市場指数
    米通商代表部の関税対象分野の公聴会
    米上院銀行委員会にてFRBの副議長と理事候補の指名承認公聴会
    サンフランシスコ連銀総裁講演

 16日 1-3月期GDP・速報値

といったところですから、売る理由と言うかきっかけはテンコ盛りであり、
これらのイベントが良からぬ結果にならなくとも、
需給的には特に米長期債売りと原油買いのポジはゴリラ状態であり、
債券と原油から始まる巻き戻しが起きる余地が大きいだけに、
(現在は米金利>米株配当利回りという債券妙味が高まっている)
冒頭で書いたノンストップで突っ走て来たことも含め
株を売る理由がないというのは、イマイチよくわからないです(笑)

中東で良からぬことが起きるのかどうかは誰にもわからないので、
警戒してもキリが無く、負うべきリスクとして、
起きてから対処するしかないのが現実ですが、
なにやらトランプマンは、米国への輸入車に20%の関税を課すことや、
米国生産車より厳しい排ガス規制を適用を提案したとも言われており、
ほんまに強行するならば、今期減益見通しの日本の車屋さん業界にとって
さらなる重石となるだけでなく、世界的な貿易戦争懸念も再燃するので、
明日の米通商代表部の公聴会も含め、
大まかなトランプマンの通商政策の概要が見えてくる6月までは
安心は出来ないとしか思えないのですが・・・、
最初だけジャイアンなトランプマンディールに過ぎず、
最終的にはのび太くんな柔軟姿勢になるとタカを括っているのか、
本日はトヨタも上げているのが現実です(笑)

ということなので、このまま突っ走ると見ている方は、
お任せしますとしか言えないですが、
個人的には売る理由があるとしか思えないですし、
今週のヤマ場イベントが集中している14-15日以降は、
需給の巻き戻しもしくはリスクオフによる債券買い・株売り、
となる可能性が高いと見ているので、
少なくとも明日までは慎重に構えておくのが無難でしょう。

新興市場はドイヒーな決算がある一方、意外と好決算も多いですが
新興企業の決算ピークは明日までなので、決算を終えた個別はともかく、
全体としては主力大型株と同様、明日までは慎重に構えておきましょう。

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長期金利上昇に慣れたとは言えないまま迎える今週
生まれ変わったら野性味溢れるゴリゴリの競技や格闘技ではなく、
王子様感のある競技をしようと4年周期で心に誓うゴリラ男・・・

改めましておはようございます。

昨日のフィギュアは圧巻でしたねぇ。
個人的には8度目の五輪出場を果たしたジャンプの葛西選手も、
ただただ敬服するばかりです。

さて、すっかり冬季五輪に夢中となっており、
市場の方はおろそかになりつつもありますが、
5日以降の市場では冬季五輪に負けじと投機五輪のような動きを繰り広げ、
まだ落ち着いたとも言えない状況ですから、
投機五輪をおろそかにせず、今週の見通しを占ってまいります。

まずはぞんな投機五輪騒動から週末時点までの状況を振り返ると・・・

震源地となった米国市場では、1月26日から変調はあったものの、
2日の雇用統計が堅調だったことで長期金利の上昇が加速し、
米株はすでに商いはイマイチながらも大幅安となっていたのですが、
ついに週明けの2月5日に米長期金利が2.85%まで上昇すると共に、
ドルの上昇も加わったことで米株が商いを伴って暴落し(原油安も)、
長期金利は反転し(長期金利低下(短期金利も)ドル安)、
いわゆるベタな債券買い・株売りのリスクオフとなり、
さらにドル高が継続し、VIX絡みの騒動が起きたことも、
米株の暴落に拍車を掛け、9日まで米株の暴落は続きましたが・・・

米株は9日の場中から切り返し、一昨日の週末時点においても、
薄商いながらも切り返しが継続しており(週末の米株はマチマチ)、
同時にVIX低下とドル安も継続しており(週末はVIX上昇、ドル高)
長期金利は6日から切り返しが継続しております(週末はやや低下)。

そんな9日から週末時点までの動きに対して、
米長期金利は週末時点で5日の水準を僅かに超えているのに
米株の反発が続いてまっせということで、市場では米長期金利上昇に対して
米株が慣れて来たとか、耐久力が付いて来たとの声もありますが、
ドルが2-5日の水準まで戻したこと、原油も戻していることが、
米長期金利上昇という重石を和らげているだけの状況です。

さらに今回の投機五輪騒動の水準目線で見ても、
米株(ダウ)は2月2日の高値から9日の安値まで約10.4%
1月26日の高値から9日の安値まで約12.3%下げているのに対し、
(原油は1月高値から約12.9%、2日から約11.2%)
米長期金利は5日から6日まで8.2%低下、
ドルは2日から約2.3%上昇した程度ですから、
米株と原油の戻す余地が大きいのは当然であり、
しかも米株は週末時点で2日高値から約76.4%戻し、
1月高値から約61.8%戻しを達成したに過ぎないので
(原油は2月高値から約半値戻し、1月高値から約38.2%戻し)
いくらなんでも米長期金利上昇に慣れて来たというのは無理があります。

もし無理があるのではなく、ほんまに慣れて来たのであれば、
米長期金利が今の水準で米株がせめて5日の水準に戻るなり、
ドル高になっても米株が崩れないことを確認しないことには(原油も)、
さすがに慣れて来たとは言えないです。

さらに馴れて来たと言われている背景には、
現在の米英が金融引締めに動き、欧州の金融政策も出口を窺い、
(我が国は先日のオペ減額をきっかけに出口論が囁かれている)
これら金融引き締めの裏付けとして、足元の物価がイマイチであろうとも、
足元のマクロ環境と企業業績が堅調であり、
トランプマンの税制改革とインフラ投資を始めとする政策効果によって、
先行きのマクロ環境と企業業績も堅調になるとの期待へと繋がるからこそ
物価の上昇期待にも繋がると言うことになるわけですから、
米長期金利上昇(英欧も)ドル高(円安)、米英欧日株高、原油堅調、
という一昨年末のような健全なグレートローテーションになるべきなので
週末時点までのドル安での米長期金利上昇、米株高という動き自体も
慣れて来たというには無理があります。

しかも週末時点までの動きを含めた現在の市場の動き(反応)を
株式市場目線で判断するのであれば・・・

震源地でもあり主役でもある米国の株式市場目線では、
重石となっているのは、米長期金利上昇、ドル高、原油安、
追い風となっているのは、米長期金利低下、ドル安、原油高、

親分米国の子分と言わざるを得ない我が国の株式市場目線では、
重石となっているのは、米株安、円高、国内長期金利上昇、
追い風となっているのは、米株高、円安、国内長期金利低下、

というのが現在の構図であり、現在の日米株式市場にとっては・・・

最も重石となる構図は、米長期金利上昇、ドル高(円最強高)、原油安
最も追い風となる構図は、米長期金利低下、ドル安(円最弱安)、原油高

という金融緩和時のような構図になっていること自体がおかしいので、
当然ながら長期金利上昇に慣れて来たとは言えない構図であり、
週末時点までの動きとしても、先に述べた繰り返しになりますが、
ドルが2-5日の水準まで戻したこと(ドル安)、原油も戻していることが
米長期金利上昇という重石を和らげ、
戻す余地の大きい米株が薄商いでリバウンドしているという状況です。
(週末時点の日本株も商いを伴わないリバウンドが続いております)

そして足元の需給環境を見ても、
13日時点ながら投機筋のポジションを見ると、
米長期債の売りポジ、ドルの売り越し状態、昨年来最高水準の円売りポジ
昨年来最高水準のユーロ買いポジ、過去最高水準の原油買いポジ、
これらは6日時点から大して変わっておらず、
日米の高水準な信用買い残は依然として高水準なので、
14ー16日までの間にガス抜きが進んでいたとしても、
まだまだガス抜きが不十分としか思えない状況です。

国内目線でも裁定買い残は約1.8兆円まで減少し、
鬼の様な高水準な空売り比率が継続していることでの買戻し圧力はあれど、
円売りポジは高水準なまま、先週まで続いていた外国人の鬼売りもあり、
立ち向かっている個人が投げるか(日米共に)、
外国人が買い越しに転じるまでは、巻き戻しが継続しているとか、
単に売り圧力が継続していると判断しておいた方がいいでしょうし、
足元の薄商いでのリバウンドの動きについても(日米欧共に)
単なる買戻しに過ぎないと見ておくのが妥当です。

以上の通り、需給的にはガス抜き(巻き戻し)余地は大きい状況であり、
足元のリバウンドについても薄商いでの買戻しの域を出ず、
動きとしてもドル安と原油高が米長期金利上昇の重石を和らげていることで
今回の騒動で最も大きく動いた株式市場が戻しているだけであり、
株式市場が米長期金利上昇に慣れたとは言えない動きです。

従って動きとしての理想は、米長期金利上昇、ドル高、米株高、原油高
日本は円安、株高となることですが、そこまでは望まなくとも、
現在のごまかしリバウンドであれ継続すると共に商いも伴えば、
理想的な本格反発へと繋がることもありますし、
昨年9月以降は金融政策を反映する短期債&2年債利回りが上昇する一方
物価を含むマクロ環境とリスクを反映する長期金利の低迷とドル安が続き、
それを先行き懸念の温度差相場と言わず、なぜか長期金利だけを見て、
適温相場だと称して株高と原油高が続いていたのも事実ですから、
現在のごまかしリバウンドに参戦するにしても、
米長期金利上昇とドル高が揃い踏み状態になるとか、
米長期金利だけが3%を超えるとか、
ドル高だけが加速するとかによって(円最強高となる可能性が高い)
米株主導で株式市場が悲鳴を上げる可能性が高いということを、
覚悟の上で参戦して下さい。

日本株としても現在の為替水準は、企業想定為替レートを割る水準であり
現在は円売りポジの巻き戻し余地も大きい需給環境なので、
企業決算発表が一巡したこともあり、
業績懸念が噴出する可能性が高いということは覚悟して参戦して下さい
(特に1ドル105円割れ)
新興市場も海の向こうや国内の主力大型株が落ち着くまでは、
資金の集中しているテーマ株や政策銘柄以外は慎重に動きましょう。

ちなみに今週の動くきっかけとなりそうなイベントとしては、
先週末の米SQ、45日前ルール該当日という需給の節目通過、
週明けの米国が休場で明日と明後日の日本時間は鬼の居ぬ間と言えますし
注目イベントを強いて挙げるならば21日以降に集中しているくらいなので
今週は先に述べた市場の動き等で判断して動けばいいでしょう。

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