こんばんはです。
メインイベントであるFOMCを今夜に控え、
足元の欧州株は薄商いながらもややお気楽、原油は堅調、
中国株は相変わらずの活況ぶりながら軟調ぶりが目立ちつつあり、
イマイチな商いの日米株、原油以外の商品、債券、為替は、
様子見&方向感に欠ける動きといった感じです。
FOMCに対する市場予想を見渡すと、
インフレ懸念は一時的なので金融緩和は継続(据置)、
市場の反応も無風通過との見方が大部分のようなので、
メインイベントと言っている私がズレているような気もしますが、
インフレ懸念は一時的&金融緩和の継続はともかくとしても、
市場の反応が無風通過ってのはホンマか?と思うばかりです。
先日も書いた通り、理想的(ベスト)なポジティブ反応としては、
米景気が堅調だからこその健全な物価上昇であり、
米景気も金融市場も金融引締めに耐えられるとの解釈が拡大し、
金融市場が金利上昇(債券安)とドル高に悲鳴を上げることなく、
原油高・商品高(仮想通貨高もかな)、商いを伴う株高、
という健全なリスクオンになることです。
不健全ながら現実的(ベター)なポジティブ反応としては、
米景気はまだまだ堅調とは言えず、
冒頭でも書いた通り、物価上昇も一時的に過ぎないので、
金融引締めを視野に入れるどころか金融緩和の継続(据置)となり、
金融市場も緩やかな金利低下もしくは安定、ドル安のまま安定、
インフレが加速しない程度の緩やかな原油高・商品高(仮想通貨高も)、
商いを伴う株高というカネ余りバブルモードとなることです。
(現在の金融市場の動き・基調としてはこれに相当します)
一方、ネガティブで最悪の反応としては、
インフレ懸念も含めた金融引き締め観測の台頭により、
金融市場も金利上昇(債券安)、ドル安、
原油安、商品安、商いを伴う株安、
という米トリプル安を含めた何でも売りを始め、
財政悪化懸念までがトッピングされたような動きになることです。
現実的なネガティブな反応としては、
インフレ&金融引締めざるを得ない懸念が台頭しようとも、
インフレ懸念は一時的で金融緩和継続になろうとも、
金利低下(債券高)、ドル高、原油安、商品安、商いを伴う株安、
というベタなリスクオフとなることです。
ちなみに前者の場合、一時的に金利上昇が加速しても、
最終的にはリスクオフになるということです。
足元で発表されている米経済指標(特に消費、雇用関連)を見ると、
昨夜発表された米生産者物価の堅調ぶりは気掛かりながら、
先日発表された米消費者物価、雇用指標、昨夜の米小売売上高は、
前年比では十分に堅調ではあるものの、前月比では鈍化しており、
ベース効果も鈍化していると言えるので、
インフレ懸念も一時的で金融引締めは早計、金融緩和を継続、
となる可能性は高いでしょうから、
先に述べた4通りの市場反応としても、
ベストや最悪の反応(動き)になる可能性は低く、
現実的なポジティブかネガティブな反応のどちらかになりそうであり、
出来ればポジティブなカネ余りバブルモードになればいいのですが、
現時点では緩和継続でも織り込み済みだと言われたり、
FOMCメンバーの政策金利見通しやパウエルFRB議長会見にて、
金融引締め観測がチラつく可能性は十分に有り得ますし、
シンプルに株価の水準等の市場目線で見ても、
ネガティブなリスクオフとなる余地の方が大きくは見えますけどね。
言ってもコロナ禍は収束したわけでもなく(国内の五輪懸念も含む)、
増税、GAFAMへの規制、米中対立といったリスクも燻ったままです。
以上はあくまで私の見方に過ぎず、
もはや今夜のFOMCを経た市場の反応を待つしかないのですが、
明日のスタンスを市場の動きで判断するならば・・・
先に述べた現実的なカネ余りバブルモードになるか、
可能性は極めて薄いながらもベストなリスクオンのいずれかとなり、
商いも伴っているならば、短期も長期もバリューもグロースも問わず、
小難しく考えずアホになって参戦すればいいでしょう。
相変わらずの薄商いが続くのであれば、
短期勝負だけに留めるのが無難ではありますが、
金利低下・安定、ドル安の安定が続いているならば、
グロース株を中心に短期以外での参戦もアリです。
当然ながら個人的に可能性が高いと見ているリスクオフならば、
まずは嵐が収束することが先決ですが、
(需給的にはかつての523ショック前のような過熱感はない)
調整が長引くと見て(早くとも8月頃)慎重に構えておきましょう。
もし・・・最悪の財政悪化懸念も含んだような動きとなれば、
どれほど長引くのか、深堀りするのかもわからないので、
リスクオフ以上に慎重に構えておきましょう。
新興市場のスタンスも以上と同様です。
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足元の欧州株は薄商いながらもややお気楽、原油は堅調、
中国株は相変わらずの活況ぶりながら軟調ぶりが目立ちつつあり、
イマイチな商いの日米株、原油以外の商品、債券、為替は、
様子見&方向感に欠ける動きといった感じです。
FOMCに対する市場予想を見渡すと、
インフレ懸念は一時的なので金融緩和は継続(据置)、
市場の反応も無風通過との見方が大部分のようなので、
メインイベントと言っている私がズレているような気もしますが、
インフレ懸念は一時的&金融緩和の継続はともかくとしても、
市場の反応が無風通過ってのはホンマか?と思うばかりです。
先日も書いた通り、理想的(ベスト)なポジティブ反応としては、
米景気が堅調だからこその健全な物価上昇であり、
米景気も金融市場も金融引締めに耐えられるとの解釈が拡大し、
金融市場が金利上昇(債券安)とドル高に悲鳴を上げることなく、
原油高・商品高(仮想通貨高もかな)、商いを伴う株高、
という健全なリスクオンになることです。
不健全ながら現実的(ベター)なポジティブ反応としては、
米景気はまだまだ堅調とは言えず、
冒頭でも書いた通り、物価上昇も一時的に過ぎないので、
金融引締めを視野に入れるどころか金融緩和の継続(据置)となり、
金融市場も緩やかな金利低下もしくは安定、ドル安のまま安定、
インフレが加速しない程度の緩やかな原油高・商品高(仮想通貨高も)、
商いを伴う株高というカネ余りバブルモードとなることです。
(現在の金融市場の動き・基調としてはこれに相当します)
一方、ネガティブで最悪の反応としては、
インフレ懸念も含めた金融引き締め観測の台頭により、
金融市場も金利上昇(債券安)、ドル安、
原油安、商品安、商いを伴う株安、
という米トリプル安を含めた何でも売りを始め、
財政悪化懸念までがトッピングされたような動きになることです。
現実的なネガティブな反応としては、
インフレ&金融引締めざるを得ない懸念が台頭しようとも、
インフレ懸念は一時的で金融緩和継続になろうとも、
金利低下(債券高)、ドル高、原油安、商品安、商いを伴う株安、
というベタなリスクオフとなることです。
ちなみに前者の場合、一時的に金利上昇が加速しても、
最終的にはリスクオフになるということです。
足元で発表されている米経済指標(特に消費、雇用関連)を見ると、
昨夜発表された米生産者物価の堅調ぶりは気掛かりながら、
先日発表された米消費者物価、雇用指標、昨夜の米小売売上高は、
前年比では十分に堅調ではあるものの、前月比では鈍化しており、
ベース効果も鈍化していると言えるので、
インフレ懸念も一時的で金融引締めは早計、金融緩和を継続、
となる可能性は高いでしょうから、
先に述べた4通りの市場反応としても、
ベストや最悪の反応(動き)になる可能性は低く、
現実的なポジティブかネガティブな反応のどちらかになりそうであり、
出来ればポジティブなカネ余りバブルモードになればいいのですが、
現時点では緩和継続でも織り込み済みだと言われたり、
FOMCメンバーの政策金利見通しやパウエルFRB議長会見にて、
金融引締め観測がチラつく可能性は十分に有り得ますし、
シンプルに株価の水準等の市場目線で見ても、
ネガティブなリスクオフとなる余地の方が大きくは見えますけどね。
言ってもコロナ禍は収束したわけでもなく(国内の五輪懸念も含む)、
増税、GAFAMへの規制、米中対立といったリスクも燻ったままです。
以上はあくまで私の見方に過ぎず、
もはや今夜のFOMCを経た市場の反応を待つしかないのですが、
明日のスタンスを市場の動きで判断するならば・・・
先に述べた現実的なカネ余りバブルモードになるか、
可能性は極めて薄いながらもベストなリスクオンのいずれかとなり、
商いも伴っているならば、短期も長期もバリューもグロースも問わず、
小難しく考えずアホになって参戦すればいいでしょう。
相変わらずの薄商いが続くのであれば、
短期勝負だけに留めるのが無難ではありますが、
金利低下・安定、ドル安の安定が続いているならば、
グロース株を中心に短期以外での参戦もアリです。
当然ながら個人的に可能性が高いと見ているリスクオフならば、
まずは嵐が収束することが先決ですが、
(需給的にはかつての523ショック前のような過熱感はない)
調整が長引くと見て(早くとも8月頃)慎重に構えておきましょう。
もし・・・最悪の財政悪化懸念も含んだような動きとなれば、
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こんにちはです。
先週の土曜日は緊急事態宣言前の駆け込みとは言いませんが、
少しだけ電車に乗り、とある神社の藤棚を見に行って来ました。
もしかしたら人が多いのかと思っていたら、
満開じゃないからなのか、自粛しているのか、単に穴場なのか、
地元住民らしき人が通り掛かりに参拝しているくらいだったので、
ゆっくりと静かに鑑賞することが出来ました。


それにしても藤の花あるあると言いますか、
大群とも言えるクマンバチが花の蜜を吸っており、
かなりの大きさの重低音な羽音が響き渡ってましたが、
クマンバチは迫力のあるフォルムとは逆に大人しい蜂なので、
顔を近づけて至近距離で見ても怖さはなく、
むしろ可愛げすらありますからね(まれにメスは刺すみたいですけど)
そして海に面した鳥居、ひん曲がったデッカイ松の木、
境内の花々を見ながら・・・





最後に参拝をするため手水舎に行くと、
一心不乱に水を飲むニャン吉が・・・

すぐ横で存在をアピールしながら待っていたのですが、
飲んだ後もその場で横になって居座っていたので、
「ちょっとごめんな」と声を掛けても居座るニャン吉・・・
目からビームを出して圧を掛けるゴリ吉・・・
視殺戦だけの膠着状態を打開するために、
先制攻撃で組み(撫で)に行くと、のそりと立ち上がり、
フン・・・と一瞥するようにふてぶてしく立ち去るニャン吉・・・
勝った・・・とどうでもいい勝負の勝ちに喜ぶゴリ吉・・・
てな感じの緊急事態宣言前の近場へのお出掛け写真でおました。
明日は大ヤマ場の渦中である市場を見ますが、
週末以降のGWは緊急事態宣言で遠出するわけにも行かないので、
近場で花の綺麗な季節を堪能して回ろうかな・・・
と脳みそ筋肉ゴリラには似合わない過ごし方をしようと思ってます。
年を重ねるごとに花が綺麗だと思うようになったことは、
つくづく不思議なもんだなと思うばかりです。
良い休日をお過ごしください。
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先週の土曜日は緊急事態宣言前の駆け込みとは言いませんが、
少しだけ電車に乗り、とある神社の藤棚を見に行って来ました。
もしかしたら人が多いのかと思っていたら、
満開じゃないからなのか、自粛しているのか、単に穴場なのか、
地元住民らしき人が通り掛かりに参拝しているくらいだったので、
ゆっくりと静かに鑑賞することが出来ました。


それにしても藤の花あるあると言いますか、
大群とも言えるクマンバチが花の蜜を吸っており、
かなりの大きさの重低音な羽音が響き渡ってましたが、
クマンバチは迫力のあるフォルムとは逆に大人しい蜂なので、
顔を近づけて至近距離で見ても怖さはなく、
むしろ可愛げすらありますからね(まれにメスは刺すみたいですけど)
そして海に面した鳥居、ひん曲がったデッカイ松の木、
境内の花々を見ながら・・・





最後に参拝をするため手水舎に行くと、
一心不乱に水を飲むニャン吉が・・・

すぐ横で存在をアピールしながら待っていたのですが、
飲んだ後もその場で横になって居座っていたので、
「ちょっとごめんな」と声を掛けても居座るニャン吉・・・
目からビームを出して圧を掛けるゴリ吉・・・
視殺戦だけの膠着状態を打開するために、
先制攻撃で組み(撫で)に行くと、のそりと立ち上がり、
フン・・・と一瞥するようにふてぶてしく立ち去るニャン吉・・・
勝った・・・とどうでもいい勝負の勝ちに喜ぶゴリ吉・・・
てな感じの緊急事態宣言前の近場へのお出掛け写真でおました。
明日は大ヤマ場の渦中である市場を見ますが、
週末以降のGWは緊急事態宣言で遠出するわけにも行かないので、
近場で花の綺麗な季節を堪能して回ろうかな・・・
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こんばんはです。
本日は日経平均がコロナ禍前水準超えとか、
年初来高値更新とかではなく、29年ぶりの高値なので、
月足チャートを見ると、今の水準を超えるとまさかの・・・
という気がしなくもないですが、
とにかく頭のネジを外して鼻と耳に差し込むか、
何やったらケツにもネジを差し込むくらいしないと割り切れず、
付き合いきれない相場ではあります(笑)
御存知の通り、現在の金融市場では、
世界的な大規模金融緩和によるマネーの供給が続くと共に、
負荷となる金利が低位で抑えられている限り、
悪材料(リスク)は無視というか御都合解釈されると共に、
株やリスク資産にマネーが流入するカネ余りバブルモード継続や!
との見方が蔓延しております。
しかも疑心暗鬼な薄商いでの株高ではなく、
かと言ってバイクラのようなゴリラ商いでの株高ではなく、
堅実な商いを伴った株高が足元で続いているのも現実なので、
いつハシゴが外れるてもおかしくないリスクはあろうとも、
頭のネジを外すして向き合うしかないとも言えます。
もちろん向き合わずに休むも相場という選択も自由ですけどね。
そしてハシゴが外れるのはいつなのかが気掛かりであり、
連日の様に書いている通り、市場を取り巻く環境はリスクが満載なので、
賞味期限の短いハシゴ(バブリー相場)だとは思いますけど、
昨夜のFOMCでは追加策は出なかったものの、
緩和姿勢の継続と何かあれば追加策も辞さない姿勢を維持しており、
それに対する市場も出尽くしとはならず、ほぼ無風通過だったので、
今夜の雇用統計も無風で通過することになれば、
次のハシゴ外しのきっかけとしては、継続している大統領選動向、
米財政協議動向、コロナの感染再拡大と経済活動再規制拡大の動向、
その影響が現れるかもしれない来月以降のマクロ指標、
それとも目先である中旬で一巡する国内外の企業決算、
需給イベントである来週13日の金曜日のSQ、再来週の米SQなのか、
恐らく大統領選とコロナが最も大きなきっかけにはなりそうですけど、
そうなるといつになるのかわからないので、
突発的なハシゴ外しを覚悟するしかないとも言えます。
それにしても国内の企業業績が3-4割減(欧州も)、米国は1割減、
国内外のマクロ指標は頭打ち・鈍化が散見されており、
それらの要因となったコロナの感染拡大と経済活動の規制は、
欧州を中心に再燃、米国でも感政拡大しつつあり、日本もジワリと拡大、
これらの国を含む北半球では冬への警戒感も燻っている状況なのに、
各国の追加財政政策は米国を始め難航中のまま出ておらず、
世界的な金融緩和だけが維持されている状況なのですが・・・
世界的に株価は高値圏、日経平均は29年ぶりの高値です(笑)
一方でTOPIXはコロナ前水準すら超えておらず、
円高も進行中です(現在は1ドル103円台前半です)。
ちなみに決算を発表したトヨタの想定為替レートは、
1ドル106 円、1ユーロ121 円です(上方修正も発表)
いやはや・・・恐るべしドーピング(金融緩和)効果と言えるのですが、
ラリッたまま身体(実体経済)が蝕まれている可能性も高いだけに、
大丈夫なのかと心配になるのはもちろんのこと、
賞味期限の短いバブルだと見ておくのが無難であり、
長くても年内一杯なのかなという感じです。
大統領選の決着は最長で年明け頃とも言われているのでね。
そう言えば、バイデンが勝ったとしても、
議会がネジレていれば大丈夫との見方もありますけど、
最も懸念される増税やGAFAMへの規制にはブレーキとなっても、
目先で欲している追加の米財政政策は難航する可能性が高く、
しかもトランプマンは敗色濃厚となればなるほど、
任期の1月中旬までは協議で妥協することはなく、
むしろ強硬姿勢となるでしょうからね・・・
しかしまぁFRBのドル刷り刷りではなく、
バイデン陣営の投票用紙刷り刷り疑惑ってホンマなのでしょうか(笑)
朝方に激おこ会見をしたトランプマンは、訴えまくるとも言ってましたが、
今のところは刷り刷り疑惑があろうともバイデンが優勢のようです。
(個人的にはトランプマンに勝って欲しいですけど・・・)
以上の通り、現在進行中のリスクが満載ではあるのですが、
金融市場は意外と本気感も窺える商いと共に、
カネ余りバブルモードが続いているので、
ハシゴが外れる賞味期限は短い可能性が高くとも、
頭のネジを外して向き合うしかないという状況です。
ということで週明けについては、現在の動きが継続せず、
商いを伴うリスクオフの動きにでもなってない限りは、
現在のネジ外しスタンスを継続しましょう。
新興市場も本日は商い減少での下落ですから、
商い増での下落が継続するまでは、
米金利上昇と米ハイテク株安とならないことを横睨みしつつ、
同様のスタンスを維持しましょう。
良い週末をお過ごしください。
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年初来高値更新とかではなく、29年ぶりの高値なので、
月足チャートを見ると、今の水準を超えるとまさかの・・・
という気がしなくもないですが、
とにかく頭のネジを外して鼻と耳に差し込むか、
何やったらケツにもネジを差し込むくらいしないと割り切れず、
付き合いきれない相場ではあります(笑)
御存知の通り、現在の金融市場では、
世界的な大規模金融緩和によるマネーの供給が続くと共に、
負荷となる金利が低位で抑えられている限り、
悪材料(リスク)は無視というか御都合解釈されると共に、
株やリスク資産にマネーが流入するカネ余りバブルモード継続や!
との見方が蔓延しております。
しかも疑心暗鬼な薄商いでの株高ではなく、
かと言ってバイクラのようなゴリラ商いでの株高ではなく、
堅実な商いを伴った株高が足元で続いているのも現実なので、
いつハシゴが外れるてもおかしくないリスクはあろうとも、
頭のネジを外すして向き合うしかないとも言えます。
もちろん向き合わずに休むも相場という選択も自由ですけどね。
そしてハシゴが外れるのはいつなのかが気掛かりであり、
連日の様に書いている通り、市場を取り巻く環境はリスクが満載なので、
賞味期限の短いハシゴ(バブリー相場)だとは思いますけど、
昨夜のFOMCでは追加策は出なかったものの、
緩和姿勢の継続と何かあれば追加策も辞さない姿勢を維持しており、
それに対する市場も出尽くしとはならず、ほぼ無風通過だったので、
今夜の雇用統計も無風で通過することになれば、
次のハシゴ外しのきっかけとしては、継続している大統領選動向、
米財政協議動向、コロナの感染再拡大と経済活動再規制拡大の動向、
その影響が現れるかもしれない来月以降のマクロ指標、
それとも目先である中旬で一巡する国内外の企業決算、
需給イベントである来週13日の金曜日のSQ、再来週の米SQなのか、
恐らく大統領選とコロナが最も大きなきっかけにはなりそうですけど、
そうなるといつになるのかわからないので、
突発的なハシゴ外しを覚悟するしかないとも言えます。
それにしても国内の企業業績が3-4割減(欧州も)、米国は1割減、
国内外のマクロ指標は頭打ち・鈍化が散見されており、
それらの要因となったコロナの感染拡大と経済活動の規制は、
欧州を中心に再燃、米国でも感政拡大しつつあり、日本もジワリと拡大、
これらの国を含む北半球では冬への警戒感も燻っている状況なのに、
各国の追加財政政策は米国を始め難航中のまま出ておらず、
世界的な金融緩和だけが維持されている状況なのですが・・・
世界的に株価は高値圏、日経平均は29年ぶりの高値です(笑)
一方でTOPIXはコロナ前水準すら超えておらず、
円高も進行中です(現在は1ドル103円台前半です)。
ちなみに決算を発表したトヨタの想定為替レートは、
1ドル106 円、1ユーロ121 円です(上方修正も発表)
いやはや・・・恐るべしドーピング(金融緩和)効果と言えるのですが、
ラリッたまま身体(実体経済)が蝕まれている可能性も高いだけに、
大丈夫なのかと心配になるのはもちろんのこと、
賞味期限の短いバブルだと見ておくのが無難であり、
長くても年内一杯なのかなという感じです。
大統領選の決着は最長で年明け頃とも言われているのでね。
そう言えば、バイデンが勝ったとしても、
議会がネジレていれば大丈夫との見方もありますけど、
最も懸念される増税やGAFAMへの規制にはブレーキとなっても、
目先で欲している追加の米財政政策は難航する可能性が高く、
しかもトランプマンは敗色濃厚となればなるほど、
任期の1月中旬までは協議で妥協することはなく、
むしろ強硬姿勢となるでしょうからね・・・
しかしまぁFRBのドル刷り刷りではなく、
バイデン陣営の投票用紙刷り刷り疑惑ってホンマなのでしょうか(笑)
朝方に激おこ会見をしたトランプマンは、訴えまくるとも言ってましたが、
今のところは刷り刷り疑惑があろうともバイデンが優勢のようです。
(個人的にはトランプマンに勝って欲しいですけど・・・)
以上の通り、現在進行中のリスクが満載ではあるのですが、
金融市場は意外と本気感も窺える商いと共に、
カネ余りバブルモードが続いているので、
ハシゴが外れる賞味期限は短い可能性が高くとも、
頭のネジを外して向き合うしかないという状況です。
ということで週明けについては、現在の動きが継続せず、
商いを伴うリスクオフの動きにでもなってない限りは、
現在のネジ外しスタンスを継続しましょう。
新興市場も本日は商い減少での下落ですから、
商い増での下落が継続するまでは、
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こんばんはです。
バイデンはヤバイデン、売デンではなくBUYデン?
ほぼ言いたかっただけであり、恐らくBUYデンではなく、
追加の米財政政策協議を巡るトランプマンのちゃぶ台返し返しが、
好感されている(口実にされている)だけだとは思うのですが・・・
ただし本日の副大統領候補者討論会を受けた世論調査では、
ペンスおじさんよりもカマラ・ハリスが優勢との結果になっており、
(マスコミ主導の世論調査は怪しいですけどね)
同時にバイデンじいさんと民主党の支持率が上がっているのであれば、
ほんまにBUYデンなのかもしれませんが、
討論会でのバイデンじいさんとカマラ・ハリスの政策を聞く限り、
市場にとってはヤバイデンとしか思えず、
日本にとってもヤバイとは言わないまでもよろしくは無さそうですからね。
それにしてもカマラ・ハリスはバイデン以上に左色が強く、
左色の強いヒラリーと言うかヒダリー・クリントンのようなので、
もしバイデンじいさんが高齢で後を継ぐなんてことになれば、
米国はどうなってしまうのか・・・
中国との融和姿勢すらも見せていたので、日本にとっては心配です。
そもそも民主党の方が中国には強硬だとも言われてましたが、
バイデンとカマラを見る限り、そうには見えないです。
一部では世界が左傾化していくとの見方もあるだけに、
米国が左傾化してしまうと、日本でも良からぬ政党が政権を・・・
だけに1年以内に行われる解散総選挙にも影響が出るかもしれないので、
米大統領選はトランプマンの勝利が好ましいとは思うのですが・・・
さてさて、世界が左傾化するのかどうかは置いといて、
昨夜の海の向こうは、債券安・金利上昇、ドル小幅安・円最弱安、
原油小幅続伸、銅続伸、資源は概ね上昇、金小幅反落、HY債反発、
株高、VIX低下とリスクオンの動きとなっており、
本日の日本時間でもリスクオンの動きが続き、日本株高となっております。
しかしながら国内外共に株式市場は薄商いでの上昇なので、
おっかなびっくり感は漂っており(新興市場だけはゴリラ商いで上昇)、
債券安によって長期金利も8月水準まで迫っているので、
未だコロナ禍の実体経済には重石になると思うのですが、
8月水準程度の金利上昇までならば重石ではないとか、
インフレ率やFRBのインフレ容認姿勢を加味すれば、
米長期金利はひとまず2%までは大丈夫と言えなくもないので、
現在の動きはシンプルな債券売り・株買いのリスクオンなのかも・・・
もしほんまに米財政政策協議が合意すれば、
実体経済には追い風となり、金利上昇への耐久力も増すことになり、
さらにマクロ指標等で実体経済の回復基調が確認されたり、
コロナ感染の収束と共に経済活動のギアも上がれば、
さらに耐久力は増すとも言えますけど、
現状ではこれらが確認出来ず、早計だからこその薄商いと言えます。
(世界的には感染再拡大と経済活動再規制の動きも散見される)
ちなみに先進国の中でマクロ指標の低調ぶりが際立っていた我が国ですが、
本日発表された9月景気ウォッチャー調査は、
未だ50割れながら大きく回復していたので、
住宅指標以外では久し振りに堅調な国内マクロ指標でおました。
以上の通り、我が国の新興市場以外は、
腰の据わった本気のリスクオンではなく動きだけのリスクオンであり、
日替わり定食なギッコンバッタンになってもおかしくはないです。
市場を取り巻く環境も大丈夫なのかもハッキリしないカオス状態なので、
動きだけのリスクオンに乗るのも躊躇われます。
かと言って大統領選までと割り切って乗っていいものなのかも微妙であり、
明日のSQ、米国は債券と為替が三連休前の週末なので(米SQは来週)、
週跨ぎすらも安心出来ない状況ではあります。
(来週から米企業決算も本格化、明日の引け後は注目の安川電の決算も)
ということで、明日のスタンスとしては、基本的には変わりませんけど、
ドル安・円最弱安、程良い債券安・金利上昇、
原油高、資源高、金は崩れず、商い増での株高、VIX低下、
という本気感のあるリスクオンに変わるか、
低金利安定(債券安定)のカネ余りバブルモードにでもならない限り、
明日は週末なので、週跨ぎ以上の短期勝負、腰を据えての新たな参戦は、
控えておくのが無難であり、大統領選までと割り切って乗るにしても、
週明け以降からにしておきましょう。
新興市場については、マザが今年2番目のゴリラ商いでの上昇となり、
牽引役であるBASEの引け前の動きからも、バイクラじゃないのか?
との見方もありますが、足元では上昇局面で商い増、下落局面で商い減、
という買いゴリラモードが続いているので(循環物色も継続)、
現在の新興市場にとって最も追い風となっている商いが大きく減少するか、
シンプルに商いを伴う下落に転じるまでは、
バイクラ感や国内外のカオスな状況は置いといて参戦するのはアリです。
ただし国内外の市場と取り巻く環境がカオスなのは事実なので
急変して鉄槌を喰らう覚悟だけは忘れずに。
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バイデンはヤバイデン、売デンではなくBUYデン?
ほぼ言いたかっただけであり、恐らくBUYデンではなく、
追加の米財政政策協議を巡るトランプマンのちゃぶ台返し返しが、
好感されている(口実にされている)だけだとは思うのですが・・・
ただし本日の副大統領候補者討論会を受けた世論調査では、
ペンスおじさんよりもカマラ・ハリスが優勢との結果になっており、
(マスコミ主導の世論調査は怪しいですけどね)
同時にバイデンじいさんと民主党の支持率が上がっているのであれば、
ほんまにBUYデンなのかもしれませんが、
討論会でのバイデンじいさんとカマラ・ハリスの政策を聞く限り、
市場にとってはヤバイデンとしか思えず、
日本にとってもヤバイとは言わないまでもよろしくは無さそうですからね。
それにしてもカマラ・ハリスはバイデン以上に左色が強く、
左色の強いヒラリーと言うかヒダリー・クリントンのようなので、
もしバイデンじいさんが高齢で後を継ぐなんてことになれば、
米国はどうなってしまうのか・・・
中国との融和姿勢すらも見せていたので、日本にとっては心配です。
そもそも民主党の方が中国には強硬だとも言われてましたが、
バイデンとカマラを見る限り、そうには見えないです。
一部では世界が左傾化していくとの見方もあるだけに、
米国が左傾化してしまうと、日本でも良からぬ政党が政権を・・・
だけに1年以内に行われる解散総選挙にも影響が出るかもしれないので、
米大統領選はトランプマンの勝利が好ましいとは思うのですが・・・
さてさて、世界が左傾化するのかどうかは置いといて、
昨夜の海の向こうは、債券安・金利上昇、ドル小幅安・円最弱安、
原油小幅続伸、銅続伸、資源は概ね上昇、金小幅反落、HY債反発、
株高、VIX低下とリスクオンの動きとなっており、
本日の日本時間でもリスクオンの動きが続き、日本株高となっております。
しかしながら国内外共に株式市場は薄商いでの上昇なので、
おっかなびっくり感は漂っており(新興市場だけはゴリラ商いで上昇)、
債券安によって長期金利も8月水準まで迫っているので、
未だコロナ禍の実体経済には重石になると思うのですが、
8月水準程度の金利上昇までならば重石ではないとか、
インフレ率やFRBのインフレ容認姿勢を加味すれば、
米長期金利はひとまず2%までは大丈夫と言えなくもないので、
現在の動きはシンプルな債券売り・株買いのリスクオンなのかも・・・
もしほんまに米財政政策協議が合意すれば、
実体経済には追い風となり、金利上昇への耐久力も増すことになり、
さらにマクロ指標等で実体経済の回復基調が確認されたり、
コロナ感染の収束と共に経済活動のギアも上がれば、
さらに耐久力は増すとも言えますけど、
現状ではこれらが確認出来ず、早計だからこその薄商いと言えます。
(世界的には感染再拡大と経済活動再規制の動きも散見される)
ちなみに先進国の中でマクロ指標の低調ぶりが際立っていた我が国ですが、
本日発表された9月景気ウォッチャー調査は、
未だ50割れながら大きく回復していたので、
住宅指標以外では久し振りに堅調な国内マクロ指標でおました。
以上の通り、我が国の新興市場以外は、
腰の据わった本気のリスクオンではなく動きだけのリスクオンであり、
日替わり定食なギッコンバッタンになってもおかしくはないです。
市場を取り巻く環境も大丈夫なのかもハッキリしないカオス状態なので、
動きだけのリスクオンに乗るのも躊躇われます。
かと言って大統領選までと割り切って乗っていいものなのかも微妙であり、
明日のSQ、米国は債券と為替が三連休前の週末なので(米SQは来週)、
週跨ぎすらも安心出来ない状況ではあります。
(来週から米企業決算も本格化、明日の引け後は注目の安川電の決算も)
ということで、明日のスタンスとしては、基本的には変わりませんけど、
ドル安・円最弱安、程良い債券安・金利上昇、
原油高、資源高、金は崩れず、商い増での株高、VIX低下、
という本気感のあるリスクオンに変わるか、
低金利安定(債券安定)のカネ余りバブルモードにでもならない限り、
明日は週末なので、週跨ぎ以上の短期勝負、腰を据えての新たな参戦は、
控えておくのが無難であり、大統領選までと割り切って乗るにしても、
週明け以降からにしておきましょう。
新興市場については、マザが今年2番目のゴリラ商いでの上昇となり、
牽引役であるBASEの引け前の動きからも、バイクラじゃないのか?
との見方もありますが、足元では上昇局面で商い増、下落局面で商い減、
という買いゴリラモードが続いているので(循環物色も継続)、
現在の新興市場にとって最も追い風となっている商いが大きく減少するか、
シンプルに商いを伴う下落に転じるまでは、
バイクラ感や国内外のカオスな状況は置いといて参戦するのはアリです。
ただし国内外の市場と取り巻く環境がカオスなのは事実なので
急変して鉄槌を喰らう覚悟だけは忘れずに。
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こんばんはです。
今夜ジャクソンホールを控え、国内外共に株式市場は、
8月にバンジージャンプで飛び降りて以降の高値圏となっております。
米英欧株は上旬の1発目の飛び降りた際に商いも伴っていたので、
8月5-6日がセリクラだったと言えなくもないのですが、
14-15日には商いを伴わずに安値を割っており、
現在はバンジージャンプ後の高値更新ではなく高値圏に過ぎず、
しかも薄商いですから、セリクラとか2番底だったと言うには微妙です。
日本株については14-15日ではなく6日が直近安値ですが、
その際も商いは2.8兆円程度、その後は激薄商いでの高値圏ですから、
米英欧株以上にセリクラ感とか2番底感が乏しいです。
中国株と原油も日本株と似たような動きであり、
銅は動き自体が似ているものの、年初来安値圏で低迷したまま、
為替市場もドル、円、人民元、新興国通貨は日本株に近い動きであり、
ユーロとポンドは米英欧株に近い動きなので、
これまたセリクラ感とか2番底感が乏しいです。
安全資産でもあり、金融政策の影響が大きい債券(金利)については、
動き自体は米英欧株と似た動きではありますが、
いかんせん水準的にはバブルと化しているにも関わらず、
需給的な過熱感が無いだけに、セリクラ感とか2番底感と言うよりも、
米FRB等の金融政策次第なのかとも言えます。
(同じく安全資産の金は動き自体は同じながら需給的にも過熱している)
そんな市場を取り巻く環境としては、
貿易戦争や政治等のリスクは特盛で燻ったまま、
足元の実体経済は日中英欧の鈍化が顕在化、
米国はまだら模様ながら景気の先行指標の鈍化が顕在化しており、
(昨夜の米製造業PMIはついに50割れ)
これらを支えることにもなる各国の金融政策は、
大まかに言えば米利下げを始め世界的な緩和姿勢ではありますが、
債券市場が十分に織り込んでしまっているだけに、
果たして効果はあるのか・・・という不透明感が漂っており
各国の財政政策も米欧中は減税観測があるものの不透明なまま、
我が国はドMな消費税増税を控えている状況です・・・
以上の通り、財政政策への淡い期待以外は、
市場を取り巻く環境は悪材料や不透明感ばかりであり、
市場の投機的な需給環境もガスが抜けているので、
陰の極とか悪材料出尽くしとか景気の底打ちと言ったり、
セリクラとか2番底と言えなくもないのですが・・・
景気の重石となる貿易戦争は出尽くしどころかさらに激化しそうであり、
金融政策は債券市場が織り込んでいるにもかかわらず、
米利下げ動向を始め不透明感が漂っているので、
やはりセリクラとか2番底を打ったというのは早計であり、
バンジージャンプの揺れの最中に過ぎないと見ておきましょう。
そして動くきっかけになるのが、今夜のジャクソンホールなのか、
G7サミットや来週末の対中関税第4弾発動や中旬のFOMCなのか、
それともマクロ指標や決算、いつもの如くトランプマンのボヤキなのか、
どれがきっかけになるのかわかりまへんけど、
商いも伴う明確な動きとなるまでは、焦る必要もないでしょう。
そういえば今夜はジャクソンホールの前に崖の上のポニョもあるので、
くれぐれも崖の上から飛び降りてジャクソンフリーホール・・・
ジャクソン掘ーる・・・失礼しました。
良い週末をお過ごしください。
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今夜ジャクソンホールを控え、国内外共に株式市場は、
8月にバンジージャンプで飛び降りて以降の高値圏となっております。
米英欧株は上旬の1発目の飛び降りた際に商いも伴っていたので、
8月5-6日がセリクラだったと言えなくもないのですが、
14-15日には商いを伴わずに安値を割っており、
現在はバンジージャンプ後の高値更新ではなく高値圏に過ぎず、
しかも薄商いですから、セリクラとか2番底だったと言うには微妙です。
日本株については14-15日ではなく6日が直近安値ですが、
その際も商いは2.8兆円程度、その後は激薄商いでの高値圏ですから、
米英欧株以上にセリクラ感とか2番底感が乏しいです。
中国株と原油も日本株と似たような動きであり、
銅は動き自体が似ているものの、年初来安値圏で低迷したまま、
為替市場もドル、円、人民元、新興国通貨は日本株に近い動きであり、
ユーロとポンドは米英欧株に近い動きなので、
これまたセリクラ感とか2番底感が乏しいです。
安全資産でもあり、金融政策の影響が大きい債券(金利)については、
動き自体は米英欧株と似た動きではありますが、
いかんせん水準的にはバブルと化しているにも関わらず、
需給的な過熱感が無いだけに、セリクラ感とか2番底感と言うよりも、
米FRB等の金融政策次第なのかとも言えます。
(同じく安全資産の金は動き自体は同じながら需給的にも過熱している)
そんな市場を取り巻く環境としては、
貿易戦争や政治等のリスクは特盛で燻ったまま、
足元の実体経済は日中英欧の鈍化が顕在化、
米国はまだら模様ながら景気の先行指標の鈍化が顕在化しており、
(昨夜の米製造業PMIはついに50割れ)
これらを支えることにもなる各国の金融政策は、
大まかに言えば米利下げを始め世界的な緩和姿勢ではありますが、
債券市場が十分に織り込んでしまっているだけに、
果たして効果はあるのか・・・という不透明感が漂っており
各国の財政政策も米欧中は減税観測があるものの不透明なまま、
我が国はドMな消費税増税を控えている状況です・・・
以上の通り、財政政策への淡い期待以外は、
市場を取り巻く環境は悪材料や不透明感ばかりであり、
市場の投機的な需給環境もガスが抜けているので、
陰の極とか悪材料出尽くしとか景気の底打ちと言ったり、
セリクラとか2番底と言えなくもないのですが・・・
景気の重石となる貿易戦争は出尽くしどころかさらに激化しそうであり、
金融政策は債券市場が織り込んでいるにもかかわらず、
米利下げ動向を始め不透明感が漂っているので、
やはりセリクラとか2番底を打ったというのは早計であり、
バンジージャンプの揺れの最中に過ぎないと見ておきましょう。
そして動くきっかけになるのが、今夜のジャクソンホールなのか、
G7サミットや来週末の対中関税第4弾発動や中旬のFOMCなのか、
それともマクロ指標や決算、いつもの如くトランプマンのボヤキなのか、
どれがきっかけになるのかわかりまへんけど、
商いも伴う明確な動きとなるまでは、焦る必要もないでしょう。
そういえば今夜はジャクソンホールの前に崖の上のポニョもあるので、
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