fc2ブログ
不沈艦日記
マーケット展望などなど。
大賑わいのサンバ祭と閑散場
こんばんはです。

本日は監禁エレベーターとなっていたサンバイオの扉が開くと同時に、
脱兎のごとく半ケツ・半チチ・半裸・半殺し状態のサンバ隊が
カズダンスを踊りながら飛び出し、
それに群がる新たなカチ込み隊も加わり、
もはや海外もへったくれもない別世界な狂乱の宴が開催され、
引けまで止むことのないサンバのリズムが刻まれる一日でおました。

そんな狂乱の宴となったマザーズの売買代金は2047億円にまで膨らみ、
メルカリ上場の18年6月19日(2914億円)以来の大商いでしたが、
全市場トップとなったサンバイオの売買代金(1374億円)を除いても、
他の銘柄を売買せざるを得ない事情があるにせよ商いはそれなりであり、
マザ先と現物の乖離も通常運転時に戻っているので、
明日以降、追証売りを含むサンバイオの影響は軽微なのか?
(信用買い残も鬼盛りですけどねw)
とも思えるくらいに意外と旺盛な新興市場でおました。

最近は個人投資家も行動が早いせいか、単に昔よりも達者なのか、
露骨な追証売りが年々影を潜めつつあるので、
(追証発生件数に変わりはないようですけど)
全体への影響は、寄りさえすれば終わりなのかも知れないですけどね。

とにかく新興市場は、別世界な騒ぎのサンバイオを除き、
商いを伴った上昇に転じるようであれば、素直に参戦すればいいですが、
7日以降から新興企業決算も本格化するので、
参戦するにしても決算を終えた銘柄、変則決算の銘柄を中心にしましょう。
そして新興企業の決算が低調な結果になると共に、
海の向こうと国内主力大型株がリスクオフとなれば、
新興市場はリスク資産の最たるものとして過度に売られるのは、
相場の常なので、新興市場以外にも目を向けておくのは忘れず。

さて別世界な騒ぎとなった新興市場は置いといて、本日の日本株ですが、
意外と堅調だった米企業決算とは違い、国内決算が冴えないせいなのか、
それとも米金融政策が鈍化姿勢に転じたことで、
長期的な円高懸念による更なる肝心の来期業績懸念が台頭しているのか、
(個人的にはドル安・円最弱安になる可能性が高いと見てますけどね)
まさかインチキ経済統計によりマクロ面での信頼がさらに剥げ落ちたのか、
とにかく昨夜は米国株高・円安だったにも関わらず、
本日の日本株はマチマチのほぼ横ばいで終えております・・・

ただしまたしても薄商いとなっているので、
本気の売りでは無いとも言えますし、
(TIPIXと中小型が買われていること自体はええ傾向)
昨夜の米国株も堅調ながら本気買いとは言えない激薄商いですから、
我が国だけの薄商いではありませんが(英・欧も)、
国内独自の要因でなかたっとしても、
先週のテンコ盛りな答え合わせウィークにて、
景気の先行きに影響する米中貿易戦争懸念は収束とは言えずとも、
一時的には和らいでおり、景気と市場の重石となる米金融政策は、
景気にもやさしい鈍化姿勢へと転じたことで、
市場にやさしい金利低下・ドル安という適温が続きそうなので、
政治リスクはともかく、マクロ・ミクロの悪材料に対しては、
織り込み済み・出尽くし等の御都合解釈となりやすい環境だけに、
我が国だけでなく海の向こうも薄商いというのは、
一体、何を待っているのか・・・
シンプルに景気・業績の先行き懸念があるからこそ、
米金融引締め姿勢が鈍化したに過ぎないので、
ポジティブ解釈な適温ではなくネガティブ解釈な低温と見ているのか・・・

おそらく週初からの米金利上昇・ドル高によって
FOMC前の水準を超えたことは、適温ではないとも言えるので、
足元な急ピッチな上昇とも相まって(本日は新月でもあります)、
二の足を踏んでいるだけの可能性が高いとは思いますが、
もし何かを待っているのだとしたら、企業決算の一巡までの答え合わせ、
さらなるマクロ指標の答え合わせ、貿易戦争の行く末、
目先では日本時間で明日の11時からのトランプマンの一般教書演説、
明日のパウエルおじさんの講演とFRB副議長の講演、
今夜からの米債入札3連発、マクロ指標では今夜のISM非製造業、
明日の米貿易収支といったところと言えます。
(明日の我が国はトヨタとハゲバンコの決算もあります)

以上の通り、温度上昇が米債入札を控えてのことであったり、
薄商いについても、温度上昇と足元の急ピッチな上昇に加え、
目先のイベントを待ってのことならばいいのですが、
現時点においては、何を待っているのか、何を警戒しているのか、
イマイチハッキリしない不気味さがあります・・・

なにやらトランプマンとパウエルおじさんが、
パワーランチならぬパワハラランチをしたそうなので、
まさかのトランプファイヤーの通達でもない限り、
双方が適温相場を続けることの意思確認だったのでしょうから、
(一般教書演説後も株高を維持したいとの確認とも)
再び適温相場による株高が続くと見ているので、
引き続き、決算を終えた銘柄、取り組み妙味のある銘柄を中心に、
打診程度の腰を据えた参戦はアリですけど、
気の短い取引については、シンプルに商いの伴う上昇となるまでは、
慎重に動くのが無難ではあります。

新興市場については冒頭で書いた通りです。

お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。


スポンサーサイト




コメント

 管理者にだけ表示を許可する

よしべえ | URL | 2019-02-05-Tue 19:25 [編集]
いつも楽しく読んでます。サンバイオ祭参加しようかと思ってたら
既に寄ってて下降中だったのでやめました。みてるだけでも面白いですね。
よしべえさんへ
マーケット番長 | URL | 2019-02-05-Tue 22:44 [編集]
> いつも楽しく読んでます。サンバイオ祭参加しようかと思ってたら
> 既に寄ってて下降中だったのでやめました。みてるだけでも面白いですね。

ありがとうございます。
これだけの騒ぎなので、記憶と感覚を刻むために
本日は少しだけサンバカーニバルに参加してみましたw
T-factoryさんへ
マーケット番長 | URL | 2019-02-06-Wed 07:48 [編集]
> 3年前のようなアキュセラ・インクを彷彿とさせる下落ですね
> 明日、安くなれば参戦したいと思います(^.^)

お久しぶりです。
アキュセラよりもっと大きな影響が出るかと思ったら、
意外と平和な感じもありますね。
今日は病院なので参戦どころか観戦すらできないので残念ですw


トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2023 不沈艦日記. all rights reserved.